脂肪肝とは?
内臓脂肪を効率よく燃焼させます
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CRH(副腎皮質ホルモン放出ホルモン)を放出して
脳下垂体へストレス刺激を伝えます
下垂体はACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を分泌して
これを受け取った副腎皮質はコルチゾールなどの副腎皮質ホルモンを
血中に放出します
また、視床下部が受けた刺激は自律神経を通じて副腎髄質にも伝えられ
ここからアドレナリンなどが分泌されることによって
心拍数や血圧が上がり、胃腸の働きが抑えられるなどの反応も起こります
これは生体が、自律神経系、内分泌系、免疫系を総動員させて
身体のホメオスターシスとを保とうとするためですが
有効な対処ができなければ、精神のバランスや身体のホメオスターシス機能が破たんし
ストレス病を発症します
〈血液の主な検査〉
血液検査で得られたデータのうちのある一つの値から診断を行うことは感染症を除いては無く
必ずその他の検査と併せて診断をしていきます。
・単位について
IU:体の中にある酵素を表す単位で
ある体積の中にどれだけの重さがある(g グラム)が重要なのではなく
どれだけの働きがあるかを見る必要があるため、特殊な単位になっています
酵素は熱や光に弱いという特徴があり、これらで変性してしまった酵素は元には戻りません。
酵素の働きとしては、体内で起こっている反応の手助けをする役割があり
食べ物が自然に分解されるのには長い時間がかかりますが
体内では消化酵素によって2~3時間で分解することができます。
マイクロメートル:100万分の1メートル
ナノメートル:10億分の1メートル
血液は液体だけでなく、個体も多く含まれています。
採血の時には、容器に血液が固まらないように抗凝固剤が入っています。
もし抗凝固剤が入っていないと血液はあっという間に固まってしまいます。
血液を遠心分離にかけると、液体成分である血漿と細胞成分である白血球
赤血球、血小板に分かれます。
・血球算定:血液1平方ミリメートルあたりの赤血球数、白血球数、血小板数を数えます。
赤血球の役割は、体の隅々まで酸素を届けることですが、細胞の中でも寿命が短く
約120日と言われています。その数が少なかったり
どんどん壊されてしまう状態になると貧血という診断になります。
また、高地にいる人では、酸素が少ないために赤血球が
過剰に増えてしまう多血症といった状態もあります。
白血球は、細菌やウィルスを排除する免疫において重要な役割を持っています。
低値では感染症にかかりやすくなります。
血小板は、出血した際に損傷部位を塞ぐための栓としての役割を持っていますが
過剰になってしまうと血管が詰まりやすくなります。
基準値
白血球:男性3900~9800個/μℓ、女性3500~9100個/μℓ
赤血球:男性427~570万個/μℓ、女性376~500万個/μℓ
血小板:12~35万/μℓ
・ヘモグロビン、ヘマトクリット:血液中のヘモグロビンの量
ヘマトクリットでは一定量の血液中に含まれる赤血球の割合を調べます
貧血の有無や貧血の種類を診断する手がかりになります。
基準値:男性39.8~51.8%、女性33.4~44.9%
・血液像:白血球の5つの分画ごと
好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の増減数を調べます。
増加している場合は、結核など、減少している場合は敗血症や白血病が疑われます。
基準値
好中球:42~73%
好酸球:0~6%
好塩基球:0~2%
単球:0~8%
リンパ球:18~59%
・赤沈(血沈):抗凝固剤を入れた血液中の赤血球が、管の中で沈降する速度を調べます。
病気があると、数値が高くなります。言い換えると血液の粘性を調べて、ドロドロがサラサラかを診ます。
・MCV、MCH、MCHC:赤血球の色素の量の平均値、色素の濃度の平均値を診ます
〈生化学の主な検査〉
‐糖尿病‐
・血糖:血液中のブドウ糖の量を調べます。空腹時血糖検査とブドウ糖負荷検査があり
ブドウ糖負荷試験は、糖尿病をより詳しく診断でき、治療方針を決める上でも欠かせません。
空腹時血糖検査では、糖尿病の人の血糖値が平均的に高いことが分かるため
スクリーニング検査として有効で、この検査で高値であれば、ブドウ糖負荷試験を行います。
・尿糖:本来糖は尿中に出ることはありませんが、血糖値が一定限度を超えると
尿中に漏れ出てきます。この場合はかなり進行した状態を示しています。
・糖化ヘモグロビン:ヘモグロビンとブドウ糖が結合したもので
この数値は血糖コントロールの目安になります。糖尿病になると
ヘモグロビンの中でも特にヘモグロビンA1cが増加します。糖尿病は遺伝的な要因も多いため
親戚に糖尿病の人がいれば、注意してみていく必要があります。赤血球の寿命は120日であり
その間のヘモグロビンの状態を知ることができるので、食生活などが反映されます。
正常値:4.3~5.8%以下
‐肝機能‐
・総ビリルビン:胆汁色素のビリルビンには、腎臓を通過可能な直接ビリルビンと
通過不可能で尿中に排泄されない間接ビリルビンとがあります。
これを合わせたものが総ビリルビンです。
胆石、肝炎などにより、血清中に1dlあたり3.0㎎以上増加すると黄疸を起こします。
肝臓は非常に大きな臓器で、女性でも1㎏以上の重さがあります。
さらに高い再生能力を持っており、半分近く障害されても休養によって再生すると言われています。
・GOT(AST):肝細胞中に含まれる酵素。肝細胞に限らず、全ての細胞は生きており
生命活動を維持するために血液からエネルギーを取り入れています。肝細胞が破壊されたり
肝細胞膜の浸透性が高まると、血液中に流出して増加します。高値で慢性肝炎
アルコール性肝炎、肝硬変などの肝障害が疑われます。心筋にも含まれ
心筋梗塞を診断する指標でもあります。
・GPT(ALT):主に肝細胞中に含まれている酵素で、急性肝炎、慢性肝炎
肝硬変などの診断に役立ちます。GPTはストレスでも上がりやすく
海外旅行に行って魚介類などを食べた際にA型肝炎にかかった時には
特に黄疸が出るということもなく、多少疲労を感じる程度で、この時に血液検査を行うと
一時的に高値になることがありますが、通常であれば放っておけば治ってしまいます。
・LDH(乳酸脱水素酵素):主に心臓、腎臓、肝臓、肺、血液細胞、骨格筋などに含まれます。
肝疾患であれば、GOT、GPT、ALPなどの検査と共に診断に用いられます。
また、心筋梗塞、肺疾患、白血病、悪性貧血、肝炎、悪性腫瘍の時に増加します。
・ALP:肝臓で作られ、胆汁中に出される酵素。胆石、胆管の疾患
悪性腫瘍の肝転移や肝ガンの時に数値の上昇がみられます。他に骨疾患でも上昇します。
・γ―GTP:肝硬変や薬の副作用で発症する薬剤性肝障害の発見に役立ちます。
常習飲酒者とそうでない人とでは明らかな差が出ます。
・ZTT:ZTTは、主に血清中のγグロブリン量を反映しています。
慢性肝炎、肝硬変、結核、リウマチ、膠原病などの慢性炎症性疾患や
骨髄腫などの診断に役立ちます。
・タンパク分画:アルブミン、グロブリン比(A/G比)を表します。
肝硬変、栄養失調、慢性伝染病などの診断に役立ちます。
・コリンエステラーゼ:肝臓で生成され、血液中に分泌される酵素で
神経伝達物質であるアセチルコリンを分解する役割があります。
アセチルコリンは分解されないと、筋肉などが興奮したまま戻らなくなってしまうため
非常に危険な状態になります。
肝細胞が障害されると値が低下します。GOTやGPTなどの検査結果が良好であっても
コリンエステラーゼが減少している場合、詳しい検査が必要になります。
‐腎機能‐
・尿素窒素(BUN):タンパク質が体内で分解された後の老廃物で、腎臓から尿に排出されます。
腎機能が障害されると、血液中のBUNが増加し、尿中のBUNは減少します。
・クレアチニン:BUNと同様、腎臓から尿に排泄されるよう廃物の一つで
腎機能を知るための指標になります。
‐脂質代謝‐
・総コレステロール:体内に様々な形で存在するコレステロールの総計値で
動脈硬化や狭心症、心筋梗塞発症の危険度などの指標になります。
誰でも加齢とともに動脈硬化は進んでいくため、その参考となるものです。
しかし、実際にどれだけ動脈硬化が進んでいるかということは血液検査では知ることができません。
正確な状態を知るためには、体の中に器具を入れたり
微弱な電流を流したりするといった手間のかかる検査が必要となります。
・LDLコレステロール:悪玉コレステロールとも呼ばれ、血管に沈着して
動脈硬化を発生、悪化させます
正常値:70~139mg/dl
・HDLコレステロール:善玉コレステロールとも呼ばれ
体内の末梢で酸化して害をなすコレステロールを取り除き、動脈硬化などを防ぐ働きがあります。
正常値:男性40~86mg/dl、女性40~96mg/dl
・中性脂肪(トリグリセライド):体内で主に生命を維持するためにエネルギー源として利用されますが
利用後の余分な中性脂肪は主に皮下組織に貯蔵され、皮下脂肪となります。
基準値:35~149mg/dl
‐その他‐
・アミラーゼ:でんぷんの消化酵素で、膵臓と唾液腺でつくられます。
いずれかの臓器に障害があると、高値になります。
・電解質検査:ミネラルのクロール(Cl)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)などの
血清中の量を測定し、栄養状態などを調べます。
この中で、ナトリウム、カリウム、クロールは、体内の水分の状態を診るために
非常に重要な項目となります。脱水や大量出血では、これらのバランスが崩れ
浸透圧によって細胞が潰れたり、破裂したりしてしまいます。
・甲状腺機能検査:甲状腺の機能をみるために、甲状腺ホルモンであるトリヨードサイロニン(T3)
サイロキシン(T4)の血中量を測定します。
・尿酸:タンパク質が分解、吸収された後に残る老廃物の一種で、腎臓で排泄量を調整し
血液中の数値を一定に保っています。腎機能の低下や
尿酸の元になるプリン体の摂取過剰で増加します。
‐腫瘍マーカーの主な項目‐
・CEA:胎児の消化器組織だけにみられるタンパク質の一種ですが
ガン細胞が増殖している組織内からも作り出されます。主に胃や大腸、膵臓など
消化器系ガンのマーカーとして用いられます。
・CA-19-9:胆嚢や胆管、特に膵ガンの有無をチェックするのに用いられます。
・PSA(前立腺特異抗原):前立腺から分泌される生体物質で
前立腺ガンのとき血清中の含有量が上昇します。
前立腺炎や前立腺肥大症などでも上昇することがあります。
・AFP:胎児に見られる血清タンパクの一種ですが、肝ガンの腫瘍マーカーとして用いられます。
肝炎や肝硬変でも数値は上昇します。
・CRP:体の組織に急性炎症や破壊が起こった時に、血液中に現れるタンパクです。
・ASLO:溶血性連鎖球菌が産生するSLO(ストレプトリジン10)に対する抗体をASLOと言います。
溶血性連鎖球菌に感染していると、高値になります。
・RF:関節リウマチなどでみられる自己抗体の一つで
関節リウマチでも陽性となりやすいですが(70~80%)、他の自己免疫疾患
慢性肝炎などでも陽性になることがあります。
リウマチが最も発生しやすいのは、30~40代の女性です。
最先端のリウマチの治療は、進行の早い早期のうちに強めの薬で炎症を抑え
徐々に薬の強さを減らしてくといった方法です。
このブログはエルクレストで講師をしてくださっている渡辺 肇子 先生のお話を元に作成しています
〈血液の主な検査〉
血液検査で得られたデータのうちのある一つの値から診断を行うことは感染症を除いては無く
必ずその他の検査と併せて診断をしていきます。
・単位について
IU:体の中にある酵素を表す単位で
ある体積の中にどれだけの重さがある(g グラム)が重要なのではなく
どれだけの働きがあるかを見る必要があるため、特殊な単位になっています
酵素は熱や光に弱いという特徴があり、これらで変性してしまった酵素は元には戻りません。
酵素の働きとしては、体内で起こっている反応の手助けをする役割があり
食べ物が自然に分解されるのには長い時間がかかりますが
体内では消化酵素によって2~3時間で分解することができます。
マイクロメートル:100万分の1メートル
ナノメートル:10億分の1メートル
血液は液体だけでなく、個体も多く含まれています。
採血の時には、容器に血液が固まらないように抗凝固剤が入っています。
もし抗凝固剤が入っていないと血液はあっという間に固まってしまいます。
血液を遠心分離にかけると、液体成分である血漿と細胞成分である白血球
赤血球、血小板に分かれます。
・血球算定:血液1平方ミリメートルあたりの赤血球数、白血球数、血小板数を数えます。
赤血球の役割は、体の隅々まで酸素を届けることですが、細胞の中でも寿命が短く
約120日と言われています。その数が少なかったり
どんどん壊されてしまう状態になると貧血という診断になります。
また、高地にいる人では、酸素が少ないために赤血球が
過剰に増えてしまう多血症といった状態もあります。
白血球は、細菌やウィルスを排除する免疫において重要な役割を持っています。
低値では感染症にかかりやすくなります。
血小板は、出血した際に損傷部位を塞ぐための栓としての役割を持っていますが
過剰になってしまうと血管が詰まりやすくなります。
・ヘモグロビン、ヘマトクリット:血液中のヘモグロビンの量
ヘマトクリットでは一定量の血液中に含まれる赤血球の割合を調べます
貧血の有無や貧血の種類を診断する手がかりになります。
・血液像:白血球の5つの分画ごと
好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の増減数を調べます。
増加している場合は、結核など、減少している場合は敗血症や白血病が疑われます。
・赤沈(血沈):抗凝固剤を入れた血液中の赤血球が、管の中で沈降する速度を調べます。
病気があると、数値が高くなります。言い換えると血液の粘性を調べて、ドロドロがサラサラかを診ます。
・MCV、MCH、MCHC:赤血球の色素の量の平均値、色素の濃度の平均値を診ます
〈生化学の主な検査〉
‐糖尿病‐
・血糖:血液中のブドウ糖の量を調べます。空腹時血糖検査とブドウ糖負荷検査があり
ブドウ糖負荷試験は、糖尿病をより詳しく診断でき、治療方針を決める上でも欠かせません。
空腹時血糖検査では、糖尿病の人の血糖値が平均的に高いことが分かるため
スクリーニング検査として有効で、この検査で高値であれば、ブドウ糖負荷試験を行います。
・尿糖:本来糖は尿中に出ることはありませんが、血糖値が一定限度を超えると
尿中に漏れ出てきます。この場合はかなり進行した状態を示しています。
・糖化ヘモグロビン:ヘモグロビンとブドウ糖が結合したもので
この数値は血糖コントロールの目安になります。糖尿病になると
ヘモグロビンの中でも特にヘモグロビンA1cが増加します。糖尿病は遺伝的な要因も多いため
親戚に糖尿病の人がいれば、注意してみていく必要があります。赤血球の寿命は120日であり
その間のヘモグロビンの状態を知ることができるので、食生活などが反映されます。
‐肝機能‐
・総ビリルビン:胆汁色素のビリルビンには、腎臓を通過可能な直接ビリルビンと
通過不可能で尿中に排泄されない間接ビリルビンとがあります。
これを合わせたものが総ビリルビンです。
胆石、肝炎などにより、血清中に1dlあたり3.0㎎以上増加すると黄疸を起こします。
肝臓は非常に大きな臓器で、女性でも1㎏以上の重さがあります。
さらに高い再生能力を持っており、半分近く障害されても休養によって再生すると言われています。
・GOT(AST):肝細胞中に含まれる酵素。肝細胞に限らず、全ての細胞は生きており
生命活動を維持するために血液からエネルギーを取り入れています。肝細胞が破壊されたり
肝細胞膜の浸透性が高まると、血液中に流出して増加します。高値で慢性肝炎
アルコール性肝炎、肝硬変などの肝障害が疑われます。心筋にも含まれ
心筋梗塞を診断する指標でもあります。
・GPT(ALT):主に肝細胞中に含まれている酵素で、急性肝炎、慢性肝炎
肝硬変などの診断に役立ちます。GPTはストレスでも上がりやすく
海外旅行に行って魚介類などを食べた際にA型肝炎にかかった時には
特に黄疸が出るということもなく、多少疲労を感じる程度で、この時に血液検査を行うと
一時的に高値になることがありますが、通常であれば放っておけば治ってしまいます。
・LDH(乳酸脱水素酵素):主に心臓、腎臓、肝臓、肺、血液細胞、骨格筋などに含まれます。
肝疾患であれば、GOT、GPT、ALPなどの検査と共に診断に用いられます。
また、心筋梗塞、肺疾患、白血病、悪性貧血、肝炎、悪性腫瘍の時に増加します。
・ALP:肝臓で作られ、胆汁中に出される酵素。胆石、胆管の疾患
悪性腫瘍の肝転移や肝ガンの時に数値の上昇がみられます。他に骨疾患でも上昇します。
・γ―GTP:肝硬変や薬の副作用で発症する薬剤性肝障害の発見に役立ちます。
常習飲酒者とそうでない人とでは明らかな差が出ます。
・ZTT:ZTTは、主に血清中のγグロブリン量を反映しています。
慢性肝炎、肝硬変、結核、リウマチ、膠原病などの慢性炎症性疾患や
骨髄腫などの診断に役立ちます。
・タンパク分画:アルブミン、グロブリン比(A/G比)を表します。
肝硬変、栄養失調、慢性伝染病などの診断に役立ちます。
・コリンエステラーゼ:肝臓で生成され、血液中に分泌される酵素で
神経伝達物質であるアセチルコリンを分解する役割があります。
アセチルコリンは分解されないと、筋肉などが興奮したまま戻らなくなってしまうため
非常に危険な状態になります。
肝細胞が障害されると値が低下します。GOTやGPTなどの検査結果が良好であっても
コリンエステラーゼが減少している場合、詳しい検査が必要になります。
‐腎機能‐
・尿素窒素(BUN):タンパク質が体内で分解された後の老廃物で、腎臓から尿に排出されます。
腎機能が障害されると、血液中のBUNが増加し、尿中のBUNは減少します。
・クレアチニン:BUNと同様、腎臓から尿に排泄されるよう廃物の一つで
腎機能を知るための指標になります。
‐脂質代謝‐
・総コレステロール:体内に様々な形で存在するコレステロールの総計値で
動脈硬化や狭心症、心筋梗塞発症の危険度などの指標になります。
誰でも加齢とともに動脈硬化は進んでいくため、その参考となるものです。
しかし、実際にどれだけ動脈硬化が進んでいるかということは血液検査では知ることができません。
正確な状態を知るためには、体の中に器具を入れたり
微弱な電流を流したりするといった手間のかかる検査が必要となります。
・LDLコレステロール:悪玉コレステロールとも呼ばれ、血管に沈着して
動脈硬化を発生、悪化させます
・HDLコレステロール:善玉コレステロールとも呼ばれ
体内の末梢で酸化して害をなすコレステロールを取り除き、動脈硬化などを防ぐ働きがあります。
・中性脂肪(トリグリセライド):体内で主に生命を維持するためにエネルギー源として利用されますが
利用後の余分な中性脂肪は主に皮下組織に貯蔵され、皮下脂肪となります。
‐その他‐
・アミラーゼ:でんぷんの消化酵素で、膵臓と唾液腺でつくられます。
いずれかの臓器に障害があると、高値になります。
・電解質検査:ミネラルのクロール(Cl)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)などの
血清中の量を測定し、栄養状態などを調べます。
この中で、ナトリウム、カリウム、クロールは、体内の水分の状態を診るために
非常に重要な項目となります。脱水や大量出血では、これらのバランスが崩れ
浸透圧によって細胞が潰れたり、破裂したりしてしまいます。
・甲状腺機能検査:甲状腺の機能をみるために、甲状腺ホルモンであるトリヨードサイロニン(T3)
サイロキシン(T4)の血中量を測定します。
・尿酸:タンパク質が分解、吸収された後に残る老廃物の一種で、腎臓で排泄量を調整し
血液中の数値を一定に保っています。腎機能の低下や
尿酸の元になるプリン体の摂取過剰で増加します。
‐腫瘍マーカーの主な項目‐
・CEA:胎児の消化器組織だけにみられるタンパク質の一種ですが
ガン細胞が増殖している組織内からも作り出されます。主に胃や大腸、膵臓など
消化器系ガンのマーカーとして用いられます。
・CA-19-9:胆嚢や胆管、特に膵ガンの有無をチェックするのに用いられます。
・PSA(前立腺特異抗原):前立腺から分泌される生体物質で
前立腺ガンのとき血清中の含有量が上昇します。
前立腺炎や前立腺肥大症などでも上昇することがあります。
・AFP:胎児に見られる血清タンパクの一種ですが、肝ガンの腫瘍マーカーとして用いられます。
肝炎や肝硬変でも数値は上昇します。
・CRP:体の組織に急性炎症や破壊が起こった時に、血液中に現れるタンパクです。
・ASLO:溶血性連鎖球菌が産生するSLO(ストレプトリジン10)に対する抗体をASLOと言います。
溶血性連鎖球菌に感染していると、高値になります。
・RF:関節リウマチなどでみられる自己抗体の一つで
関節リウマチでも陽性となりやすいですが(70~80%)、他の自己免疫疾患
慢性肝炎などでも陽性になることがあります。
リウマチが最も発生しやすいのは、30~40代の女性です。
最先端のリウマチの治療は、進行の早い早期のうちに強めの薬で炎症を抑え
徐々に薬の強さを減らしてくといった方法です。
このブログはエルクレストで講師をしてくださっている渡辺 肇子 先生のお話を元に作成しています
ロコモティブシンドロームとは運動器機能低下症候群と訳され
運動不足によって骨、筋肉が弱り、骨粗鬆症や変形性の関節症
骨折などを引き起こしやすくなる状態です
先ほどの項目に完全には当てはまらなくても
ちょっと怪しいいうような場合は、その予備軍なので若い方でも注意が必要です
そもそも人は、重力という負荷があるからこそ筋肉や骨などを維持することができるのですが
今のように便利な世の中は自分の脚で歩く機会を減らし
あえて恩恵である重力から逃げるかのようになっています
平成19年の国民生活基礎調査によると、要介護となってしまった人の原因ランキングでは
1位:脳卒中
2位:認知症
3位:老衰
4位:関節疾患
5位:骨折や転倒
となっており、病気だけでなく運動器の機能が重要であるということが分かります
重力の無い宇宙空間から帰ってきた宇宙飛行士たちは
筋肉や骨が弱り内臓の機能も低下していて、老化現象とほぼ同じ状態になります
パワープレートは体に高速の振動をかけることで、体にかかる重力を増すことができます!
しかも人体の構造と同じ3次元(前後、左右、上下)方向に振動が加わるため
関節に負担がかかりません!
また深層筋まで刺激できるため姿勢やバランス感覚も鍛えることができます
これらの効果が評価されてパワープレートはNASAでも導入されているのです!
長寿国の日本で少しでも多くの方がいつまでも自分の脚で歩けるように
この最新のトレーニングを生活の中に取り入れていってほしいと思います!
1935年に生物学雑誌で紹介したことがはじまりです
ストレスとは、物理学でスプリングの中に生じるゆがみを表現するのと同様に
生物体内に生じたゆがみの状態を表現する抽象的な言葉です
ストレスとは様々な刺激に対する生体内の全身的、局所的防衛反応(内分泌反応)
と定義できます
セリエのストレス理論では、脳の視床下部がストレスを感知すると
CRH(副腎皮質ホルモン放出ホルモン)を放出して
脳下垂体へストレス刺激を伝えます
下垂体はACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を分泌して
これを受け取った副腎皮質はコルチゾールなどの副腎皮質ホルモンを
血中に放出します
この結果、血糖の上昇や免疫機能を担っているNK(ナチュラルキラー)細胞の活性が
低下して免疫力が低下します
また視床下部が受けた刺激は自律神経を通じて副腎髄質にも伝えられ
ここからアドレナリンなどが分泌されることによって
心拍数や血圧が上がり、胃腸の働きが抑えられるなどの反応も起こります
パワープレートはトレーニングを行うだけで、ストレスホルモンであり、長期の分泌が
海馬を委縮させると言われるコルチゾールを減少させ
代わりに脊髄への痛みの抑制効果があるセロトニンやたんぱく質合成を高めると共に
成長ホルモンやテストステロン、インスリン様成長因子などが分泌されることが分かっています
体を引き締めるだけでなく、ストレスを発散し、免疫力を高めることができる
一石二鳥のマシンなのです
2010年の日本人の死因順位は、1位が悪性腫瘍、2位が心疾患
3位が脳血管疾患と、近年は血管系疾患が非常に多いことが分かります
このような疾患の大きな原因に、脂質異常症による動脈硬化があります
脂質にはコレステロールと中性脂肪という2種類があり
血中でそれらのバランスが崩れることによって
血管壁が障害されるのです
・脂質の種類
① コレステロール
コレステロールの値は食事から吸収したものが3分1で、残りは体内で合成されたものであるため、コレステロール値が高いからと言って全て食事が悪いという認識を持つのは誤りです
その他、遺伝的による家族性高コレステロール血症や、女性ホルモン(エストロゲン)はコレステロール代謝に関与するため、閉経後の女性はコレステロール値が高くなる傾
向があります
② 中性脂肪
中性脂肪はほぼ全て摂取したものでその値が決まります
そのため、必ず空腹時に採血する必要があります
中性脂肪はエネルギーとして消費されるもので
余ると脂肪細胞内に脂肪滴として蓄積され、皮下脂肪、内臓脂肪として付着します
特に内臓脂肪は肝硬変の大きな原因となる脂肪肝などの内臓疾患や
血栓の原因となり、血栓は脳梗塞、心筋梗塞を引き起こします
150㎎/dl以上になると異常とされています
・リポタンパク
コレステロール、ホルモン、中性脂肪は血液中を単独で移動することはできず
リポタンパクと結合することで全身に運ばれます
それらには以下の3種類があります
① LDL(Low Density Lipoprotein、低比重リポタンパク)
コレステロールを全身の細胞に届ける
② HDL(High Density Lipoprotein、高比重リポタンパク)
各細胞で余ったコレステロールを肝臓に戻す
③ カイロミクロン
中性脂肪を肝臓、体脂肪、心臓、骨格筋に運ぶ
HDLは一般に善玉コレステロール、LDLは悪玉コレステロールと言われますが
結合しているコレステロールは、全く同じ性質のもので
実際には悪玉のコレステロールというものは存在しません
LDLは140㎎/dl以上、 HDLは40mg/dl未満を異常とし
HDLに対してLDLは全身にコレステロールを運ぶため需要が多く
2.5倍のコレステロール積載量があります
そのため、この2つの比率(動脈硬化指数、AI値:Augmentaion Index)が2.5を超えると血液中にコレステロールが余り、沈着することで石灰化し、動脈硬化の原因となります
動脈硬化指数=(総コレステロールーHDLコレステロール)/HDLコレステロール
カイロミクロンは中性脂肪を運びますが、その粒子は大きく、中性脂肪を運んでいる時には血小板を自らに引き寄せ付着させる作用を持つため、血栓をつくりやすくなります
中性脂肪値がかなり高値になると、肝臓でレムナントリポタンパクという運び屋が新たにつくられ、コレステロールと結合します
このリポタンパクはカイロミクロンよりも血小板との親和性が高いことから、より血栓をつくりやすく、超悪玉コレステロールと呼ばれています
心血管系の疾患が疑われる主な症状あるいは徴候として、以下のようなものがあります
①休息時、軽活動時の息切れ
②虚血(血流障害)によると思われる胸や首、顎、腕
あるいはその他の部位における疼痛や不快感
③めまいや失神
④足首の浮腫
⑤動悸あるいは頻脈(1分間に100を超える心拍数)
⑥聴取される心雑音
⑦通常の活動での異常な疲労および息切れ
⑧50歳以前に、突然死または不測死した親族が2人以上いる家族歴がある
⑨50歳以前に、心臓病による障害を負った近親者がいる家族歴がある
このような血管系疾患を防ぐためには、正しい脂質の摂取が重要になります
HDLが増える要因:運動(脂肪が燃焼されアディポネクチンの作用による)、ビタミンE、オメガ3系の脂肪酸
HDLが減る要因:中性脂肪の増加(中性脂肪とHDLは負の相関関係)
LDLが増える要因:食事内容、調理方法、トランス脂肪(肝臓で悪玉が多くつくられる)など
LDLが減る要因:女性ホルモンなど
中性脂肪を上昇させる要因:アルコール、糖質の多いもの、調理の油、食材の油
・HDLと中性脂肪の値が分かっている時の簡易的なLDL値の求め方
中性脂肪の値からHDLの値を引き、そこから中性脂肪5分の1をかけた値を引くことで求められます
脂質にはコレステロールと中性脂肪という2種類があり混同されやすいですが
じつはこれらは全く別物です
・脂質の種類
① コレステロール
コレステロールの値は食事から吸収したものが3分1で、残りは体内で合成されたものであるため、コレステロール値が高いからと言って全て食事が悪いという認識を持つのは誤りです
その他、遺伝的による家族性高コレステロール血症や、女性ホルモン(エストロゲン)はコレステロール代謝に関与するため、閉経後の女性はコレステロール値が高くなる傾
向があります
② 中性脂肪
中性脂肪はほぼ全て摂取したものでその値が決まります
そのため、必ず空腹時に採血する必要があります
中性脂肪はエネルギーとして消費されるもので
余ると脂肪細胞内に脂肪滴として蓄積され、皮下脂肪、内臓脂肪として付着します
特に内臓脂肪は肝硬変の大きな原因となる脂肪肝などの内臓疾患や
血栓の原因となり、血栓は脳梗塞、心筋梗塞を引き起こします
150㎎/dl以上になると異常とされています
・リポタンパク
コレステロール、ホルモン、中性脂肪は血液中を単独で移動することはできず
リポタンパクと結合することで全身に運ばれます
それらには以下の3種類があります
① LDL(Low Density Lipoprotein、低比重リポタンパク)
コレステロールを全身の細胞に届ける。
② HDL(High Density Lipoprotein、高比重リポタンパク)
各細胞で余ったコレステロールを肝臓に戻す。
③ カイロミクロン
HDLは一般に善玉コレステロール、LDLは悪玉コレステロールと言われますが
結合しているコレステロールは、全く同じ性質のもので
実際には悪玉のコレステロールというものは存在しません
LDLは140㎎/dl以上、 HDLは40mg/dl未満を異常とし
HDLに対してLDLは全身にコレステロールを運ぶため需要が多く
2.5倍のコレステロール積載量があります
そのため、この2つの比率(動脈硬化指数、AI値:Augmentaion Index)が2.5を超えると血液中にコレステロールが余り、沈着することで石灰化し、動脈硬化の原因となります
動脈硬化指数=(総コレステロールーHDLコレステロール)/HDLコレステロール
カイロミクロンは中性脂肪を運びますが、その粒子は大きく、中性脂肪を運んでいる時には血小板を自らに引き寄せ付着させる作用を持つため、血栓をつくりやすくなります
中性脂肪値がかなり高値になると、肝臓でレムナントリポタンパクという運び屋が新たにつくられ、コレステロールと結合します
このリポタンパクはカイロミクロンよりも血小板との親和性が高いことから、より血栓をつくりやすく、超悪玉コレステロールと呼ばれています
HDLが増える要因:運動(脂肪が燃焼されアディポネクチンの作用による)、ビタミンE、オメガ3系の脂肪酸
HDLが減る要因:中性脂肪の増加(中性脂肪とHDLは負の相関関係)
LDLが増える要因:食事内容、調理方法、トランス脂肪(肝臓で悪玉が多くつくられる)など
LDLが減る要因:女性ホルモンなど
中性脂肪を上昇させる要因:アルコール、糖質の多いもの、調理の油、食材の油
・HDLと中性脂肪の値が分かっている時の簡易的なLDL値の求め方
中性脂肪の値からHDLの値を引き、そこから中性脂肪5分の1をかけた値を引くことで求められます
1997年に大阪府守口市市民センターの調査では、50歳以上の16461人を対象にした結果、男性はコレステロール値が低くなるほど、5年後の死亡率が高く、女性はコレステロール値が最も高いグループと最も低いグループで死亡率が高くなっていました
日本脂質学会が50000人を6年間調査したものでは、総死亡率が最も少なかったのは総コレステロールが200~270で、総コレステロールが高くても、低くても死亡率は高くなるが、低い方がより死亡率が高くなります
総コレステロール値が低くなるほど、ガン死亡者数は増え、総コレステロール値が160未満は270の5倍になるというデータも出ています
このように中性脂肪値が低すぎて問題となることはほとんどありませんが
コレステロール値が低すぎることは非常に危険なのです
悪玉コレステロールと呼ばれているLDLですが、
最近の研究では、LDL自体が血管に溜まるのではなく
LDLは酸化されて初めて、血管に溜まることが明らかになりました
つまり酸化LDLが悪玉ということです
この事実から、酸化を防ぐ抗酸化食の摂取や脂質を消費する運動が
重要ということになります
1935年に生物学雑誌で紹介したことがはじまりです
ストレスとは、物理学でスプリングの中に生じるゆがみを表現するのと同様に
生物体内に生じたゆがみの状態を表現する抽象的な言葉です
ストレスとは様々な刺激に対する生体内の全身的、局所的防衛反応(内分泌反応)
と定義できます
セリエのストレス理論では、脳の視床下部がストレスを感知すると
CRH(副腎皮質ホルモン放出ホルモン)を放出して
脳下垂体へストレス刺激を伝えます
下垂体はACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を分泌して
これを受け取った副腎皮質はコルチゾールなどの副腎皮質ホルモンを
血中に放出します
この結果、血糖の上昇や免疫機能を担っているNK(ナチュラルキラー)細胞の活性が
低下して免疫力が低下します
また視床下部が受けた刺激は自律神経を通じて副腎髄質にも伝えられ
ここからアドレナリンなどが分泌されることによって
心拍数や血圧が上がり、胃腸の働きが抑えられるなどの反応も起こります
パワープレートはトレーニングを行うだけで、ストレスホルモンであり、長期の分泌が
海馬を委縮させると言われるコルチゾールを減少させ
代わりに脊髄への痛みの抑制効果があるセロトニンやたんぱく質合成を高めると共に
成長ホルモンやテストステロン、インスリン様成長因子などが分泌されることが分かっています
体を引き締めるだけでなく、ストレスを発散し、免疫力を高めることができる
一石二鳥のマシンなのです
CRH(副腎皮質ホルモン放出ホルモン)を放出して
脳下垂体へストレス刺激を伝えます
下垂体はACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を分泌して
これを受け取った副腎皮質はコルチゾールなどの副腎皮質ホルモンを
血中に放出します
また、視床下部が受けた刺激は自律神経を通じて副腎髄質にも伝えられ
ここからアドレナリンなどが分泌されることによって
心拍数や血圧が上がり、胃腸の働きが抑えられるなどの反応も起こります
これは生体が、自律神経系、内分泌系、免疫系を総動員させて
身体のホメオスターシスとを保とうとするためですが
有効な対処ができなければ、精神のバランスや身体のホメオスターシス機能が破たんし
ストレス病を発症します