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五十肩について

五十肩について

五十肩は肩関節に起こる様々な病変によって生じる症候群で

関節を安定させている深層の筋肉群である腱板(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)

の変性によって中年期に罹患するものを言います

最大の症状は肩関節の運動制限です


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・疫学

少なくとも人工の2〜5%が罹患する

性別ではやや女性に多い

罹患側と利き腕との関係はない

年齢は40〜60歳代が大部分を占め、40歳未満、70歳以上では罹患率はかなり低くなる

両側罹患率は6〜34% で同一肩が再罹患することはほとんどない

糖尿病患者は健康な人の4〜6倍の罹患率

・臨床経路

五十肩には段階があり、それぞれの局面で痛み方や場所

運動制限が変わってくるのが特徴です

1.freezing phase強い疼痛を主徴候とする 

2.frozen phase拘縮が完成し、肩甲上腕の動きが減少する 

3. recovery phase拘縮が次第に改善する 

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1.freezing phase(2〜9ヶ月間)

肩周辺の痛み(三角筋付着部付近)が初発症状となります

疼痛は非常に強く、患部の腕は内転、内旋位に保たれ

患部を下にして寝れなくなり、夜間痛のため睡眠が妨げられます

圧痛部位は烏口突起や結節間溝に認めることがあり

関節可動域は各方向共著しく制限されます

2.frozen phase (4〜12ヶ月)

運動時の激痛、夜間痛は軽減し、それに対して症状の主役が拘縮に変わります

疼痛はfreezing phaseに比べると軽く

可動域の最終域に近づいた時に生じるterminal painが出現します

圧痛部位は次第に肩後方に移動する傾向があります

可動域は徐々に減少して、やがて一定になります

運動制限は全方向に及びますが、特に内旋、外旋、外転で著しくなります

3.recovery phase(6〜9ヶ月)

拘縮が徐々に改善し、疼痛や不快感も軽減してきます

・治療法

freezing phaseでは痛みを取ることがメインになります

安静のとりすぎは拘縮を助長します

基本的には積極的、強制的なROM訓練は行いません

運動療法、コッドマン体操

frozen phaseでは関節可動域の改善がメインになります

五十肩患者は100%下方関節包が拘縮を起こしています

この状態での挙上運動は、肩関節上部の関節腔が狭くなっているので

肩峰下impingement症候群が起こりやすくなります

固まらないようにとにかく肩を挙げるというのはあまり良い選択とは言えません

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パワープレートを使えば、このような状態を早期に回復させることが可能になります

拘縮を起こしている関節包が最も反応する周波数を用いて運動することで

リハビリの期間を大幅に短縮できます

私が担当させていただいた実際のお客様でも素晴らしい結果が出ています
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プロフィール

中込慶一
(ナカゴメケイイチ)
・出身地:東京都
・血液型:O型
・昭和61年4月7日
・日体柔整専門学校卒
・柔道整復師
・全国冷え症研究所に5年勤務ののち現在は、パワープレート東京にてインストラクターを務める
・特技:スポーツ全般 陸上
・趣味:音楽・バイクツーリング
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