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2014年12月

2014年12月

2015年に向けて

今年も私のパワープレートブログをご覧下さいましてどうもありがとうございました

そしてエルクレストパワープレートルームをご利用してくださった多くの方々

ありがとうございました!

今年は特にパワープレートの素晴らしい力を実感できた年でした

・多くの女性の悩みである冷え性の改善



・スポーツにおける驚異的なパフォーマンスアップ123


などなど多くの奇跡を見ることができました!


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そして今年の大晦日は、エルクレスト下北沢店の木村トレーナーと

来年のエルクレストパワープレート部門のためのミーティングを行いました!

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エルクレストがエステサロンである以上

美容の分野でのパワープレートのポテンシャルをいかに発揮するかが

非常に重要になります

5時間に及ぶ議論の末、私が得意とする神経筋骨格系へのアプローチと

木村トレーナーが得意とする食事、栄養面でのアプローチを組み合わせて

新しいものをつくっていく基盤ができました

そして「お客様に正しい健康への知識の提供と最適なトレーニングによって

最良の美容と健康を目指していくこと」を来年の目標としました!

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ぜひ来年のエルクレストパワープレートルームをご期待下さい!



リズム性運動とセロトニン

で消化管におけるセロトニンについてお話しましたので

今回は脳の中におけるセロトニンについてお話させていただきたいと思います

脳内のセロトニンは、体中にあるセロトニンのうちの約2%しかありませんが

私の身体の中で非常に重要な役割を持っています

〈脳内セロトニンの作用〉

・ノンレム睡眠の調節

下行抑制系による痛みの抑制

・精神安定作用

・体温調節

・姿勢の安定

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〈脳内セロトニンが不足すると起こりうる症状〉

・冷え性

・不眠、日中の眠気

・頭痛

・不良姿勢、身体のゆがみ

・鬱、不安

などがあります


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セロトニンを増やすにはいくつかの方法がありますが

一定のリズムを刻む運動が有効とされています

パワープレートは30~50Hzという規則正しい周波数の振動が

人体の受容器を刺激することで、脳に伝わり

セロトニンの分泌を促します


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セロトニンはをつくっているため

継続が重要です

規則正しい生活とパワープレートでセロトニンがしっかりと働くようにしましょう!


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セロトニンと胃腸のトラブル

・セロトニンとその機能(Wikipediaより引用)

「セロトニンは正式名称を5-ヒドロキシトリプタミンと言い

必須アミノ酸であるトリプトファンから5-ヒドロキシトリプトファンを経て

セロトニンとなります

人体には約10㎎存在し、そのうちの約90%が小腸粘膜、血小板に8%

脳内の中枢神経系に約2%存在しています

体内では主に小腸にある腸クロム親和性細胞、および腸クロム親和性細胞様細胞が産生し

腸の蠕動亢進に働くため

消化管のセロトニンが過剰に分泌されると下痢になり、分泌が少ないと便秘になります

消化管で生成されたセロトニンの一部は血小板中に取り込まれ、血液凝固

血管収縮、脳血管の収縮調節などに働きます」

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このようにセロトニンには、多くの働きがあります

下痢や便秘などの胃腸のトラブルを抱えている方の中には

セロトニンの問題が関わっているかもしれません


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消化管の蠕動運動は平滑筋と呼ばれる

意思とは関係なく働く筋肉によって引き起こされます

パワープレートの3次元振動は内蔵の平滑筋まで振動を伝え

正しい運動を誘導します

筋肉運動によって筋肉から熱がつくられ、消化酵素の機能も高まりますので

腸内環境の改善にも有効です

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次回は脳でつくられるセロトニンについてお話したいと思います

脳の機能とパワープレート -左脳-

以前のブログで右脳の機能についてお話しましたので

今回は、左脳の機能をご紹介したいと思います


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〈左脳の働き〉

・言語脳


言葉を読む、書く、理解する


・意識脳

意識して行動を起こす、意識して頭の中で考える、記憶する、自分自身に語りかける


・理論的脳


体系化、直線的

パターン認識

・考える脳

IQ

・知りたがり脳

・全体を細かく分断して分析

・手先の細かい作業

小さい筋肉のコントロール、ピアノなどの楽器演奏

・ポジティブイモーション


現代社会はほとんどの場合、時間に支配されていて

時間で区切ることでそれぞれを捉えて、処理していく場面が多く

左脳が優位に働いていることが多いと言われています

したがって休日に旅行に行ったり、違う環境に身を置くことは

普段あまり使えていない右脳を使って脳のバランスを取る上で非常に有効なのです

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パワープレートの3次元振動は、脳に様々な情報を伝えるためのセンサーである感覚受容器を

一秒間に30~50Hzという速さで刺激することにより

脳の働きを活性化させます


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パワープレートトレーニングを続けている方の

血液検査の値が大幅に改善しているというデータが多く出ている点からも

循環や免疫システムのコントロールしている脳に対して良い刺激が

伝わっているという証拠であると言えます


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断食と健康

・断食の効果

人間の三大本能(食欲、集団欲、性欲)で最も強いのが食欲

一生の間、ほぼ毎日食べ続けます

病気になっても、食べないと元気が出ないという説明で

少しでも食べさせようとします

本当にそれで良いのでしょうか?

食欲が落ちる場合、体が拒否しているとも言えるのです

元気な人には大食漢が多いと言いますが、大食漢が元気とは言えません

健康な時こそ勇気を出して、断食を試してみるのもいいかもしれません

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断食の効用として

1.体内の毒素排出、免疫力を高める役目

2.余分な脂肪を燃焼させ減らす役目(体重減)

3.集中力がつき、五感(内臓への意識)

4.人間としての食生活の反省ができる

5.食物がなくてもある程度生きられるという自信を得る

などがあります

断食をすると、食べ過ぎて処理しきれずに残っている老廃物を排泄させて

自然治癒力を増進させることができます

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期間の目安としては、健康断食で1週間、その他体調を崩している人は

舌苔(ぜったい)ができるまでが妥当です

断食後は、本当の意味での食餌療法ダイエットを心掛けて持続させていくことが必要です

しかし、我流には危険も伴うので注意が必要です

過剰摂取をやめるために、食事制限も代用できます

3週間以上平均25%減のカロリー制限、肉類、油ものを減らし

穀物、根菜類を含めた食事に切り替えるだけで

サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)のスイッチをオンにすることができると言います


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・漢方医学から学ぶ食物の選び方

漢方では、陰陽説に基づいた分類法があります

陰性食品(体を冷やす食べ物)は、陽性体質(暑がり)の人に良く

陽性食品(体を温める食べ物)は、陰性体質(寒がり)の人に良いと言われています

ただし、現代では暑い夏に冷房、冷えた飲食物という例外状況があることを忘れてはいけません

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陰陽食品は、健康維持、病気治療への参考になります

食べ物の組み合わせで中性となる例は、ウィスキー(陰性)とチーズ(陽性)があります

このようにすることで一方に偏らずに済みます

陽性食品の例(赤、黒、橙、黄色)

塩、梅干し、味噌、醤油、魚介類、根菜類(ごぼう、ニンジン、レンコン、山芋)

ネギ、玉ねぎ、ショウガ、ニラ、ニンニク、卵、チーズ、肉類、黒ビール、日本酒、焼酎、赤ワイン

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陰性食品の例(青、白、緑、藍色)

葉菜類(レタスなど)、豆腐、豆乳、もやし、スイカ、ウリ、牛乳、清涼飲料水、精白砂糖

菓子、ケーキ、果物(バナナ、パイナップル、マンゴー、トマト、キウイ、レモン、柿)

マヨネーズ、化学薬品、胡椒、カレー、唐辛子、コーヒー、ビール、ウィスキー、白ワイン

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間性(中性)食品の例(黄色~薄茶色)

玄米、黒パン、そば、あわ、ひえ、きび、大豆、納豆、小豆、かぼちゃ、サツマイモ

里芋、こんにゃく、ごま、りんご、いちご


等があります

現在の自分の体質を知り、体が求めている食物を摂るように心がけることで

動物が本能的に行っている本来の健康を取り戻すことができます

パワープレートによる運動習慣にぜひ加えて頂ければと思います


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脳の機能とパワープレート -右脳-

右脳と左脳という言葉は多くの方が耳にされたことがあると思いますが

今回はそれぞれの脳の発達と機能についてお話したいと思います


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左右の脳の発達には時間差があり、0~2歳までは右脳の発育が優位で

約2~3年おきに優位性が交代して、13歳までで大人と同じ大きさになります

自閉症の子供は右脳の活動が低く、左右の脳のコネクションが弱いとも言われています

大人であってもストレスや疲労などで片側の脳の機能低下が起こることがあります

それによって運動、行動、感情、社会性、学習能力などに問題が出てきます

脳の発育はボトムアップといって感覚受容器(体に備わっているセンサー)の刺激を受けることで

促進されます

脳の機能に影響を与えるものの例として

重力

触覚

関節受容体および筋肉受容体

三半規管

・視覚

・聴覚

・嗅覚

・味覚

・愛情

などがあります

脳の機能は、ボトムアップで入ってきた刺激を処理して(プロセシング)

それに対する反応、表現(トップダウン)を起こすことです

すなわち刺激がなければ脳の機能は低下していってしまうのです

左右の脳で働きが異なることは、多くの方がご存知だと思いますが

今回は右大脳半球(右脳)の機能について注目していきたいと思います

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〈右脳の働き

全体像を見る


姿勢保持筋のコントロール(大きな関節周囲の筋肉)


空間的脳

自分と人との関係、重力下でのバランス、空間の中での自分の位置感覚


ボディランゲージ

人の表情を読む


社交脳

人との関わり、自分と人との位置関係、人との共感


無意識脳

暗黙脳、無意識記憶


感覚脳

イモーショナルインテリジェンス(EQ)、表情を感じる脳、人の感情を読み取る

内蔵や身体全体の感覚能力、低周波の音=イモーショナルトーン

低周波の音を感じ取るのが得意で、言葉のトーンから感情を読み取る


回避脳、安全脳

何か嫌な予感がする、嫌な匂い、味などの感覚から

人やものを回避する判断


注目、集中、衝動の抑制


免疫システムのスイッチを切ることで過剰反応を抑制している可能性


新しいもの、場所、状況を好む

同じことの繰り返しを嫌う


心臓の拍動のコントロール


消化機能のコントロール


などがあります

脳のパターンは変えられないと思われていましたが

実際には脳はとても柔軟で、正しい刺激と栄養によって

物理的にも科学的にも変化すると言われています(Plasticity理論より)

脳スキャンの発達によって、脳の弱い部位への正しい刺激によって

新たにシナプスができ、発達を促すことができます


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人は重たい頭部を高い位置で支えて直立二足歩行をするために

高度なバランス、平衡感覚を身につけました

これは全身に備わっている感覚受容器(センサー)が

筋肉の張力や関節の角度を感じ取り、脳へと伝えることで

瞬時に処理されて適切な命令を出すことで、安定性を保っています

これらのセンサーは重力や運動がなければ、活動が大幅に減ってしまうので

座っている時間が長かったり、動くことが少なければ、筋肉量が低下するだけでなく

脳への刺激量も低下してしまいます

したがって脳の機能を100%発揮させるには、体に適切な重力の刺激や

筋肉や関節しっかりと運動させることが非常に重要になります

先ほど脳の機能に影響を与える因子のところでお話しましたものの中で

パワープレートは、重力、触覚、関節または筋肉受容体、三半規管などに

特に良い影響をもたらします


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これはパワープレート独自の3次元加速度振動によって、人工的に重力を増大させ

人体の受容器を活性化させることで、可能になっているのです



美容のためのユーストレス

ストレスを最初に定義したハンス・セリエは

ストレスの原因となる環境のストレッサーが一過性ならばいいものの 

それが長期にわたると、体に備わった適応反応の能力が使い尽くされてしまうと考え 

そのプロセスを3つの時期に区分しました 

警告期 

抵抗期 

疲廃期 

さらに、この現象は全身だけでなく局所にも生じることを説明し 

前者を全身適応症候群、後者を局所適応症候群と名付けました 

また適応症候群の3つの時期に一致した変化として 

副腎皮質の肥大、胸線にリンパの委縮、胃の内壁、心筋の点状出血を

 「ストレスの顔」と表現しました


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例えばカラオケで初めて人前で歌う時には緊張しますが 

慣れた人とではストレス発散になります 


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ストレッサーが人体に良い影響を与えるか、悪い影響を与えるかは 

個人の受け止め方や性格、体調、経験などに左右されるため 

これらを意識することでストレスとうまく付き合うことができます 

セリエは目的達成感や感謝、祈りなど

身体に良い影響を及ぼすストレスがあることも強調しており

それらをユーストレス(eustress) その逆をディストレス(distress)と呼んでいます

ストレッサーの①にある重力も身体のゆがみが少ない姿勢であれば

筋や骨格に対して、良いストレス(ユーストレス)を与え

身体をより強いものにしてくれます



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これは宇宙飛行士たちの身体が重力の無い世界で過ごした後では

身体のあらゆる機能が低下し老化と同じような変化をもたらすことからも明らかです

パワープレートはこの重力に着目し、アクセラレーショントレーニングによって

身体に3次元の刺激を与えることによって、重力を増加させます

無重力空間で老化が進むのであれば、重力負荷をかけることで

アンチエイジングが可能であるとも言えるのです


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パワープレートは私たちが元来持っている受容器を活性化することによって

神経伝達を高め、筋肉量、骨密度などを上昇させます

NASAも、このパワープレートを導入して宇宙飛行士たちの訓練に使用しているという点も

効果の高さを物語っています

ぜひ身体にパワープレートでユーストレスを与えて、美しい体をつくりましょう!

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パワープレートと他の振動マシンとの違い

振動を用いたマシンが多く出回っている中で、パワープレートは運動のパフォーマンスアップ

リハビリテーション美容など多くの分野で認められ

NASAを始め、多くの医療機関やプロのスポーツチームなどに導入されています


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それは山ほどある他の振動マシンとは決定的に一線を画している部分があるためです

それは大きく分けて3つあり

3次元振動

適切な振動数と振幅

それぞれの用途に応じて1Hzごとの細かい設定ができる

といったことが挙げられます

今回はその中で最も重要な3次元振動についてお話します

これはパワープレートの特許技術で、振動の方向が単に1方向に揺れるのではなく

前後、左右、上下の3方向に振動するということを表します


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これは3次元の立体構造である人体に最も適した刺激を与えるために考案されたもので

多くの筋力トレーニングの問題であった関節への負荷を最小限にすると共に

多方向からの刺激が神経系を活性化させ、反射能力の向上を可能にしました


3方向の振動の割合は上下が70%、左右が20%、前後が10%となっており

特に重要である上下の振動は、重力と同方向であることから

アクセラレーションによって重力負荷を高めることをできます

前後左右の振動はあえて不安定な環境をつくり

それに対する姿勢調整の受容器を刺激することによって

バランス能力を高めることにも役立っています


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ですから、パワープレートに乗る際にどの向きで乗るかによって

刺激の加わり方が変化し、バランストレーニングの強度を高めることもできます

難易度が低い順から並べると

①パワープレートに対して横向きに立つ状態

②パワープレートに対して正面に立つ状態

③パワープレートに対して斜めに立つ状態

となります

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このように3次元振動は、人体への負担を最小限にすると共に

トレーニングのバリエーションを大幅に増やすことができる

パワープレートの大きな特徴なのです

神経細胞、シナプスとその伝達について

神経細胞は、たくさんの突起を持つ細胞で

そのうちの長い突起は軸索と呼ばれ、別の細胞と接続しています

その他の突起は樹状突起と呼ばれています

軸索が他の神経細胞と接続する部分をシナプスといい

通常、1個の神経細胞に5000から10000このシナプスがあります

つまり1個の神経細胞から5000から10000個の別の神経細胞と連絡を持っているということです

神経細胞体と多数の樹状突起、それに軸索(神経線維)とで1個の神経細胞が構成されています

神経細胞は、分裂しないので、誕生以来減る一方で、平均1日10万個ずつ減少していきます

さらに長期的なストレスがかかっていると、その数は何十倍になることもあります

期では神経細胞は減りますが、新しい環境がもたらす刺激と学習によりシナプスの数は増えます

そこから必要なシナプスのネットワークを絞込み、高度な知性が出来上がります

シナプスの種類には3つあり

1.化学シナプス

2.電気シナプス

3.混合シナプス

化学シナプスはその中でさらに2つに分類されます

1.興奮性シナプス

シナプス前終末から放出された神経伝達物質がシナプス後細胞(伝達先)のシナプス下膜に

作用して、膜電位を一過性に脱分極(マイナス80~90mVの静止膜電位がプラスに向かうこと)

させます

この膜電位変化を興奮性シナプス後電位(EPSP:excitatory postsynaptic potential)と言います

EPSPが閾値に達すると活動電位が発生します


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2.抑制性シナプス

・シナプス後抑制

シナプス後抑制では、シナプス前終末が活動して神経伝達物質を放出すると

シナプス下膜の膜電位が

一過性に過分極(アンダーシュート:脱分極した電位が静止電位に戻ろうとする再分極相を超えて

膜電位が静止電位よりも陰性方向に変化すること)を起こして、興奮性が低下します

この過分極性の膜電位変化を抑制性シナプス後電位(IPSP:inhibitory postsynaptic potential)

と言います


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・シナプス前抑制

シナプス前抑制では、シナプス前終末からの興奮性神経伝達物質の放出を減少させる作用があり

シナプス前抑制が働くと、シナプス下膜には小さなEPSPしか発生しなくなります

神経細胞は、電気刺激で活性化するため、シナプスへの電気刺激が少なくなると

死んでしまいます

高齢者が一人暮らしで毎日単調な生活をしていると、認知症になりやすいのも

脳への刺激が少ないということが大きな原因になっています

これらのシナプス伝達は、身体のあらゆる反応に関与しており

伝達が活性化することで、思考や運動などの機能が活性化し

QOLを一層高めることができます

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パワープレートは、普段40%しか使われていないと言われる筋肉を

によって、97%の筋肉を活動させることが可能です

このような反射もシナプスが関わっており

より多く筋肉を使うためには、より多くの神経細胞の興奮が必要です

パワープレートトレーニングを続けることは

多くの神経の促通が可能になり、運動機能の向上に大きなアドバンテージになるのです


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二足歩行と感覚受容器の重要性

地球上で唯一直立二足歩行をする人類は、重力の影響を最も受け


重力と不安定という宿命を背負うことになりました



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そこで重力の負荷を、脊椎骨盤を中心とする筋骨格系で支え


重たい頭部を最も高いところに置いたことによる不安定性は


神経系の発達によって克服しました



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立位での重心は通常、体軸が垂直ではなく地面に対してやや前方にあります


これは人体の筋骨格系の構造によるもので、歩行の際に前に進みやすくなっています


また、ヒトの立位は非常に効率の良い姿勢で

本来は、やや前方にある体のバランスをとるためにヒラメ筋という筋肉を使うだけで

あとは骨格で体を支えることができます


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そしてその立位の維持には様々な感覚受容器が働き


体の傾きなどに対してバランスをとっています


足底の触圧受容器


下肢の筋紡錘(固有受容器)


関節の機械受容器(関節包、靭帯)


これらのセンサーで感じ取った情報は、神経系を通して脳幹の中脳に受け取られ


補正信号が脊髄運動中枢から運動器に送られて調整されます


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体のゆがみは本来軽度なものであれば、このような神経系の働きで調整されていますが


不良姿勢や筋力不足が長期にわたると、その姿勢に体が慣れてしまい

うまく調整機能が働かなくなってしまいます


これがゆがみなのです


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ゆがみのある状態では、正しい神経伝達がされないために

運動器をはじめ、内臓の働きにも影響を与えてしまうこともあり

様々な体の不調の原因となります


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パワープレートは独自の3次元振動によって緊張性振動反射を起こし

感覚受容器に非常に多い情報を送り、活性化させます



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従って、パワープレートで正しい姿勢でトレーニングを行うことで

ゆがみを調整することが可能なのです


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背骨の内臓機能の関係

身体のゆがみが美容と健康を損なうことは広く知られていますが

今回はゆがみと内臓の関係についてお話ししたいと思います

身体の柱になっている背骨には内臓や筋肉

あらゆる感覚などの情報をまとめる中枢神経である脊髄が通っています


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したがって、背骨のゆがみはこれらの神経の機能を低下させてしまうのです

多くの臓器が集まる胸椎レベルと内臓機能について

カイロプラクティックとオステオパシーの世界には

メリックシステムと呼ばれる経験則に基づく関連があります


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・第3胸椎

古くからこの部位は、肺、気管支、胸膜、胸郭、胸と関係があるとされています

この部位のアジャスト(調整)は交感神経に効果を表します

心臓を支配する遠心性交感神経節前線維はここから始まり

ガンステッドテクニックの創始者であるガンステッドはこのレベルを

高血圧と関連付けました

オステオパシーでは、このレベルと胸部内臓との関係を指摘し

心臓血管障害の患者108人を対象にした研究では

第2、3胸椎の左側に関節可動性と手触りに所見がみられ

第3分節は器官や気管支への交感神経の経路であることから

喘息、慢性的閉塞性肺障害、気管支炎に関係があると考えられています


・第4胸椎

古くからこの部位は胆嚢と総胆管と関係があるとされており

第4胸椎分節は胆嚢への神経経路であり、胆石の組成を促す可能性があると言われています

オステオパシーでは、第4胸椎の可動性異常は冠状動脈の異常を示唆しています


・第5胸椎

古くからこの部位は肝臓と太陽神経叢と関係があるとされてきました

また第5胸椎分節は、食道と胃への交感神経経路であり

胃潰瘍との関係を示唆しています



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・第6胸椎

この部位は、膵臓への神経経路から膵炎との関連を示唆しています


・第7胸椎

古くからこの部位は十二指腸との関係が指摘されています

第7胸椎を脾臓への交感神経経路と考え、免疫低下障害と関連付けました


・第8胸椎

古くからこの部位も脾臓との関係が指摘されています


・第9胸椎

古くからこの部位は副腎との関係が指摘されてきました

ストレスでは副腎からホルモンが過剰に分泌され、精神バランスや

ホメオスターシス機構が破綻し、ストレス病の原因となります


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パワープレートはストレッチ、トレーニング、マッサージを独自の3次元振動で行うことができ

血流を良くして、ゆがみの原因となっている深部にある傍脊柱筋を緩め

身体の軸をつくる筋肉を鍛えるといった一連のことが一台でできてしまいます



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私が担当させて頂いているお客様の中にも、姿勢の改善がみられた方が非常に多くいて

その効果を実感しています


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見た目だけではなく、内臓にも影響を与えてしまう身体のゆがみを正して

美しく、健康な身体を手に入れましょう!



スウェイバック姿勢とは?

姿勢と腰痛の関係は直立姿勢をとる人類の宿命とも言われていますが

今回は最近多く見られる姿勢であるスウェイバックについてお話したいと思います






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皆さんは上の写真のような姿勢で立っている人をよく見かけませんか?

これがスウェイバック姿勢です


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これは体幹部分の筋肉の弱化と継続的な不良姿勢によって

骨盤が後傾し、後方荷重になっている状態です

そのままでは後ろに倒れてしまうため、首と腰を前に突き出すようにしているのが特徴です

座った姿勢をとった時に、坐骨(脚の付け根の出っ張り)が椅子に面しているのが正常ですが

スウェイバックでは仙骨(腰の下部)で浅く座っているという特徴があり

この方が楽な場合は要注意です



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                      坐骨が面した座り方 ↑


                  

                           
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                     浅く座り骨盤が寝てしまっている座り方 ↑


このような姿勢では、腰椎の前弯が失われるために背骨が衝撃をうまく吸収できなくなると共に

背筋が緊張して腰痛が起こりやすくなります

また首が前に出ているため肩こり、首こりも生じやすくなります

二次的には腹筋が弛緩し、お腹が出やすくなったり、筋力低下による深部体温の低下から

冷え症にもなります


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パワープレートを使い、正しい姿勢でトレーニングを行っていくと

筋力の強化と共に今まで身についてしまっていた悪い姿勢がリセットされ

健康的で機能的な姿勢をつくることができます


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これはパワープレートが単に筋力をアップさせるためのマシンではなく

緊張性振動反射による振動刺激が神経系に対してアプローチをしていくことから可能になるものです

不良姿勢は最終的に骨を変形させて様々な症状を起こすため

早めに良い姿勢を身につけることが大切です


血液検査の見方

 〈血液の主な検査〉

 

血液検査で得られたデータのうちのある一つの値から診断を行うことは感染症を除いては無く

必ずその他の検査と併せて診断をしていきます。

 

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・単位について

IU体の中にある酵素を表す単位

ある体積の中にどれだけの重さがある(g グラム)が重要なのではなく

どれだけの働きがあるかを見る必要があるため、特殊な単位になっています

酵素は熱や光に弱いという特徴があり、これらで変性してしまった酵素は元には戻りません。

酵素の働きとしては、体内で起こっている反応の手助けをする役割があり

食べ物が自然に分解されるのには長い時間がかかりますが

体内では消化酵素によって2~3時間で分解することができます。

 

マイクロメートル:100万分の1メートル

 

ナノメートル:10億分の1メートル

 

血液は液体だけでなく、個体も多く含まれています。

採血の時には、容器に血液が固まらないように抗凝固剤が入っています。

もし抗凝固剤が入っていないと血液はあっという間に固まってしまいます。

血液を遠心分離にかけると、液体成分である血漿と細胞成分である白血球

赤血球、血小板に分かれます。

 

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・血球算定:血液1平方ミリメートルあたりの赤血球数、白血球数、血小板数を数えます。

赤血球の役割は、体の隅々まで酸素を届けることですが、細胞の中でも寿命が短く

120日と言われています。その数が少なかったり

どんどん壊されてしまう状態になると貧血という診断になります。

また、高地にいる人では、酸素が少ないために赤血球が

過剰に増えてしまう多血症といった状態もあります。

白血球は、細菌やウィルスを排除する免疫において重要な役割を持っています。

低値では感染症にかかりやすくなります。

血小板は、出血した際に損傷部位を塞ぐための栓としての役割を持っていますが

過剰になってしまうと血管が詰まりやすくなります。


基準値

白血球:男性3900~9800個/μℓ、女性3500~9100個/μℓ

赤血球:男性427~570万個/μℓ、女性376~500万個/μℓ

血小板:12~35万/μℓ 


・ヘモグロビン、ヘマトクリット:血液中のヘモグロビンの量

ヘマトクリットでは一定量の血液中に含まれる赤血球の割合を調べます

貧血の有無や貧血の種類を診断する手がかりになります。


基準値:男性39.8~51.8%、女性33.4~44.9%

 

・血液像:白血球の5つの分画ごと

好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の増減数を調べます。

増加している場合は、結核など、減少している場合は敗血症や白血病が疑われます。


基準値

好中球:42~73%

好酸球:0~6%

好塩基球:0~2%

単球:0~8%

リンパ球:18~59%


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・赤沈(血沈):抗凝固剤を入れた血液中の赤血球が、管の中で沈降する速度を調べます。

病気があると、数値が高くなります。言い換えると血液の粘性を調べて、ドロドロがサラサラかを診ます。

 

MCVMCHMCHC:赤血球の色素の量の平均値、色素の濃度の平均値を診ます

 

〈生化学の主な検査〉

‐糖尿病‐

 

・血糖:血液中のブドウ糖の量を調べます。空腹時血糖検査とブドウ糖負荷検査があり

ブドウ糖負荷試験は、糖尿病をより詳しく診断でき、治療方針を決める上でも欠かせません。

空腹時血糖検査では、糖尿病の人の血糖値が平均的に高いことが分かるため

スクリーニング検査として有効で、この検査で高値であれば、ブドウ糖負荷試験を行います。

 

・尿糖:本来糖は尿中に出ることはありませんが、血糖値が一定限度を超えると

尿中に漏れ出てきます。この場合はかなり進行した状態を示しています。

 

・糖化ヘモグロビン:ヘモグロビンとブドウ糖が結合したもので

この数値は血糖コントロールの目安になります。糖尿病になると

ヘモグロビンの中でも特にヘモグロビンA1cが増加します。糖尿病は遺伝的な要因も多いため

親戚に糖尿病の人がいれば、注意してみていく必要があります。赤血球の寿命は120日であり

その間のヘモグロビンの状態を知ることができるので、食生活などが反映されます。


正常値:4.3~5.8%以下 


‐肝機能‐

 

・総ビリルビン:胆汁色素のビリルビンには、腎臓を通過可能な直接ビリルビンと

通過不可能で尿中に排泄されない間接ビリルビンとがあります。

これを合わせたものが総ビリルビンです。

胆石、肝炎などにより、血清中に1dlあたり3.0㎎以上増加すると黄疸を起こします。

肝臓は非常に大きな臓器で、女性でも1㎏以上の重さがあります。

さらに高い再生能力を持っており、半分近く障害されても休養によって再生すると言われています。

 

GOTAST):肝細胞中に含まれる酵素。肝細胞に限らず、全ての細胞は生きており

生命活動を維持するために血液からエネルギーを取り入れています。肝細胞が破壊されたり

肝細胞膜の浸透性が高まると、血液中に流出して増加します。高値で慢性肝炎

アルコール性肝炎、肝硬変などの肝障害が疑われます。心筋にも含まれ

心筋梗塞を診断する指標でもあります。

 

GPTALT):主に肝細胞中に含まれている酵素で、急性肝炎、慢性肝炎

肝硬変などの診断に役立ちます。GPTはストレスでも上がりやすく

海外旅行に行って魚介類などを食べた際にA型肝炎にかかった時には

特に黄疸が出るということもなく、多少疲労を感じる程度で、この時に血液検査を行うと

一時的に高値になることがありますが、通常であれば放っておけば治ってしまいます。

 

LDH(乳酸脱水素酵素):主に心臓、腎臓、肝臓、肺、血液細胞、骨格筋などに含まれます。

肝疾患であれば、GOTGPTALPなどの検査と共に診断に用いられます。

また、心筋梗塞、肺疾患、白血病、悪性貧血、肝炎、悪性腫瘍の時に増加します。

 

ALP:肝臓で作られ、胆汁中に出される酵素。胆石、胆管の疾患

悪性腫瘍の肝転移や肝ガンの時に数値の上昇がみられます。他に骨疾患でも上昇します。

 

・γ―GTP:肝硬変や薬の副作用で発症する薬剤性肝障害の発見に役立ちます。

常習飲酒者とそうでない人とでは明らかな差が出ます。

 

ZTTZTTは、主に血清中のγグロブリン量を反映しています。

慢性肝炎、肝硬変、結核、リウマチ、膠原病などの慢性炎症性疾患や

骨髄腫などの診断に役立ちます。

 

・タンパク分画:アルブミン、グロブリン比(A/G比)を表します。

肝硬変、栄養失調、慢性伝染病などの診断に役立ちます。

 

・コリンエステラーゼ:肝臓で生成され、血液中に分泌される酵素で

神経伝達物質であるアセチルコリンを分解する役割があります。

アセチルコリンは分解されないと、筋肉などが興奮したまま戻らなくなってしまうため

非常に危険な状態になります。

肝細胞が障害されると値が低下します。GOTGPTなどの検査結果が良好であっても

コリンエステラーゼが減少している場合、詳しい検査が必要になります。

 

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‐腎機能‐

 

・尿素窒素(BUN):タンパク質が体内で分解された後の老廃物で、腎臓から尿に排出されます。

腎機能が障害されると、血液中のBUNが増加し、尿中のBUNは減少します。

 

・クレアチニン:BUNと同様、腎臓から尿に排泄されるよう廃物の一つで

腎機能を知るための指標になります。

 

‐脂質代謝‐

 

・総コレステロール:体内に様々な形で存在するコレステロールの総計値で

動脈硬化や狭心症、心筋梗塞発症の危険度などの指標になります。

誰でも加齢とともに動脈硬化は進んでいくため、その参考となるものです。

しかし、実際にどれだけ動脈硬化が進んでいるかということは血液検査では知ることができません。

正確な状態を知るためには、体の中に器具を入れたり

微弱な電流を流したりするといった手間のかかる検査が必要となります。

 

LDLコレステロール:悪玉コレステロールとも呼ばれ、血管に沈着して

動脈硬化を発生、悪化させます


正常値:70~139mg/dl

 

HDLコレステロール:善玉コレステロールとも呼ばれ

体内の末梢で酸化して害をなすコレステロールを取り除き、動脈硬化などを防ぐ働きがあります。

 

正常値:男性40~86mg/dl、女性40~96mg/dl


・中性脂肪(トリグリセライド):体内で主に生命を維持するためにエネルギー源として利用されますが

利用後の余分な中性脂肪は主に皮下組織に貯蔵され、皮下脂肪となります。

 

基準値:35~149mg/dl


‐その他‐

・アミラーゼ:でんぷんの消化酵素で、膵臓と唾液腺でつくられます。

いずれかの臓器に障害があると、高値になります。

 

・電解質検査:ミネラルのクロール(Cl)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)などの

血清中の量を測定し、栄養状態などを調べます。

この中で、ナトリウム、カリウム、クロールは、体内の水分の状態を診るために

非常に重要な項目となります。脱水や大量出血では、これらのバランスが崩れ

浸透圧によって細胞が潰れたり、破裂したりしてしまいます。

 

・甲状腺機能検査:甲状腺の機能をみるために、甲状腺ホルモンであるトリヨードサイロニン(T3

サイロキシン(T4)の血中量を測定します。

 

・尿酸:タンパク質が分解、吸収された後に残る老廃物の一種で、腎臓で排泄量を調整し

血液中の数値を一定に保っています。腎機能の低下や

尿酸の元になるプリン体の摂取過剰で増加します。

 

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‐腫瘍マーカーの主な項目‐

 

CEA:胎児の消化器組織だけにみられるタンパク質の一種ですが

ガン細胞が増殖している組織内からも作り出されます。主に胃や大腸、膵臓など

消化器系ガンのマーカーとして用いられます。

 

CA199:胆嚢や胆管、特に膵ガンの有無をチェックするのに用いられます。

 

PSA(前立腺特異抗原):前立腺から分泌される生体物質で

前立腺ガンのとき血清中の含有量が上昇します。

前立腺炎や前立腺肥大症などでも上昇することがあります。

 

AFP:胎児に見られる血清タンパクの一種ですが、肝ガンの腫瘍マーカーとして用いられます。

肝炎や肝硬変でも数値は上昇します。

 

CRP:体の組織に急性炎症や破壊が起こった時に、血液中に現れるタンパクです。

 

ASLO:溶血性連鎖球菌が産生するSLO(ストレプトリジン10)に対する抗体をASLOと言います。

溶血性連鎖球菌に感染していると、高値になります。

 

RF:関節リウマチなどでみられる自己抗体の一つで

関節リウマチでも陽性となりやすいですが70~80%)、他の自己免疫疾患

慢性肝炎などでも陽性になることがあります。

リウマチが最も発生しやすいのは、3040代の女性です。

最先端のリウマチの治療は、進行の早い早期のうちに強めの薬で炎症を抑え

徐々に薬の強さを減らしてくといった方法です

 

このブログはエルクレストで講師をしてくださっている渡辺 肇子 先生のお話を元に作成しています

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サルコぺニアと肥満

日本人の体型において2009年の国民健康・栄養調査ではこのような結果が出ています

2000年以降、男性では肥満者の増加傾向が鈍化

女性では肥満者の割合が減少し一方、若い女性のやせ型の割合は横ばいになっています

肥満者の割合も男性の20~60歳代では

肥満者の増加傾向がそれ以前の5年間に比べ鈍化しているそうです

また、女性の40~60歳代では、肥満者の割合が減少しています

このデータから男性はまだ肥満者が増加しているものの

女性では肥満者は幅広い年齢層で減少していると言えます



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しかし、最近新たに注目されている肥満としてサルコぺニア肥満があります

サルコぺニアは、ギリシャ語のサルコ(筋肉)、ぺニア(低下)を合わせた言葉で

体重は変わっていないにも関わらず、筋肉がやせ細り、代わりに脂肪が蓄積してしまうタイプの

肥満です

サルコぺニア肥満は生活習慣病になるリスクが、普通の肥満の2倍

その対処法も、単に脂肪を落とすだけでは解消されません

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根本的な解決の為には体重に占める筋肉の割合である筋肉率を高める必要があります

通常、筋肉率は性ホルモンや生活環境の変化により、20代をピークに減少していくため

若いうちから適度な筋肉量を維持する努力をしていく必要があるのです

筋肉率の標準値は、男性が31~34.9%、女性が26~27.9%で

この値を下回ると、サルコぺニア肥満のリスクが高まります

筋肉率の計算方法は、体脂肪計で体脂肪を測り、体重×体脂肪率÷100で体脂肪量(㎏)を出します

そして体重‐体脂肪量で除脂肪体重(脂肪以外の骨、筋肉、内臓などの重さ)を計算した後に

除脂肪体重(㎏)÷2=筋肉量が出るため、筋肉量÷体重×100で筋肉率が求められます

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少し前までは、肥満が虚血性心疾患や脳血管疾患、糖尿病などの生活習慣病を引き起こす

メカニズムについてはあまりはっきりしていませんでした 


しかし、脂肪組織を構成する脂肪細胞がホルモンを分泌することが発見され

体脂肪は人体で最大の内分泌器官であるということが分かってからは

多くのメカニズムが解明されました

 

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糖尿病については、脂肪細胞が分泌するレジスチンというホルモンが 

インスリン抵抗性を持っているため、インスリンが分泌されても血糖値が下がりにくくなり

発症のリスクが高まります

また、インターロイキン1やTNF-α、PAI-1といったサイトカインも分泌され

これらが、心筋梗塞を引き起こすということも分かってきました

インターロイキン1やTNF-αは本来、炎症反応に関わる因子で

動脈の内壁に過酸化脂質を沈着させ、動脈硬化の原因になります


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PAI-1は血液凝固を促進し、血栓をつくりやすくします

以上のことからも過剰な脂肪の蓄積は十分に健康を脅かすことがわかります


パワープレートは、3次元振動で効果的に筋肉を鍛え、脂肪が燃えやすい体をつくり

血行を改善して、体温を上昇させ代謝を上げます

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脂肪吸引や急激なダイエットは、ホルモンバランスを崩しかねないため

安全とは言えません

やはり、きちんとした食事制限と効果的な運動を行って

筋肉量を維持し、過剰な脂肪の蓄積を抑えることが健康でいるために重要なのです!


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パワープレートの優れた血流改善効果

パワープレートの効果でリンパ、血液の流れを改善するというものがあります


pp21.jpg・リンパとは

全身を循環する動脈血の血漿の一部は間質液として、毛細血管の壁を通って

組織中に漏出し、そこで組織の細胞に栄養を与え、代謝産物を取り込んだあとに

再び静脈の毛細血管壁を通って静脈に戻りますが

その一部がリンパ経を通って静脈系に戻ります

リンパ系は毛細リンパ管に始まり

集合リンパ管を経て左右の右リンパ本幹と胸管をなって

鎖骨下静脈につながります



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下肢、腹部、左上半身からのリンパ系は全て体の左側にある胸管に入り

右上半身からのリンパ系は、右リンパ本幹に入ります

毛細リンパ管の透過性は毛細血管より高いため、体内に侵入した異物の大部分は

リンパ系に取り込まれ、途中にあるリンパ節(全身に約300~800個存在)でリンパ球や

マクロファージによって取り除かれます


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・リンパ系の機能

①体内の組織中に存在する過剰な間質液を吸収する

②体外から間質液に侵入した異物を取り除く

③間質液にある過剰なタンパク質を取り込んで循環血液に戻すことによって

間質液の浸透圧を調節する

④小腸内のリンパは消化された脂肪を吸収する


・リンパの流れ

毛細リンパ管以外のリンパ管は周りを平滑筋が覆っており

それによって若干ながら自発的に収縮します(一分間に2~6回)

また、リンパ管には多数の弁があり、リンパ管が収縮すると一定方向に流れるようになっています

このようなリンパの流れには

骨格筋の収縮、呼吸運動、消化管運動、動脈の拍動など

リンパ管の外からの力も重要な役割をしています


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パワープレートは3次元振動によって骨格筋を素早く収縮させ

5分間で95%の人の血流が改善するため

冷えやむくみに悩まれている方にも非常に有効なのです


高血圧とパワープレート

高血圧は、原因により一次性高血圧と二次性高血圧に分類されます

一次性高血圧は、本態性高血圧と呼ばれ、特に異常がないにも関わらず

血圧が高くなり、原因も特定できません

しかし原因となる危険因子は明らかにされていて

1.食塩の摂りすぎ

2.加齢による血管の老化

3.ストレス

4.過労

5.運動不足

6.肥満

7.遺伝的要因

が挙げられます


それに対して二次性高血圧は、腎臓病やホルモン異常など

原因となる病気があるものを言います

こちらは原因となる病気が治癒することで、高血圧も改善されます


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1.食塩の摂りすぎ

高血圧症の患者は、日本で約3000万人いると言われていますが

その原因として挙げられるのが、伝統的に塩分摂取量が多い日本の食生活です

日本人は、国際的に見ても非常に多い塩分摂取量で

一日当たりの摂取量は、ヨーロッパで5~6g、多いと言われるアメリカでも8~10g

これに対して日本は11~13gとなっています


味噌や醤油など伝統的な調味料、漬物など塩分の多い保存食が

原因の一つとして考えられていましたが

最近では加工食品や外食の塩分の高さにも注意が必要になっています

適切な塩分量として、厚生労働省では、一日当たり10gを目標に掲げていますが

WHO(世界保健機関)ではその約半分の6gを推奨しています

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高血圧の方の食事療法においては日本でも食塩摂取量が漸減していることを考慮し

改定された高血圧治療ガイドラインでは、目標塩分摂取量が6gに引き下げられました


2.塩分をとっても、血圧が上がらない人もいる

塩分の摂取に対して、血圧の受けうけやすい「食塩感受性」タイプと

あまり影響しない「食塩非感受性」タイプに分けられます

ただし、非感受性タイプが高血圧にならないわけではなく

その他の生活習慣によって高血圧になる可能性はあります

塩分の摂りすぎは、ほかの病気の原因にもなりますので

いずれにしても控えたいものです


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高血圧の自覚症状としては

めまい、頭痛、耳鳴り、肩こり、動悸、息切れなどがあり

合併症としては脳出血、脳梗塞、心肥大、心不全、狭心症、心筋梗塞

腎硬化症、腎不全などの重篤な疾患が多くあります


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・血圧を下げるために

高血圧の治療に当たっては、食事と生活スタイルの修正が柱となります

日本高血圧学会では、6つのポイントを挙げており

要約すると、塩分、脂肪分、お酒、煙草を控え、適度な運動を行うということを勧めています

1.食塩制限

一日6g未満


2.アルコール摂取量の制限

一日当たり、エタノールで男性は20~30ml以下、女性は10~20ml以下


3.運動療法

心血管病の無い高血圧患者が対象で、有酸素運動を毎日30分以上を

定期的に行う


4.適正体重の維持

BMIで25を超えない


5.野菜、果物の積極的摂取

コレステロールや飽和脂肪酸の摂取を控える

また、ホウレンソウや春菊、ジャガイモなどはカリウムを多く含み

塩分を排出して、血圧の上昇を抑える働きがあります

摂取の目安は食塩の3分の1程度です


6.禁煙

たばこを吸うと、ニコチンが副腎を刺激して

血圧を上げるホルモンを分泌します

また交感神経も興奮させるため、血圧は必ず上がります

さらに長期的には動脈硬化も進行させるので

狭心症や心筋梗塞のリスクも高まります



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運動療法として、定期的にパワープレートを使うことによって

血管の柔軟性が高まり、動脈硬化度が低下するというデータも出ています

血管の柔軟性が高まれば、血管壁の抵抗が減り

血圧は低下します



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食事に気を付けると共にぜひパワープレートを生活習慣に取り入れて

健康な体をつくっていただければと思います!



カルシウムと動脈硬化

日本橋清州クリニックの佐藤義之院長が免疫講座で血流についてお話してくださったときに

動脈硬化の重要な原因としてカルシウムがあるとおっしゃっていました

これは過剰摂取によるものではなく

動脈硬化の原因になるカルシウムは、骨に貯蔵してあるものが血液中に溶けだし

血管内壁に沈着することで起こります



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体が酸性に傾くとリンパ球の能力が低下し

カルシウムにはその血液を弱酸性に戻す中和作用がありますが

血糖レベルが高い、中性脂肪コレステロールが高い、肥満、疲労などの酸性体質では

過剰にカルシウムが骨から溶解し、血中濃度が高まってしまいます

通常、役目を終えたカルシウムは再び骨に戻りますが、動物性たんぱく

脂質、糖質が多い食生活では常に血液が酸性に傾き

カルシウムが大量に必要となることから骨に戻ることができなくなり

血管壁に沈着する異所性の石灰化という現象が起こるのです



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生命活動の基本は全て酵素の働きにあり

体内の数千の酵素の作用メカニズムの誘発に微量のカルシウムが必要ですが

血中カルシウム濃度が上昇しすぎると、逆に酵素作用のメカニズムに支障をきたします 

そのため、血液中のカルシウム濃度が急激に上昇すると

体は恒常性を維持するために急速にカルシウムを排泄しようとすることで

体は酸性になると共に骨量が減少するという悪循環が生じます



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このような状態の血管の中を流れる血液量は当然少なくなり

細胞に供給される酸素、栄養分などの低下、さらに組織に運ばれるリンパ球の数も減少します

したがって体温を上げて免疫力を上げようとしても動脈硬化がある場合

血管は拡張しづらくなっているため、本当の意味で免疫力を高めるためには

自分の血管の柔軟性が保たれているのかを常に意識して

生活していくべきであると佐藤先生はおっしゃっています

パワープレートは、3次元の振動によってストレッチ、トレーニング、マッサージを行うことができ

振動刺激が血管を拡張し、効果的に血流を促進します



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定期的にパワープレートを使うことによって

血管の柔軟性が高まり、動脈硬化度が低下するというデータも出ていることから

ぜひ健康増進のためにパワープレートを習慣にしてみてはいかがでしょうか?

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冷え性を改善して美しく

女性ホルモンはその名の通り、女性が女性らしくいるために無くてはならないホルモンです

今回はこの女性ホルモンと冷え症が大きく関わっていることについてお話したいと思います

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・女性ホルモンの作用 

① 生理を起こさせる

② コラーゲンの生成 

③ 毛細血管を拡張する (頭髪に関わる毛乳頭などを含む)

④ うなはたけ(肌のうるおい、なめらかさ、ハリ、弾力、血色)に関わる 

⑤メラノサイトを刺激する


生理周期が28日なのと同じように皮膚も同じ周期で入れ替わっているため

女性ホルモンの分泌がうまくできている時には、生理周期も肌の状態も良いと判断できます

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 ・女性ホルモンを減少させてしまう要因 

① 卵巣の寿命 

② ストレス  
  
司令塔である視床下部への影響 

③ 冷え 

ホルモンは血管に分泌されるため、冷えがあり血流が悪くなっている場合は

ホルモンがうまく運ばれません

男性ホルモンを産生する精巣は、体温よりも低いところの方が

都合が良いために、体表にありますが、女性ホルモンを産生する卵巣は

膀胱の後ろ、直腸の前という非常に置く深くに位置しており

温めることで活性が高まります

ですから深層を温めることが重要なのです


④ 情動(愛情、美意識、欲望)の低下 


エステティックのプロフェッショナルを指導していらっしゃる森征秀美先生

美意識はオシャレをすることだけではなく自分らしさやこだわり 

自分の中でこれをするとウキウキするポイント(パワースポットなど)を

見つけておくと良いということをお話されていました


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パワープレートは筋力アップと血管拡張作用で自律神経を刺激し

冷えにくい体を作るとともに、ストレスホルモンを減少させ

女性ホルモンの正常な分泌をサポートします!

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パワープレートで美意識を高めて、女性ホルモンの分泌量を増やして

女子力を上げましょう!

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夕食もご一緒することができ、下北沢店の木村トレーナーも加わり

今後のエルクレストのパワープレートについて話し合うことができました

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美容、健康、スポーツ、リハビリテーションなど様々な分野で

大きな成果を残しているパワープレートを使って

どうやってエルクレストのオリジナリティを生み出していくか

私達トレーナーのアイデアと専門知識にかかっています

日々勉強して、目の前のお客様になるべく早く結果をお出しして積み上げていくしかありません

どんどん頼もしい仲間が増えているので、来年からまたモチベーションを上げて

仕事に取り組めそうな話し合いができました

これからもエルクレストをよろしくお願い致します!

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インナーユニットを鍛えて機能的で美しい体へ

Core(コア)という言葉には、核心、芯、中心といった意味があり

筋肉のトレーニングにおけるコアは、文字通り体の芯をつくる上で必要な筋肉を指し

あらゆる動きでまず最初に起動して体を安定させる役割を持っています

コアの筋肉が弱っていたり、うまく働かないと体幹から生み出された力が手足に

うまく伝わらずに、パワー不足になるだけでなく、ケガの原因にもなってしまいます

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骨盤底筋群は骨盤内の臓器を支えている筋肉の集まりです

骨盤底は骨盤隔膜(腸骨尾骨筋、恥骨尾骨筋、恥骨直腸筋という3つの尾骨筋

肛門挙筋、梨状筋)と尿生殖隔膜(上尿生殖隔膜筋膜、深会陰横筋、会陰膜または

下尿生殖隔膜筋膜)によって骨盤下口を閉鎖している部分を言います

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多裂筋は背骨に付く細かい筋肉です

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横隔膜は胸椎、肋骨、胸骨に張る筋肉で腹部と胸部の境目となり

これらが合わさって腹腔を形成しています



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インナーユニットが収縮すると、腹腔の容積が小さくなり

内部に加わる腹圧が高まります

特に腹横筋は、上肢、下肢の筋収縮の直前に体幹で最も早く筋収縮を起こすことで

脊柱を安定させ、重心移動によるバランス保つ働きがあり、非常に重要です

上肢の運動では、上肢が動き出す0.03秒前

下肢の運動では、下肢が動き出す0.11秒前に事前収縮が起こります



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これにより内部では内臓の位置が保たれるほか

腰椎が安定し、素早く力強い動きが可能になるのです

パワープレートは3次元振動が深部の筋肉を効率良く動かし

通常のトレーニングでは鍛えることが難しいインナーユニットを

強化することできます

トレーニングでインナーユニットの意識ができるようになったら

普段重いものを持つときなどにインナーユニットを使えるようになる

ブレーシングを使っていただくことで実践的な使い方ができるようになります

ブレーシングによって、上部腰椎の椎間板にかかる負荷を50%

下部腰椎でも30%まで軽減することができ

背筋群が発揮する力も50%以上軽減することができます

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ダイエットとしての腹部の引き締めはもちろん

これからスポーツを始めようと考えている方からアスリートまで

コアトレーニングは有効ですので

パワープレートで効率良く、機能的な体の軸を作りましょう!

メディカル発毛モニター

パワープレートの振動が体に与える影響

パワープレートの特徴は、特許技術である3次元振動を人体に加えることによって

反射的に筋肉を動かしてトレーニングをしていく緊張性振動反射(Tonic Vibration Reflex)

を用いていることです

緊張性振動反射とは、振動刺激を受けた筋肉の持続的な収縮のことで

筋肉には関節を動かす筋線維である錘外筋と

筋肉の長さや収縮の速度、重力を感知するセンサーである筋紡錘の感度を調節する

錘内筋があり、パワープレートはこの筋紡錘を刺激します


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筋肉に対して振動がかかると、筋紡錘は長さの変化を感知し

その刺激が求心性神経を通して脊髄に伝わり

すぐにニューロンを入れ替えて対象となる筋肉を収縮させます


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この反射経路は脊髄内のみで行われているため

脳には上らないことから、意識とは関係なく筋肉が動いていることになります



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パワープレートは30~50Hzという振動を用いているため

一秒間に30~50回の筋収縮が起こります

これにより、神経回路が活性化し

体のセンサーをより鋭敏にすることが可能になり

バランス感覚や筋の発火力を高めることができるのです


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また、トレーニングの効率化にも寄与しているため

パワープレートトレーニング15分でジムトレーニング1時間相当の

運動量を確保できるのです!

高齢者で注意したい骨折とパワープレート

高齢者の方で特に注意が必要なのは、大腿骨頚部の骨折です

大腿骨の長軸と頚部の間には120~130°の角度が付いており


これを頚体角と言います


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この角度は、年齢を重ねると重力や筋力の低下によって減少していき

骨にかかる負荷もそれに伴って増えていきます





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外側部骨折と内側部骨折があり、閉経後でエストロジェンが減少した女性に多く見られます





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男女の最大骨量は20~40代で

女性は閉経とともに急激に低下していき、年に3~5%減少すると言われています 

2002年のデータでは、男女で寿命は延びているものの、骨折者も増えており

女性では男性の3倍に当たる年間10万人に上っています

日本ではBMIが25以上で肥満、アメリカでは30以上で肥満とされていますが

肥満の人の方が大腿骨頸部骨折の頻度が低いというデータもありあます 

これは肥満の人の方が骨量や筋量が高いためであり

極端に痩せている人はその5倍のリスクがあると言われています 

有名な老年学者の先生は、「老いを受容しよう」と述べており

高齢になって体力を増やすことは難しくても、維持していくことが重要だとしています 

この大腿骨頸部骨折が原因で長期の臥床を余儀なくされ、腓骨神経の麻痺や

老人性認知症、持病の悪化、沈下性肺炎

全身衰弱による歩行不能などの症状に陥ってしまうこともあるため

なるべく早いうちから、支えとなる筋肉バランス能力を鍛えておく必要があります


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パワープレートはこれらの3つの要素を同時に向上させることができ

Verschuerenらの研究では

閉経後の女性における6カ月間のパワープレートトレーニングによって

股関節周辺の骨密度が1.5%増加したことに加えて、筋力や姿勢制御の改善

体脂肪の減少にも効果的であると報告しています

パワープレート独自の3次元振動によって

人工的に重力を増大させることができ例え痩せている人であっても

筋や骨に対して十分な刺激を与えることができるのです

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日々のトレーニングの積み重ねが、年齢を重ねても若々しさを保つことができる秘訣ですので

ぜひパワープレートを生活に取り入れていただきたいと思います

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甘い食べ物が体を老化させる?!

私たちの体は、高血糖や疲労などで体が酸性に傾くことによって

それを補正し弱アルカリに戻すために骨からカルシウムを融解させ、血中pHを調整しています

正常では、再び骨に吸収されますが、持続的に酸性化するような状態が続いていると

再吸収される時間が無くなり、血管壁に沈着すると石灰化によって硬い血管になります


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この現象は、本来定着すべきではない部分にカルシウムが存在していることから

異所性の石灰化と呼ばれています

私たちの体は、急激な変化を好まないため体内を一定に保とうとする

恒常性維持機構(ホメオスタシス)を持ち

血中にカルシウムが大量にある場合はそれを排出しようと腎臓に送ります

しかし、一方ではカルシウムを排出したことによって

再び体が酸性に傾くことから骨からカルシウムの融解が起こり、骨量が低下します 

20代の女性の骨量は、約3分の1が平均以下しか無く

その原因の多くは甘い物の食べすぎによる体の酸化があります


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パワープレートは体に高速の振動をかけることで

体にかかる重力を増すことができます!



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これによって筋力と共に骨密度を高めることが可能です


これらの効果が評価されてパワープレートはNASAでも導入されているのです!



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糖分の過剰摂取を控えながらパワープレートで骨密度を高めて

骨粗鬆症を防ぎましょう!

パワープレート症例 -マラソンのパフォーマンスアップ3-

以前ブログでご紹介した方が、先日のマラソン大会でまた素晴らしい結果を残してくれました

今回のフルマラソンでは、前回の4時間12分台のタイムからさらに4時間7分に短縮されました

60代の女性のタイムとしては、本当に素晴らしいものです

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この方は、今年だけでハーフマラソンを含めて3度も自己記録を更新されているのですが

とにかくパワープレートは凄い」とそのトレーニングの効果に驚かれていました

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私は、姿勢と筋力の発揮の効率にこだわっているため

走る際の基本姿勢を徹底的に頭に覚え込ませるようにしていて

それができて初めて、手足ををどう動かすかといったメニューが生きてくると思っています

この方もそれを非常に良く理解してくださったので、今回の結果に繋がったのだと思います

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これからも一層の健康とパフォーマンスを目指してトレーニングを行わせていただきたいと思います




脳について

脳は大きく分けて大脳、小脳、間脳、脳幹(中脳、橋、延髄)に分けられています


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大脳は進化の過程の中で新しい脳で、人間では特に発達している部分で

秩序のある行動を可能にしています

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小脳は運動の細かな調整を行う部分で、筋緊張の調節、身体の平衡や姿勢の保持

運動の計画を修正して運動を微妙に調節するのに役立っています


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間脳は視床と視床下部から成り、視床は複数の大型の神経核の集まりで

感覚、意識、運動に重要な部分です

視床下部は自律神経の最高中枢であると共に、体温調節、ホルモン分泌、摂食行動、情動行動を

司っています

脳幹は生命維持に最も重要な多数の機能を司っている部分で

中脳は姿勢反射と目の運動反射(瞳孔の対光反射)に関わります

橋は脳神経の核と共に排尿の中枢があります

延髄は呼吸、循環、消化など生命維持に重要な中枢があります


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パワープレートトレーニングは緊張性振動反射によって

筋肉を動かします


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この反射は脊髄内で行われるため、高速の筋肉運動が脳で意識されることはありません

しかし、筋肉運動によって蓄積した乳酸は、血液の監視を行っている視床下部で認識され

大量の成長ホルモンの放出命令を下垂体に出すのです

成長ホルモンの作用は

体脂肪を減少させる

筋肉量を増加させる

コレステロール、血圧を低下させる

免疫力を回復させる

骨密度を高める

傷の治癒を促進する

ハリのある肌をつくる

髪を増やす

活動レベルを高く保つ

視力を回復させる

精力を増進させる

など多岐に渡ります


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筋肉、関節、骨から中枢神経まで全身に影響を与えるパワープレートの振動刺激は

あらゆる部分で体の機能を高める作用があるのです


産後の腰痛とリラキシン

産後の女性に多い悩みとして、骨盤のゆるみによる容姿の変化や

歪みによる腰痛などがあります

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その大きな原因となっているのが仙腸関節です

骨盤は寛骨と仙骨という骨で形成されており

この骨同士をつないでいるのが仙腸関節です

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かつて解剖学的には、この関節は不動関節と呼ばれており

線維軟骨結合によって可動性のない関節とみなされていましたが

神経筋骨格系の専門家であるカイロプラクティック世界では

この関節の微妙なサブラクセーション(歪み)が

腰痛をはじめとした多くの症状を引き起こすという多くの患者の症例から

この関節をアジャストメント(矯正)することの重要性を訴えていました

現在では、線維性の結合は加齢による退行性変性であることが認められ

可動性が認識されるようになりました

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したがって、仙腸関節の可動性は年齢とともに徐々に減少しますが

女性では、月経や妊娠の際に分泌されるリラキシンというホルモンよって

胎児が産道を通りやすくするために関節を支える靭帯が弛緩します

この度合いが過剰になるとゆるみや歪みが起こりやすくなります

ホルモンが分泌されることは生理現象のため仕方のないことですが

自分でできるゆるみや歪みの克服法が骨盤の筋力アップです

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パワープレートは3次元の振動が筋肉を動かすため

力強く骨盤をサポートしている大きい筋肉から

深層にある細かな補助をしている小さい筋肉まで容易に鍛えることができます

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またこれらの筋肉に力が入るポージングをとれば、自分自身は動く必要がないので

しばらく運動をしていなかった方にも負担が少なくトレーニングを行うことができます

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もちろん産後の女性に限らず、同じような症状が出ている方にもおススメなので

ぜひ体験してみてください


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老化に伴う体の変化について

老化はなぜ起こるのか?に関しては多くの学説がありますが

大きく分けると、遺伝子によってあらかじめ決められた過程であるという説と

様々な環境因子によってうけた障害や、老廃物の蓄積によって起こるという2つの説があります

老化に影響を与える環境因子として酸素、栄養、放射線、温度、運動、ストレスなどが含まれます

65歳以上を高齢者とすると、その生理機能の特徴として


種々の機能の加齢変化

高齢者の様々な生r機能は加齢に伴い、一般に低下する傾向がありますが

各機能の加齢変化が同じ速さで一様に進むのではなく

各機能ごとに異なる速度で進んでいきます

80歳における種々の生理機能の30代に対する低下の度合いは

神経の活動電位の伝導速度が85%低下し、腎血流量や最大呼吸量(最大換気能力)は

それぞれ50~60%と著しい機能低下が認められます



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個体間のばらつきの増大

おのおのの生理機能には個体差がありますが、そのばらつきの範囲は高齢者になるほど増大します

生理機能の多くは20代前半にピークに達し、その後徐々に機能が低下します

しかし、同じ80代でも生理機能が非常に低下した人もいれば

60代とほぼ同様に保たれている場合もあります


ホメオスタシス機構の低下

高齢者では、環境の激変や激しい運動に対する適応能力の低下が著しくなります

成人の場合は心拍数は激しい運動時には著しく高まって

必要な臓器に十分な血流を送ることができます

高齢者の場合、軽度の運動によって心拍数はある程度高まりますが

そこで頭打ちになり、それ以上の運動に対し心臓は必要な血流を臓器に送ることができなくなります



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パワープレートのは高齢者の方でも安全に運動をすることができます

その理由は特許技術の3次元振動です

前後、上下、左右にプレートが揺れることで3次元構造の人体に対して

最も適した刺激が伝わります

また、一秒間に30~50回という非常に速く、2~6mmという細かい振幅で振動するため

関節への負担がなくトレーニングを行うことができます



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振動刺激が反射によって筋肉を動かすため、神経の回路が活性化し

バランス感覚や動きの速度が改善します


また骨密度の上昇やアンチエイジングホルモンである成長ホルモンの分泌が高まることが

研究により証明されています


パワープレートで老化に負けない体をつくりましょう


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トレーニングとタンパク質

日本人の食習慣において最新の国民健康栄養調査では

朝食を抜かす人の割合は、男女とも20歳代が最も多く

男性で33.0%、女性で23.2%

脂肪エネルギー比率が30%以上の者の割合は成人男性で20.0%

女性で27.6%だったそうです

パワープレートで効率よく筋肉を動かしても、筋肉の元となる栄養補給を怠っては

筋肉は強くなれず、うまく体は引き締まりません

そこで重要な栄養素がたんぱく質です

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たんぱく質は細胞の主要な構成成分であると同時に、物質代謝に必要な酵素や

生体機能の調節に必要なホルモンの材料としても重要です

一日の摂取基準は男性で70g、女性で60gとなっていますが

なかなかこの量を摂取できていないのが現状です

また、トレーニングを行って筋肉を増やそうとしている場合は

基準より多くの摂取が必要です

高齢者でもタンパク質の吸収効率が低下しているため

積極的な摂取を心がけましょう

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パワープレートトレーニングは今まで使えていなかった筋肉も同時に動かすため

効率が良いのですが、その分栄養素もきちんと摂る必要があります

たんぱく質は100gあたり牛乳で約3.5g、肉類で約20g、魚で約25g含まれていて

特に多い食材がシラス干しで約40g摂取することができます

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これらの食材と併用してプロテインを飲むことも非常に有効で

最近ではたんぱく質以外にもビタミンなど栄養素が添加されたものが

売られているので、炭水化物の変わりにプロテインを飲むことで

カロリーを抑えながらたんぱく質を取ることができ、トレーニングの成果を早めることができます

ダイエットは安全に行わなければ意味がありません

ですから、必要な栄養素はきちんと取って、余分なカロリー摂取は抑えることが重要なのです

超回復について

トレーニングなどによって一定以上の強度のストレスを筋肉に与えると

筋肉が一時的に損傷します

そのため筋肉の疼痛や不快感が生じるいわゆる筋肉痛(遅発性筋痛)が起こることがあります

以前は疲労物質である乳酸の蓄積によるものと考えられていましたが

最近の研究によると、結合組織と筋組織の損傷が同時に起こることによって

炎症反応が生じて痛覚の受容器が刺激されることが原因ではないかと考えられています

損傷後、体は筋肉の修復を始めますが、これには約24~72時間がかかります

そして筋肉は損傷前よりも強くなって生まれ変わります

これを超回復といいます

この現象があるからこそ、筋力アップをさせるには

筋肉に負荷をかける必要があるのです

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はじめのうちは筋肉痛が長く続くこともありますが、徐々に体が慣れていきます

アスリートの方や普段から運動をされている方は

連続して同じ部位を行わなければ、週に5、6回でも構いません

今日は上半身、明日は下半身という風に一日でトレーニングする部位を分けることで

それぞれの部位に一日の超回復期間が設けられ、筋肉を効果的に増やすことができます!

パワープレートのアクセラレーショントレーニングは、通常4割しか動かせていない筋肉を

97%使うことができ、今まで使えてなかった筋肉が使えるようになるため

通常のトレーニングに比べて非常に速く筋力をアップさせることができます!
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また運動直後や就寝前、就寝後にプロテインやアミノ酸などのサプリメントを摂取すると

筋肉の修復・増加を助けることができるので、栄養面でのケアも重要です!

protein foods.jpgたんぱく質の摂取量は、身体活動レベルの低い健康な成人男女では

体重1㎏あたり0.8g(WHOでは安全摂取量として体重1㎏あたり0.83g)とされていますが

トレーニングをしている人やアスリートでは、競技やトレーニングの強度、総カロリー摂取量

健康状態によっても異なりますが、体重1㎏あたり1.2~2.0gとされています

しかし、腎機能障害、カルシウム摂取不足、水分摂取制限がある場合には

体重1㎏あたり4g以上の過剰摂取に注意が必要です


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パワープレートのマッサージ効果

マッサージは律動的に加えられた圧迫と伸展を用いる組織の物理的刺激を指します

圧迫は軟部組織を圧縮して受容体の神経終末ネットワークに刺激を与え

伸展は軟部組織に緊張を与え、また受容体の神経終末叢に刺激を与えます


この二つの力を使うことによって、血管束とリンパ管束の間隙が変化して

毛細血管、静脈、動脈及びリンパ管の循環に影響を与えることができ

神経の軸索反射も引き起こされます



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また皮膚では表面及び深部の深部の外部受容器、腱では筋の固有受容器

そして体内の診部組織の内部受容器を刺激することができます

このような効果が最終的に達成されるには二つのメカニズムが働きます


反射機構

手を軽く皮膚に触れると、固有受容器によって取り込まれた感覚刺激の結果

リラックスや血流の増加といった自律神経反応が起こります


物理学的機構

マッサージの圧迫を増すと、血液とリンパ液が圧迫されていない部位に移動させられて

細胞から老廃物が漉し出されます


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パワープレート三次元の高速振動は

一秒間に30~50回という速さで筋肉をマッサージし

効果的に血流を改善し、短時間での疲労回復や老廃物の除去が可能です

また、リラックス状態が持続している間は、幸福感や安心感、リラックス感など

気分を改善する神経伝達物質のセロトニンノルアドレナリンなどが分泌されます

身体が緊張性振動反射と伸張反射のリズミカルな収縮、弛緩刺激によって

筋ポンプや循環の促進が治療のマッサージに匹敵する効果を発揮するのです

これがJリーグを始めとしたサッカー、バレー、卓球、テニス、野球、陸上など

多岐にわたるスポーツシーンでトレーニングマシンとしてだけではなく

優れた疲労回復とコンディショニングマシンとして導入されている理由です

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アメリカ人医師のEdmund Jacobson博士は1920年代に

不安は筋緊張に伴って生じることから、その緊張を解くことで不安も軽減することができることを

発見しました



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すなわちパワープレートは、運動によるストレスの発散とマッサージによる不安の減少を

同時に行うことができる両刀使いのマシンなのです!




動物学と断食

新年最初のテーマは断食と動物学です

ダイエットに食事制限は基本中の基本ですが

そもそも一日3食というのは、誰が決めたのでしょうか?

今回は食生活に関わるこのような様々な身近な疑問について考え

食事という概念を捉え直すことによって、本来の自然な食生活をつくり

ストレスの無いダイエットを行っていければと思います


・断食の歴史


ドイツの古いことわざ

「断食で治らない病気は、他のどの治療法でも治らない」

フランスの古いことわざ

「断食はメスを使わない手術である」

アメリカの古いことわざ

「すべての薬で一番良いのは、休息と断食である」

ソクラテス、アリストテレス、プラトン等の哲学者の言葉

「断食は哲学の門である」

イエス・キリストの言葉

「病気は祈りと断食で治しなさい」

古代エジプトのことわざ

「人間は食べる量の4分の1で生き、4分の3は医者のために食べる」



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お釈迦様も断食で病気を治すことを勧めています

修行の中に、断食を取り入れたものが多い理由の一つとして、断食をすると脳が啓かれると哲学者やキリストは言っており、科学的にも立証されています

断食をするとエネルギーとなるものが無いため、代わりに自身が持っている脂肪が燃やされ、ケトン体が生じることで脳の活動を鎮静化させるα波が出るとされています

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・食の工業化

私たちは普段の食事で、様々な有害物質を取り込んでいます

アメリカにあるCDC(疾病対策予防センター)では212種類の有害物質を認めており

ニューヨークに住んでいる人の血液を調べると、91種類の有害物質が検出されたそうで

これらを体外に排出するには断食が最も早いと言います

1960年に起こったカネミ油症事件では

工場の廃液に含まれるPCB(ポリ塩化ビフェニール)が人体に入ることで

多くの人に神経症状(痺れ、痛み)が現れましたが

その中で断食をした人は神経障害の95.6%が治り

皮膚症状も83%改善したというデータがあります

 

沖縄にある自然の養鶏場では、一年中卵を産んで卵の質が悪くなったニワトリに対して、34日餌をやらずに断食をさせる、そうすることで卵を産む量が増え、質が良くなります

また、ウナギを運ぶ際に直前に餌を与えると多くが死に絶えてしまうのに対し、断食状態で輸送すると全てのウナギを生きた状態で運ぶことができるといいます

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これは、人間を含めた動物が、歴史的に見ても常に飢餓との戦いだったため、飢餓に対しては身体の機能の最大限に発揮して立ち向かおうとすることから、生命力も最大になるために見られる現象です


飢餓状態でも血糖を保つホルモンはいくつもありますが(グルカゴン、甲状腺ホルモン、副腎ホルモン、カテコールアミン)、血糖を下げるホルモンはインスリンしかないということもその名残です

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・血球(マクロファージ)は考える 

血液中に存在するもの

    赤血球

    白血球(好中球、好酸球、好塩基球、マクロファージ)

    リンパ球

    血小板

    血漿(ホルモンなどの伝達物質、ブドウ糖、アミノ酸、脂肪酸、食物の分解産物)

 

イカなど赤血球を持たない動物は多く、リンパ球を持たない動物もいますが

白血球を持たない動物はいません

その中で、マクロファージはもっとも基本の細胞であり、どの生物も持っています

断食をすると、マクロファージの貪食能(捕食能力)は著しく高まり、体にあるもの、または口から入ってくるものが必要か不必要かを考え、判断し食べます

ガン患者も断食をすることで、マクロファージがガンなどの異物を見つける能力を高め

免疫力を高めるという治療を行う場合があります


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(マクロファージは血管内では単球と呼ばれ、貪食能はほとんどありませんが、血管外に出ると貪食能を持ちます)

 

食事をすると、食物の残渣をマクロファージやリンパ球が食べ

血管内に異物が残らないようにしますが、食べすぎるとマクロファージや

リンパ球自体がその処理で満腹となり

肝心な異形細胞の処理能力は極端に低下してしまいます

さらに体温が低いとリンパ球や好中球の遊走能も低下します 

したがって動物は空腹になるまで食事をしないのが通常で

現代人は時間が来ると食事をするという習慣に疑問を持たずに生きていますが

本来は空腹を感じるまで食事をしなくても良いのです

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日本で1日3回の食事が定着したのは明治の中ごろで、江戸時代後期に上級武士が1日3回の食事をするようになり、後に軍隊がその習慣を取り入れたと言われていますが、当時は今よりずっと日々の運動量が多かったといいます

 

・酵素について

酵素には2種類あり、消化酵素と代謝酵素があり、その上に潜在酵素があります

潜在酵素は消化酵素にも代謝酵素にも作用できる能力を持っていますが

食事量が多いと消化酵素ばかりが増え

代謝酵素が作れず、代謝機能(解毒、排泄)が低下しやすくなります

 

動物学の生理に「吸収は排泄を阻害する」という概念があり

腸は身体が吸収に傾いている時には排泄が抑制されています

夜は代謝が主で、明け方から排泄の準備に入り

老廃物の処理過程は夜から始まっているため

起床時には目やにが溜まっていたり

口の中への分泌物排泄また直腸付近までの便の送り出しも行われています

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消化、吸収の際は胃、十二指腸、小腸など上部消化管に血液が集中し

排泄臓器の腎臓、大腸への血流は低下しますそのため

夜間に排泄臓器への血流の増加を図り、老廃物を処理し血液を浄化しています

したがって夜遅くに食事をとることは、身体の代謝

排泄メカニズムを阻害させる要因になってしまうのです

 

・「出すことが先」が真理

「出入り船」「出入り口」「出納長」「ギブ&テイク」「呼吸」など出し入れを表現する言葉は、すべて出す方が先であり、人間も同じで、まず出して(代謝、排泄)中身を空にしてそれから入れるのが本来の姿です

1日3食、高カロリーの現代人の食生活は、出し入れの考え方とは大きな隔たりがあります

出し入れの概念を本能的に理解しているのは動物だけで

人間は身体が欲していないのに、無理して食べているケースが非常に多くなっています

 

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1950年と2004年の日本の食生活のデータ比較

肉は9倍、卵は8倍、牛乳及び乳製品は21倍の増加、米は0.5倍、ジャガイモは0.4

サツマイモに至っては0.07倍の減少となっており

わずか50年で日本人の食生活は様変わりしてしまったのです

これによって大量の動物性タンパク質、動物性脂肪を摂る一方で炭水化物を減らした結果

日本人の疾病構造は欧米化しています

人間も、その人種によってその進化が異なり

農耕民族と狩猟民族とでは消化器の進化も異なります

狩猟民族は、動物性タンパク、脂肪の摂取量が多く、農耕民族に比べて

腸の長さが進化の過程で短くなっています

その理由は、動物性タンパク、脂肪が腸内で長く滞在すると腸内細菌の悪玉系が増加し

腐敗が進みやすいため

なるべく早く排泄できるように腸の長さが短くなっているといいます

 

・動物の食性と歯 

現代人の食事を一言で言うと、動物性タンパク、動物性脂肪の摂りすぎで

特に肉類と乳製品の過剰が目立ちますが

そもそも肉は人間にとっては異例の食糧なのです

その証拠にチンパンジーやゴリラなど

人間に近いと言われている動物で肉を食べるものはいません

生き物は自分に合った食事をしますが、それに応じて歯も進化し適応します

人間の歯の総数は32本、そのうち20本が臼歯(穀物を食べる歯)

8本が門歯(果実や野菜をかじる歯)で肉を食べる犬歯は4本です

人類の生理的な食べ物は、歯の種類と本数から考えて半分以上が穀、野菜、果実が4分の1

肉類は8分の1というバランスを崩さないように食べることが理想です

8分の1以上の動物性タンパク、動物性脂肪は断食を考えます

 

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・「いただきます」は「命」をいただくこと

白米は玄米から胚芽を取り除いたものであり、玄米を蒔くと芽が出るが

白米を蒔いても芽は出ない。つまり玄米には生命が宿っているということです

生命は科学も人智も及ばない最高のバランスであり、栄養素もきちんと備わっています

生命の宿っていない精白穀物、塩、砂糖、化学調味料などの食べ方、使い方を考えると

白砂糖には黒砂糖の持つミネラル類は全くありません

塩も砂糖も本来色がついており、搾りたての牛乳も黄色味を帯び

豆腐も真っ白ではなく、はんぺんも漂白する前は色がついています

真っ白な食品はすべて、人間が手を加え、その糧で多くの栄養素が減少しているのです

ニンジン、オレンジのフラボノイド、ブドウのポリフェノール、トマトのリコピン

イチゴのアントシアニン等、植物の色、香りの成分のほとんどが

ファイトケミカルと称される免疫賦活物質です

漢方の考え方では、白い食品は陰性食品として

体を冷やすものとされていることから

生命の宿らないものをなるべく断食するとよいです

 

・基礎代謝の変化 

基礎代謝とは、じっとしていても生命維持のために使われるカロリーのことで

若いころと同じ摂取カロリーでいると、確実に体重増加につながり

体内で生産されている代謝酵素の生産量も年齢とともに減少します

 

男性 (体重68)              女性

20代 1632kcal/日            20代 1200kcal

40代 1516kcal                          

50代 1380kcal                                50  1100kcal

60代 1305kcal

70代 1230kcal                                70代 1000kcal

 

身体で生産されるエネルギーの6~7割が基礎代謝として消費され

残りの3~4割が活動エネルギーとして消費されると言われていますが

本来自らの基礎代謝に必要なカロリーに自分の動き方によって

変動する活動エネルギーを加えたものを自分の1日の必要摂取カロリーとしたほうが良いです

そして自分の必要摂取カロリー以上は本来断食にするべきです


pp2334.jpg断食で健康を見直し、パワープレートで適切な運動習慣を身につけましょう



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プロフィール

中込慶一
(ナカゴメケイイチ)
・出身地:東京都
・血液型:O型
・昭和61年4月7日
・日体柔整専門学校卒
・柔道整復師
・全国冷え症研究所に5年勤務ののち現在は、パワープレート東京にてインストラクターを務める
・特技:スポーツ全般 陸上
・趣味:音楽・バイクツーリング
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