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2014年5月

2014年5月

パワープレートで免疫力を高める

免疫を知るために重要なのが抗原です

抗原とは、体内に入る異物(自分ではないもの)のうち、免疫細胞であるB細胞、T細胞を

特異的に刺激し、免疫応答を成立させるものを言います

この抗原は対応する抗体あるいは対応するT細胞とのみ特異的に結合できます

すなわち抗原が異なればこれに結合する抗体、あるいは対応するT細胞は異なります


・抗原の分類

①外来の微生物(細菌、ウィルス、真菌、寄生虫など)とその代謝産物

②化学薬品、鉱物

③植物成分

④他人や動物の細胞(輸血血液、移植臓器)

⑤自己由来の変性自己成分(ガン細胞、修飾された自己組織)


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・抗原に対する生体の応答

応答はT細胞(胸線に関係する細胞)に依存するものと、しない抗原があります

抗原産生の際には抗原の刺激を受け、抗体産生細胞に抗体産生細胞に分化する過程の

B細胞にヘルパーT 細胞の関与するかどうかで2種類に分けられます


①B細胞が抗体産生細胞に分化するには、ヘルパーT 細胞の関与が必要な抗原

(胸線依存性抗原)

②B細胞が抗体産生細胞に分化するには、ヘルパーT細胞の関与が不必要な抗原

(胸線非依存性抗原)


Bリンパ球は抗原刺激を受け、さらにヘルパーT細胞の補助を受けて

免疫グロブリン産生細胞である形質細胞へと成熟し

IgM、IgG、IgE、IgAの順に免疫グロブリンを産生します


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これらの免疫グロブリンが抗原を排除してくれるわけですが

体温が1℃下がると活性が40%も低下してしまいます

したがって冷えは病気の抵抗力を大きく下げてしまうのです


体温の低下を下げるために重要なのが筋肉です


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体温を維持するためにつくられる熱のうち実に40%が筋肉からつくられます

したがって筋肉量を増やすことが体温を高める上で必要不可欠なのです

パワープレートは独自の3次元振動によって

通常約30%しか使われていないと言われる筋肉を97%も動かすことができ

効率よく筋肉量を増やすことができるのです


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パワープレートトレーニングで病気に負けない体をつくりましょう!


パワープレートで心機能を強化

トレーニングなどの運動によって心臓血管系は強化されますが

有名な変化としてスポーツ心臓があります

スポーツ心臓とは運動トレーニングの継続によって

形態や機能に変化が生じた心臓のことで

徐脈(脈が一分間に60以下)と心肥大が体表的な状態です

心臓には4つの部屋があり、全身の血液が静脈として心臓に還ってきたものを

受け入れる右心房と、その血液をガス交換のために肺に送るために

ポンプとして筋肉が発達した右心室

そして肺からガス交換によって酸素が豊富になった血液を受け取る左心房

その血液を全身に送り出すためのポンプとして最も筋層が厚い左心室に分けられます

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この心肥大はスポーツの種類によって様式が異なります

無酸素運動(重量挙げなど)のような瞬間的に力を発揮するスポーツでは

左心室の壁が厚くなり、壁圧と内径の比が増大することで

左室の収縮期壁応力が軽減します

それに対して有酸素運動では左心室の内径が増大して

心臓の一回拍出量が増えます

これらの変化によって、循環機能が高まり、酸素の運搬能力の向上や

疲労物質の蓄積を抑えるといったメリットがあります


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スポーツ心臓は可逆的な変化のため

しばらく運動を控えていると、再び元の状態に戻っていきます

パワープレートはトレーニングのメニュー次第で、有酸素的なもの

無酸素的なものを使い分けることで、効果的に心機能を高めることができます


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またパワープレートの特徴であるアクセラレーショントレーニングでは

高速の振動により緊張性振動反射が起こり

1秒間に30~50回という速さで筋肉が動くことで、反射能力が高まり

速い動きが必要なアスリートの敏捷性を高めることも同時に可能です


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pp21.jpg・リンパとは

全身を循環する動脈血の血漿の一部は間質液として、毛細血管の壁を通って

組織中に漏出し、そこで組織の細胞に栄養を与え、代謝産物を取り込んだあとに

再び静脈の毛細血管壁を通って静脈に戻りますが

その一部がリンパ経を通って静脈系に戻ります

リンパ系はもう最リンパ管に始まり

集合リンパ管を経て左右の右リンパ本幹と胸管をなって

鎖骨下静脈につながります



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下肢、腹部、左上半身からのリンパ系は全て体の左側にある胸管に入り

右上半身からのリンパ系は、右リンパ本幹に入ります

毛細リンパ管の透過性は毛細血管より高いため、体内に侵入した異物の大部分は

リンパ系に取り込まれ、途中にあるリンパ節(全身に約300~800個存在)でリンパ球や

マクロファージによって取り除かれます


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・リンパ系の機能

①体内の組織中に存在する過剰な間質液を吸収する

②体外から間質液に侵入した異物を取り除く

③間質液にある過剰なタンパク質を取り込んで循環血液に戻すことによって

間質液の浸透圧を調節する

④小腸内のリンパは消化された脂肪を吸収する



・リンパの流れ

毛細リンパ管以外のリンパ管は周りを平滑筋が覆っており

それによって若干ながら自発的に収縮します(一分間に2~6回

また、リンパ管には多数の弁があり、リンパ管が収縮すると一定方向に流れるようになっています

このようなリンパの流れには

骨格筋の収縮、呼吸運動、消化管運動、動脈の拍動など

リンパ管の外からの力も重要な役割をしています


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パワープレートは3次元振動によって骨格筋を素早く収縮させ

5分間で95%の人の血流が改善するため

冷えやむくみに悩まれている方にも非常に有効なのです



発汗の重要性

いよいよ夏本番に向かって気温が上昇してきました 

みなさんは暑いときにきちんと汗をかけていますか?

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汗をかくとべたべたして嫌だと思いがちですが

発汗はとても重要な生理現象です

発汗は自律神経の中の交感神経によってコントロールされており

他にも体温調節として重要な立毛筋も支配して言います

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通常、交感神経に対する体の反応には副交感神経が作用していますが

汗腺は上昇した皮膚温を下げるために起こる現象で

立毛筋の収縮は体温の低下を防ぐために毛穴を締める反応です

このように全く逆の反応が同じ交感神経で行われているのです




これは、神経の伝達物質の違いで通常の交感神経はノルアドレナリンという伝達物質によって

作用していますが、汗腺だけは副交感神経と同じアセチルコリンによって作用していることによります

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そのため、普段エアコンの中にいることが多かったり

運動不足で体温の上昇させる機会が少ないと

アセチルコリン作動性の交感神経の働きが鈍ってしまい、汗をかけない体になってしまいます


激しい運動では1時間で約1.6リットルもの発汗があると言われていますが

パワープレートは普段約40%しか使えていないと言われている筋肉を97%も動かせるため

効果的に体温を上げ、発汗を促して自律神経を鍛えることができます!

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パワープレートトレーニング30分でジムトレーニング2時間相当の運動量になることから

短時間でたっぷり汗をかくことができるのです

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パワープレート導入店はこちら



呼吸と自律神経

呼吸には、横隔膜の収縮によって、肺の入っている胸腔内を陰圧にすることによって
 
酸素を取り込む腹式呼吸と、肋骨、胸骨、胸椎で構成される胸郭を持ち上げて

内腔を拡大して肺を膨らませ酸素を取り入れる胸式呼吸があります

腹式呼吸では、息を吸った時に横隔膜の収縮によって、横隔膜が下に下がり

内臓を囲んでいる腹腔の圧力が高まります

ですから息を吸うとお腹が前に出てきます

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腹式呼吸が80%、胸式呼吸が20%の割合で行われることが理想ですが

このバランスが崩れ、胸式呼吸が腹式呼吸よりも優位になっているものを

奇異呼吸(Paradoxical respiration)と言います

奇異呼吸では、吸気時に腹部が凹み、呼気時に腹部が広がります

胸式呼吸が優位になっている人の特徴として

肩、首の筋肉の緊張や鎖骨の溝が目立つといった特徴があります


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・呼吸の検査

正常な呼吸では吸気時の動きの順序は

1.腹部が前、側方、後ろへ広がる

2.下部の肋骨が側方へ広がる

3.上部の肋骨が側方へ広がる

4.脊柱が安定

5.斜角筋、上部僧帽筋、胸鎖乳突筋の挙上ではなく、安定作用

が起こります


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呼気時には

1.腹部は脊柱方向へ引き込まれる

2.下部肋骨は内側に閉じる

3.上部肋骨は内側へ閉じる

4.脊柱の安定

5.肋骨は閉じる

という順序になります


しかし女性は男性に比べて、横隔膜がうまく使えないために胸式呼吸になっていることが多く

本来、呼吸の補助筋である頚部の筋肉を多く使ってしまい

首や肩のコリや呼吸が浅くなり疲れやすいといった症状が出やすくなってしまうのです

私がトレーニングを指導させていただく際には、この呼吸運動がきちんとできているのか

ということをとても重視しています

さらに呼吸が体に与える大きな影響は、自律神経に対してです

呼吸は、私たちが意識しなくても息を吸ったり

吐いたりといった切り替えがされていますが、これは自律神経の働きです


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息を吸って肺が膨らむと、気管支にある平滑筋にあるセンサーが膨張を感知して

副交感神経である迷走神経が吸息を抑制し

吸気に使われる筋肉が弛緩することで、呼気へと切り替わります

このような反射をヘーリングブロイエル反射(肺伸展反射)と言います

通常、血圧や心拍数など自律神経がコントロールしている体の調節は

私たちが自分の意志では、コントロールできないのですが

呼吸だけは、吸気筋と呼気筋に

体性神経(自分で動かせる随意筋に分布する神経)を使い分けて

意識的に早い、遅い、浅い、深いといった調節ができるのです

したがって、ゆっくりと深い呼吸を身につけられれば

交感神経の緊張を緩め、副交感神経を優位にさせることができます

ストレスの緩和、疲労の回復、肩や首のコリの緩和、内臓機能の改善

睡眠改善、冷えの改善といった多くの効果があります



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パワープレートは、普段使えていない筋肉に対し

動作を教育していくということを非常に得意としているマシンです

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横隔膜をはじめとした深層の体幹筋を強化していくことで

呼吸機能が改善することはもちろん、腹圧が高まり

姿勢の改善、お腹周りの引き締めが可能です!



食品の機能

・食品の機能

 

    一次機能:栄養機能、エネルギー源、生命維持のための栄養面での働き


    二次機能:おいしさ、食事を楽しむという味覚、感覚面での働き

        栄養があるものを食べていても一人で食事をするよりも

大勢で楽しみながら食べた方が消化が良くなる


    三次機能:体調調節、生体の生理機能の変調を修復する働き

 

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・消化と栄養素

 

食べた物を分解して体内に取り込む働きをする器官を消化器系といい、さらに消化管と消化腺に分けられます

 

消化管:口、食道、胃、小腸、大腸、肛門へと至る食塊が通る管

消化腺:唾液線、肝臓、胆嚢、膵臓などの消化酵素を含む

 

体をつくる栄養素はたんぱく質、脂質、炭水化物の3つがあります

 

    炭水化物にはデンプン、糖類があり、それぞれ酵素によって

 

デンプン→デキストリン→マルトース→グルコース

 

糖類→ガラクトース、フルクトース

 

    たんぱく質→ペプトン、ポリペプチド→アミノ酸

 

    脂肪→脂肪酸、グリセリン

 

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〈たんぱく質〉

 

たんぱく質は約20種類のアミノ酸が、2~80つながったものです花粉などの異物(アレルゲン)となるたんぱく質も

消化によって2~3個に分解されていれば、吸収しても免疫応答は起こりません

アレルギー体質の人は消化器の機能が低下している場合が多く

5~6個つながった少し大きい分子の状態で吸収してしまい

アレルギー症状を引き起こす原因となってしまうのです


必須アミノ酸:ロイシン、イソロイシン、バリン、リジン、トリプトファン、メチオニン

スレオニン、フェニルアラニン、ヒスチジン

 

非必須アミノ酸:アラニン、アルギニン、グルタミン、プロリン、グルタミン

アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、システイン、チロシン

アスパラギン、グリシン、セリン

 

たんぱく質の質と量は、必須アミノ酸の量で決まり

摂取できるアミノ酸量は必要量に対する割合が一番低いものの量によるため

たんぱく質の質が悪かったとしても、摂取量を増やせば必要量を満たすことができます

アミノ酸スコアが高い食品として鶏卵があります

 

生体調節機能(3次機能)としては、ホルモン類、酵素類などがあり

多くは消化管内で消化により機能を失いますが、消化酵素に抵抗性を持ち

腸管内で機能を持つものもあります

 

・アスパルテーム

アミノ酸2個からなり、甘味は砂糖の200倍で、急性または慢性毒性の報告があるが

調味料としてつかう量では起こらない。

 

・カゼインフォスフォペプチド(CPP

カゼイン(乳たんぱく質)由来で、本来吸収されにくいカルシウムが腸内でリン酸と結合するのを防ぎ、体内での吸収を助ける。

 

・血清コレステロール低減化ペプチド

大豆たんぱく質由来の難消化性高分子で、消化管内のコレステロール類を吸着して吸収を阻害するため、血清コレステロールの低下に役立つ。

 

・アンギオテンシン変換酵素阻害ペプチド

イワシのたんぱく質由来で、血圧を上げる酵素を阻害する。

 

・オピオイドペプチド

カゼイン(乳たんぱく質)由来で神経の興奮を鎮める。


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〈脂質〉

 

水に不溶で有機溶媒に可溶な物質を総称して脂質と言い

ワックス、ステロール、トリアシルグリセロール(中性脂肪)、脂肪酸、リン脂質、糖脂質などがあります

食品においては中性脂肪が代表的、三大栄養素の中で熱量が最も高く、エネルギー源として重要です

脂溶性ビタミンの吸収に関与したり、必須脂肪酸の供給源として、またうまみにも関与します

 

・ワックス

脂肪酸と長鎖(高級)アルコールからなる固形の中性脂肪。

 

・ステロール

アルコールの一種で3位に水酸基を持つ炭素数27~29のステロイドの総称で、遊離型、エステル型、配糖体等の形で、自然界に広く分布する。

 

・トリアシルグリセロール

グリセロールに3つの脂肪酸がエステル結合した中性脂肪。

 

・リン脂質

細胞膜を構成する主要な脂質で、構成成分にリン酸を含む。

 

 

・脂肪酸

天然の脂質の加水分解で得られる脂肪族モノカルボン酸で

カルボキシル基が末端にある長鎖の一塩基酸、ほとんどは炭素数が偶数。

 

    飽和脂肪酸

炭素間に二重結合を持たない脂肪酸で動物性油脂に多い。

 

    不飽和脂肪酸

炭素間にシス型の立体配座を示す二重結合を有する



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n-6系多価不飽和脂肪酸

食用の油に多く含まれる、ジホモY‐リノレン酸やアラキドン酸は

ホルモン様作用を示すロイコトリエンや痛みを増強させるプロスタグランジン類へ代謝される。

リノール酸を多く含む油脂は、血清脂質濃度低下作用を有する。

 

 

n-3系多価不飽和脂肪酸

α‐リノレン酸を多く含むのはシソ油、青魚で熱に弱いため、炒め物に向いていない。

EPAn-6系とは異なるプロスタグランジン類の前駆体であり、痛みを抑える作用がある。

生理中はプロスタグランジンに敏感になるため、α-リノレン酸を含むものを摂取したり

月見草のオイルでマッサージをしたりすると良い。

特にEPADHAは抗血液凝固や中性脂肪濃度低下作用を有する。

 

n-6系、n-3系の不飽和脂肪酸は、いずれも生体で合成できないため、必須脂肪酸と呼ばれ

摂取の理想は41になることが望ましいが

食の欧米化によってn-3系の摂取が不足していると言われている。

 

・トランス脂肪酸

マーガリンなどの加工油脂の製造工程で、不飽和脂肪酸に水素を添加することでつくられ

自然界には存在せず、溶解する温度が上昇するなど物性変化が生じ、体内で代謝されにくく蓄積する。

 

 

・共役脂肪酸

リノール酸の構造異性体で、抗ガン

生活習慣病(抗動脈硬化、抗肥満、抗アレルギー)作用などが期待されているが

まだ安全性が確立されていない。

 

 

・ステロール

ステロールは動物ではコレステロール、植物では植物ステロール(フィトステロール)が代表的で

ピーナッツ、ゴマ、大豆、さやいんげん、枝豆類に多く含まれ、コメ油からも抽出される。

植物ステロールは細胞原形質の構成成分で、スチグマステロール、シトステロール、カンペステロールなどが知られており、コレステロールの吸収を抑制する作用がある。

体内での吸収率はコレステロールが50%であるのに対し、5%しかなく、

LDLコレステロールの濃度低下、HDLコレステロールの濃度上昇

血清中性脂肪レベル及び過酸化脂質低下作用も確認されている。

 

・構造脂質(ジアシルグリセロール)

年々には数%しか存在しないもので、トリアシルグリセロールとはことなる代謝過程を経るため

食後の血中中性脂肪の上昇を抑えたり、体脂肪が付きにくい特定保健用食品として

認められている。

 

〈炭水化物〉

 

糖質としてエネルギー源となる

日本人はエネルギーの55%を炭水化物から摂取しており、その大部分はデンプンである

アミロース α14グルコシド結合だけで重合した直鎖状

アミロペクチン α16グルコシド結合による分枝鎖を持つ

 

糖質の最小単位は、グルコース、ガラクトース、フルクトースなど単糖類

デンプン、デキストリン(食物繊維)は多糖類

 

フルクトースは最も甘味度の高い単糖

食事には、スクロース、ラクトース、マルトース、トレハロースなどの二糖類も含まれる

 


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・糖質の代謝

インスリンは血糖値の上昇のシグナルを感知して、膵臓のランゲルハンス島B細胞から分泌され

肝臓糖代謝のうち、解糖とグリコーゲン合成、筋肉や脂肪組織へのグルコース取り込みを促進し

血糖値を低下させます

脳は最大のグルコース消費臓器で、摂取した糖質の25%をエネルギー源として利用し

空腹時では70%を利用します

これを維持するため、空腹時でも血糖値は70~110mg/dlに維持されています

 

 

〈食物繊維〉

人の消化酵素で消化されない食品中の難消化成分の総体で

主要成分は炭水化物で一部リグニンなどの非炭水化物も含まれます

一日当たりの目標摂取量は、成人で20~25g

30歳代以下での摂取量の著しい低下が指摘されており

2010年のデータでは目標値の70%しか摂れていないと言われています

 

・食物繊維の種類

 

    不溶性食物繊維

セルロース、ヘミセルロース、リグニン、キチンなど

 

    可溶性食物繊維

ペクチン、植物ガムなど

 

小腸における他の栄養素の消化吸収を抑制することから、血中コレステロールの低下や血糖値の改善などに効果がある。

 

オリゴ糖、糖アルコール

大腸で腸内細菌の餌となり、お腹の調子を整えるもの、虫歯発生の低減に寄与するもの

食後の過血糖を抑えるものなど、甘味料としても利用されている。

 

糖アルコールは、天然の単糖、二糖類の還元基であるアルデヒド基及びケト基に、水素添加してアルコール化することによりつくられる。

 

・プロバイオティクス

微生物製剤で粘膜表面の微生物や酵素のバランスを改善したり、免疫能を刺激することを

目的とするもので乳酸菌飲料、ヨーグルトなどに含まれる。

 

・プレバイオティクス

小腸下部や大腸で、もともと存在している腸内細菌や

プロバイオティクスとなりうる有用な菌の増殖を促進するもので、オリゴ糖、食物繊維などに含まれる。

 

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・プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせたものはシンバイオティクスと言われる。

 

〈フィトケミカル〉

 

植物性化学成分で野菜や穀類、果物などの色素、渋み、香り、辛味などの成分で

多くは抗酸化力を持ち、ポリフェノール、カテキン、リコピンなどがあります

各種フィトケミカルの機能性の研究は現在も続き種類や効能が続々と発見、解明され

ガンを予防する植物エストロゲン、果物と野菜の発ガン予防なども見つかっています

 

このブログはエルクレストで講師をしてくださっている渡辺 肇子 先生のお話を元に作成しています


呼吸と健康

リハビリテーションの分野で多大な功績を残した医師のKarel Lewitは

呼吸が正常化されなければ、他の動作も正常化できない

と話しているように呼吸という運動は、私たちの体にあらゆる影響を与えているのです




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・呼吸システムを傷害するもの

1.肺を膨らませるために必要な胸椎と肋骨の可動性の減少や

筋肉バランスの不均衡といった生体力学的因子


2.アレルギー、感染、栄養不良、ホルモンの影響、腎機能障害などの

体の微妙なpHバランスに影響を与えるような生化学的因子


3.慢性的な不安や怒り、抑うつのような心理社会的因子



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パワープレートは、関節に分布する固有受容器を刺激して呼吸に関わる脊柱の柔軟性の向上や

横隔膜をはじめとした深層筋を効果的にトレーニングできるため

理想的な呼吸パターンへの教育が可能です

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トレーニングとアルコール

パワープレートを使うことで、15分でジムトレーニング1時間相当の運動量を確保でき

効率よく筋肉量を増やし、基礎代謝を高められるため

スピーディーで安全にダイエットを進めることができます!

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しかしいくらトレーニングを行っても

新たに筋肉をつくる為に必要なたんぱく質が不足していれば無駄になってしまいます

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また、意識をしてたんぱく質を摂っていても

飲酒量がを多いとたんぱく質が吸収されにくくなってしまいます

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アルコールの摂取量が多いと、栄養を吸収する腸管粘膜が障害されてしまうのです

小腸の粘膜上皮は2~3日でつくりかわるデリケートなもので

アルコールを多飲すると、よく下痢、軟便になることがありますが

これは、水分がきちんと吸収されなかったことであり

その水分の中に溶け込んでいるたんぱく質まで一緒に排出されてしまいます

また長期的な飲酒は、筋力強化や健康増進に効果がある成長ホルモンや

インスリン様成長因子(IGF-1)の分泌低下を起こします


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ラットにアルコールを含んだ餌を16週間与える実験では

血中インスリン様成長因子濃度と骨格筋のタンパク合成量が共に

約40%も低下したというデータがあります


ですからトレーニングと正しい食生活をセットにしてダイエットに取り組むことが

健康に痩せるための王道なのです!


痛みを抑えて効率の良いリハビリを

痛みとは組織の損傷があることを知らせるための警告として非常に重要です

しかし、炎症反応が治まっていても残ってしまう痛みもあります

五十肩や変形性の関節症などで見られる関節の拘縮(関節運動が制限された状態)は

運動時に痛みを発し、リハビリの大きな障害となります

痛みがあるので動かさない → 一層拘縮が進み、可動域が減少する

という悪循環になってしまうからです



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このような慢性的な痛みは脳が痛みを記憶しているため

痛みを出さずに可動域を広げていくことはとても困難で時間がかかります

また重大な損傷があった場合、痛みを抑制することができると

激しい痛みがある場合と比べて回復速度が

最大で3倍速くなるというデータもあるそうです

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パワープレートの全身振動は2つの方法で痛みを軽減します


①セロトニンによる下行性疼痛抑制系

パワープレートの振動刺激は

神経伝達物質であるセロトニンの脳内における分泌を促進させます


セロトニンは体の各部位でそれぞれ異なった働きをしますが

脳内では精神の安定作用があり

セロトニンレベルが低下すると鬱になると言われています

この伝達物質が脊髄に降りかかると、痛みの刺激が脳に伝わるのをブロックするため

痛みを感じにくくなります

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②ゲートコントロール

私たちは打撲などをしたときに無意識に患部を押さえますが

これには科学的に証明された理由があり、それがゲートコントロールです

私たちの体を取り巻く神経はそれぞれ太さが異なり、太いほど伝達速度が速いという特徴があります

痛みの神経よりも触覚の神経は太く速度が速いため

押さえることで一時的に痛覚刺激をブロックすることができ

痛みを軽減させているのです

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パワープレートの振動は一秒間に30~50回という速さで筋肉を動かすため

最も太い太い神経である運動神経に多くの刺激を与えることができます

それにより刺激をある程度ブロックすることができるのです

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私自身もパワープレートのこの能力を生かして

五十肩変形性膝関節症などのお客様に対して

とても良い結果が出ていることを実感しています



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体に良いストレスとは?


ストレスを最初に定義したハンス・セリエは

ストレスの原因となる環境のストレッサーが一過性ならばいいものの 

それが長期にわたると、体に備わった適応反応の能力が使い尽くされてしまうと考え 

そのプロセスを3つの時期に区分しました 

警告期 

抵抗期 

疲廃期 

さらに、この現象は全身だけでなく局所にも生じることを説明し 

前者を全身適応症候群、後者を局所適応症候群と名付けました 

また適応症候群の3つの時期に一致した変化として 

副腎皮質の肥大、胸線にリンパの委縮、胃の内壁、心筋の点状出血を

 「ストレスの顔」と表現しました


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ストレッサーには4種類あると言われ 

①物理的因子(重力、外傷、寒冷、騒音など)

②科学的因子(タバコ、アルコール、飢餓、飽食、薬物など)

③生物的因子(有害な微生物、花粉など) 

④精神的因子(怒りや不安、緊張など情動の変化など) があります

精神を使う仕事も、身体を酷使する身体的ストレスと同様に 

あるいはそれ以上にストレスの原因となるのです 

ストレスもストレッサーも、それ自体には良い、悪いという判断はできません


 
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例えばカラオケで初めて人前で歌う時には緊張しますが 

慣れた人とではストレス発散になります 


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ストレッサーが人体に良い影響を与えるか、悪い影響を与えるかは

個人の受け止め方や性格、体調、経験などに左右されるため 

これらを意識することでストレスとうまく付き合うことができます 

セリエは目的達成感や感謝、祈りなど

身体に良い影響を及ぼすストレスがあることも強調しており

それらをユーストレス(eustress) 

その逆をディストレス(distress)と呼んでいます

ストレッサーの①にある重力も身体のゆがみが少ない姿勢であれば

筋や骨格に対して、良いストレス(ユーストレス)を与え

身体をより強いものにしてくれます


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これは宇宙飛行士たちの身体が重力の無い世界で過ごした後では

身体のあらゆる機能が低下し老化と同じような変化をもたらすことからも明らかです

パワープレートはこの重力に着目し、アクセラレーショントレーニングによって

身体に3次元の刺激を与えることによって、重力を増加さします


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私たちが元来持っている受容器を活性化することによって

神経伝達を高め、筋肉量、骨密度などを上昇させます

NASAも、このパワープレートを導入して

宇宙飛行士たちの訓練に使用しているという点も

効果の高さを物語っています

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ぜひ身体にパワープレートでユーストレスを与えて、美しい体をつくりましょう!

パワープレートで冷えを改善

パワープレートの効果でリンパ、血液の流れを改善するというものがあります


pp21.jpg・リンパとは

全身を循環する動脈血の血漿の一部は間質液として、毛細血管の壁を通って

組織中に漏出し、そこで組織の細胞に栄養を与え、代謝産物を取り込んだあとに

再び静脈の毛細血管壁を通って静脈に戻りますが

その一部がリンパ経を通って静脈系に戻ります

リンパ系はもう最リンパ管に始まり

集合リンパ管を経て左右の右リンパ本幹と胸管をなって

鎖骨下静脈につながります



lymph 123.jpg

下肢、腹部、左上半身からのリンパ系は全て体の左側にある胸管に入り

右上半身からのリンパ系は、右リンパ本幹に入ります

毛細リンパ管の透過性は毛細血管より高いため、体内に侵入した異物の大部分は

リンパ系に取り込まれ、途中にあるリンパ節(全身に約300~800個存在)でリンパ球や

マクロファージによって取り除かれます


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・リンパ系の機能

①体内の組織中に存在する過剰な間質液を吸収する

②体外から間質液に侵入した異物を取り除く

③間質液にある過剰なタンパク質を取り込んで循環血液に戻すことによって

間質液の浸透圧を調節する

④小腸内のリンパは消化された脂肪を吸収する


・リンパの流れ

毛細リンパ管以外のリンパ管は周りを平滑筋が覆っており

それによって若干ながら自発的に収縮します(一分間に2~6回)

また、リンパ管には多数の弁があり、リンパ管が収縮すると一定方向に流れるようになっています

このようなリンパの流れには

骨格筋の収縮、呼吸運動、消化管運動、動脈の拍動など

リンパ管の外からの力も重要な役割をしています


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パワープレートは3次元振動によって骨格筋を素早く収縮させ

5分間で95%の人の血流が改善するため

冷えやむくみに悩まれている方にも非常に有効なのです



ダイエットの指標となるインピーダンス

ダイエットの経過を測る体組成計のデータの中にインピーダンスという項目があります 

これは体に微弱な電流を流して、その抵抗をみることによって

ダイエットが正しく進められているかという指標になるというものです

一般的な簡易的な体脂肪率の測定はこのインピーダンス法で測定されています

人の体は、組織によって電気の流れやすさが異なり

血液は水分を多く含み、イオン濃度が高い組織なので

生体組織では最も電気伝導度が高くなります


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また筋肉も約75%が水分であり、イオンの移動によって収縮を起こすことから

伝導度は高くなります

これに対して、脂肪組織は14%程度しか水分を含んでおらず

伝導度は他の組織と比較するとかなり劣ります

したがって、インピーダンスが低ければ脂肪が少なく

インピーダンスが高ければ脂肪が多いということになります


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正しいダイエットが行われていれば

脂肪の減少と共にインピーダンスは低くなっていきますが

同時に筋肉量が減少してしまうと、インピーダンスは高くなってしまい

リバウンドの可能性が高いダイエットになっていると言えます


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パワープレートは最先端のトレーニング理論であるアクセラレーショントレーニングによって

一秒間に30~50回という非常に速い筋収縮を起こさせ

体脂肪の燃焼と筋肉量を増大を効率よく行うことができます


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15分でジムトレーニング1時間分の運動量を確保できるパワープレートで

健康的なダイエットをしていきましょう!






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骨粗鬆症と糖質の関係

体は高血糖や疲労などで体が酸性に傾くことによって

それを補正し弱アルカリに戻すために骨からカルシウムを融解させ、血中pHを調整しています

正常では、再び骨に吸収されますが、持続的に酸性化するような状態が続いていると

再吸収される時間が無くなり、血管壁に沈着すると石灰化によって硬い血管になります


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この現象は本来定着すべきではない部分にカルシウムが存在していることから

異所性の石灰化と呼ばれています

私たちの体は、急激な変化を好まないため体内を一定に保とうとする

恒常性維持機構(ホメオスタシス)を持ち

血中にカルシウムが大量にある場合はそれを排出しようと腎臓に送ります

しかし、一方ではカルシウムを排出したことによって

再び体が酸性に傾くことから骨からカルシウムの融解が起こり、骨量が低下します 

20代の女性の骨量は、約3分の1が平均以下しか無く

その原因の多くは甘い物の食べすぎによる体の酸化があります


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パワープレートは体に高速の振動をかけることで

体にかかる重力を増すことができます!



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これによって筋力と共に骨密度を高めることが可能です


これらの効果が評価されてパワープレートはNASAでも導入されているのです!



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糖分の過剰摂取を控えながらパワープレートで骨密度を高めて

骨粗鬆症を防ぎましょう!

血液検査の数値の見方

 〈血液の主な検査〉

 

血液検査で得られたデータのうちのある一つの値から診断を行うことは感染症を除いては無く

必ずその他の検査と併せて診断をしていきます。

 

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・単位について

IU体の中にある酵素を表す単位

ある体積の中にどれだけの重さがある(g グラム)が重要なのではなく

どれだけの働きがあるかを見る必要があるため、特殊な単位になっています

酵素は熱や光に弱いという特徴があり、これらで変性してしまった酵素は元には戻りません。

酵素の働きとしては、体内で起こっている反応の手助けをする役割があり

食べ物が自然に分解されるのには長い時間がかかりますが

体内では消化酵素によって2~3時間で分解することができます。

 

マイクロメートル:100万分の1メートル

 

ナノメートル:10億分の1メートル

 

血液は液体だけでなく、個体も多く含まれています。

採血の時には、容器に血液が固まらないように抗凝固剤が入っています。

もし抗凝固剤が入っていないと血液はあっという間に固まってしまいます。

血液を遠心分離にかけると、液体成分である血漿と細胞成分である白血球

赤血球、血小板に分かれます。

 

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・血球算定:血液1平方ミリメートルあたりの赤血球数、白血球数、血小板数を数えます。

赤血球の役割は、体の隅々まで酸素を届けることですが、細胞の中でも寿命が短く

120日と言われています。その数が少なかったり

どんどん壊されてしまう状態になると貧血という診断になります。

また、高地にいる人では、酸素が少ないために赤血球が

過剰に増えてしまう多血症といった状態もあります。

白血球は、細菌やウィルスを排除する免疫において重要な役割を持っています。

低値では感染症にかかりやすくなります。

血小板は、出血した際に損傷部位を塞ぐための栓としての役割を持っていますが

過剰になってしまうと血管が詰まりやすくなります。

 

・ヘモグロビン、ヘマトクリット:血液中のヘモグロビンの量

ヘマトクリットでは一定量の血液中に含まれる赤血球の割合を調べます

貧血の有無や貧血の種類を診断する手がかりになります。

 

・血液像:白血球の5つの分画ごと

好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の増減数を調べます。

増加している場合は、結核など、減少している場合は敗血症や白血病が疑われます。



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・赤沈(血沈):抗凝固剤を入れた血液中の赤血球が、管の中で沈降する速度を調べます。

病気があると、数値が高くなります。言い換えると血液の粘性を調べて、ドロドロがサラサラかを診ます。

 

MCVMCHMCHC:赤血球の色素の量の平均値、色素の濃度の平均値を診ます

 

〈生化学の主な検査〉

‐糖尿病‐

 

・血糖:血液中のブドウ糖の量を調べます。空腹時血糖検査とブドウ糖負荷検査があり

ブドウ糖負荷試験は、糖尿病をより詳しく診断でき、治療方針を決める上でも欠かせません。

空腹時血糖検査では、糖尿病の人の血糖値が平均的に高いことが分かるため

スクリーニング検査として有効で、この検査で高値であれば、ブドウ糖負荷試験を行います。

 

・尿糖:本来糖は尿中に出ることはありませんが、血糖値が一定限度を超えると

尿中に漏れ出てきます。この場合はかなり進行した状態を示しています。

 

・糖化ヘモグロビン:ヘモグロビンとブドウ糖が結合したもので

この数値は血糖コントロールの目安になります。糖尿病になると

ヘモグロビンの中でも特にヘモグロビンA1cが増加します。糖尿病は遺伝的な要因も多いため

親戚に糖尿病の人がいれば、注意してみていく必要があります。赤血球の寿命は120日であり

その間のヘモグロビンの状態を知ることができるので、食生活などが反映されます。

 

‐肝機能‐

 

・総ビリルビン:胆汁色素のビリルビンには、腎臓を通過可能な直接ビリルビンと

通過不可能で尿中に排泄されない間接ビリルビンとがあります。

これを合わせたものが総ビリルビンです。

胆石、肝炎などにより、血清中に1dlあたり3.0㎎以上増加すると黄疸を起こします。

肝臓は非常に大きな臓器で、女性でも1㎏以上の重さがあります。

さらに高い再生能力を持っており、半分近く障害されても休養によって再生すると言われています。

 

GOTAST):肝細胞中に含まれる酵素。肝細胞に限らず、全ての細胞は生きており

生命活動を維持するために血液からエネルギーを取り入れています。肝細胞が破壊されたり

肝細胞膜の浸透性が高まると、血液中に流出して増加します。高値で慢性肝炎

アルコール性肝炎、肝硬変などの肝障害が疑われます。心筋にも含まれ

心筋梗塞を診断する指標でもあります。

 

GPTALT):主に肝細胞中に含まれている酵素で、急性肝炎、慢性肝炎

肝硬変などの診断に役立ちます。GPTはストレスでも上がりやすく

海外旅行に行って魚介類などを食べた際にA型肝炎にかかった時には

特に黄疸が出るということもなく、多少疲労を感じる程度で、この時に血液検査を行うと

一時的に高値になることがありますが、通常であれば放っておけば治ってしまいます。

 

LDH(乳酸脱水素酵素):主に心臓、腎臓、肝臓、肺、血液細胞、骨格筋などに含まれます。

肝疾患であれば、GOTGPTALPなどの検査と共に診断に用いられます。

また、心筋梗塞、肺疾患、白血病、悪性貧血、肝炎、悪性腫瘍の時に増加します。

 

ALP:肝臓で作られ、胆汁中に出される酵素。胆石、胆管の疾患

悪性腫瘍の肝転移や肝ガンの時に数値の上昇がみられます。他に骨疾患でも上昇します。

 

・γ―GTP:肝硬変や薬の副作用で発症する薬剤性肝障害の発見に役立ちます。

常習飲酒者とそうでない人とでは明らかな差が出ます。

 

ZTTZTTは、主に血清中のγグロブリン量を反映しています。

慢性肝炎、肝硬変、結核、リウマチ、膠原病などの慢性炎症性疾患や

骨髄腫などの診断に役立ちます。

 

・タンパク分画:アルブミン、グロブリン比(A/G比)を表します。

肝硬変、栄養失調、慢性伝染病などの診断に役立ちます。

 

・コリンエステラーゼ:肝臓で生成され、血液中に分泌される酵素で

神経伝達物質であるアセチルコリンを分解する役割があります。

アセチルコリンは分解されないと、筋肉などが興奮したまま戻らなくなってしまうため

非常に危険な状態になります。

肝細胞が障害されると値が低下します。GOTGPTなどの検査結果が良好であっても

コリンエステラーゼが減少している場合、詳しい検査が必要になります。

 

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‐腎機能‐

 

・尿素窒素(BUN):タンパク質が体内で分解された後の老廃物で、腎臓から尿に排出されます。

腎機能が障害されると、血液中のBUNが増加し、尿中のBUNは減少します。

 

・クレアチニン:BUNと同様、腎臓から尿に排泄されるよう廃物の一つで

腎機能を知るための指標になります。

 

‐脂質代謝‐

 

・総コレステロール:体内に様々な形で存在するコレステロールの総計値で

動脈硬化や狭心症、心筋梗塞発症の危険度などの指標になります。

誰でも加齢とともに動脈硬化は進んでいくため、その参考となるものです。

しかし、実際にどれだけ動脈硬化が進んでいるかということは血液検査では知ることができません。

正確な状態を知るためには、体の中に器具を入れたり

微弱な電流を流したりするといった手間のかかる検査が必要となります。

 

LDLコレステロール:悪玉コレステロールとも呼ばれ、血管に沈着して

動脈硬化を発生、悪化させます

 

HDLコレステロール:善玉コレステロールとも呼ばれ

体内の末梢で酸化して害をなすコレステロールを取り除き、動脈硬化などを防ぐ働きがあります。

 

・中性脂肪(トリグリセライド):体内で主に生命を維持するためにエネルギー源として利用されますが

利用後の余分な中性脂肪は主に皮下組織に貯蔵され、皮下脂肪となります。

 

‐その他‐

・アミラーゼ:でんぷんの消化酵素で、膵臓と唾液腺でつくられます。

いずれかの臓器に障害があると、高値になります。

 

・電解質検査:ミネラルのクロール(Cl)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)などの

血清中の量を測定し、栄養状態などを調べます。

この中で、ナトリウム、カリウム、クロールは、体内の水分の状態を診るために

非常に重要な項目となります。脱水や大量出血では、これらのバランスが崩れ

浸透圧によって細胞が潰れたり、破裂したりしてしまいます。

 

・甲状腺機能検査:甲状腺の機能をみるために、甲状腺ホルモンであるトリヨードサイロニン(T3

サイロキシン(T4)の血中量を測定します。

 

・尿酸:タンパク質が分解、吸収された後に残る老廃物の一種で、腎臓で排泄量を調整し

血液中の数値を一定に保っています。腎機能の低下や

尿酸の元になるプリン体の摂取過剰で増加します。

 

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‐腫瘍マーカーの主な項目‐

 

CEA:胎児の消化器組織だけにみられるタンパク質の一種ですが

ガン細胞が増殖している組織内からも作り出されます。主に胃や大腸、膵臓など

消化器系ガンのマーカーとして用いられます。

 

CA199:胆嚢や胆管、特に膵ガンの有無をチェックするのに用いられます。

 

PSA(前立腺特異抗原):前立腺から分泌される生体物質で

前立腺ガンのとき血清中の含有量が上昇します。

前立腺炎や前立腺肥大症などでも上昇することがあります。

 

AFP:胎児に見られる血清タンパクの一種ですが、肝ガンの腫瘍マーカーとして用いられます。

肝炎や肝硬変でも数値は上昇します。

 

CRP:体の組織に急性炎症や破壊が起こった時に、血液中に現れるタンパクです。

 

ASLO:溶血性連鎖球菌が産生するSLO(ストレプトリジン10)に対する抗体をASLOと言います。

溶血性連鎖球菌に感染していると、高値になります。

 

RF:関節リウマチなどでみられる自己抗体の一つで

関節リウマチでも陽性となりやすいですが70~80%)、他の自己免疫疾患

慢性肝炎などでも陽性になることがあります。

リウマチが最も発生しやすいのは、3040代の女性です。

最先端のリウマチの治療は、進行の早い早期のうちに強めの薬で炎症を抑え

徐々に薬の強さを減らしてくといった方法です

 

このブログはエルクレストで講師をしてくださっている渡辺 肇子 先生のお話を元に作成しています

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骨粗鬆症を防ぐ

私たちの体はよく「今日の自分は昨日の自分ではない」と言われるように

絶えず作りかえられています

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骨も例外ではなく、骨をつくる骨芽細胞と古くなった骨を壊す破骨細胞が

バランス良く働いて一定の骨量を維持しています

しかし、骨量のピークはおよそ35歳と言われており

それ以降は男女ともに減少していきます

特に女性では、閉経によって破骨細胞の過剰な骨破壊を抑制している

女性ホルモンの分泌レベルが低下することによって

急激に骨量が減少してしまい、骨粗鬆症を引き起こす原因になっています

そのため、小児期や青年期における運動とカルシウム摂取が

個人の最終的な骨量を決めるうえで重要だと言われています




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2002年のデータでは、男女で寿命は延びているものの、骨折者も増えており

女性では男性の3倍に当たる年間10万人に上っています

日本ではBMIが25以上で肥満、アメリカでは30以上で肥満とされていますが

肥満の人の方が大腿骨頸部骨折の頻度が低いというデータもありあます 

これは肥満の人の方が、体重を支えるために骨量や筋量が高いためであり

極端に痩せている人はその5倍のリスクがあると言われています 

肥満が良いとは言えませんが

高齢者であっても筋肉量や骨量を増やす運動が大事であるということが言えます

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宇宙飛行士たちが宇宙から地球に帰還したときに

支えてもらわなければ歩けないほど弱っている映像を

見たことがある方も多いと思いますが

これは、骨や筋肉を維持していくためには重力が欠かせないことを示しています


筋肉の強くするために負荷(重り)を持ってトレーニングを行うように

骨も重力などの負荷がかかることで

体はそれに抵抗できるだけの骨量が必要だと判断して骨を強化しようとします

これはウォルフの法則と言われており、振動などの負荷が骨密度を増加させるという

考え方の基本になっています


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骨の強さは、骨密度と骨質を合わせたもので

これを建物に例えると、骨密度はコンクリート、骨質(コラーゲン)は鉄筋と言えます

したがって単純に骨密度だけでは、骨の強さは測れません

骨粗鬆症の診断基準は、女性の場合若年成人女性の

骨密度測定の平均値(YAM)の70%未満とされており

年齢と骨密度の関係を見てみると、平均的には女性は70歳を超えると

ほぼ全員の骨密度が成人時の70%以下になっているため

骨粗鬆症ということになります


パワープレートは、アクセラレーショントレーニングという最先端のトレーニング理論を用いて

重りを持たずして体に重力をかけることを可能にしました

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それは、3次元の振動を人体にかけることによって加速させ重力を生み出すのです

この振動が、さらに骨形成を促進させ、筋肉を強化し、神経伝達をも活性化します


また、関節を動かしたり重りを持つ必要がないため、体力に自信がない方や高齢者の方

関節の可動域に制限がある方でもトレーニングを行うことができます

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これらのことが評価され

多くの医療機関でも導入されているところも、パワープレートが

単なるトレーニングマシンを超えた存在であることがお分かり頂けると思います

メラトニンとセロトニンのバランスを整えて美しく

かつて、脳細胞は3歳の時点をピークに後は死んでいくと考えられていましたが

現在、脳の特定の領域では生涯に渡って脳細胞が生み出されていることが分かっています

そしてそれらの日々新しくつくられる神経細胞が記憶や学習に深く関わっていることも

明らかになりました


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記憶や学習に関わる海馬などでは、神経細胞の種となる神経幹細胞が

一生涯存在し、分裂の際に片方は神経幹細胞に

もう片方は神経細胞になり、ラットの実験でその数は一日9000個と言われています

海馬の神経細胞は1個当たり220個のシナプスを持つと考えられているため

全体では99万個の神経結合が生み出されているのです

東北大学大学院医学系研究科の大隅典子教授は

脳の神経新生には睡眠、運動、栄養が重要だと述べており

脳の神経新生は、感染やストレスなどによって阻害されることが

動物実験で明らかになっています


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さらにラットやマウスに抗うつ剤を投与すると、神経新生向上効果があることから

うつ状態が神経新生の低下に関係あるのではないかと言われています

また他の心の病(統合失調症、双極性障害、心的外傷後ストレス障害)も

影響を与える可能性が指摘されています

うつの方に共通して見られるのが、脳におけるセロトニンという神経伝達物質の不足です

セロトニンは場所によって異なる作用を持ち

中枢神経では

①ノンレム睡眠の調整

②痛みの調節

③体温調節

④嘔吐

などに関わり、消化管では消化管運動亢進、血液では血漿板凝集

血管では血管平滑筋収縮といった役割があります


セロトニン作動性のニューロンは脳幹の縫線核に集中しており

そこから脳、脊髄に広く投射されます

数多くの受容体がある中で、5-HT1A受容体は抑制性で

抗不安作用(不足すると情緒不安定、うつ状態)があり

5-HT2A受容体は幻覚やうつ病に関係があると言われています


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セロトニンと関連の深い物質としてメラトニンがあります

メラトニンは、必須アミノ酸であるトリプトファンからセロトニンがつくられ

セロトニンからメラトニンがつくられます


トリプトファン→5-ヒドロキシトリプトファン→セロトニン→メラトニン


・メラトニンの作用

1.深部体温を下げる

2.副交感神経を優位にして、気持ちを落ち着かせる

3.呼吸や脈拍、血圧を低くする


また リンパ球にはメラトニンのレセプターがあり、メラトニンの分泌がリンパ球の活性を高めます 

メラトニンの分泌は午後4時から午前4時に起こり、血中濃度は午後7時頃から上昇し

午前7時にはゼロになり、メラトニンの分泌量が睡眠の質を決めます 

第一に分泌を支配するのは自然光、第二に影響するのは人工照明であり

睡眠の質を高めるためには、自分が思っている以上に体は音や光を感じていることから

なるべく静かで暗い環境で寝ることを心がける必要があります 


 ・入眠時間と睡眠の質 

 アメリカの研究では、週3日以上の深夜勤務者は乳ガンの発症リスクが昼間だけの勤務者と比べて

2倍であり、日本でも深夜勤務者は、日勤のみの男性に比べて前立腺ガンの発症リスクが3.5倍です

また高血圧の人の約40%が睡眠に問題があり

本来は副交感神経が緊張しているはずの夜間に交感神経が緊張しています 


 ・眠気のサイクル   

 ① 疲労物質や体液、組織の酸性化によって眠くなる 

 ② 夜になると光の関係とメラトニンの分泌によって眠くなる 

 ③ 日照時間や自律神経の作用によって代謝が落ち、深部体温が下がることで眠くなる 

 睡眠には、深い眠りの状態であるノンレム睡眠と覚醒時に近い脳波が現れるレム睡眠があり

レム睡眠中に覚醒すると寝起きが良く、ノンレム睡眠時に覚醒すると寝起きは悪くなります 

そのため、平均して4回して起こるレム睡眠時は、眠りが浅いことから

夜間に目が覚めることは異常なことではありません 

また、質の悪い睡眠によって睡眠時間が7時間以上になると死亡率が増加します 

人の眠りは、起きた時間で決まり、目覚めてから15~16時間で眠くなるメカニズムが存在しています 


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・朝型と夜型人間 

朝型と夜型の人がいますが、これらを分けるのは、メラトニンの血中濃度の上昇速度

メラトニンの血中濃度の最高値、深部体温の夜における下がり方

深部体温の最高値を示す時刻によるもので

どちらも体が代謝を落として体温を下げる時間は午後9時前後です 

しかし、朝型の人はスムーズに体温が下がり

深部体温が最低になる時間が午前3時頃なのに対し、夜型の人はゆっくりと体温が下がり

午前7時前後となることから目覚めるための体温上昇が遅れ、寝起きが悪くなります 


・冷えと睡眠 

冷え症の人が眠りにつきにくいと言われていますが

その理由は、眠くなる一番の原因であるメラトニンの他に

深部体温の低下がうまくできていないことが挙げられます

末梢血管の収縮によって、末梢における熱の放散がうまくできず深部体温が下がりにくくなり

入眠が障害されます

末梢血管の拡張はメラトニンの直接作用の他に自律神経が関与しているため

夕食後は深部体温が上がることから就寝の3時間半前に済ませておくことが理想です

 
 ・肥満と睡眠 

 また、夜更かしはホルモンバランスを乱し、肥満に繋がります 

グレリンはストレスホルモンの一種で胃から分泌され、視床下部に作用し、摂食を刺激します
レプチンは食欲と代謝の調整のために体脂肪量を脳に伝える役目を持ち、食欲を抑制し
代謝を促します

睡眠時間が7時間から4時間に減ると、グレリンの分泌量は28%上昇し、
レプチンの分泌量は18%低下し、体重、脂肪組織が増大します 

 ・睡眠障害とうつ 

 睡眠が様々な形で妨げられ、細かい目覚めが何度も起こるようになると

本来副交感神経が優位になっている睡眠時に交感神経が緊張し

精神安定に関わるセロトニンの減少と共に自律神経失調の原因となります

それによって動悸、めまい等の肉体症状だけでなく、精神的に不安定な状態につながります
 
セロトニンはメラトニンの類似構造物質で、覚醒時から分泌され

日光に当たることにより分泌が促進され、睡眠中はほとんど分泌されず

昼間にセロトニンが十分に分泌されないと

夜のメラトニンの分泌量も減少し睡眠障害につながります
 

パワープレートは独自の3次元振動によって

セロトニンの増加やストレスホルモンの減少が見られたという

研究結果が出ています



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セロトニンは情緒や感情に対しては、精神の安定作用があり

うつ病の改善に重要な神経伝達物質です

また運動は認知にも効果をもたらします

認知とは、記憶、分析的思考、計画、関心、集中、意志決定などを含む能力を言います

加齢脳に対する身体活動の有効性を実証した初期の研究によると

特に加齢に伴う反応時間の増加が、運動を行っていない人と比べて

行っている人は生じにくいという結果が出ています


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この反応時間は中枢神経系の全体的な統合性を図る基本的な指標となります

また、ある研究では、複雑な認知テストで、身体活動を行っている健康な60代の高齢者は

日活動的な高齢者よりもメンタルパフォーマンスが高値になりました

運動が認知に及ぼす効果については

運動が加齢に伴って起こる脳への血流の低下を抑制する

または血管新生効果があるという説があります

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パワープレートは肉体的なものと精神的なものへ同時にアプローチすることができる


アクセラレーショントレーニングの歴史

パワープレートはアクセラレーショントレーニングの理論に基づいて

特許技術である3次元の振動を使い、人体に加速度を与えて様々な効果を発揮しますが

人体の能力を高めるために振動が使われた歴史は、古代ギリシャにさかのぼります




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この時代から医師は振動が人体の障害に有効であることを知っており

刺激を必要とする体の部位に振動を伝えるために

綿で覆ったノコギリを使用していたという記述が残っています


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そして1960年代に旧東ドイツのW ・ビーアマン教授は

体温、代謝機能、筋力といった身体機能が振動に反応する様子を研究し

振動を神経筋系の生理機能を説明のツールとして説明していました


その後、この振動をトレーニングに応用したのが、旧ソ連です

1970年代のはじめに、宇宙飛行士が宇宙空間の無重力状態によって

体力が低下するのを防ぐためにアクセラレーショントレーニングが生まれ

1970年代には、この画期的なトレーニングにより

同じく宇宙開発競争をしていたアメリカが120日の宇宙滞在だったのに対し

ロシアの宇宙飛行士は420日という長期滞在を可能としました


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後年、振動に関する科学が幅広く研究されるようになり、アクセラレーショントレーニングが

筋力、柔軟性、筋パワー、骨密度、循環及び回復に対して有効であることが

示されるようになりました

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1999年には、オランダのオリンピックコーチであるグース氏がCarmelo Bosco博士とともに

今までの振動技術を進歩させたパワープレートを開発し

2003年にアメリカの宇宙事業を管轄しているNASAがパワープレートを導入

再び宇宙計画に採用されるようになりました



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現在パワープレートは90か国以上の国で紹介され

医学、美容、スポーツといった幅広い分野で使用されていますが

アクセラレーショントレーニングがこのような多くの分野に応用されるのは

私たちが常に受けている重力を利用しているからで、全ての動作には重力関わっています

この力をうまく利用するパワープレートは、私たちの体に素晴らしい恩恵を与えてくれるのです


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科学的根拠とは、エビデンスレベルを意味し、その高さは下記の段階があります

レベルが高いほど科学的根拠があるとされ、一般に無作為対照試験以上(レベル1~3)の

研究が望ましいとされています



レベル1 メタ分析(Meta-Analysis)

ある特定のテーマに関して行われた過去の研究データを収集

し、様々な角度から批判的に検討する方法で、複数の研究の結果を

一つの重みを付けられた評価に要約する際の統計的手法

大規模な研究であればあるほど重み付けは大きくなります


レベル2 二重盲検法を用いた無作為対照試験

①二重盲検法(Double Blind Test)

ある治療法の効果を調べる際、患者が受ける治療が本物なのか、あるいは効果のないプラシーボ

あるいはシャム・トリートメント(見せかけの治療)なのか、治療者も患者にも分からないようにして

行う臨床試験


②無作為対照試験(RCT:Randomizid Controlled Trial)

患者を本物の治療を行った群(介入群)とプラシーボや従来の治療群(対照群)とに

無作為に振り分け、治療成績を比較調査する方法

無作為に割り付けるのは、サンプルの偏りを防ぐためです

①、②を組み合わせることでより純粋な実験結果を得ることができます


レベル3 無作為対照試験


レベル4 コホート研究(Cohort Study)

多数の集団(数千人から数十万人)を対象に、ある因子が体に与える影響を長期間

(数年から数十年)にわたって追跡調査し、その因子と健康や病気との因果関係を分析する方法

このように、ある印紙が将来どんな結果を生むのかを調べる研究を「前向き研究」と言い

前向きコホート研究は、後ろ向きコホート研究(参加者を時間的に後ろ向きに振り返って問題を確認

する)よりも信頼性が高くなります


レベル5 二重盲検法を用いた非無作為対照試験

非無作為対照試験(CCT:Controlled Clinical Trial)

無作為割り付けが完璧に行われていない臨床試験で、患者を本物の治療を加えた群(介入群)と

プラシーボや従来の治療群(対照群)等に分け、各群の治療成績を比較調査する方法


レベル6 非無作為対照試験


レベル7 症例対照研究(Case Controll Study)

「後ろ向き研究」と呼ばれ、すでに病気にかかった患者と年齢や性別などが同じ健常者を対象に

病気の原因と考えられる因子を過去にさかのぼって比較調査する研究


レベル8 複数の症例報告(Case Report)

個々の症例の報告で珍しいケースや失敗例などの臨床経験を紹介することによって

今後の研究や診療に役立てる


レベル9 症例報告


レベル10 治療者の個人的な知識や研究


レベル11 動物実験

レベル12 患者の個人的な体験


以上のような分類になっています


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世界各国で行われているパワープレートの研究報告の中で

私のブログで紹介しているものはほとんどが無作為対照試験(RCT)で行われおり

非常にエビデンスレベルの高いマシンであることが

医療だけでなく美容、スポーツなどの分野でも証明されています



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従来のトレーニングを安全性と効率で凌駕しているパワープレートは

今後より大きな広がりを見せていくと思います!




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遺伝子とテロメア

 

〈生命をつなぐ鎖〉

  

・遺伝子、核酸、DNA

 

人間には60兆個の細胞があり、それぞれの細胞には核があり、その中に遺伝情報を持つDNAが存在しています。

 

遺伝子:遺伝する形質のそれぞれに対応して、染色体上に一定の順序に存在している遺伝単位です。

遺伝子の実態は核酸で、とくにDNAが普遍的ですが、ウィルスではRNAの場合もあります。

 

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核酸:DNA(デオキシリボ核酸)、RNA(リボ核酸)を指します。

ヌクレオチドを基本単位としています。

 

DNA:デオキシリボ核酸、核に局在する遺伝子の本体であり

人それぞれの個人差を生んでいるものです。リン酸基、五炭糖、塩基から構成されています。

塩基は、G(グアニン)、T(チミン)C(シトシン)、A(アデニン)の4種類あり

これにより、組み込まれた遺伝情報から髪の毛をつくる毛根の細胞や骨の細胞など

構造の異なった様々な組織のタンパク質を正確につくり出すことができるのです。

ヒトの体では約20種類のアミノ酸からつくられており

4種類の塩基が3つ組み合わさって一つのアミノ酸をつくります。


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DNAは遺伝情報を発言するために非常に貴重なものなので、二重らせん構造になっており

もし片方の鎖が傷ついてしまってももう片方で補えるようになっています。

そのため遺伝情報を伝えるには、情報の大元であるDNAの情報を

RNAに転写(コピー)して使っています。

 

HIVC型肝炎ウィルスは、RNAウィルスであり

常に形が変化するためにワクチンがつくれないという現状もあります。

 

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DNAの二重らせん構造の上には塩基が30億ペア並んでおり

折りたたまれている細いDNAを引き伸ばすと約2メートルにもなると言われています。

その中には、遺伝情報として意味のある部分であるエクソンと、意味の無いイントロンがあり

エクソンの部分を遺伝子と呼び、タンパク質を生合成するための設計図となります。

ヒトの遺伝子の数は22000個あります。そのため、ヒトの肉体を構築するために必要な情報は

ゲノムの中の5以下です。

 

・細胞の構造

 

細胞膜、細胞壁:動物の細胞は、細胞膜と呼ばれる脂質の膜で覆われています。

植物やカビの仲間や細菌の仲間は、細胞壁という固い殻を持っています。

例えば、ワインのコルクは、細胞自体は死んでいますが、細胞壁だけが残った状態です。



ミトコンドリア:細胞は一つ一つでエネルギーをつくっていますが

その発電所に当たるのがミトコンドリアです。


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小胞体:タンパク質をつくる細胞内小器官で、粗面小胞体と滑面小胞体があります。

 

リボソーム:粗面小胞体に付着して、タンパク質を合成します

 

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・タンパク質の生合成

 

DNAの一部がほどけて、RNAポリメラーゼによりDNA上のじょうほうがRNAに転写されて

mRNAができます。

mRNAは核の外に出てリボソーム上でmRNAの暗号が解読され

3つの塩基配列に対応した塩基を持つtRNAが運んできたアミノ酸がつなげられて

タンパク質が合成されます。

 

・染色体

 

染色体はヒトでは46本あり、対になっています。その構造は遺伝子が

線維となって収納されてつくられており、中央部分をセントロメア、末端部分をテロメアと呼んでいます。

大きさも様々で、一番大きいものが1、そこから一番小さい22番まで番号が付けられており

常染色体と呼ばれています。23対目は性染色体と呼ばれており、X染色体と、Y染色体があります。

XXの組み合わせでは女性、XYの組み合わせでは男性となります。

 

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・第17染色体と乳がん:がん抑制遺伝子p53に関連しています。

がん抑制遺伝子p53:細胞増殖調節因子として働く遺伝子で、多くのがん細胞で変異がみられます。

21染色体:SOD

 

活性酸素を抑える抗酸化酵素で、変異により炎症、がん、老化などが起こります。

 

19染色体:アルツハイマー病

 

E2型、E3型、E4型の3つのタイプがあり、違う形のアポEたんぱくをつくります。

E2型はβアミロイドが脳神経細胞に付着するのを抑えますが、E4型はうまく抑えられません。

もし両親からE4遺伝子を受け継いでしまうと、アミロイドの付着をあまり抑えられないため

早い段階でアルツハイマー病を発症してしまいます。

 

11染色体のある変異

アルギニン、システインはアポA-1 の合成に関与します。

アポA-1HDLの表面に付いて、血管の過剰なコレステロールを回収します。

243個のアミノ酸からなるアポA-1173番目のアミノ酸がシステインになるため

S-S結合により、2個が結合した強力なたんぱく質が出現します。

通常の35倍のスピードで、コレステロールが回収されます。

 

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・テロメア遺伝子とテロメアーゼの働き

 

染色体の末端部分で、同じ塩基配列が数百回以上繰り返されています(哺乳類ではTTAGGG)。

細胞分裂時のDNA複製では、テロメアは完全には複製されず、細胞分裂のたびに短くなっていきます。

テロメアーゼは、11文字の配列のRNAを持っています(CAAUCCCAAUC)。

このうち前の5文字をつかってテロメアに取り付き

残りの6文字の鋳型に合うヌクレオチドを細胞内から集めてつないでいます。

これを繰り返して6文字ずつテロメアを長くしています。

 

生殖細胞を除くほとんどの体細胞では働いていません。

遺伝子が切れて起きるある病気では、切れ目にテロメアが付け足されて

細胞が生き延びたために起きてしまったような形跡があります。

 

がん細胞では、テロメアーゼが働いているため、テロメアは短くならず

無限に分裂を続けて増殖を続けてしまうのです。


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DNAの形状の違い

 

大腸菌:原核生物のDNAは、リング上で端がなく、テロメアもありません。

そのため細胞分裂をしてもDNAは短くなりません。

 

酵母菌:真核生物のDNAは二本鎖で、DNAに運命づけられた死を持つ可能性があります。

 

・糖鎖とは

 

グルコース、フコースなど単糖が鎖状につながったもので、

細胞間のコミュニケーションに関与しています。

細胞膜に埋め込まれたタンパク質や脂質に結合している複合糖質です。

最近の研究では、ヒトの体内の全タンパク質の50%以上に糖鎖が付加されているといわれています。

ゲノム解読完了後、ポストゲノムとして注目を集める栄養素で

核酸、タンパク質に次ぐ第三の生命鎖と言われています。


糖鎖を構成する単糖には以下のものがあります。

1.   グルコース

2.   ガラクトース:乳製品、コロイド天然水、燕の巣など

3.   マンノース:サボテン類(特にアロエ)、燕の巣、コロイド天然水など

4.   フコース:藻類(特にモズクやひじき)、きのこ類、燕の巣など

5.   キシロース:穀物や植物の皮、コロイド天然水など

6.   N-アセチルグルコサミン:カニなどの甲殻類、燕の巣など

7.   N-アセチルノイラミン酸(シアル酸):牛乳、燕の巣など

 

  

テロメアは寿命を決める遺伝子の部分で、細胞分裂が起こる度に短くなり

テロメアが無くなると細胞は死滅します

生殖細胞では老化していない細胞が必要なためテロメアーゼという酵素が働き

短くなったテロメアを長くしています




このブログはエルクレストで、メディカルハーブや漢方の講師をしてくださっている渡辺 肇子 先生のお話を元に作成しています


アディポサイトカインとは

体脂肪が増えてしまうと、美容だけでなく

健康にも大きな影響を与えてしまうことをご存知ですか??


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かつて脂肪細胞は、脂肪を溜めておくだけのものであると言われていましたが

現在では、ホルモン分泌細胞として認識されています

ホルモンを分泌するということは生体に対して何らかの影響を与えるということです

脂肪細胞が分泌するホルモンはアディポサイトカインと呼ばれ

善玉と悪玉があります


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悪玉の中には

PAI-1

脂質の代謝を狂わせて、脂質異常症(高脂血症)を進める


アンジオテンシノーゲン

血圧のコントロールを乱して、高血圧の原因となる

TNF-α、レジスチン

インスリンの効き目を悪くして、インスリン抵抗性を引き起こし

糖尿病を進行させる


などがあります

このような悪玉アディポサイトカインによって血管がもろくなると

心筋梗塞、脳卒中などの血管疾患にもつながってしまうという恐ろしいものです

これらは主に内臓脂肪から分泌されることが多く

メタボリックシンドロームとも関連が深いものです


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パワープレートは、3次元振動で表層の筋肉だけでなく

内臓の平滑筋を動かすことによって、内臓脂肪が燃えやすい体をつくります
 


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やはり、きちんとした食事制限と効果的な運動を行って 

過剰な脂肪の蓄積を抑えることが健康でいるために重要です!

糖尿病と運動

糖尿病とは「インスリン作用の不足によって起因した慢性の高血糖を主徴とした疾患群」

を言います

インスリンの不足の仕方から大きく2タイプに分類されます


1型糖尿病(インスリンの絶対的な不足)

インスリン産生細胞である膵臓のβ細胞が減少し

インスリンの絶対的な欠乏をきたして発症する糖尿病のタイプで

どの年齢でも起こりえますが、若年者に発症することが多いです


典型的な急性発症1型糖尿病では

ケトーシス(脂質、糖質の代謝障害によってケトン体が異常に増加して、臨床症状を示す状態)

ケトアシドーシス(脂質代謝の亢進に伴ってケトン体血液が酸性に傾いた状態)や昏睡を伴って

発症し、生命維持のためにインスリン治療(インスリン依存状態)が不可欠になります

発症の仕方から

①急性発症:上記の典型タイプで若年者に多い

②緩徐進行型:緩徐に発症し、最初は2型糖尿病のような臨床像を示しながら

徐々にインスリン分泌が枯渇してインスリン依存状態になるタイプで成人に比較的多い

③劇症型:数日の単位で極めて激烈な発症様式を示し

迅速に対応しないと生命に関わる重篤なタイプで成人に比較的多い

の少なくとも3タイプが存在します


病院論的には自己免疫性と特発性(原因不明)に分類され

自己免疫機序により、膵臓のβ細胞が破壊される自己免疫性が多くを占めます

自己免疫性1型糖尿病は血清中に抗GAD(グルタミン酸脱炭酸酵素)抗体などの

自己抗体が陽性となることで診断されます


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2型糖尿病(インスリンの相対的な不足)

糖尿病の約95%は2型糖尿病で占められており

日本では患者が約740万人に及ぶと言われています

インスリン作用の不足は、インスリン分泌の低下と

インスリン抵抗性の亢進によって生じますが

各々に遺伝要因(体質)と環境要因が関与しています

遺伝要因の関与は、特に2型糖尿病患者の家族歴に高率に糖尿病を認める事実から

明らかです

環境要因としては、西欧化した食事と運動不足、その結果としての肥満

が関わっています


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日本人の摂取カロリー量自体は、横ばいかむしろ減少傾向にあり

食事の内容(特に動物性脂肪と単純糖質の摂取過多)に問題があると考えられています


・糖尿病の診断

日本糖尿病学会の診断基準では

①随時血糖値200㎎/dl以上

②早期空腹時血糖値126㎎/dl以上

③75g糖負荷試験で2時間値200㎎/dl以上

のいずれかが確認された場合に糖尿病型と判定し

再度別の日にいずれかが確認された場合に糖尿病と診断されます


・食事療法

過剰なエネルギー摂取は、その分血糖値が高くなるため

適正なエネルギー摂取量を守ることが重要でその目安は次のようになります

エネルギー摂取量=標準体重×身体活動量

標準体重(㎏)=身長(m)×身長(m)×22

標準体重1㎏あたりの身体活動量の目安

軽労作(デスクワーク主体、主婦など):25~30kcal

普通の労作(立ち仕事が多い職業):30~35kcal

重い労作(地荒仕事の多い職業):35kcal~

から計算していきます


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・日本人と糖尿病

欧米人はインスリン分泌能が高く、過食が続いてもインスリン分泌は低下しません

その結果、肥満にはなりますが、糖尿病にはなりにくいと言えます

多くの日本人のインスリン分泌能は欧米人よりも低く

過度の肥満になる前にインスリン分泌障害を起こし、糖尿病となります

また日本人はインスリン分泌障害優位の2型糖尿病が多いですが(食後高血糖)

先天的に分泌障害があっても、良い生活習慣があれば、インスリン感受性は高く

インスリン抵抗性を起こしません


・運動療法

ブドウ糖、脂肪酸の利用を促進し、インスリン抵抗性を改善する効果があります

強度は、運動時の心拍数が1分間に100~120以内

自覚的にきついと感じない程度が目安です

パワープレートは緊張性振動反射によって

通常30~40%しか使われていないと言われている筋肉を

97%動かすことが可能で、ブドウ糖、脂肪酸の利用を効果的に促進します

一般的に中強度から高強度の運動を一回行っただけで

2型糖尿病の患者のインスリン感受性が向上し、血糖値が低下すると言われています

定期的に運動を行えば、インスリン感受性を高める急性効果により

長期k何のグルコース調節を改善できる可能性があります


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パワープレートで使われている30~50Hzのうち

30Hzでスクワットを行うとジョギング程度の強度になるため

糖尿病の運動療法に適した強度になります

また15分で一般的なジムトレーニング1時間相当の運動量になるという

効率の良いトレーニングなので、短時間で継続しやすい運動だと言えます

糖尿病を始めとした多くの生活習慣病の原因になっている運動不足を

ぜひパワープレートで解消していきましょう!


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脂肪肝と運動

肝臓の主な働きとして

①代謝

②解毒

③胆汁の合成

がありますが、①の代謝の中で

脂肪や糖質が中性脂肪として、肝臓に過剰に蓄積されて起こるのが脂肪肝です

体内に吸収された脂肪は脂肪酸とグリセリンに分解され

脂肪酸は、一部が肝臓のエネルギー源として燃焼され

利用されなかった分は、肝臓で中性脂肪に再合成されます

中性脂肪は、たんぱく質と結びつき肝臓から運び出され

他の臓器のエネルギー源となる他、予備のエネルギーとして

肝臓に蓄えられます


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しかし、低酸素症や、アルコール、高脂肪食の多量摂取は、肝細胞への

負担が大きくなり、脂肪を分解しきれなくなり、肝細胞の細胞質内に

脂肪小滴が出現します

こうしてエネルギーとして脂肪が燃焼する、または全身に運ばれるといった機能が

うまく働かなかったり、蓄積される中性脂肪が多くなりすぎると

肝臓の細胞に脂肪がたまって大きくなり、細胞核が細胞の隅に追いやられます


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これによって、脂質異常症やインスリンの効き目が悪くなることによる糖尿病などの

生活習慣病のリスクが高まると共に

動脈硬化によって脳梗塞や心筋梗塞の発症に繋がることもあります


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脂肪肝発見の目安は、体重が3~5年で5~10㎏増加

または中性脂肪の値が200㎎/dl以上が持続している場合や

ɤ-GTPの値(基準値0~75IU/l)がアルコール性脂肪肝では100~1000IU/l

その他の脂肪肝では75~200IU/l

コリンエステラーゼの値がアルコール性脂肪肝では基準値

その他の脂肪肝では420IU/l以上になります

したがってコリンエステラーゼは基準値であるにもかかわらず

ɤ-GTPが高い値を示しているという場合には

アルコール性脂肪肝の可能性が疑われます


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脂肪肝の予防や治療としては食事療法と運動療法があります

パワープレート独自の3次元振動は緊張性振動反射によって

内臓の筋肉を含めた深部の筋肉を動かすことができるので 

内臓脂肪を効率よく燃焼させます



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近年の欧米化した食事とデスクワークによる運動量の低下で

誰にでも脂肪肝は起こりえます

パワープレートは15分でジムトレーニング1時間相当の運動量を確保できるため

忙しい方でも気軽に運動習慣をつくることができます


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睡眠の重要性とパワープレート


人間が直立姿勢を維持し、2足歩行をするためには

筋骨格系の(運動器)系の働きが必ず必要で

筋骨格系の体積は体重の半分以上を占め、人体で最大のエネルギーを消費します

そのため人類は人生の3分の1を睡眠に当てています


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疲れは健康のためのサインで、疲労感はブレーキの役割を果たしています

疲労とは、交感神経が活発に働き、体の活動によって生体エネルギーが減少し

疲労物質が蓄積された状態で、エネルギーの蓄積(疲労回復)には

副交感神経を優位にさせる必要があります

副交感神経は食事の消化、吸収、排泄などをつかさどり、エネルギーを体内に蓄えます

通常は食事中や夕方から夜にかけてリラックスすることで交感神経と交代し

休息時に最も活動が活発になります

外分泌が働きが高まり消化液が分泌されると共に内分泌細胞も活発になり

疲労回復に関わる成長ホルモンなどが分泌されます



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またリンパ球が増えて免疫力が高まりますが

ストレスで交感神経が過緊張している場合はこの切り替えがうまくいかず

うまくエネルギー回復ができません


運動不足やデスクワークで筋肉運動が少ないと、脳は疲れていても

筋肉の疲労が無いために成長ホルモンの分泌量が低下してしまいます

パワープレートは3次元振動を用いたアクセラレーショントレーニングによって

成長ホルモンの分泌量を最大で通常の4.6倍にすることができます!



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それは通常約30%しか使われていないと言われる筋肉を

緊張性振動反射によって97%動かし、より多くの成長ホルモン分泌刺激を

脳に与えることができるためです

またストレスホルモンを減少させる働きもあるため、気分のリフレッシュにも最適です

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慢性疲労症候群に注意


2000年のデータでは、15~65歳までの3015人に向けたアンケートで

その時点で疲労を感じている人が1781人

中でも6カ月以上疲れが続いている慢性疲労と答えた人が1078人と

全体の36%を占めています


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慢性疲労には

①病気によるもの

②過労など明らかな原因があるもの

③思い当たる原因が見つからないもの


が考えられる言われており、原因不明の慢性疲労の中には

強い倦怠感や微熱などを伴い、社会生活を送ることも難しくなる

「慢性疲労症候群」と呼ばれる病気が潜んでいることもあります


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疲労の種類には

1.強制歩行などによる肉体的疲労 

2.拘束や不安による精神的疲労 

3.暑熱暴露などによる環境疲労 

4.感染や腫瘍、および自己免疫疾患などによる免疫学的疲労

があり、疲労の回復には

①睡眠

②休養

③栄養


を十分にとることが重要です


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また疲労を分析すると、姿勢によって生じるものがあります

疲労回復には使った筋肉を休ませ、使わなかった筋肉を使って

血液循環を良くすること、立ち仕事の方は横になって休むことが効果的で

座り仕事の方は立って歩くことが有効です



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パワープレートは今まで使えていなかった筋肉を動かすことで

疲労回復ホルモンである成長ホルモンの分泌量を増やし

血行を促進することができます

トレーニングだけではなく、ストレッチ、マッサージでも

大きな効果を発揮するパワープレートで疲れ知らずの身体をつくりましょう!

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休み明けの体調不良に要注意

ゴールデンウィークが終わり、今日から仕事が始まるという方が多いと思いますが

このような時期に気を付けなければいけないのが

休み明けに疲労がドッと出てくる適応障害です

5月病という言葉がありますが、長い休みの休み明けや環境の変化に体がついていかずに

気分の落ち込みや疲労感が出てきてしまうことは珍しくありません

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疲労を科学的に測ることは難しく、エネルギー消費量を測っても

疲労そのものとは言えません

したがって「疲れている」「疲れていない」といった認知の差も

必ずしも生理学的なデータとは一致しないのです


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疲労しているかどうかは、身体各部から集まる膨大な情報をもとに

会議されて決められるそうで、まずは自律神経中枢である視床下部

感情の中枢である大脳辺縁系で補正されます

またこの時点では、疲労は明確に意識にはのぼっておらず

気分としての疲労の状態です

これがさらに進むと疲労として認知され、大脳皮質が休息を命じるのです


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・疲労の症状

①主観的に認識できるもの、ただし個人差が大きい

倦怠感、やる気の低下、消耗感、興奮や緊張ができない

慢性化すると意志力、判断力、記憶力、推理力などが全て低下します


②客観的なもの

顔の表情、態度、姿勢に現れます

全ての動作が不活発で音響の識別力、皮膚感覚、反射機能の低下

胃腸の働き、消化液の分泌抑制、自律神経のアンバランスなどが生じます


しかし疲労は生きている証であり

「疲れるからこそ生きられる」「日々の疲れは元気の源」とも言われており

適度な疲労は、休息時にそれを回復させるために備わっている身体の機能が存分に使われ

身体の細胞を活性化させます


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パワープレートは緊張性振動反射が起こす筋肉運動によって

身体の回復を強力にサポートする成長ホルモンの分泌量を

最大で通常の4.6倍に高めることができ

血流量も大幅に上昇するため、老廃物を除去し、コリ感やだるさの改善にも

役立ちます


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パワープレートはトレーニングだけではなくストレッチマッサージのマシンとしても優秀で

サッカー、バレー、卓球などの日本代表がパワープレートを世界大会に持ち込んで

疲労回復に使用しているという事実からも、その効果の高さが証明されているのです


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パワープレートで風邪を引きにくい体づくり

このところ朝と夜の温度差が非常に大きく

一日で20度以上も気温が変化する地域もあるほどです

このような時期は、身体への負担がかかりやすく

風邪をひきやすい状態になっています


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風邪症候群は一年を通して最も罹りやすい病気であり


日本人は年間で平均6回かかると言われています 

症状は鼻、喉、気管、気管支、肺などの呼吸器とその周辺の炎症で始まり

これが原因で鼻の乾き、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどが起こります 

炎症が広がると喉の激しい痛み、咳、痰などが出て

こじらすと呼吸器系全体に炎症が広がり

発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、下痢、吐き気、腹痛、全身倦怠感などの

症状が起こります


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原因となる病原微生物の80~90%は

ウィルス(ライノウィルスが最も多く、その次にコロナウィルス)で

飛沫感染により広がり、疲労やストレスの蓄積、睡眠不足

他の病気による抵抗力の低下

不規則でバランスの悪い食事、喫煙習慣、寒さや乾燥などの誘発因子があると

発症しやすくなります 

治療は薬による対症療法が中心で、安静、保温、栄養を心がけ

栄養としてはビタミンB1、B2、Cを水分とともに補給することが大切です

これらに加えて重要なのが自分の体で風邪のウィルスと戦う免疫力の強さです


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免疫細胞の働きは、深部体温にかなり左右されます 

深部体温が1℃下がると免疫力は40%も下がってしまい

逆に1℃上がると5倍になると言われています!

なぜ深部体温なのかと言うと、免疫細胞の70%は腸に集まっているからで

37度~38度で最も良く働きます(深部温度は直腸温度とも言います)



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すなわち腸の温度を上げることが丈夫な体を作る上で必要不可欠なのです! 

ではどうすれば腸の温度を上げられるのでしょう? 

体でつくる熱の約4割は筋肉から出るものです




fever 265.jpgすなわち、腸に近いところにある筋肉(主に腸腰筋などの腹筋群)を鍛えることで

そこから出る熱を増やし深部温度を上げれば、免疫細胞が活性化し

丈夫な体になるのです!

パワープレートは振動が筋肉を動かしてくれるため

鍛えることが難しい深層の筋肉まで刺激することができ、簡単に鍛えることができます!

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私が担当しているお客様の中でも、ここ何年も汗をかいたことがないという方が

一回のレッスンで汗だくになるほどの筋肉運動と

血管拡張効果がパワープレートにはあるのです!

ダイエットに重要なホルモン

脂肪細胞がホルモンを分泌するのをご存知ですか?

その代表が最近発見されたレプチンというホルモンです

レプチンはエネルギーの取り込みと消費の制御に重要な役割を果たすペプチドホルモンで

食欲と代謝の調節を行っており、血液中にレプチンが流れ出して

血中のレプチン濃度が上がると、脳に対して「お腹いっぱい」という満腹信号を発信します



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レプチンは、脂肪組織自体にも働きかけて

エネルギー代謝の増大、つまり「カロリーをエネルギーとして燃やしなさい」という指示も出すという

ダイエットに励む方には夢のようなホルモンです


ちなみにレプチンの満腹信号は、食事を始めて20~30分経ってから分泌されるため

早食いをしてしまうと効果が半減します

体内に脂肪が増えていくと、レプチンは「役割が終わった」といって減っていくのではなく

脂肪と一緒になって増えていきます


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これは、一見すると良いことのようですが、レプチンが働きかける脳の容量は変わらないので

レプチンは飽和状態になっていきます

そして、レプチンが多くなりすぎて、脳が麻痺をしてしまい

レプチンが効かなくなった状態、いわゆるレプチン抵抗性という状態になってしまうのです


満腹信号が出なくなってしまうので、いくら食べても満腹にならず

いつまでも食べてしまうことになり、次々と脂肪が溜め込まれていってしまうという

悪循環になっていくのです

slide3.JPGレプチン抵抗性による肥満の人が、減量に取り組み、脂肪が2~3%減ったとすると

レプチンの量は20%も減ってしまいます


ところが脳は、いままでレプチンが飽和状態だったのですから、急にレプチンが減ってしまうと

ものすごい空腹感に襲われることになるのです


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そして、ついに我慢が出来ずに、大食に戻ってしまうという

いわゆるリバウンドと呼ばれる状態を引き起こしてしまうのです

ですからせっかく分泌されているレプチンと上手に付き合うためにも

食事制限だけのダイエットではなく、パワープレートのような筋肉量を増やして

代謝を高めるようなものを組み込んで

内分泌器官である脂肪細胞に負担をかけるような急激なダイエットは控えて

ダイエットに取り組むことが重要です


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パワープレートで体のセンサーを強化

地球上で唯一直立二足歩行をする人類は、重力の影響を最も受け


重力と不安定という宿命を背負うことになりました



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そこで重力の負荷を、脊椎骨盤を中心とする筋骨格系で支え


重たい頭部を最も高いところに置いたことによる不安定性は


神経系の発達によって克服しました



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立位での重心は通常、体軸が垂直ではなく地面に対してやや前方にあります


これは人体の筋骨格系の構造によるもので、歩行の際に前に進みやすくなっています


また、ヒトの立位は非常に効率の良い姿勢で

本来は、やや前方にある体のバランスをとるためにヒラメ筋という筋肉を使うだけで

あとは骨格で体を支えることができます


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そしてその立位の維持には様々な感覚受容器が働き


体の傾きなどに対してバランスをとっています


足底の触圧受容器


下肢の筋紡錘(固有受容器)


関節の機械受容器(関節包、靭帯)


これらのセンサーで感じ取った情報は、神経系を通して脳幹の中脳に受け取られ


補正信号が脊髄運動中枢から運動器に送られて調整されます


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体のゆがみは本来軽度なものであれば、このような神経系の働きで調整されていますが


不良姿勢や筋力不足が長期にわたると、その姿勢に体が慣れてしまい

うまく調整機能が働かなくなってしまいます


これがゆがみなのです


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ゆがみのある状態では、正しい神経伝達がされないために

運動器をはじめ、内臓の働きにも影響を与えてしまうこともあり

様々な体の不調の原因となります


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パワープレートは独自の3次元振動によって緊張性振動反射を起こし

感覚受容器に非常に多い情報を送り、活性化させます



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従って、パワープレートで正しい姿勢でトレーニングを行うことで

ゆがみを調整することが可能なのです


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姿勢とは

日本語の姿勢という言葉には深い意味が込められています

「姿」は、生まれつきの姿かたちを表し

女性的、静、陰、外見、見えるといった意味があります

「勢」は、男性的、勢い、動、活動的、陽、エネルギー、見えないといった意味があります

すなわち、姿勢という言葉は陰陽のバランスを含んでいるということです


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そのため姿勢は動的なもの、静的なものという見方ができ

静的なものは垂直線、水平線から身体のバランス

動的なものは静的なものが時間的に連続して変化していくものと言えます

一生涯の生成には立つ、歩く、座る横臥位の基本姿勢があり

これらの体位の一つでも不都合があると身体の障害が疑われます


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また人の運動は2足歩行をベースにしており、さらに跳ぶ、登る、泳ぐ、潜るなどの運動があり

運動や労働は、特に足腰の丈夫さに影響を受けている面が多くなります

身体を支える、動かすという2つの機能を持った姿勢の正常化には

質の良い筋肉が不可欠です


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質の良さとは、柔軟性があり、偏りが無く、無駄な緊張が無いということです

パワープレートの3次元振動は、関節の持つ固有振動数である35Hzを発生させることができ

上記の関節受容器を効率的に刺激し、運動感覚を高めます


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これは体のゆがみを認識し、改善させるように働くため

美容はもちろん、高齢者の転倒予防、アスリートのコアの軸づくりにも

非常に有効なのです



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トレーニングを工夫すれば無限のバリエーションがあるパワープレートには

まだまだ多くの可能性があると私は考えています



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成長ホルモンでアンチエイジング

ホルモンは通常、標的器官というものが存在し

そのホルモンの受容体を持つ

決まったところでしか働かないようになっていますが

成長ホルモンは全ての細胞が受容体を持ち

それぞれの機能を高める作用を持つことからマスターホルモンと呼ばれています


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その効果は多岐に渡り

体脂肪を減少させる

筋肉量を増加させる

コレステロール、血圧を低下させる

免疫力を回復させる

骨密度を高める

傷の治癒を促進する

ハリのある肌をつくる

髪を増やす

活動レベルを高く保つ

視力を回復させる

精力を増進させる

といった作用があります

スウェーデン、デンマーク、英国で行われた研究では

下垂体機能不全のため成長ホルモン分泌が少ない成人に

成長ホルモン補充療法を4~6カ月間行ったところ

身体組成、心機能、運動能力、腎機能とQOLに有益な影響がみられたそうです

またベントソンの研究では成長ホルモン療法12~18ヶ月で骨密度が増加したことも示しています

アメリカでは注射による成長ホルモン補充療法も一般的に行われていますが

注射は一本当たり約20万円と言われており

効果を実感できるまでには数百万円の費用が必要とされています

また副作用の問題もあり、外部からの大量投与を続けていると

体内で成長ホルモンをつくり出す能力が極端に落ちてしまい

注射をやめると、自力で成長ホルモンを出すことがほとんどできなくなってしまうそうです


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パワープレートは3次元振動を用いたアクセラレーショントレーニングによって

成長ホルモンの分泌量を最大で通常の4.6倍にすることができます!



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それは通常約30%しか使われていないと言われる筋肉を

緊張性振動反射によって97%動かし、より多くの成長ホルモン分泌刺激を

脳に与えることができるためです



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パワープレートで一日15分のアンチエイジングを始めてみてはいかがですか?

栄養と代謝

 代謝について

 

人が生命維持、身体活動を行うために必要な栄養素を食べ物として取り込む必要があります。この栄養素を生体内でより単純な物質に分解する反応を異化といい、これにより生物はエネルギーを獲得します。

また、この栄養素に特定の化学変化を加え、必要な物質を作り出すことを同化と言います。

私たちの体は、新陳代謝によって爪や髪の毛が伸びたりするように

常に新しいものがつくたれ、古いものは排出されていきます。

 

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・代謝:物質面から見た場合を物質代謝、エネルギー変化から見た場合を

エネルギー代謝と言います

物質代謝には、上記の異化と同化の2つの過程があります。

エネルギー代謝には、基礎代謝、活動代謝、食事誘導性熱代謝の

3種類があります。

 

・基礎代謝:安静時(8時間睡眠後、14~18時間絶食した状態における

安静覚醒時の完全休息時)かつ温熱中性状態(体が温度に対して

一切のストレスが無い状態)で計測される代謝で

呼吸、循環、体温、蠕動運動、筋緊張などに必要な

最小限のエネルギー量を示します。

 

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基礎代謝は、生後、身長や体重が増えるにしたがって値は上がっていきますが

体重1㎏あたりの基礎代謝は1~2歳をピークにして徐々に下がっていきます。

ですから、ある程度歳をとって運動をやめてしまったり

食事量はそのままだったりするとどんどん太っていってしまうのです。

かといってまた食べる量を極端に制限して

エネルギーの摂取を控えてしまうのもまた危険です。


例えば30~40代で53kgの女性であれば、約1150kcalの基礎代謝があるため

そこに活動量を加えて約1400kcalは摂取する必要があります。


エネルギーを制限することは簡単ですが

それに伴って必要な栄養素を摂れなくなってしまうからです。


最近は基礎代謝量を計測できる体重計が増えていますが

過剰な食事制限をしている方は900kcalという

非常に低い値になっていることもあります。


ダイエットをして実際に体重が減って成功しているようでも

もし基礎代謝が1000kcal

切っているようであれば、ベースとして消費するエネルギー量が減っているため

少し食べただけでまたすぐ太ってしまう状態なのです。

基礎代謝を高く保つには、運動とある程度の食事量と休息が必要です。

糖質ダイエットを徹底している人は、どうしてもエネルギーに必要な糖質が不足して

タンパク質や脂質からエネルギーを作り出すため、筋肉量が落ち

基礎代謝が低下してしまうことがあります。


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・基礎代謝に影響を与えるもの

A. 体表面積:体重ではなく、身長が高く痩せている人ほど

基礎代謝は高くなります。体の表面から熱が発散されているため

それに伴って体の中でつくられる熱の量が増え、基礎代謝が高まるのです。

 

B. 年齢:運動の有無などもありますが

基本的には年齢が若い人の方が基礎代謝は高くなります。

 

C. 性別:男性は女性に比べて、筋肉量が多く、体格も大きい傾向があるため

基礎代謝は高くなります。

 

D. 体格、筋肉質、脂肪質:筋肉量が多ければ

そこから多くの熱がつくられるため、基礎代謝は高くなります。

 

E. 体温:体温が1度上がると、基礎代謝は13%上がるとされており

平熱が35度の人と36度の人では、同じ生活をしていても大きく代謝量が異なります。

 

F. ホルモン:甲状腺ホルモンは、骨格筋、心臓、肝臓など

多くの臓器の酸素消費を高めて、基礎代謝を亢進させます。

甲状腺機能低下症の方では、基礎代謝が下がるため就寝時と起床時で

体重の変化が無くなってきます。

通常では寝た時と起きた時で500g前後体重が減少するのが普通です。

副腎皮質ホルモンも代謝に関わります。


 

 

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G. 月経:排卵から高温期が続いて、月経時に下がります。

  女性ホルモンであるエストロゲンは、内臓脂肪を減らし

黄体ホルモン(プロゲステロン)は皮下脂肪に関わります。

排卵から月経が来るまでの間は、妊娠可能な時期なので

皮下脂肪や水分を下半身に溜めていき、脂肪によって子宮を守り

出産のためのエネルギーを蓄えます。

ですからこの時期の食事は特に注意が必要です。

次に排卵までの時期は、その逆の現象が起こるため、痩せやすくなります。

また、排卵が起こるときには、ホルモンバランスがガラリと変わるため

月経前症候群(PMS:premenstrual syndrome。月経前緊張症とも)の症状が

出ることがあります。

症状は落ち込み、イライラ、不安感、腹部膨満感、便秘、頭痛、乳房の痛み

むくみ、食欲不振(あるいは過食)などがあります。

 

むくみによい食事として、カリウムを多く含む瓜系のもの(キュウリ、スイカなど)

があります。排卵から月経までの期間は特に減塩するのが有効です。

(女性は7.5g以下が推奨されています)

 

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食事でダイエットをする場合、それぞれの細胞が生まれ変わるまでの期間を考えると

3か月以上の時間が必要です。

ですから早い段階で変化が出なくても

あきらめずに地道に行っていく必要があります。


パワープレートによる筋力アップもはじめは

筋肉に命令を出す神経の働きが高まる期間があり

約8週後に実際に筋肉量が増えていくと言われています


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今まで長い期間で蓄積した脂肪を短期間で減らすというのは

体にとって大きな負担となります

急がば回れで、安全な食事と運動の改善が最も体にとって負担が少なく

リバウンドの少ないダイエット法なのです



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プロフィール

中込慶一
(ナカゴメケイイチ)
・出身地:東京都
・血液型:O型
・昭和61年4月7日
・日体柔整専門学校卒
・柔道整復師
・全国冷え症研究所に5年勤務ののち現在は、パワープレート東京にてインストラクターを務める
・特技:スポーツ全般 陸上
・趣味:音楽・バイクツーリング
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