生化学実習
今日は東邦大学医学部で生化学実習がありました
今回の実習の目的は酵素についてです
酵素の役割、特徴、正常値、異常値を知ることです
実験に用いた酵素はアルカリフォスファターゼです
アルカリフォスファターゼはリン酸化合物(リン酸モノエステル:リン酸が持つ3つの水素のうち
一つがアルコールと置き換わったものを言う)を分解する加水分解酵素の一つで
動物のあらゆる臓器や組織に存在します
最も活性が高まる至適pHは10前後のアルカリ側であることからその名が付いています
ヒトでは、肝臓や総胆管、腎尿細管などの細胞膜に多く存在します
例えば肝臓に障害が生じると、肝細胞膜のアルカリフォスファターゼが血液中に流出し
血中アルカリフォスファターゼの値は高くなります
アルカリフォスファターゼは肝疾患以外に骨生成疾患、悪性リンパ腫や
妊娠末期、高脂肪の食事を摂った後などにも上昇します
・高値の時に考えられる疾患
肝炎、薬剤性肝障害、肝がん、肝硬変、胆道がん、骨疾患(特に副甲状腺亢進症など)
・低値の時に考えられる疾患
前立腺肥大、甲状腺機能低下症、家族性低フォスファターゼ血症
アルカリフォスファターゼの活性の測定では、人工基質であるフェニルリン酸を用います
生成するフェノールをフェリシアン化カリウムの存在下で4-アミノアンチピリンと酸化縮合させ
生じた赤色のキノンを比色定量して、酵素活性量を求めました
人間の体はほぼ37℃に保たれ、また細胞内のpHは常に中性に維持されています
このような条件下では、生命活動を行うための様々な化学反応が起こりにくいので
これらを効率よく行わせているのが酵素です
酵素なくしては生命はありえないと言われるほど、酵素は生命の維持にとって
重要なたんぱく質です
このような重要な酵素について学ぶことができて、とても有意義な実習になりました
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今回の実習の目的は酵素についてです
酵素の役割、特徴、正常値、異常値を知ることです
実験に用いた酵素はアルカリフォスファターゼです
アルカリフォスファターゼはリン酸化合物(リン酸モノエステル:リン酸が持つ3つの水素のうち
一つがアルコールと置き換わったものを言う)を分解する加水分解酵素の一つで
動物のあらゆる臓器や組織に存在します
最も活性が高まる至適pHは10前後のアルカリ側であることからその名が付いています
ヒトでは、肝臓や総胆管、腎尿細管などの細胞膜に多く存在します
例えば肝臓に障害が生じると、肝細胞膜のアルカリフォスファターゼが血液中に流出し
血中アルカリフォスファターゼの値は高くなります
アルカリフォスファターゼは肝疾患以外に骨生成疾患、悪性リンパ腫や
妊娠末期、高脂肪の食事を摂った後などにも上昇します
・高値の時に考えられる疾患
肝炎、薬剤性肝障害、肝がん、肝硬変、胆道がん、骨疾患(特に副甲状腺亢進症など)
・低値の時に考えられる疾患
前立腺肥大、甲状腺機能低下症、家族性低フォスファターゼ血症
アルカリフォスファターゼの活性の測定では、人工基質であるフェニルリン酸を用います
生成するフェノールをフェリシアン化カリウムの存在下で4-アミノアンチピリンと酸化縮合させ
生じた赤色のキノンを比色定量して、酵素活性量を求めました
人間の体はほぼ37℃に保たれ、また細胞内のpHは常に中性に維持されています
このような条件下では、生命活動を行うための様々な化学反応が起こりにくいので
これらを効率よく行わせているのが酵素です
酵素なくしては生命はありえないと言われるほど、酵素は生命の維持にとって
重要なたんぱく質です
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2012年8月31日(金)
日記|
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