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2014年9月

2014年9月

日本選手活躍の陰にパワープレート

現在、アジア大会の真っ最中ですが

多くの日本代表選手が素晴らしい成績を収めていて、とても嬉しく思います

彼らの中には、日頃の練習にパワープレートを取り入れている選手も多く

男子棒高跳びで銀メダルを獲得した沢野大地選手もその一人です


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彼は、エルクレスト代々木上原店の小野勝則トレーナーの指導を受け

メインの練習に加えて、パワープレートで細かい調整を行うことで

若い選手を抑えて、34歳という年齢でメダルを獲得されました

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パワープレートは、従来のトレーニング理論とは全く異なったアプローチで

体に様々な良い反応を与えます


そのトレーニング理論はニュートンの『加速の法則』と、アインシュタインの『相対性理論』に

基づいているトレーニングで、アクセラレーショントレーニング(加速度トレーニング)

呼ばれています。


地球上では、全ての物体に1Gという重力がかかっています


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通常の筋力トレーニングは、重たいものを持って体にかかる重力を増やすことによって

筋肉により高い負荷をかけ、強くしていくのが一般的ですが

重りを持っている分、速い動きができなかったり、正しいフォームで行うことが難しいために

筋肉や関節を傷めてしまったり、重りを落としてケガをしてしまうことがあります



しかし、パワープレートの上では重りは必要ありません

物体は、加速度が上がると力が増すという法則に基づいて

人に3次元の振動をかけて加速度を上げるのです


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力の要素である質量と加速度の関係を式で表すと次のようになります


F(力)=m(質量)×a(加速度)


体重70㎏の人が地球上(1G )にいる時に発生している力は


F=70㎏×9.81m/s2(1G)

  =686ニュートンとなります


体に重りなどの負荷をかけておこなうレジスタンストレーニングで

60kgの重りを持って運動した場合は

質量をプラスして力を高めるために、このような式になります


F=(70kg+60㎏)×9.81m/s2

  =1275ニュートン


パワープレートを使ったアクセラレーショントレーニングでは

高速の3次元振動によって体を加速させることによって、加速度を高めて

力を高めているために、このような式になります


F=70×18.3m/s2(30Hzの振動で1.8G に相当)

 =1260ニュートン


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このように最も強度の低い振動である30Hzでも、60㎏の重りを持っている状態と

ほとんど変わらない力を発生させることができるのです

もちろんこの状態が辛ければ、乗り方を変えることで負荷は簡単に減らすことができます。

重りで負荷をかけていないため、子供から高齢者まで安全にトレーニングを行うことができるのです。


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この1.8Gの状態でのトレーニングは、軽いジョギングの運動にも相当します。

体力に自信がある方は最大で6.3Gまでかけることができます。

これは、ジェットコースターで一番スピードが出ているときとだいたい同じ重力です。

このような全く新しいアクセラレーショントレーニングは

人体に対して、様々な反応を起こします


1.内分泌系への影響

美容、アンチエイジングホルモンである成長ホルモン、精神の安定に関わるセロトニンの増加

ストレスホルモンであるコルチゾールの低下




2.神経系への影響

筋力アップ(神経線維の動員数向上)、バランス能力の改善、スピードの向上

自律神経バランスの改善による発汗などの体温調節機能の改善

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3.循環への影響

血流改善、むくみ改善、セルライト改善、痛みの減少

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4.筋、骨格系への影響

筋力アップ(筋肥大)、ケガの予防、骨密度の上昇、柔軟性の向上




プロのアスリートが証明している最先端コンディショニングマシンであるパワープレートを

ぜひ日常生活に取り入れて、美しく健康な体をつくっていただければと思います


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パワープレートと鎮痛

痛みという感覚は、組織が損傷し

安静が必要だということを教えてくれる重要な警告の役割をしています

しかし過剰な痛みは、大きなストレスとなり、逆に体に負担をかけてしまいます

そこで私たちの体には痛みを抑制するシステムがいくつかあり

それによって過剰な痛みを調整しています


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1.下行性抑制系による鎮痛

精神的な要因で痛みの感じ方が変わることがよくありますが

これは痛みの脳からの下行性抑制によってコントロールが行われているためです

精神的な興奮や喜び、気分の高揚、注意の集中、催眠効果または暗示などの要因は

痛みの感じ方に大きな影響を与えているのです

このような精神的な要素と痛みの関係を客観的に見ることは容易ではありませんが

脳の中に痛みを調節する部位があるのではないかということについては

多くの研究が行われており、動物で脳幹を電気刺激したところ

痛み刺激で起こる反応が減弱することを1974年にMayerらが見出しました

中脳周囲灰白質(PAG:priaueductal central gray matter)の神経核からの

神経線維が、脳幹の大縫線核とその近くの傍巨大細胞網様核や

青斑核とその近くの外側網様核に下行し、そこでニューロンを置き換えてさらに

脊髄の後角に下行し、末梢神経からの痛みの情報伝達を抑えることが

明らかになったのです

このような下行抑制系による鎮痛に関わる神経伝達物質として

セロトニン、エンケファリン、β-エンドルフィン、GABA、ノルアドレナリン

グルタミン酸、オピオイドがあります

下行抑制系に関わるセロトニンは脳の縫線核でつくられ

シナプス後抑制を行います

ノルアドレナリンは青斑核でつくられ、シナプス前抑制を行います






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2.侵害情報伝導、伝達系の遮断による鎮痛

痛みは、感覚受容器が受けた刺激が末梢神経、脊髄、脳へと伝わり

大脳の体性感覚野に到達して認知されます

したがって、受容器から脳への痛みの伝導、伝達の働きを抑えることで

鎮痛が起こりえます

・末梢組織の炎症による痛みの鎮痛の例

組織が損傷されて炎症を起こすと、局所的に産生される内因性の発痛物質である

プロスタグランジン(PG)のうちPGE2とPGI2は侵害受容器の興奮性を亢進させて

痛覚を増強し、末梢の血管を拡張させて血管の透過性を高め

浮腫などの炎症反応を引き起こします

アスピリンなどの解熱鎮痛薬は、PGの合成酵素であるシクロオキシゲナーゼの働きを

阻害することにより、PG産生を抑制します

それが末梢の炎症部位の組織に作用して、抗炎症作用を発揮することで

鎮痛効果をもたらします

アスピリンはその他に、視床下部の体温調節を司る中枢部位に作用して

解熱効果をもたらします

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・筋血流不足時の痛みに対する鎮痛の例

激しい運動後、乳酸などの不要な物質が筋に溜まると

それが痛みを起こし、二次的に交感神経の活動が反射性に高まって

筋の血行が悪化し、そのために乳酸などが一層筋に溜まり、痛みが増悪します

そのような場合には、筋への軽度なマッサージなどで物理的に血行を良くしたり

交感神経の緊張を緩めるような刺激を加えて、筋への血行の改善を図ることにより

筋の鎮痛を得ることができます

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・局所麻酔薬による鎮痛の例

局所麻酔薬は、組織の損傷部位の情報伝達や末梢神経の伝導を遮断するので

侵害受容器からの求心性情報伝導をカットすることにより、鎮痛を起こします

局所麻酔薬は局所の組織の手術や神経ブロックで用いられます


・全身麻酔薬による鎮痛の例

全身麻酔薬は意識を失わせるので、痛みの認識もできなくなることで痛みを抑制します




3.体性感覚刺激による鎮痛

・ゲートコントロール説

例えば、痛みを生じている傷口の周りを軽く押さえたり、撫でたりすると

痛みが軽減することがあります

痛みは末梢神経のうちの細い繊維であるAδ、C線維により

触ったり、撫でる刺激は太い繊維であるAβ線維により伝えられますが

太い繊維の情報は細い線維の情報伝達を

脊髄後角の2次ニューロンに伝えられている部分で抑制性の介在ニューロンを働かせて

抑えることができます

このようなメカニズムは、情報伝達の入り口で抑えるということから

ゲートコントロール説として1965年に提唱されました

そして1982年に改善が加えられ、脊髄後角にある抑制性介在ニューロンは

下行性抑制系によって働きうることが示されました


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・広範囲侵害抑制性調節

1979年にルバールらが行った実験では

麻酔ラットを用いて、後肢からの侵害性情報を受け取る脊髄後角の

広域作動域ニューロンの活動が尾、反対側の後肢、前肢、耳などの体の広い部位の

侵害刺激によって抑制される現象を見出しました

この現象は、広範囲侵害抑制調節(Diffuse Noxious Inhibitory Control:DNIC

と呼ばれます

この抑制性調節は脊髄動物(脊髄と脳の接合部で切断し、脊髄のみの反射中枢にしたもの)では

存在しないため、上脊髄性(脳幹)の調節系であり下行抑制系が関与していると言われています

下行性抑制系が働くきっかけは、PAGで見られるような内因性オピオイドの放出が

考えられます

実際に痛み刺激によってPAGのニューロン活動が亢進する例が証明されており

さらに脳脊髄液中の内因性オピオイドの量が痛み刺激で増えることも証明されています




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4.内因性鎮痛物質による鎮痛

鎮痛を起こす強い薬物の体表的なものとしてモルヒネが古くから知られていました

モルヒネが鎮痛作用を発揮するためには

モルヒネが神経細胞の膜にある受容体(オピオイド受容体)と結びつく必要があります

オピオイド受容体は、μ(ミュー)、δ(デルタ)、κ(カッパ)受容体などに分類されます

この受容体が働くと、Gタンパクというタンパク質が活性化されて

カリウムチャネルが開く場合と、カルシウムチャネルが閉じる場合とがあり

いずれの場合も神経の活動が抑えられます

オピオイド受容体は、痛みの伝導、伝達の経路である脊髄後角、視床、大脳皮質に

大量にありますが、それ以外の中枢神経系の下行抑制系に関与する部位である

PAG、大縫線核、青斑核、視床下部、偏桃体などにも大量に存在します

モルヒネあるいは内因性オピオイドがオピオイド受容体に作用して

痛覚の上行性情報伝達を抑えますが、その場合、上行性情報の伝達を抑える場合と

下行性抑制経路を働かせて、間接的に上行性情報の伝達を抑える場合とがあります

いずれの作用の場合でも、内因性オピオイドが痛みの情報伝達を抑えることによって

鎮痛を起こします

精神状態、情動状態により、大脳皮質、偏桃体を含めた大脳辺縁系

視床下部、脳幹の大縫線核や青斑核を含めた多くの神経核が働きます

その結果、内因性鎮痛物質のそれらの部位を含めた中枢神経系内の放出が影響を受けます

例えば、ある種のストレス状態、ある種の精神的高揚状態で内因性オピオイドの放出が高まり

その結果、鎮痛効果が現れます


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これらの鎮痛系に対し、パワープレートはセロトニン分泌を促進して

下行性抑制系を働かせる、マッサージによって乳酸代謝を高める

その他、ゲートコントロールによる体性感覚刺激という3つのメカニズムで

鎮痛を起こす可能性があります

私が担当しているお客様の中でも、パワープレートの振動の中では

普段、痛い膝が曲げ伸ばしをしても痛くないという方が何人もいらっしゃいます

この効果によって、より短期間でのリハビリが可能になり

多くの方が日常生活の不自由が無くなっています

ぜひパワープレートで効果的なリハビリを行っていただければと思います

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血液検査の数値の見方

 〈血液の主な検査〉

 

血液検査で得られたデータのうちのある一つの値から診断を行うことは感染症を除いては無く

必ずその他の検査と併せて診断をしていきます。

 

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・単位について

IU体の中にある酵素を表す単位

ある体積の中にどれだけの重さがある(g グラム)が重要なのではなく

どれだけの働きがあるかを見る必要があるため、特殊な単位になっています

酵素は熱や光に弱いという特徴があり、これらで変性してしまった酵素は元には戻りません。

酵素の働きとしては、体内で起こっている反応の手助けをする役割があり

食べ物が自然に分解されるのには長い時間がかかりますが

体内では消化酵素によって2~3時間で分解することができます。

 

マイクロメートル:100万分の1メートル

 

ナノメートル:10億分の1メートル

 

血液は液体だけでなく、個体も多く含まれています。

採血の時には、容器に血液が固まらないように抗凝固剤が入っています。

もし抗凝固剤が入っていないと血液はあっという間に固まってしまいます。

血液を遠心分離にかけると、液体成分である血漿と細胞成分である白血球

赤血球、血小板に分かれます。

 

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・血球算定:血液1平方ミリメートルあたりの赤血球数、白血球数、血小板数を数えます。

赤血球の役割は、体の隅々まで酸素を届けることですが、細胞の中でも寿命が短く

120日と言われています。その数が少なかったり

どんどん壊されてしまう状態になると貧血という診断になります。

また、高地にいる人では、酸素が少ないために赤血球が

過剰に増えてしまう多血症といった状態もあります。

白血球は、細菌やウィルスを排除する免疫において重要な役割を持っています。

低値では感染症にかかりやすくなります。

血小板は、出血した際に損傷部位を塞ぐための栓としての役割を持っていますが

過剰になってしまうと血管が詰まりやすくなります。


基準値

白血球:男性3900~9800個/μℓ、女性3500~9100個/μℓ

赤血球:男性427~570万個/μℓ、女性376~500万個/μℓ

血小板:12~35万/μℓ 


・ヘモグロビン、ヘマトクリット:血液中のヘモグロビンの量

ヘマトクリットでは一定量の血液中に含まれる赤血球の割合を調べます

貧血の有無や貧血の種類を診断する手がかりになります。


基準値:男性39.8~51.8%、女性33.4~44.9%

 

・血液像:白血球の5つの分画ごと

好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の増減数を調べます。

増加している場合は、結核など、減少している場合は敗血症や白血病が疑われます。


基準値

好中球:42~73%

好酸球:0~6%

好塩基球:0~2%

単球:0~8%

リンパ球:18~59%


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・赤沈(血沈):抗凝固剤を入れた血液中の赤血球が、管の中で沈降する速度を調べます。

病気があると、数値が高くなります。言い換えると血液の粘性を調べて、ドロドロがサラサラかを診ます。

 

MCVMCHMCHC:赤血球の色素の量の平均値、色素の濃度の平均値を診ます

 

〈生化学の主な検査〉

‐糖尿病‐

 

・血糖:血液中のブドウ糖の量を調べます。空腹時血糖検査とブドウ糖負荷検査があり

ブドウ糖負荷試験は、糖尿病をより詳しく診断でき、治療方針を決める上でも欠かせません。

空腹時血糖検査では、糖尿病の人の血糖値が平均的に高いことが分かるため

スクリーニング検査として有効で、この検査で高値であれば、ブドウ糖負荷試験を行います。

 

・尿糖:本来糖は尿中に出ることはありませんが、血糖値が一定限度を超えると

尿中に漏れ出てきます。この場合はかなり進行した状態を示しています。

 

・糖化ヘモグロビン:ヘモグロビンとブドウ糖が結合したもので

この数値は血糖コントロールの目安になります。糖尿病になると

ヘモグロビンの中でも特にヘモグロビンA1cが増加します。糖尿病は遺伝的な要因も多いため

親戚に糖尿病の人がいれば、注意してみていく必要があります。赤血球の寿命は120日であり

その間のヘモグロビンの状態を知ることができるので、食生活などが反映されます。


正常値:4.3~5.8%以下 


‐肝機能‐

 

・総ビリルビン:胆汁色素のビリルビンには、腎臓を通過可能な直接ビリルビンと

通過不可能で尿中に排泄されない間接ビリルビンとがあります。

これを合わせたものが総ビリルビンです。

胆石、肝炎などにより、血清中に1dlあたり3.0㎎以上増加すると黄疸を起こします。

肝臓は非常に大きな臓器で、女性でも1㎏以上の重さがあります。

さらに高い再生能力を持っており、半分近く障害されても休養によって再生すると言われています。

 

GOTAST):肝細胞中に含まれる酵素。肝細胞に限らず、全ての細胞は生きており

生命活動を維持するために血液からエネルギーを取り入れています。肝細胞が破壊されたり

肝細胞膜の浸透性が高まると、血液中に流出して増加します。高値で慢性肝炎

アルコール性肝炎、肝硬変などの肝障害が疑われます。心筋にも含まれ

心筋梗塞を診断する指標でもあります。

 

GPTALT):主に肝細胞中に含まれている酵素で、急性肝炎、慢性肝炎

肝硬変などの診断に役立ちます。GPTはストレスでも上がりやすく

海外旅行に行って魚介類などを食べた際にA型肝炎にかかった時には

特に黄疸が出るということもなく、多少疲労を感じる程度で、この時に血液検査を行うと

一時的に高値になることがありますが、通常であれば放っておけば治ってしまいます。

 

LDH(乳酸脱水素酵素):主に心臓、腎臓、肝臓、肺、血液細胞、骨格筋などに含まれます。

肝疾患であれば、GOTGPTALPなどの検査と共に診断に用いられます。

また、心筋梗塞、肺疾患、白血病、悪性貧血、肝炎、悪性腫瘍の時に増加します。

 

ALP:肝臓で作られ、胆汁中に出される酵素。胆石、胆管の疾患

悪性腫瘍の肝転移や肝ガンの時に数値の上昇がみられます。他に骨疾患でも上昇します。

 

・γ―GTP:肝硬変や薬の副作用で発症する薬剤性肝障害の発見に役立ちます。

常習飲酒者とそうでない人とでは明らかな差が出ます。

 

ZTTZTTは、主に血清中のγグロブリン量を反映しています。

慢性肝炎、肝硬変、結核、リウマチ、膠原病などの慢性炎症性疾患や

骨髄腫などの診断に役立ちます。

 

・タンパク分画:アルブミン、グロブリン比(A/G比)を表します。

肝硬変、栄養失調、慢性伝染病などの診断に役立ちます。

 

・コリンエステラーゼ:肝臓で生成され、血液中に分泌される酵素で

神経伝達物質であるアセチルコリンを分解する役割があります。

アセチルコリンは分解されないと、筋肉などが興奮したまま戻らなくなってしまうため

非常に危険な状態になります。

肝細胞が障害されると値が低下します。GOTGPTなどの検査結果が良好であっても

コリンエステラーゼが減少している場合、詳しい検査が必要になります。

 

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‐腎機能‐

 

・尿素窒素(BUN):タンパク質が体内で分解された後の老廃物で、腎臓から尿に排出されます。

腎機能が障害されると、血液中のBUNが増加し、尿中のBUNは減少します。

 

・クレアチニン:BUNと同様、腎臓から尿に排泄されるよう廃物の一つで

腎機能を知るための指標になります。

 

‐脂質代謝‐

 

・総コレステロール:体内に様々な形で存在するコレステロールの総計値で

動脈硬化や狭心症、心筋梗塞発症の危険度などの指標になります。

誰でも加齢とともに動脈硬化は進んでいくため、その参考となるものです。

しかし、実際にどれだけ動脈硬化が進んでいるかということは血液検査では知ることができません。

正確な状態を知るためには、体の中に器具を入れたり

微弱な電流を流したりするといった手間のかかる検査が必要となります。

 

LDLコレステロール:悪玉コレステロールとも呼ばれ、血管に沈着して

動脈硬化を発生、悪化させます


正常値:70~139mg/dl

 

HDLコレステロール:善玉コレステロールとも呼ばれ

体内の末梢で酸化して害をなすコレステロールを取り除き、動脈硬化などを防ぐ働きがあります。

 

正常値:男性40~86mg/dl、女性40~96mg/dl


・中性脂肪(トリグリセライド):体内で主に生命を維持するためにエネルギー源として利用されますが

利用後の余分な中性脂肪は主に皮下組織に貯蔵され、皮下脂肪となります。

 

基準値:35~149mg/dl


‐その他‐

・アミラーゼ:でんぷんの消化酵素で、膵臓と唾液腺でつくられます。

いずれかの臓器に障害があると、高値になります。

 

・電解質検査:ミネラルのクロール(Cl)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)などの

血清中の量を測定し、栄養状態などを調べます。

この中で、ナトリウム、カリウム、クロールは、体内の水分の状態を診るために

非常に重要な項目となります。脱水や大量出血では、これらのバランスが崩れ

浸透圧によって細胞が潰れたり、破裂したりしてしまいます。

 

・甲状腺機能検査:甲状腺の機能をみるために、甲状腺ホルモンであるトリヨードサイロニン(T3

サイロキシン(T4)の血中量を測定します。

 

・尿酸:タンパク質が分解、吸収された後に残る老廃物の一種で、腎臓で排泄量を調整し

血液中の数値を一定に保っています。腎機能の低下や

尿酸の元になるプリン体の摂取過剰で増加します。

 

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‐腫瘍マーカーの主な項目‐

 

CEA:胎児の消化器組織だけにみられるタンパク質の一種ですが

ガン細胞が増殖している組織内からも作り出されます。主に胃や大腸、膵臓など

消化器系ガンのマーカーとして用いられます。

 

CA199:胆嚢や胆管、特に膵ガンの有無をチェックするのに用いられます。

 

PSA(前立腺特異抗原):前立腺から分泌される生体物質で

前立腺ガンのとき血清中の含有量が上昇します。

前立腺炎や前立腺肥大症などでも上昇することがあります。

 

AFP:胎児に見られる血清タンパクの一種ですが、肝ガンの腫瘍マーカーとして用いられます。

肝炎や肝硬変でも数値は上昇します。

 

CRP:体の組織に急性炎症や破壊が起こった時に、血液中に現れるタンパクです。

 

ASLO:溶血性連鎖球菌が産生するSLO(ストレプトリジン10)に対する抗体をASLOと言います。

溶血性連鎖球菌に感染していると、高値になります。

 

RF:関節リウマチなどでみられる自己抗体の一つで

関節リウマチでも陽性となりやすいですが70~80%)、他の自己免疫疾患

慢性肝炎などでも陽性になることがあります。

リウマチが最も発生しやすいのは、3040代の女性です。

最先端のリウマチの治療は、進行の早い早期のうちに強めの薬で炎症を抑え

徐々に薬の強さを減らしてくといった方法です

 

このブログはエルクレストで講師をしてくださっている渡辺 肇子 先生のお話を元に作成しています

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酵素の重要性

人間の体はほぼ37℃に保たれ、また細胞内のpHは常に中性に維持されています

このような条件下では、生命活動を行うための様々な化学反応が起こりにくいので

これらを効率よく行わせているのが酵素です

酵素なくしては生命はありえないと言われるほど、酵素は生命の維持にとって

重要なたんぱく質です

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・酵素について

酵素には2種類あり、消化酵素と代謝酵素があり、その上に潜在酵素があります

体中の細胞で作られる「酵素」は一種類ではなく

それぞれの場所で違う種類の「酵素」が作られているため

その種類は数千から数万種類も存在します

「酵素」の働きはある栄養素から新しい成分を作り出したり、食べたものを消化したり

何かの形を変化させて違うものを作ったりと、体の場所や動きによって様々ですが

大きく分けると消化酵素と代謝酵素に分類されます

消化酵素には、脂質であるトリグリセライドを脂肪酸と

グリセリンに分解するリパーゼ、代謝酵素にはアミノ酸と

ビタミンCからコラーゲンを作るコラーゲン合成酵素などがあります


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・体温と代謝酵素

私たちの体の体温は、平均しておよそ36.89℃です

このように人間の体は約37℃に保たれています

そもそも私たちの体はなぜ37℃なのでしょうか?

そこには体の酵素が元気に働く条件が深く関わっており、それは体の代謝機能と関係しています

代謝とは、体内で起こる化学反応のことです

毎日口にしている食事は、口や胃腸などの消化管で細かく分解され

栄養として体に吸収されています

では、消化酵素によって分解され、腸から吸収された栄養素はいったいどこに行くのでしょうか?

 吸収された栄養素は体の中で様々な形に変換され、大切な役割を果たすようになります

その役目をしているのが「代謝酵素」です


1.エネルギー生産に関わる代謝酵素 

代謝の大切な役割の一つは、エネルギーの生産です

体が動くためにはエネルギーが必要で、こうしたエネルギーのやり取りに使われるのが「ATP」

私たちは食事から摂取した成分を使って、体の酵素を使ってATPを作り出しています

解糖系とよばれるシステムでは、ブドウ糖から得られるグルコースを

ヘキソナーゼなどの酵素が分解してATPを作ります

また、TCAサイクルでは、ミトコンドリアという器官で解糖系によって作られた成分と

酸素を酵素の力で燃焼させ、たくさんのATPが生産されます


 2.タンパク質の合成に関わる代謝酵素 

体の筋肉や骨、皮膚や髪の毛や爪、免疫に関わる物質は、全てタンパク質でできています

髪はケラチンという硬質のタンパク質から構成されています

爪は皮膚の表皮が硬化してできた部分で、髪と同じくタンパク質でできています

こうしたタンパク質の合成に関わるのも酵素です

肌の美容に欠かせないコラーゲンは、ヒドロキシプロリンと

ヒドロキシリジンという特殊なアミノ酸が含まれるタンパク質です

プロリンとリジンがつながった後で、酵素の働きで特殊なアミノ酸に交感されます


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3.ホルモン合成に関わる代謝酵素 

ホルモンは、血糖値を下げるインスリンや、成長を促す成長ホルモン

性周期をコントロールする女性ホルモンや男性ホルモン、ストレスに対応するアドレナリンなど

体の状態を調整するために欠かせません

こうした様々なホルモンを作り出す時にも

適材適所でホルモン合成の代謝に関わる酵素が働いています


 4.解毒や抗酸化に関わる代謝酵素 

アルコール胃や腸から体に吸収され肝臓に運ばれます

そこで活躍するのが解毒酵素です。まずアルコール脱水素酵素でアセトアルデヒドに変換され

次に2型アルデヒド脱水素酵素とよばれる酵素で酢酸に変換されて無毒化されています

また、体内の活性酸素を除去するのはSOD(スーパオキシドジスムターゼ)や

グルタチオンペルオキシダーゼとよばれる抗酸化酵素です

他にも様々な毒素の除去に酵素が働いています


5.神経に関わる代謝酵素 

脳の中の神経細胞は、神経と神経をつなぐシナプスを介して情報を送ったり受け取ったりして

脳として「考える」「感じる」「動かす」などの働きを生み出しています

こうしたシナプスがきちんと働くためにも、特殊な酵素が働き合って脳の機能を正しく保っています

また、体のバランス維持には交感神経と副交感神経のバランス維持が大切で

この神経間の情報伝達にも酵素が欠かせません

ここで紹介した例は、体の中の酵素反応のほんの一例です

60兆個ある体の細胞の中では

無数の酵素がそれぞれに与えられた役割を日々正確に果たしてくれています

食べたものをきちんと消化酵素の力で分解し

吸収した栄養素を使って体の中で代謝酵素の力で生命活動を維持することが

日々の健康維持につながるのです。


・食べ過ぎは代謝酵素を減少させる!?

潜在酵素は消化酵素にも代謝酵素にも作用できる能力を持っていますが

食事量が多いと消化酵素ばかりが増え

代謝酵素が作れず、代謝機能(解毒、排泄)が低下しやすくなります

動物学の生理に「吸収は排泄を阻害する」という概念があり

腸は身体が吸収に傾いている時には排泄が抑制されています

夜は代謝が主で、明け方から排泄の準備に入り

老廃物の処理過程は夜から始まっているため

起床時には目やにが溜まっていたり

口の中への分泌物排泄また直腸付近までの便の送り出しも行われています

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消化、吸収の際は胃、十二指腸、小腸など上部消化管に血液が集中し

排泄臓器の腎臓、大腸への血流は低下しますそのため

夜間に排泄臓器への血流の増加を図り、老廃物を処理し血液を浄化しています

したがって夜遅くに食事をとることは、身体の代謝

排泄メカニズムを阻害させる要因になってしまうのです





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酵素の中にはたんぱく質だけで酵素活性を示すタイプと

低分子の有機化合物が結合して初めて酵素活性を示すタイプがあります

この低分子化合物を補酵素と呼び、多くはビタミンB群に由来します


結合していない酵素の状態をアポ酵素、補酵素が結合した酵素をホロ酵素と言います


補酵素の特徴

①補酵素だけでは活性が無い

②アポ酵素は弱い結合なので、容易に結合し離れることができる

③基質と結合する部位はアポ酵素の部分にあるが、触媒反応は補酵素が担う



補酵素はカロリーが無く、エネルギー源にはなりませんが生命に必要な有機物で

生体内で生命現象そのものを担っている酵素の活性を発揮するために働くことから

非常に重要な栄養素です


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一部の例外を除いてビタミンは体内で産生、合成できないので

食品から摂取する必要があります

運動によるトレーニングを行う上でのビタミンの摂取で特に重要なものとして挙げられるのが

ビタミンB群です



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豚肉、牛肉、豆類、胚芽米、オレンジ、ゴマ、レバーなどに含まれるB1は

運動の肉体疲労や神経の疲労を緩和する作用があります

鶏肉、魚肉、牛乳、ヨーグルト、チーズ、納豆、のり、卵、ブロッコリー

ほうれん草などに含まれるB2はエネルギー代謝に関わります


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鮭、サバ、イワシ、大豆、玄米、レバー、ニラなどに含まれるB6は細胞の新陳代謝に関わります



アサリ、牡蠣、ニシン、レバー、マグロ、カニなどに含まれるB12は

貧血を予防し肩こりや手足のしびれなど末梢神経の回復や健康維持に関わります

特にビタミンB2は代謝が上げる作用に加えて、健康的な肌、爪、髪の保持

皮脂分泌の抑制といった作用を持つことから

運動を始めた場合には

今まで以上にこのような栄養素摂らなければ美容を維持できなくなってしまします

B群には相乗効果があり、ここに摂った時よりも、全部一緒に摂った方が効果が大きくなります


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パワープレートトレーニングによるダイエットは

ヒトの持つ機能を最大限に発揮して運動させることができることから

非常に健康な方法ですが、通常のトレーニングの約3倍の筋肉を動かすため

効率が良い分、神経やエネルギーの消費も多くなるため

しっかりとした栄養補給が必要です


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最先端の筋力トレーニングとバランスのとれた栄養摂取が

美しい体を作る上での柱になります

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現代人の食事の傾向

最近の日本人の食事は高リン低タンパク食になっているそうです

高リン食品には、乳製品、豆類、ナッツ類、チョコレート、レバー、雑穀類、

アボカド、ピーナツバター

コーラ、ビール、とうもろこし、グリンピース、マッ シュルームなどがあります

クリームソース、チーズソース、一部の焼き菓子などにはリンが多く含まれていますが

料理に潜んでいて見逃してしまうことも多いのです
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次に低たんぱく食です

ダイエットのために筋肉量を増やすことは非常に重要ですが

多くの方が筋肉の元となるたんぱく質を充分に摂れていないのが現状です

 トレーニングを行うと一時的に筋肉が壊され

栄養と休養をとることで以前よりも強くなって回復しますが

肝心のたんぱく質が不足していると筋肉の分解ばかりが進んでしまい

結果的に筋肉量が減ってしまうこともあります 

したがってたんぱく質の一日摂取量は、最低でも体重1㎏あたり0.8gで

運動習慣がある方やアスリートでは1㎏あたり1.2~2.0gにもなります




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また体の免疫や消化に関わる酵素もすべてたんぱく質でできています 

ですから高リン低タンパク食は美容だけでなく健康の面からも決して良いこととは言えません !

正しく安全にダイエットをしていくために、食事は最も重要といっていいでしょう


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そして、美しいボディラインと、アンチエイジングホルモン分泌のためのパワープレートもお忘れなく!

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①Ⅰ型線維 :遅筋とも言われており、収縮スピードが遅く爆発的な収縮力に乏しい代わりに


酸素をエネルギーとしているため高い持久性を持っています


②Ⅱa型解糖系線維 :速筋に属し、急速な力の発揮が可能で


高低いずれのレベルの筋力発揮でも動員されます


③Ⅱb型解糖系線維 :速筋線維で非常に速い収縮速度と力発揮が可能ですが

疲れやすいという欠点があります


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遅筋線維は持久性に優れているため、姿勢の維持で使われていて

速筋線維は瞬発的な動きで使われています


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通常の筋力トレーニングでは重量負荷をかけて行うため

どうしてもスピードが低下しがちで、遅筋線維が使われる割合が高くなります

しかしスポーツは瞬発的に、しかも大きな力を出すものがほとんどです


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パワープレートはアクセラレーショントレーニングの理論に基づいて設計されており

一秒間に30~50回という速さで筋肉を動かして、負荷をかけているため

遅筋線維はもちろん、鍛えることが難しい速筋線維にも刺激を与えることができます

これにより、遅筋線維の姿勢維持による安定性や軸形成(スタビリティ)と

速筋線維の機能的な動きの活性化(モビリティ)を同時に高めることができ

トレーニング時間の短縮も可能になります


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サッカー、バレー、陸上、卓球など多くの日本代表チームが愛用している理由はここにあるのです!


ピロリ菌について

ピロリ菌の感染率は、若い世代では少ないですが

50歳代では6割、60~70歳代では8割近くの人が

ピロリ菌に感染していると言われています(1998年)

ピロリ菌は毒素を分泌するほか、尿素を分解する酵素を作り

尿素から分解されたアンモニアと毒素が胃壁を傷つけ

胃炎や胃潰瘍(胃は内腔から粘膜層、粘膜下層、筋層、漿膜下層、漿膜の5層に分かれ

炎症症が一番内側の粘膜層に留まっている状態をびらん又はただれ、粘膜下層まで達すると

潰瘍と呼ぶ)の原因となり、胃がんとの関係も研究されています


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・ピロリ菌の除菌治療

ピロリ菌の除菌には、2種類の抗菌薬(クラリスロマイシン、アモキシシリン)と

プロトンポンプ阻害薬(PPI)の計3種類の薬が用いられます

抗菌薬にはピロリ菌を死滅させる作用があり、PPIには胃液の分泌を抑え

抗菌薬の効き目を高める作用があります

胃酸を分泌する壁細胞にはヒスタミン、ガストリン、アセチルコリンという伝達物質の受容体があり

食べ物を見たり、食べたりする(食塊の蓄積による胃壁の拡張によって

満腹中枢が刺激される)ことによって、それぞれの物質が分泌され

受容体に結合します

受容体に結合した信号はプロトンポンプという酵素に伝わり

最終的に胃酸が分泌されるため、PPIはプロトンポンプの働きを抑えるため

胃酸の分泌が抑制されるのです


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このようなピロリ菌からの害の予防には、食事の改善とストレスの軽減が重要です

ストレスという用語は、カナダのハンス・セリエ教授が

1935年に生物学雑誌で紹介したことがはじまりです

ストレスとは、物理学でスプリングの中に生じるゆがみを表現するのと同様に

生物体内に生じたゆがみの状態を表現する抽象的な言葉です

ストレスとは様々な刺激に対する生体内の全身的、局所的防衛反応(内分泌反応)

と定義できます


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セリエのストレス理論では、脳の視床下部がストレスを感知すると

CRH(副腎皮質ホルモン放出ホルモン)を放出して

脳下垂体へストレス刺激を伝えます


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下垂体はACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を分泌して

これを受け取った副腎皮質はコルチゾールなどの副腎皮質ホルモンを

血中に放出します

この結果、血糖の上昇や免疫機能を担っているNK(ナチュラルキラー)細胞の活性が

低下して免疫力が低下します


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また視床下部が受けた刺激は自律神経を通じて副腎髄質にも伝えられ

ここからアドレナリンなどが分泌されることによって

心拍数や血圧が上がり、胃腸の働きが抑えられるなどの反応も起こります


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パワープレートはトレーニングを行うだけで、ストレスホルモンであり、長期の分泌が

海馬を委縮させると言われるコルチゾールを減少させ

代わりに脊髄への痛みの抑制効果があるセロトニンやたんぱく質合成を高めると共に

成長ホルモンやテストステロン、インスリン様成長因子などが分泌されることが分かっています

体を引き締めるだけでなく、ストレスを発散し、免疫力を高めることができる

一石二鳥のマシンなのです


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パワープレート症例 -五十肩3-

以前ご紹介した五十肩で悩まれているお客様の症例をご紹介します

初めていらっしゃった時には、肩関節の可動域がかなり減少しており

様々な治療を受けられてきたそうですが、2年ほど変化がなかったそうです


初見時の可動域は屈曲が約70度、伸展が約20度、外転が約60度と

日常生活でもさまざまな支障が出るレベルでした

現在までで12回のレッスンを受けられて

パワープレートを使ったストレッチ、マッサージ

関節の安定性を高めるインナーマッスルの強化を行い

今では屈曲約130度、伸展約50度、外転100度まで改善されました!

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これによって、車の運転や洗濯物を干す、取り込む、髪の毛を結ぶといった

今まで苦痛だった何気ない動作ができるようになったということで

非常に喜ばれていたと同時に、パワープレートの即効性に驚かれていらっしゃいました

これは私の推測ですが、パワープレートの振動をうまく関節に伝えることによって

癒着した関節包を剥がすことができたのだと思います

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方法は、一般的に肩甲骨や背骨の動きを良くする運動とされている

四つん這いでの運動を、パワープレート上で行うことによって

振動が関節自体にも伝わり、血行を促進すると共に

関節包のストレッチになっていると考えられます

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このリハビリを行うようになってさらに可動域改善のスピードが上がりました

この調子でより生活が楽になるようにしていきたいと思います!

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夏太りに注意

厳しい暑さだった夏の間に太ってしまったという人はとても多いと思います

その原因は、基礎代謝かもしれません

基礎代謝とは目の覚めている状態で、生命を維持するために必要な

心臓の拍動、呼吸、筋の緊張などを保った最小限の代謝のことです

しかし、総エネルギー消費量の中で最も大きく

エネルギー消費量の60~75%を占めます

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基礎代謝を増加させる要因には除脂肪量の増加、年齢が若いこと

異常体温、月経周期、甲状腺機能の亢進あり

低下させる要因としては、低カロリー摂取、除脂肪量の減少

甲状腺機能の低下があります

実は、基礎代謝は外気温によっても変化します




基礎代謝量は年齢、体重によってことなりますが

日本人の成人男子(20~40歳)では約1500kcal/日であり

成人女子では約1200kcal/日と言われており、年齢を重ねるごとに低下していきます


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女性の方が値が低いのは、カロリー消費を担う筋組織が少ないことと

脂肪組織が多いことによります

基礎代謝は何もしていなくても生み出されている熱量と言いかえることができます

ですからダイエットをしていく上で、基礎代謝が高ければ

自然と脂肪を燃焼していくことができるのです

しかし、多くの方がこの基礎代謝量を満たしていないのが現状です


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基礎代謝に影響を与える上で私たちができることは、筋肉量を増やすことです

運動をして体が熱くなるのは筋肉が収縮することで

エネルギー(脂肪など)を使って熱を生み出しているからで

筋肉量が多ければ、それに伴って発生する熱量(カロリー)も増えます

これはじっとしていても同じです

じっとしているつもりでも筋肉はある程度の張力を保って収縮しているので

エネルギーは消費されています

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パワープレートは代謝を高めるという点で他の運動と比べ、非常に優れています

それは普段では使えない筋肉を使い、鍛えることができる点です

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通常私たちは、自分の持っている筋肉の約40%しか使えていないと言われていますが

パワープレートでは、1秒間に30~50回という振動が筋肉を動かすため

実に97%の筋肉を使うことができるのです!


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そのため発生する熱量も非常に高く、何年も汗をかいたことがなかったという方が

トレーニング後にはびっしょりと汗をかいてしまうほどです


基礎代謝が高まれば、体温も高くなるため免疫力の向上をはじめとした

多くの体の機能が高まるため、ダイエットを超えて健康な体をつくることができるのです


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インナーユニットについて

Core(コア)という言葉には、核心、芯、中心といった意味があり

筋肉のトレーニングにおけるコアは、文字通り体の芯をつくる上で必要な筋肉を指し

あらゆる動きでまず最初に起動して体を安定させる役割を持っています

コアの筋肉が弱っていたり、うまく働かないと体幹から生み出された力が手足に

うまく伝わらずに、パワー不足になるだけでなく、ケガの原因にもなってしまいます


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コアの中には、腹圧を高めて体を支えるインナーユニットというものがあります

インナーユニットは

腹横筋

骨盤底筋群

多裂筋

横隔膜

からなる腹部の安定性を保つためのユニットです

腹横筋は側腹部から腹部前面を覆う筋肉で腹圧を保つために重要です


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骨盤底筋群は骨盤内の臓器を支えている筋肉の集まりです

骨盤底は骨盤隔膜(腸骨尾骨筋、恥骨尾骨筋、恥骨直腸筋という3つの尾骨筋

肛門挙筋、梨状筋)と尿生殖隔膜(上尿生殖隔膜筋膜、深会陰横筋、会陰膜または

下尿生殖隔膜筋膜)によって骨盤下口を閉鎖している部分を言います

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多裂筋は背骨に付く細かい筋肉です

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横隔膜は胸椎、肋骨、胸骨に張る筋肉で腹部と胸部の境目となり

これらが合わさって腹腔を形成しています



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インナーユニットが収縮すると、腹腔の容積が小さくなり

内部に加わる腹圧が高まります

特に腹横筋は、上肢、下肢の筋収縮の直前に体幹で最も早く筋収縮を起こすことで

脊柱を安定させ、重心移動によるバランス保つ働きがあり、非常に重要です

上肢の運動では、上肢が動き出す0.03秒前

下肢の運動では、下肢が動き出す0.11秒前に事前収縮が起こります



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これにより内部では内臓の位置が保たれるほか

腰椎が安定し、素早く力強い動きが可能になるのです

パワープレートは3次元振動が深部の筋肉を効率良く動かし

通常のトレーニングでは鍛えることが難しいインナーユニットを

強化することできます

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ダイエットとしての腹部の引き締めはもちろん

これからスポーツを始めようと考えている方からアスリートまで

コアトレーニングは有効ですので

パワープレートで効率良く、機能的な体の軸を作りましょう!

肩関節の運動

一般的に肩の関節と言うと、上腕骨と肩甲骨との関節を指していることが多いですが

実際の肩の運動の際には、肩関節複合体として以下の4つの関節が連動して動いています

1.肩甲上腕関節(上腕骨と肩甲骨の関節)

2.肩鎖関節(肩甲骨と鎖骨の関節)

3.胸鎖関節(胸骨と鎖骨の関節)

4.肩甲胸郭関節(肩甲骨と肋骨の関節)



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1.肩甲上腕関節:glenohumeral joint

半球状の上腕骨頭と肩甲骨関節窩で構成される関節で

関節窩に対して骨頭が2~3倍の大きさを持っているため、、接触面積が小さく

適合性は悪いですが、その分広い可動域で動かすことができます

軽度に外転、屈曲した状態が最も関節が緩み

外転、外旋すると最も緊張が強くなり、関節が締まった状態になります


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2.肩鎖関節:acromioclavicular joint

肩甲骨の肩峰と鎖骨を連結する半関節で、不完全な椎間円板を持ち

機能的には球関節として機能します

球関節は、一方がボールのような形状

もう一方がそれを受けるようにお皿のような形状になっていることで

多軸性の運動が可能な関節です


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3.胸鎖関節:sternoclavicular joint

鎖骨の胸骨関節面と胸骨の鎖骨切痕で構成される浅い(不規則な)鞍関節です

鞍関節とは、鞍のように凹になっている面と凸になっている面があることで

2軸性の運動が可能な関節です

前額面では鎖骨の胸骨端が凸面、胸骨切痕が凹面を成し

矢状面では関節面の凹凸が逆になっているという特徴があります

関節内には、関節円板が介在し、関節面の適合性を高めます


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4.肩甲胸郭関節:scapulothoracic joint

この関節は真の関節ではなく

肩甲骨の前面と胸郭(肋骨)の後外側面との間の接地面を言います

これらの2つの面は直接は接触しておらず

肩甲下筋、前鋸筋、脊柱起立筋などの筋によって分離されています

そして肩甲骨は、胸郭の上を滑るように動くことができるのです

挙上、下制:肩甲骨の上下の動きで

胸鎖関節と肩鎖関節で生じる回旋運動と下方回旋が組み合わさることで

肩甲骨は垂直に保たれた状態で上下運動を行うことができます

上方回旋、下方回旋:肩鎖関節を軸にした肩甲骨の上方回旋と

胸鎖関節による鎖骨の挙上が組み合わさった動きです

この動きが障害されると、後に説明する肩甲上腕リズムが乱れます

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・肩の外転運動について

外転とは、前額面上で体の中心から外方向へ離れていく運動のことで

肩の場合は、外転角度によって大きく分けて3つのフェイズがあります

1.0~90度まで:棘上筋→三角筋

まず棘上筋によって始動して、30度の外転が起こり、その後に三角筋に引き継がれます

三角筋による外転は90度までです

棘上筋は関節窩に向かって上腕骨頭を押し付けることで肩関節を安定させて

運動軸を形成します


2.90~150度まで:僧帽筋、前鋸筋

三角筋により固定された上腕骨は僧帽筋と前鋸筋の働きによる肩甲骨の外転によって

さらに上肢の外転が大きくなります(肩鎖関節と胸鎖関節が起動)

この際の肩甲骨の外転運動は、胸鎖関節の運動と肩鎖関節の運動の和(各30度)になります

そして広背筋や大胸筋の緊張(遠心性収縮)によって150度で制限されます


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3. 150~180度まで:脊柱起立筋

上腕骨をさらに垂直まで外転させる運動で、上腕と上肢帯の運動に加えて

脊柱の運動が必要になります

三角筋、僧帽筋、前鋸筋に加えて反対側の脊柱起立筋が収縮して

脊柱が側弯することで可能になります

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・肩関節の外転と肩甲上腕リズム

健康な肩では、肩甲上腕関節の外転と肩甲胸郭関節の上方回旋との間には

自然な運動リズムあるいはタイミングがあることが分かっており

これを肩甲上腕リズムと言います

このリズムは肩の外転が30度以上になると、肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節が

2:1の割合で動くというシステムです

従って3度外転すると、肩甲上腕関節が2度、肩甲胸郭関節が1度の割合で動きます


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・肩関節の屈曲について

肩関節の屈曲(矢状面上で上肢が体幹から離れていく動き)も

3つのフェイズに分けることができます

1.0~60度まで:三角筋前部線維、烏口腕筋、大胸筋鎖骨部などにより起こる運動で

小円筋、棘下筋の緊張により制限されます


2.60~120度まで:僧帽筋前鋸筋などの収縮によって起こり

広背筋、大胸筋胸骨部などの緊張により制限されます

このフェイズでは、肩甲骨が外転することにより、関節窩が上前方に向くことで

一層の屈曲が可能になります

胸鎖関節、肩鎖関節の回旋が関与します


3.120~180度まで:外転のフェイズ3と同じメカニズムで運動が起こります

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これらの運動メカニズムを踏まえてトレーニングを行うことで

パワープレートでのリハビリやアスリートのパフォーマンスアップを

一層高いレベルで達成できるようにしていきたいと思います

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COPDにもパワープレート

タバコの吸いすぎで起こりやすくなる病気といえば肺疾患ですよね? 

日本人の死亡原因第10位になっているCOPD(慢性閉塞性肺疾患)という 病気をご存知ですか? 

肺疾患は大きく分けて閉塞性肺疾患と拘束性肺疾患があり

閉塞性肺疾患は、肺の中の空気の通り道である気管に炎症が起きて、狭窄と同時に 

ガス交換を行う肺胞が壊れて肺胞同士が癒着してしまう病気で 

呼吸がしにくくなり息切れしやすくなり、悪化すると呼吸不全や肺炎を引き起こします

そのほか、気管支ぜんそく、慢性気管支炎、肺気腫、び漫性汎細気管支炎などが含まれます
 
拘束性肺疾患は、肺の容量減少に伴う肺活量の減少によって

低酸素、高二酸化炭素血症や特発性間質性肺炎(肺線維症)、サルコイドーシス、塵肺など

が起こります

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WHO(世界保健機関)による世界の死亡原因調査では 

一年間で6位から3位になり世界的に増えている疾患です 

これを予防するために一番大切なことはもちろん禁煙です 

25才をピークに肺の機能を示す一秒量(一秒間でどれだけ早く多くの息を吐けるか)は

低下していきますが、喫煙者は平均でその低下速度が3倍になるそうです!

 
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そしてもう一つ予防法で重要なのが脚の筋肉をつけることです! 

非常に興味深いことですが、脚の筋肉をつけると、呼吸で重要な役割をもつ横隔膜が鍛えられ

その結果肺の機能を目一杯使えるようになり衰えにくい体をつくることができるそうです!


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脚のトレーニングはパワープレートが最も得意とする分野です!


 
脊髄損傷で車椅子の方が歩けるようになるほどのトレーニング効果があるため

パワープレートを使うことで、COPDや肺ガンをはじめとした呼吸器疾患が減少していけば

素晴らしいことですね!

パワープレート症例 -五十肩2-

以前、「パワープレート症例 -五十肩1-でご紹介した五十肩の女性ですが

インナーマッスルのトレーニングと柔軟性の改善によって

今までよりかなり力が入るようになったそうで

以前は痛くて持つことができなかったやかんを持つことができるようになったそうです!

それまでは、痛みを避けて無意識のうちに右手を使って

様々なことをしていることが多かったそうですが

現在では、気づくと左手も使っているというような状態まで回復しました


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最近では新たにパワープレートの上で四つん這いになって行う肩甲骨の運動を加えて

一層の可動域改善を目指しています

この運動は肘を伸ばした状態で肩甲胸郭関節を使って体を上下左右に動かすというものですが

パワープレートの上で行うことで、振動が直接肩関節に伝わって硬縮した組織を

緩めてくれるはずです

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ですから私は振幅をHighにしてあえて強めの振動を与えるようにしています

このトレーニングを始めてから現在2週間が経ち

ご本人も痛い方を下にして寝ても痛くなくなったということを実感しているそうです

これからもっと日常の動きが楽になるようにしていきたいと思います!


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緊張性振動反射

パワープレートの特徴は、特許技術である3次元振動を人体に加えることによって

反射的に筋肉を動かしてトレーニングをしていく緊張性振動反射(Tonic Vibration Reflex)

を用いていることです

緊張性振動反射とは、振動刺激を受けた筋肉の持続的な収縮のことで

筋肉には関節を動かす筋線維である錘外筋と

筋肉の長さや収縮の速度、重力を感知するセンサーである筋紡錘の感度を調節する

錘内筋があり、パワープレートはこの筋紡錘を刺激します


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筋肉に対して振動がかかると、筋紡錘は長さの変化を感知し

その刺激が求心性神経を通して脊髄に伝わり

すぐにニューロンを入れ替えて対象となる筋肉を収縮させます


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この反射経路は脊髄内のみで行われているため

脳には上らないことから、意識とは関係なく筋肉が動いていることになります



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パワープレートは30~50Hzという振動を用いているため

一秒間に30~50回の筋収縮が起こります

これにより、神経回路が活性化し

体のセンサーをより鋭敏にすることが可能になり

バランス感覚や筋の発火力を高めることができるのです


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また、トレーニングの効率化にも寄与しているため

パワープレートトレーニング15分でジムトレーニング1時間相当の

運動量を確保できるのです!

パワープレート症例 -五十肩1-

50代の女性の方で、筋力強化と五十肩による強い硬縮の改善を目的として

パワープレート東京に通い始めました。 

発症されてから半年程経過しており、通常は屈曲165~180度、伸展60度

外転170~180度の可動域が屈曲70度、伸展20度、外転60度とかなり減少していました。
 
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肩の動きは、上腕骨、肩甲骨、椎骨の連動によって行われていますが

硬縮が強く通常のストレッチの肢位がとれないため

治療はまず患部ではなく、脊柱の可動域を増やすところから始めました。 

パワープレートに腰掛けてもらい脊柱の屈曲、伸展、側屈、回旋を私が補助しながら行い

柔軟性が高まったところで肩がパワープレートに乗るように寝てもらい

少しずつ回旋運動を行いました。

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これだけで屈曲90度、伸展30度、外転80度まで可動域が広がりました

 一回のレッスンでこれほど変化が見られたので

今後は可動域がもう少し広がったら

promotionを使ってインナーマッスルの強化を行っていきたいと思います!
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パワープレートのpromotionについて

今回はパワープレートのpro6から搭載されている機能であるpromotionについて

お話ししたいと思います



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promotionとは、金属ケーブルの5倍の強度を持つ高強度Vectranケーブル
ジェルの圧力で負荷をかけることで

運動のどの局面でもケーブルを通して振動が伝わり

より実践的な動きの中で、アクセラレーショントレーニングが行えるというものです

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これにより今まで難しかった上肢の動的トレーニングができるようになり

また既存のポージングにpromotionを加えることでより強度を高めることができます!

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特にリハビリやアスリートを対象としたトレーニングで
大きな力を発揮してくれると思います!

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椎間板について

成人の背骨には頸椎、胸椎、腰椎の合わせて24個の椎骨があり

その間に23個の椎間板があります


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椎間板は線維軟骨でできており、外側の線維輪と内側の髄核によって形成されていて

クッションの役割と体重支持、脊椎の動きに関与しています

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髄核は非常に親水性が高く80%以上が水分で、年齢とともに水分含有量は減少し

老齢期には70%以下にまで低下します


一日の中でも重力の作用で同じような現象が起こっており

十分な睡眠をとった朝と一日活動を終えた夜を比較すると、身長差が生じます

髄核は、スポンジのように荷重がかかると圧迫によって水分が逃げ

数時間の睡眠により圧縮荷重が取り除かれると水分の再吸収が起こり、厚みが回復します

しかし、単に寝ていればいいというわけではなく

5週間に渡るベッド上での安静後に椎間板水分量を測る実験では

逆に水分が著しく低下していたというデータが出ています

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そのため、このような活動と睡眠が繰り返し行われることで水分が循環し

椎間板の機能が保たれており、このサイクルが乱れると椎間板の変性が生じます

椎間板は20代を過ぎると血管による栄養補給が断たれ

30代では完全に無血管になってしまいます

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そのため、普段あまり運動をしていない方にも

多く運動したのと同じような刺激を短時間で与えることができるため

15分のトレーニング週に2,3回行うだけでも十分な運動量を確保することができます


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椎間板の外壁をつくっている線維輪と呼ばれる部分は

線維の走行が斜めになっているため

パワープレートのような3次元の振動刺激の中で

無理のない回旋運動を行うことで

効率よく栄養と老廃物の代謝を行うことができるのです!

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小さい努力の積み重ねが老後を健康的に過ごせるかを左右するということを

考えると、運動の重要性が見えてくるのです



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ストレスと反応


ストレスを最初に定義したハンス・セリエは

ストレスの原因となる環境のストレッサーが一過性ならばいいものの 

それが長期にわたると、体に備わった適応反応の能力が使い尽くされてしまうと考え 

そのプロセスを3つの時期に区分しました 

警告期 

抵抗期 

疲廃期 

さらに、この現象は全身だけでなく局所にも生じることを説明し 

前者を全身適応症候群、後者を局所適応症候群と名付けました 

また適応症候群の3つの時期に一致した変化として 

副腎皮質の肥大、胸線にリンパの委縮、胃の内壁、心筋の点状出血

 「ストレスの顔」と表現しました


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ストレッサーには4種類あると言われ 

①物理的因子(重力、外傷、寒冷、騒音など)

②科学的因子(タバコ、アルコール、飢餓、飽食、薬物など)

③生物的因子(有害な微生物、花粉など) 

④精神的因子(怒りや不安、緊張など情動の変化など) があります

精神を使う仕事も、身体を酷使する身体的ストレスと同様に 

あるいはそれ以上にストレスの原因となるのです 

ストレスもストレッサーも、それ自体には良い、悪いという判断はできません


 
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例えばカラオケで初めて人前で歌う時には緊張しますが 

慣れた人とではストレス発散になります 


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ストレッサーが人体に良い影響を与えるか、悪い影響を与えるかは

個人の受け止め方や性格、体調、経験などに左右されるため 

これらを意識することでストレスとうまく付き合うことができます 

セリエは目的達成感や感謝、祈りなど

身体に良い影響を及ぼすストレスがあることも強調しており

それらをユーストレス(eustress) 

その逆をディストレス(distress)と呼んでいます

ストレッサーの①にある重力も身体のゆがみが少ない姿勢であれば

筋や骨格に対して、良いストレス(ユーストレス)を与え

身体をより強いものにしてくれます


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これは宇宙飛行士たちの身体が重力の無い世界で過ごした後では

身体のあらゆる機能が低下し老化と同じような変化をもたらすことからも明らかです

パワープレートはこの重力に着目し、アクセラレーショントレーニングによって

身体に3次元の刺激を与えることによって、重力を増加さします


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私たちが元来持っている受容器を活性化することによって

神経伝達を高め、筋肉量、骨密度などを上昇させます

NASAも、このパワープレートを導入して

宇宙飛行士たちの訓練に使用しているという点も

効果の高さを物語っています

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ぜひ身体にパワープレートでユーストレスを与えて、美しい体をつくりましょう!

サーカディアンリズムを意識した生活

サーカディアンリズムはラテン語で「およそ一日」という意味で

日本語では、概日リズムとも呼ばれ

睡眠、目覚め、ホルモン分泌や免疫機能、自律神経などの生命活動を調節する様々な

生理機能は地球の時点とほぼ同じおよそ24時間周期というリズムを持っています

遺伝子レベルで生体内に昼夜のリズに同期した日内リズムをつくる体内時計を備えており

その役割をしているのが視床下部の視交叉上核です

細胞にある時計遺伝子が概日リズムを作り出し

各器官に時間の情報を伝えます



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現在では約20種類の時計遺伝子が見つかっています

時を刻む中心となるのは、Clock、Bmal1、Per、Cryの4つの時計遺伝子で

時計タンパク質のClock、Bmal1がPer、Cryを作ります

その量が一定値に達すると、4つのタンパク質が複合して

Bmal1、Clockの働きを抑制することでPer、Cryの合成も抑制されます

そしてまたある量まで時計タンパク質が減少すると再び作られるようになります

このPer、Cryが増えたり減ったりするというサイクルが

1日周期で繰り返されてリズムができるのです


このような体内時計の制御により、私たちの生理機能は

一日のうちに高まったり、低くなったりしているため

病気によっては発症したり、悪化しやすくなる時間帯もあります

朝から午前中は病気にとっては魔の時間帯で

活動をするために脈拍や血圧が急上昇することと

夜間の発汗で血液の粘性が高くなっており、固まりやすくなっているといった要因が重なって

脳、心臓疾患の発生頻度が高くなります


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また、明け方は呼吸機能が一日の中で最低になるため

喘息などの呼吸器疾患が悪化しやすくなり

関節リウマチや花粉症などの症状も起こりやすくなります


正午は記憶力や赤血球数が最も高まる時間帯です

14時から18時の間は体温が最も高く、交感神経や血栓を溶かす能力

運動能力、計算力が高くなります


夜0時まではコレステロール合成や胃酸の分泌、ヒスタミンに対する感受性が高まるため

消化性潰瘍、アトピー性皮膚炎、むずむず脚症候群などの症状が出やすくなり

食べたものが脂肪として付きやすくなるため、ダイエット中は食事の時間にも気配りが必要です

夜中はメラトニンや成長ホルモンが分泌され

一日の疲れをとったり、入眠や睡眠の維持をしています

また白血球数も増えるため、体内に侵入した異物や細菌を取り除くといったことが行われます

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このように、体内時計の乱れは高血圧やメタボリックシンドローム

糖尿病、睡眠障害などの原因になります

最近では、時計遺伝子がガンなどの疾患の発症とも

関連があることが明らかになってきています

環境要因としては、ストレス、不規則な食生活、交代制勤務、夜勤、時差ボケなどがあり

遺伝的要因として時計遺伝子の異常が挙げられます

体内時計を整えるには

①光

ヒトの本来の体内時計は約25時間周期で、地球の自転よりも実は少し長くなっています

これを補正するのが朝日に浴びることで、これが刺激となって

中枢の時計遺伝子が修正されます

しかし光を浴びる時間によって作用は異なり、朝に浴びると体内時計は進み

夜に浴びると遅れます

したがって寝る前に強い光を浴びると狂いやすくなるため浴びないようにしましょう

また、できれば曇りであっても、人工の照明よりも強いため

できるだけ外の光に当たることが重要です


②メラトニン

脳の松果体から分泌され、入眠を促すと共に

中枢の時計に働きかけ体のリズムを調整します

真っ暗なところでは分泌が促進されますが、わずかな光で抑制されてしまうので

寝るときにはなるべく部屋に光が入らないようにしましょう



③起きる時間を一定にする

寝る時間も一定にすることが理想ですが、起きる時間を一定にすることで

時計はリセットされるので心がけてみましょう


④食事

食事(特に朝食)を規則正しく取ることで、内臓などの末梢時計が調整されます



パワープレートは精神安定に関わるセロトニンの分泌を促進するため

その量に比例して分泌される睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌量が高まり

より質の良い睡眠をとることができます

良い睡眠は酸化した身体を元に戻す作用があるため、疲労回復が高まります


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そして成長ホルモンの分泌も高まるため、筋肉の発達、骨密度の上昇

体脂肪の燃焼促進といった効果も得られます

運動でダイエットと体質改善もできるのがパワープレートトレーニングの特徴だと思います

パワープレートで免疫力を高める

免疫を知るために重要なのが抗原です

抗原とは、体内に入る異物(自分ではないもの)のうち、免疫細胞であるB細胞、T細胞を

特異的に刺激し、免疫応答を成立させるものを言います

この抗原は対応する抗体あるいは対応するT細胞とのみ特異的に結合できます

すなわち抗原が異なればこれに結合する抗体、あるいは対応するT細胞は異なります


・抗原の分類

①外来の微生物(細菌、ウィルス、真菌、寄生虫など)とその代謝産物

②化学薬品、鉱物

③植物成分

④他人や動物の細胞(輸血血液、移植臓器)

⑤自己由来の変性自己成分(ガン細胞、修飾された自己組織)


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・抗原に対する生体の応答

応答はT細胞(胸線に関係する細胞)に依存するものと、しない抗原があります

抗原産生の際には抗原の刺激を受け、抗体産生細胞に抗体産生細胞に分化する過程の

B細胞にヘルパーT 細胞の関与するかどうかで2種類に分けられます


①B細胞が抗体産生細胞に分化するには、ヘルパーT 細胞の関与が必要な抗原

(胸線依存性抗原)

②B細胞が抗体産生細胞に分化するには、ヘルパーT細胞の関与が不必要な抗原

(胸線非依存性抗原)


Bリンパ球は抗原刺激を受け、さらにヘルパーT細胞の補助を受けて

免疫グロブリン産生細胞である形質細胞へと成熟し

IgM、IgG、IgE、IgAの順に免疫グロブリンを産生します


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これらの免疫グロブリンが抗原を排除してくれるわけですが

体温が1℃下がると活性が40%も低下してしまいます

したがって冷えは病気の抵抗力を大きく下げてしまうのです


体温の低下を下げるために重要なのが筋肉です


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体温を維持するためにつくられる熱のうち実に40%が筋肉からつくられます

したがって筋肉量を増やすことが体温を高める上で必要不可欠なのです

パワープレートは独自の3次元振動によって

通常約30%しか使われていないと言われる筋肉を97%も動かすことができ

効率よく筋肉量を増やすことができるのです


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パワープレートトレーニングで病気に負けない体をつくりましょう!


菜食主義と健康

菜食人は、動物界の一員から生じる食べ物は摂取しません。

つまり肉、魚、ミルク、卵、チーズ、バター類は一切口にしません 

徹底した菜食主義者はハチミツも摂取せず、さらに服にもこだわり、彼らは革やウール

毛皮も着ないといいます

 ・菜食主義者の歴史 

完全菜食主義者をVegan(ヴィーガン)と呼ばれており

1944年、イギリス人のエルジーシェリグレーとドナルドワトソンが立ち上げました

語源は、Vegetarianの最初の3文字と最後の2文字を取ったもので

彼らは、ヴィーガニズム(厳格な菜食主義)を一般的なベジタリアンと区別しました

着るものや住まいを含めて、何においても動物製品を使うべきではないとしました

今日、ヴィーガニズムの大部分は、健康志向というより

動物愛護精心から推奨している面が多くあります

2006年、アメリカでハリスの世論調査が行われ、回答者の1.4%

つまりアメリカの人口に照らし合わせると200万人以上のヴィーガンがいることがわかっています


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・学会論文の歴史 

野菜を中心とした食事が健康にどのような影響を与えるかについての調査結果は

1980年代に入って、その発表が多くなりました。 総論としては、動物性脂肪、動物性たんぱくは

心臓病、糖尿病、高血圧、腎臓病、骨粗鬆症、大腸ガンをはじめとして

あらゆるガンの発症リスクとなり

さらに最近においてはアルツハイマーに関しても関与しているという報告も出始めています

特にガンに関しては、乳ガン、大腸ガン、前立腺ガン、子宮体ガンとの因果関係については

数多くのそれらを証明するデータは発表されています


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飽和脂肪酸(動物性脂肪は総じて飽和脂肪酸である)は免疫系を抑制し

過剰なカロリーを含んでいるため、ガン細胞だけでなくすべての細胞の成長を促進します

戦前欧米人と比べて、体格で劣っていた日本人が動物性食品を多く摂るようになったことによって、

欧米人に近づいたという事実もありますが、動物性脂肪と動物性たんぱくは

ガン細胞が好む酸性の環境を作り出す一因になります

また成長はある一点を超えると、正常細胞にとっては

老化であるということも忘れてはいけません

ヴィーガニズムには、これほどの肯定的な情報があるにも関わらず

ヴィーガニズム=健康という構図にはなりません 

実は、ヴィーガニズムの食事だけでは、十分な栄養が補えないため

健康を損なう危険があるのです 

賢く食べられる人で、様々な果物や野菜、豆類を手に入れることができ

さらに適切なビタミンやミネラルを補充することができない限り

ヴィーガニズムの食事にも要注意ということです


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 ・必須アミノ酸について 

私たちの体の中で絶対に摂らなければならないものの中にアミノ酸があり、約20種類あり

その中で、人間の体内では合成できないものが8種類あり、必須アミノ酸と呼ばれています

1. リジン 2. メチオニン 3. スレオニン 4. イソロイシン 

5. バリン 6. ロイシン 7. フェニルアラニン 8. トリプトファン 

この必須アミノ酸は、1種類でも欠けると重大な栄養障害を起こす可能性があり

毎日の食事で絶対に摂らなければなりません

動物性のタンパク質はこれらのアミノ酸をすべて含んでおり、非常に優れたものですが

アミノ酸だけを摂ることは難しく

どうしても一緒に飽和脂肪酸である動物性脂肪も摂ることになってしまうのです 

しかしすべてではありませんが、植物性タンパクにも多くの必須アミノ酸が含まれています

海苔の37%はタンパク質であり、昆布はアミノ酸の宝庫です

大豆も昔から「畑の肉」と称されるほど、アミノ酸を多く含み、大豆の必須アミノ酸含有量は

スレオニンが基準値を少し下回っているくらいで

動物性タンパクと比べてもほとんど遜色ありません

私たちは1つの食べ物だけを単体で食べているわけではなく、主食の穀物があって

主菜、副菜、そして汁物という構成の中で考えていけば

十分な必須アミノ酸を摂ることができるのです

パワープレートなどのトレーニングを行った後は、使われた筋肉を修復するために

タンパク質が必要です


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この時にしっかりとタンパク質が補給されなければ、栄養が足りずに筋力が増えるどころか

減ってしまうこともあります

人間が摂る全食品のうちの8分1は、動物性食品を摂るべきで

その理由は歯の種類に基づいており、32本のうち肉を食べるための歯である犬歯は4本なのです

自然の法則に従うと、本来人間は菜食中心であるべきで

8分の1は動物性食品を摂るべきであると言えるのです


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ですから運動をされている方は、プロテインなどで足りないタンパク質を補うことも有効です

ダイエットには、運動ときちんとした栄養の知識を身につけておく必要があるのです


姿勢が悪いと寿命が縮まる

先日、イギリスのカイロプラクティック団体が驚きの研究結果を発表しました

それは「前かがみ姿勢をしていると寿命が縮まる」というものです

前かがみ姿勢では、肺や心臓といった内臓器が圧迫され機能不全を起こしやすくなるのです


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悪い姿勢が体に与える影響はそれだけではありません

近年スマートホンの普及によって、若者を中心に

頸椎椎間板ヘルニアになる人が増えているというのです

スマートホンを見るときのうつむく姿勢が、長時間続くことで

頸椎の前弯が無くなり、頸椎の椎間板に負担がかかってしまうのです


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この状態を通称スマホネックと呼んでいるのです

このような現状があることで頸椎椎間板ヘルニアは年平均8%ずつ増加しているそうで

現在では10人に1人が発症しているということです

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さらに首が前で折れ曲がってしまうため首の前面側にストレスがかかり

皮膚に近い血管が圧迫され、うっ血し、湿疹や肌荒れが起こることもあります

人間は元々、生まれてから二足歩行をするために直立しますが

それまでにハイハイをして、首を持ち上げることでうなじの近くの筋肉を鍛えています

しかし、大人になって悪い姿勢でスマートフォンを操作するといったことが続くと

再び首を持ち上げる筋肉が弱くなり、重たい頭を支えられなくなってしまいます

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これに猫背などの不良姿勢が重なれば

いわば進化の過程が逆戻りしてしまっていると言えます


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さらにエレベーターやエスカレーター、車などの移動手段を頻繁に使うようであれば

歩く機会が減って、体を支える体幹や脚の筋肉が減少して、この退化現象が進行してしまいます


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パワープレートは、3次元加速度振動によって人体を加速させ

プラットホーム上の重力を増幅させることで

人間が本来持っている重力に抵抗するために筋肉を賦活させ、強化することができます

直立二足歩行という四足歩行と比べて極めて不安定な状態でヒトが活動できるのは

高度に発達した神経系によってバランスを保つためのセンサーや

重力に抗するための筋肉が発達したためです

せっかくの進化で身につけたこの素晴らしい能力を生かすためにも

痛みや障害ががなければ、なるべくエレベーターではなく階段を使うなどして

身体機能を高めておくことが重要です

そしてパワープレートを生活の中に取り入れて、普段使えていない筋肉を呼び覚ますことで

負担の少ない健康な姿勢を保てるようにしていきましょう!

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あぶらの働き

〈油、脂の違い〉

これらの構造は基本的には同じで、アルコールの一種であるグリセロールと

3つの脂肪酸が結合したものですが

この脂肪酸に違いがあります

油は常温で液体のもので、脂は常温で固体のものを指します

脂肪酸は、構成している炭素の数によって長鎖脂肪酸(炭素数13以上) 

中鎖脂肪酸(炭素数5~12)、短鎖脂肪酸(炭素数2~4)に分かれます


長鎖脂肪酸は小腸粘膜上皮細胞から吸収されて

アポたんぱくと結合してリンパ管を通り、左の鎖骨下静脈から心臓を通して

大循環系に入り、脂肪滴として脂肪細胞の中に蓄えられ、体脂肪や筋肉のエネルギーとして

使われます


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中鎖、短鎖脂肪酸は同じく小腸粘膜上皮細胞から吸収されますが

リンパ管ではなく上下の腸間膜静脈に入り、門脈から肝臓に運ばれます

ですから中鎖、短鎖脂肪酸の油を使うと

身体に脂肪(体脂肪)が付きにくいと言われるのです


また、脂肪酸は、炭素がすべて一重の結合でつながっているも飽和脂肪酸と

炭素の結合の中に1か所以上の二重または三重結合がある不飽和脂肪酸に分かれます

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・必須脂肪酸

私たちの体内で合成できずに食物から摂取しなければいけないものを

必須脂肪酸と言います

ヒトの必須脂肪酸はすべて植物や魚の油の材料となる不飽和脂肪酸です

主なものは、リノール酸、アラキドン酸、α‐リノレン酸、エイコタペンタエン酸

ドコサヘキサエン酸があります


・脂、油の役割

細胞膜の材料になる

グリセロールと3つの脂肪酸のみでできている脂質を単純脂質

それ以外の物質も含まれているものを複合脂質と言い

複合脂質の中のリン脂質は私たちの細胞膜の材料になっています


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脳、神経系の機能を保つ

脳は脂質が体内で最も多く、大脳の髄質には約55%

皮質には約30%は脂質でできています

また神経ネットワークの構築にもリン脂質が重要な役割をしています


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体温を維持し臓器を守る

食物から摂取した栄養素の一部は,肝臓で単純脂質である中性脂肪に合成され

この中性脂肪が脂肪細胞中に蓄えられたものが体脂肪です

体脂肪は、熱伝導が低く体温を保持する役割を果たすとともに

また弾力性があることから内臓を守る緩衝剤になります


肌、髪の健康を保つ

毛穴に付随している皮脂腺は皮脂を分泌して、汗と混じることで

クリーム状の皮脂膜となって外部の様々な刺激から肌や髪を守ります


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血液、モルモンの材料になる

血液の成分である赤血球、白血球も細胞であるため、リン脂質からできています

また副腎皮質ホルモンや性腺ホルモンのようなステロイドホルモンは

脂質の一種であるコレステロールからできています



細胞を認識する標識になる

細胞膜の一部にはリン脂質と糖質が結合した糖脂質があり

それぞれの臓器の細胞によって微妙に異なるために

各々の細胞の標識の役割をしています

また生理活性物質のレセプターとしても機能します


エネルギー源になる

脂質は糖質、たんぱく質に比べてエネルギー効率が高く

1gで9kcalのエネルギーを蓄えることができます



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脂質にはこれらの重要な役割がありますが、もちろんなんでも摂りすぎはよくありません

過剰な脂質が身体に及ぼす悪影響は多くの方がご存じだと思います

現在の欧米化した日本の食事は脂質を摂取しすぎる傾向がありますので

脂質の種類に対する知識を持って、摂取するように心がけ

余分な体脂肪にはパワープレートトレーニングを組み合わせて

健康な身体をつくっていきましょう

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パワープレートについてはこちら

筋膜連結とトレーニング

私たちの体は、筋肉が収縮することで骨が引かれ

関節が動かされることで運動ができます

さらに筋肉は筋膜という膜に包まれており、周辺の別の筋肉と

筋膜を通して繋がりがあります

それが筋膜連結です

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筋膜連結によって、それぞれの筋肉の動きが連動して

スムーズな動きをつくりだすことができます

例えば歩くという動作は、右腕と左脚、左腕と右脚という風に体をねじるようにして使うことで

推進力を生み出していますが、これは体を斜めに走る筋膜の連結があるためにできる

自然な動きなのです

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その他、投球動作、サッカーなどのキックなど対角線上の体の使い方を利用したスポーツは

数多くあります

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従って、このような筋膜連結を意識したトレーニングがあらゆるスポーツに対して

重要であると言えると思います

そういった点においてパワープレートトレーニングが優れている点は

重りを持つといった動きを制限される道具を使わずに

振動によって負荷をかけることによって

体を自由自在に動かしながらトレーニングができるということです

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地上で行うスポーツ動作に限りなく近い環境でのトレーニングは

実戦へのフィードバックがより早くなり、パフォーマンスアップにつながりやすいのです

また、パワープレートの3次元振動は上下が70%、左右が20%、前後が10%

という強さの割合で動き、特に重要である上下の振動は、重力と同方向であることから

アクセラレーションによって重力負荷を高めることをできます

前後左右の振動はあえて不安定な環境をつくり

それに対する姿勢調整の受容体を刺激することによって

バランス能力を高めることにも役立っています

筋膜連結によるしなやかな動きづくりとバランス能力の改善は

トレーニングの工夫次第で、様々な種目に特化したものを行うことができますので

ぜひパワープレートトレーニングを取り入れて頂ければ思います











筋線維の種類とパワープレート

筋線維には種類があり、エネルギー供給源と性質が異なります




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Ⅰ型線維 :遅筋とも言われており、収縮スピードが遅く爆発的な収縮力に乏しい代わりに


酸素をエネルギーとしているため高い持久性を持っています


Ⅱa型解糖系線維 :速筋に属し、急速な力の発揮が可能で


高低いずれのレベルの筋力発揮でも動員されます


Ⅱb型解糖系線維 :速筋線維で非常に速い収縮速度と力発揮が可能ですが

疲れやすいという欠点があります


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遅筋線維は持久性に優れているため、姿勢の維持で使われていて

速筋線維は瞬発的な動きで使われています


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通常の筋力トレーニングでは重量負荷をかけて行うため

どうしてもスピードが低下しがちで、遅筋線維が使われる割合が高くなります

しかしスポーツは瞬発的に、しかも大きな力を出すものがほとんどです


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パワープレートはアクセラレーショントレーニングの理論に基づいて設計されており

一秒間に30~50回という速さで筋肉を動かして、負荷をかけているため

遅筋線維はもちろん、鍛えることが難しい速筋線維にも刺激を与えることができます

これにより、遅筋線維の姿勢維持による安定性や軸形成(スタビリティ)と

速筋線維の機能的な動きの活性化(モビリティ)を同時に高めることができ

トレーニング時間の短縮も可能になります


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サッカー、バレー、陸上、卓球など多くの日本代表チームが愛用している理由はここにあるのです!


有酸素運動とミトコンドリア

昨日、今日と第90回となる箱根駅伝が行われていますが

駅伝選手たちは、なぜあのような過酷な環境の中を

素晴らしいスピードで走れるのでしょうか?

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マラソンのような非常に長い距離を速いスピードで走り続けるような種目では

呼吸で得た酸素を効率よく使ってエネルギーを生み出すミトコンドリアという

細胞内小器官が重要な役割を担っています




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筋肉には、素早い動きで働く「速筋」と持久力を持つ「遅筋」があり

電気通信大の狩野豊教授によると

「高速化したマラソンでは速筋の役割が大きい

ただ、速筋内のミトコンドリアは分解しやすい糖をエネルギー源にしがちである

糖の量は体内に2000kcal分で、使いすぎると走行中に枯渇しかねない」

と述べており、選手が終盤に失速する35kmの壁の原因と言われています



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エネルギー源として脂肪もあり、分解されにくいのですが

ミトコンドリアの総量を増やすことで脂肪利用量も増えて

糖を温存、終盤まで走り切れるというものです

ミトコンドリアは速筋線維に5%弱しかありませんが

パワープレートは、通常の運動では40%しか使わていないと言われる筋肉を

3次元の振動によって97%動かすことができ、今まで眠っていた筋肉と

そのエネルギーを生み出すミトコンドリアを活性化し

増加させるというデータが出ています



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〈所見〉

・変形した軟骨
・関節軟骨の障害
・骨の肥厚
・骨棘の形成
・痛み
・こわばり
・捻発音
・変形、腫脹

〈分類〉

①原発性

40~50代に好発し、10:1の割合で女性に多く

原因不明で体重負荷のある関節に起こります


②二次性

10~50代に好発し、男女間の罹患の割合は1:1です


③びらん性

30~40代に好発し、炎症が原因となっており3:1の割合で女性に多く起こります


〈病理学的所見〉

初めは限局的に起こり、次第に範囲が拡大していきます

コンドロイチン硫酸が減少し、線維化、剥離が起こり

隣接する骨へ二次的なストレス作用が生じます


〈画像所見〉

・関節軟骨の変性
・関節裂隙の不均等な狭小化(関節腔や椎間孔の狭窄)
・骨棘、軟骨下の硬化
・軟骨下嚢胞、関節遊離体
・脊椎ではC5~7、T9~12、L4~5に起こりやすい

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パワープレートの三次元振動を使えば、運動不足によって衰えた筋肉を

関節に負担をかけることなく、スピーディーに鍛えられると同時に

ストレッチによって柔軟性のある筋肉を取り戻し

マッサージによって酷使された筋肉をほぐして痛みを取るという3つの役割が

一台のマシンでできてしまいます!



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ですから、痛みがあり運動ができないといった方は諦めずに

ぜひパワープレートを使って頂きたいと思います!



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トランス脂肪酸の恐ろしさ

私たちが摂取する脂肪の95%はトリグリセライドでグリセロールと脂肪酸からできています

脂肪酸のうち、常温で固体のものを飽和脂肪酸と言い、主に動物性脂を指します

ただしヤシの実は飽和脂肪酸です


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常温で液体のものを不飽和脂肪酸と言い、主に植物性油を指します

ただし青背の魚は不飽和脂肪酸です



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不飽和脂肪酸はさらにオメガ3、オメガ6、オメガ9という種類があり

非常に酸化しやすく長期保存は難しいことから 

現在販売されている植物性精製油の多くは酸化を防ぐために水素添加法を考案しました 

これは150~200℃の高温、高圧下で強制的に水素を添加する方法で 

長期保存は可能になりましたが、自然界には無いトランス型の脂肪がつくられてしまい 

様々な悪影響が出ることが明らかになりました


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 ・トランス脂肪の人体に対する悪影響

 ①トランス脂肪は自然界に存在しないことから 

体内では異物として認識され、分解がうまくできず細胞内に蓄積することによって 

肥満の原因となる 

②免疫担当細胞は異物認識をすることによって、アレルギーの原因となる 

③細胞壁に影響を与え、インスリン受容体機能低下や栄養分取り込み障害

老廃物の排泄障害が起こる

 

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インスリン受容体の機能低下によって

糖を細胞内で利用できなくなり エネルギーをうまく消費できなくなることから

血糖値の高い状態が続き 糖尿病の原因となります


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・調理法とトランス脂肪

植物油は不飽和脂肪酸が主で、不安定で酸化しやすいので

本来、遮光容器に入っている必要がありますが

市販のサラダ油は生成の過程で高温処理によって脱臭、脱色、水素添加が行われるため

遮光容器に入れる必要がないものの、トランス脂肪が含まれています 

調理法においても、揚げる、焼く、炒めるなどの高温(150~160℃以上)での調理は

トランス脂肪酸を発生させます

オメガ9の油に分類されるオレイン酸を多く含むオリーブオイルは

善玉コレステロールを下げることなく悪玉コレステロールを下げますが

やはり150度以上に加熱するとトランス脂肪が発生してしまいます

100度そこそこの茹でる、煮る、蒸すではトランス脂肪はできません

またトランス脂肪とデンプンが合わさることによって

アクリルアミドという発癌物質が発生するという問題もあります

アクリルアミドはIARC(国際ガン研究機関)で

ディーゼルエンジンの排気ガスと同じカテゴリーである2Aに分類されています

この物質も150度以上の加熱調理で発生するため、フライドポテトやかりんとうなどは注意が必要です


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ダイエットや健康増進のためにせっかくパワープレートで運動をしても

私たちの体をつくる食事を気をつけなければ、本末転倒になってしまうので

食事と運動をセットにしていくことが重要です


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足の機能について

足部は歩行時に衝撃を吸収、分散し、身体の前方移動の支点になるという重要な役割を持っています

人間は二足歩行をすることことから手と足では役割が違うことから

その形状も大きく異なっています


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手の関節と比べて足の関節は可動性が低く、運動が制限されていますが

その代わりにアーチ(土踏まず)を形成することによって体重移動をスムーズにして

滑らかな歩行を可能にしています

足底アーチには以下のものがあります


①内側縦アーチ

土踏まずを形成し、歩行と密接な関係があり

踵骨、距骨、舟状骨、内側楔状骨、第一中足骨で構成されます

ここに後脛骨筋、前脛骨筋、長母指屈筋、長指屈筋といった筋肉がこれらのアーチを支えています

②外側縦アーチ

身体の側方への揺れに対して足のバランスと密接な関係があり

踵骨、立方骨、第五中足骨、で構成され、長腓骨筋、短腓骨筋といった筋肉が支えています

③前、後横アーチ

両縦アーチの間にできるアーチです

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パワープレートは一秒間に30~50回という振動刺激が

3次元(前後、左右、上下)に伝わることで、筋力や骨の強化によってアーチを正常に保ち

身体の機能を最大限に発揮させることができます


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脂肪細胞が分泌するホルモンとは

体脂肪が増えてしまうと、美容だけでなく

健康にも大きな影響を与えてしまうことをご存知ですか??


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かつて脂肪細胞は、脂肪を溜めておくだけのものであると言われていましたが

現在では、ホルモン分泌細胞として認識されています

ホルモンを分泌するということは生体に対して何らかの影響を与えるということです

脂肪細胞が分泌するホルモンはアディポサイトカインと呼ばれ

善玉と悪玉があります


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悪玉の中には

PAI-1

脂質の代謝を狂わせて、脂質異常症(高脂血症)を進める


アンジオテンシノーゲン

血圧のコントロールを乱して、高血圧の原因となる

TNF-α、レジスチン

インスリンの効き目を悪くして、インスリン抵抗性を引き起こし

糖尿病を進行させる


などがあります

このような悪玉アディポサイトカインによって血管がもろくなると

心筋梗塞、脳卒中などの血管疾患にもつながってしまうという恐ろしいものです

これらは主に内臓脂肪から分泌されることが多く

メタボリックシンドロームとも関連が深いものです


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パワープレートは、3次元振動で表層の筋肉だけでなく

内臓の平滑筋を動かすことによって、内臓脂肪が燃えやすい体をつくります
 


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やはり、きちんとした食事制限と効果的な運動を行って 

過剰な脂肪の蓄積を抑えることが健康でいるために重要です!

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プロフィール

中込慶一
(ナカゴメケイイチ)
・出身地:東京都
・血液型:O型
・昭和61年4月7日
・日体柔整専門学校卒
・柔道整復師
・全国冷え症研究所に5年勤務ののち現在は、パワープレート東京にてインストラクターを務める
・特技:スポーツ全般 陸上
・趣味:音楽・バイクツーリング
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