有酸素運動とミトコンドリア
昨日、今日と第90回となる箱根駅伝が行われていますが
駅伝選手たちは、なぜあのような過酷な環境の中を
素晴らしいスピードで走れるのでしょうか?
マラソンのような非常に長い距離を速いスピードで走り続けるような種目では
呼吸で得た酸素を効率よく使ってエネルギーを生み出すミトコンドリアという
細胞内小器官が重要な役割を担っています
筋肉には、素早い動きで働く「速筋」と持久力を持つ「遅筋」があり
電気通信大の狩野豊教授によると
「高速化したマラソンでは速筋の役割が大きい
ただ、速筋内のミトコンドリアは分解しやすい糖をエネルギー源にしがちである
糖の量は体内に2000kcal分で、使いすぎると走行中に枯渇しかねない」
と述べており、選手が終盤に失速する35kmの壁の原因と言われています
エネルギー源として脂肪もあり、分解されにくいのですが
ミトコンドリアの総量を増やすことで脂肪利用量も増えて
糖を温存、終盤まで走り切れるというものです
ミトコンドリアは速筋線維に5%弱しかありませんが
パワープレートは、通常の運動では40%しか使わていないと言われる筋肉を
3次元の振動によって97%動かすことができ、今まで眠っていた筋肉と
そのエネルギーを生み出すミトコンドリアを活性化し
増加させるというデータが出ています
2014年9月 5日(金)
アスリート|
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