関節に分布するセンサーとパワープレート
私たちの体は、目を閉じていても手や足の位置がわかりますが
これはよく考えてみるととても不思議なことです
それを可能にしてるのが関節に備わっている固有受容器です
関節包に包まれ、その中が滑液に満たされている関節は、滑膜関節と呼ばれており
滑膜関節には3~4種類の神経受容器が存在しこれらを固有受容器と呼んでいます
各受容器は多様なニューロンの支配を受けています
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ニューロンには厚い髄膜で覆われた最も太いAα線維から髄鞘の無い線維まで
幅広い種類があります
全ての神経線維は、各分節の脊髄神経の後枝と前枝
脊髄洞神経(反回硬膜神経)から分かれたものです
受容器に伝わった情報は複数の分節レベルを上行
または下行する1次求心性線維を介して、多数の分節レベルに伝わります
受容器は神経組織学的性質によって4種類に分類され
そのうち3種類が関節神経小体の機械的受容器、1種類が侵害受容器です
①Ⅰ型受容器は関節包の外層のみに存在し
関節の自動や多動運動によって刺激されます
この受容器が脱分極(神経の発火)を起こす速度は
関節端が接近することによって減少しますが
脱分極の閾値が低いので、運動に対して極めて敏感に反応します
Ⅰ型受容器の中には閾値が動いていない時でも脱分極し続けるものがあり
これらは安定受容器と考えられています
Ⅰ型受容器は順応が遅いため、運動の作用が長時間持続します
この型の受容器は以下のような機能に関わってます
1.関節外面の緊張を継続的にモニターすることによって
姿勢や運動を反射的に調節する、すなわち運動感覚としての機能
2.姿勢と運動の感受
3.エンケファリン・シナプスの介在ニューロン伝達物質を介して
痛覚受容器からの情報伝達阻害する
4.首、四肢、顎および眼の筋に含まれる下位運動ニューロン群に対する緊張作用
②Ⅱ型機械的受容器は、関節包の深層に存在し
Ⅰ型と同様に閾値が低く、関節内部のわずかな緊張の変化でも
刺激として感じ取ります
Ⅰ型とⅡ型の相違は、Ⅱ型受容器の方が早く順応するので
関節運動が停止するとすぐに脱分極が消失します
不動化した関節ではⅡ型受容器が完全に不活化しています
Ⅱ型受容器には、次のような役割があると考えられています
1.反射行動を起こしたり
おそらくは感覚を認知したりするために運動をモニターする
2.エンケファリン・シナプスの介在ニューロン伝達物質を介して
痛覚受容器からの情報伝達阻害する
3.首、四肢、顎および眼の筋に含まれる下位運動ニューロン群に対する位相性作用
機械的受容器のⅢ型は末梢関節の内在靭帯と外在靭帯に存在します
太い有髄線維の神経支配を受けているために順応が極めて遅く
閾値が非常に高いのが特徴です
また、運動ニューロンに治して制御的に作用することから
関節のゴルジ腱器官とも呼ばれています
Ⅲ型受容器の役割は十分には分かっていませんが
次のような機能を持つと考えられています
1.運動方向のモニター
2.反射的に各分節の筋を緊張させることにより、関節を過剰に変位させる運動に対して
ブレーキをかける
3.害を及ぼす可能性のある運動を認識する
Ⅳ型受容器は自由神経終末のネットワークと無髄線維で構成されています
この受容器は痛覚を始め、かゆみやこそばゆさといった多種多様な感覚に関与しています
Ⅳ型受容器は機械的受容器と物理的に密接な関係があり、関節包や靭帯の線維部分に
広く分布しています
また、滑膜ひだの部分には存在しますが、滑膜の内壁部分や関節軟骨には存在しません
Ⅳ型受容器の閾値は非常に高いので、生理的状態にある関節では全く活性化されません
しかし、関節包への圧力や椎間板の狭窄、椎体骨折、椎間関節の変位
科学的刺激、あるいは急性、慢性の炎症に伴う間質浮腫などは
すべて侵害受容器を活性化させる可能性があります
侵害受容器の基本的な役割は次のようなものがあります
1.かゆみの喚起
2.首、四肢、顎および眼の筋に対する緊張作用
3.痛みを制御するために中枢反射の連係
4.種々の自律反応を可能にするための中枢反射の連係
パワープレートの3次元振動は、関節の持つ固有振動数である35Hzを発生させることができ
上記の関節受容器を効率的に刺激し、運動感覚を高めます
これは体のゆがみを認識し、改善させるように働くため
美容はもちろん、高齢者の転倒予防、アスリートのコアの軸づくりにも
非常に有効なのです
トレーニングを工夫すれば無限のバリエーションがあるパワープレートには
まだまだ多くの可能性があると私は考えています
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2013年9月30日(月)
ゆがみ、姿勢|
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