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2014年12月
2014年12月
リズム性運動とセロトニン
セロトニンと胃腸のトラブル
脳の機能とパワープレート -左脳-
断食と健康
脳の機能とパワープレート -右脳-
美容のためのユーストレス
ストレスの原因となる環境のストレッサーが一過性ならばいいものの
それが長期にわたると、体に備わった適応反応の能力が使い尽くされてしまうと考え
そのプロセスを3つの時期に区分しました
①警告期
②抵抗期
③疲廃期
さらに、この現象は全身だけでなく局所にも生じることを説明し
前者を全身適応症候群、後者を局所適応症候群と名付けました
また適応症候群の3つの時期に一致した変化として
副腎皮質の肥大、胸線にリンパの委縮、胃の内壁、心筋の点状出血を
「ストレスの顔」と表現しました
例えばカラオケで初めて人前で歌う時には緊張しますが
慣れた人とではストレス発散になります
ストレッサーが人体に良い影響を与えるか、悪い影響を与えるかは
個人の受け止め方や性格、体調、経験などに左右されるため
これらを意識することでストレスとうまく付き合うことができます
セリエは目的達成感や感謝、祈りなど
身体に良い影響を及ぼすストレスがあることも強調しており
それらをユーストレス(eustress) その逆をディストレス(distress)と呼んでいます
ストレッサーの①にある重力も身体のゆがみが少ない姿勢であれば
筋や骨格に対して、良いストレス(ユーストレス)を与え
身体をより強いものにしてくれます
これは宇宙飛行士たちの身体が重力の無い世界で過ごした後では
身体のあらゆる機能が低下し老化と同じような変化をもたらすことからも明らかです
パワープレートはこの重力に着目し、アクセラレーショントレーニングによって
身体に3次元の刺激を与えることによって、重力を増加させます
パワープレートは私たちが元来持っている受容器を活性化することによって
神経伝達を高め、筋肉量、骨密度などを上昇させます
NASAも、このパワープレートを導入して宇宙飛行士たちの訓練に使用しているという点も
効果の高さを物語っています
ぜひ身体にパワープレートでユーストレスを与えて、美しい体をつくりましょう!
パワープレートと他の振動マシンとの違い
リハビリテーション、美容など多くの分野で認められ
NASAを始め、多くの医療機関やプロのスポーツチームなどに導入されています
それは山ほどある他の振動マシンとは決定的に一線を画している部分があるためです
それは大きく分けて3つあり
①3次元振動
②適切な振動数と振幅
③それぞれの用途に応じて1Hzごとの細かい設定ができる
といったことが挙げられます
今回はその中で最も重要な3次元振動についてお話します
これはパワープレートの特許技術で、振動の方向が単に1方向に揺れるのではなく
前後、左右、上下の3方向に振動するということを表します
これは3次元の立体構造である人体に最も適した刺激を与えるために考案されたもので
多くの筋力トレーニングの問題であった関節への負荷を最小限にすると共に
多方向からの刺激が神経系を活性化させ、反射能力の向上を可能にしました
3方向の振動の割合は上下が70%、左右が20%、前後が10%となっており
特に重要である上下の振動は、重力と同方向であることから
アクセラレーションによって重力負荷を高めることをできます
前後左右の振動はあえて不安定な環境をつくり
それに対する姿勢調整の受容器を刺激することによって
バランス能力を高めることにも役立っています
ですから、パワープレートに乗る際にどの向きで乗るかによって
刺激の加わり方が変化し、バランストレーニングの強度を高めることもできます
難易度が低い順から並べると
①パワープレートに対して横向きに立つ状態
②パワープレートに対して正面に立つ状態
③パワープレートに対して斜めに立つ状態
となります
このように3次元振動は、人体への負担を最小限にすると共に
トレーニングのバリエーションを大幅に増やすことができる
パワープレートの大きな特徴なのです
神経細胞、シナプスとその伝達について
二足歩行と感覚受容器の重要性
地球上で唯一直立二足歩行をする人類は、重力の影響を最も受け
重力と不安定という宿命を背負うことになりました
そこで重力の負荷を、脊椎骨盤を中心とする筋骨格系で支え
重たい頭部を最も高いところに置いたことによる不安定性は
神経系の発達によって克服しました
立位での重心は通常、体軸が垂直ではなく地面に対してやや前方にあります
これは人体の筋骨格系の構造によるもので、歩行の際に前に進みやすくなっています
また、ヒトの立位は非常に効率の良い姿勢で
本来は、やや前方にある体のバランスをとるためにヒラメ筋という筋肉を使うだけで
あとは骨格で体を支えることができます
そしてその立位の維持には様々な感覚受容器が働き
体の傾きなどに対してバランスをとっています
①足底の触圧受容器
②下肢の筋紡錘(固有受容器)
③関節の機械受容器(関節包、靭帯)
これらのセンサーで感じ取った情報は、神経系を通して脳幹の中脳に受け取られ
補正信号が脊髄運動中枢から運動器に送られて調整されます
体のゆがみは本来軽度なものであれば、このような神経系の働きで調整されていますが
不良姿勢や筋力不足が長期にわたると、その姿勢に体が慣れてしまい
うまく調整機能が働かなくなってしまいます
これがゆがみなのです
ゆがみのある状態では、正しい神経伝達がされないために
運動器をはじめ、内臓の働きにも影響を与えてしまうこともあり
様々な体の不調の原因となります
パワープレートは独自の3次元振動によって緊張性振動反射を起こし
感覚受容器に非常に多い情報を送り、活性化させます
従って、パワープレートで正しい姿勢でトレーニングを行うことで
ゆがみを調整することが可能なのです
背骨の内臓機能の関係
今回はゆがみと内臓の関係についてお話ししたいと思います
身体の柱になっている背骨には内臓や筋肉
あらゆる感覚などの情報をまとめる中枢神経である脊髄が通っています
したがって、背骨のゆがみはこれらの神経の機能を低下させてしまうのです
多くの臓器が集まる胸椎レベルと内臓機能について
カイロプラクティックとオステオパシーの世界には
メリックシステムと呼ばれる経験則に基づく関連があります
・第3胸椎
古くからこの部位は、肺、気管支、胸膜、胸郭、胸と関係があるとされています
この部位のアジャスト(調整)は交感神経に効果を表します
心臓を支配する遠心性交感神経節前線維はここから始まり
ガンステッドテクニックの創始者であるガンステッドはこのレベルを
高血圧と関連付けました
オステオパシーでは、このレベルと胸部内臓との関係を指摘し
心臓血管障害の患者108人を対象にした研究では
第2、3胸椎の左側に関節可動性と手触りに所見がみられ
第3分節は器官や気管支への交感神経の経路であることから
喘息、慢性的閉塞性肺障害、気管支炎に関係があると考えられています
・第4胸椎
古くからこの部位は胆嚢と総胆管と関係があるとされており
第4胸椎分節は胆嚢への神経経路であり、胆石の組成を促す可能性があると言われています
オステオパシーでは、第4胸椎の可動性異常は冠状動脈の異常を示唆しています
・第5胸椎
古くからこの部位は肝臓と太陽神経叢と関係があるとされてきました
また第5胸椎分節は、食道と胃への交感神経経路であり
胃潰瘍との関係を示唆しています
・第6胸椎
この部位は、膵臓への神経経路から膵炎との関連を示唆しています
・第7胸椎
古くからこの部位は十二指腸との関係が指摘されています
第7胸椎を脾臓への交感神経経路と考え、免疫低下障害と関連付けました
・第8胸椎
古くからこの部位も脾臓との関係が指摘されています
・第9胸椎
古くからこの部位は副腎との関係が指摘されてきました
ストレスでは副腎からホルモンが過剰に分泌され、精神バランスや
ホメオスターシス機構が破綻し、ストレス病の原因となります
パワープレートはストレッチ、トレーニング、マッサージを独自の3次元振動で行うことができ
血流を良くして、ゆがみの原因となっている深部にある傍脊柱筋を緩め
身体の軸をつくる筋肉を鍛えるといった一連のことが一台でできてしまいます
私が担当させて頂いているお客様の中にも、姿勢の改善がみられた方が非常に多くいて
その効果を実感しています
見た目だけではなく、内臓にも影響を与えてしまう身体のゆがみを正して
美しく、健康な身体を手に入れましょう!
スウェイバック姿勢とは?
今回は最近多く見られる姿勢であるスウェイバックについてお話したいと思います
皆さんは上の写真のような姿勢で立っている人をよく見かけませんか?
これがスウェイバック姿勢です
骨盤が後傾し、後方荷重になっている状態です
そのままでは後ろに倒れてしまうため、首と腰を前に突き出すようにしているのが特徴です
座った姿勢をとった時に、坐骨(脚の付け根の出っ張り)が椅子に面しているのが正常ですが
スウェイバックでは仙骨(腰の下部)で浅く座っているという特徴があり
この方が楽な場合は要注意です
坐骨が面した座り方 ↑
このような姿勢では、腰椎の前弯が失われるために背骨が衝撃をうまく吸収できなくなると共に
背筋が緊張して腰痛が起こりやすくなります
また首が前に出ているため肩こり、首こりも生じやすくなります
二次的には腹筋が弛緩し、お腹が出やすくなったり、筋力低下による深部体温の低下から
冷え症にもなります
パワープレートを使い、正しい姿勢でトレーニングを行っていくと
筋力の強化と共に今まで身についてしまっていた悪い姿勢がリセットされ
健康的で機能的な姿勢をつくることができます
これはパワープレートが単に筋力をアップさせるためのマシンではなく
緊張性振動反射による振動刺激が神経系に対してアプローチをしていくことから可能になるものです
不良姿勢は最終的に骨を変形させて様々な症状を起こすため
早めに良い姿勢を身につけることが大切です
血液検査の見方
〈血液の主な検査〉
血液検査で得られたデータのうちのある一つの値から診断を行うことは感染症を除いては無く
必ずその他の検査と併せて診断をしていきます。
・単位について
IU:体の中にある酵素を表す単位で
ある体積の中にどれだけの重さがある(g グラム)が重要なのではなく
どれだけの働きがあるかを見る必要があるため、特殊な単位になっています
酵素は熱や光に弱いという特徴があり、これらで変性してしまった酵素は元には戻りません。
酵素の働きとしては、体内で起こっている反応の手助けをする役割があり
食べ物が自然に分解されるのには長い時間がかかりますが
体内では消化酵素によって2~3時間で分解することができます。
マイクロメートル:100万分の1メートル
ナノメートル:10億分の1メートル
血液は液体だけでなく、個体も多く含まれています。
採血の時には、容器に血液が固まらないように抗凝固剤が入っています。
もし抗凝固剤が入っていないと血液はあっという間に固まってしまいます。
血液を遠心分離にかけると、液体成分である血漿と細胞成分である白血球
赤血球、血小板に分かれます。
・血球算定:血液1平方ミリメートルあたりの赤血球数、白血球数、血小板数を数えます。
赤血球の役割は、体の隅々まで酸素を届けることですが、細胞の中でも寿命が短く
約120日と言われています。その数が少なかったり
どんどん壊されてしまう状態になると貧血という診断になります。
また、高地にいる人では、酸素が少ないために赤血球が
過剰に増えてしまう多血症といった状態もあります。
白血球は、細菌やウィルスを排除する免疫において重要な役割を持っています。
低値では感染症にかかりやすくなります。
血小板は、出血した際に損傷部位を塞ぐための栓としての役割を持っていますが
過剰になってしまうと血管が詰まりやすくなります。
基準値
白血球:男性3900~9800個/μℓ、女性3500~9100個/μℓ
赤血球:男性427~570万個/μℓ、女性376~500万個/μℓ
血小板:12~35万/μℓ
・ヘモグロビン、ヘマトクリット:血液中のヘモグロビンの量
ヘマトクリットでは一定量の血液中に含まれる赤血球の割合を調べます
貧血の有無や貧血の種類を診断する手がかりになります。
基準値:男性39.8~51.8%、女性33.4~44.9%
・血液像:白血球の5つの分画ごと
好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の増減数を調べます。
増加している場合は、結核など、減少している場合は敗血症や白血病が疑われます。
基準値
好中球:42~73%
好酸球:0~6%
好塩基球:0~2%
単球:0~8%
リンパ球:18~59%
・赤沈(血沈):抗凝固剤を入れた血液中の赤血球が、管の中で沈降する速度を調べます。
病気があると、数値が高くなります。言い換えると血液の粘性を調べて、ドロドロがサラサラかを診ます。
・MCV、MCH、MCHC:赤血球の色素の量の平均値、色素の濃度の平均値を診ます
〈生化学の主な検査〉
‐糖尿病‐
・血糖:血液中のブドウ糖の量を調べます。空腹時血糖検査とブドウ糖負荷検査があり
ブドウ糖負荷試験は、糖尿病をより詳しく診断でき、治療方針を決める上でも欠かせません。
空腹時血糖検査では、糖尿病の人の血糖値が平均的に高いことが分かるため
スクリーニング検査として有効で、この検査で高値であれば、ブドウ糖負荷試験を行います。
・尿糖:本来糖は尿中に出ることはありませんが、血糖値が一定限度を超えると
尿中に漏れ出てきます。この場合はかなり進行した状態を示しています。
・糖化ヘモグロビン:ヘモグロビンとブドウ糖が結合したもので
この数値は血糖コントロールの目安になります。糖尿病になると
ヘモグロビンの中でも特にヘモグロビンA1cが増加します。糖尿病は遺伝的な要因も多いため
親戚に糖尿病の人がいれば、注意してみていく必要があります。赤血球の寿命は120日であり
その間のヘモグロビンの状態を知ることができるので、食生活などが反映されます。
正常値:4.3~5.8%以下
‐肝機能‐
・総ビリルビン:胆汁色素のビリルビンには、腎臓を通過可能な直接ビリルビンと
通過不可能で尿中に排泄されない間接ビリルビンとがあります。
これを合わせたものが総ビリルビンです。
胆石、肝炎などにより、血清中に1dlあたり3.0㎎以上増加すると黄疸を起こします。
肝臓は非常に大きな臓器で、女性でも1㎏以上の重さがあります。
さらに高い再生能力を持っており、半分近く障害されても休養によって再生すると言われています。
・GOT(AST):肝細胞中に含まれる酵素。肝細胞に限らず、全ての細胞は生きており
生命活動を維持するために血液からエネルギーを取り入れています。肝細胞が破壊されたり
肝細胞膜の浸透性が高まると、血液中に流出して増加します。高値で慢性肝炎
アルコール性肝炎、肝硬変などの肝障害が疑われます。心筋にも含まれ
心筋梗塞を診断する指標でもあります。
・GPT(ALT):主に肝細胞中に含まれている酵素で、急性肝炎、慢性肝炎
肝硬変などの診断に役立ちます。GPTはストレスでも上がりやすく
海外旅行に行って魚介類などを食べた際にA型肝炎にかかった時には
特に黄疸が出るということもなく、多少疲労を感じる程度で、この時に血液検査を行うと
一時的に高値になることがありますが、通常であれば放っておけば治ってしまいます。
・LDH(乳酸脱水素酵素):主に心臓、腎臓、肝臓、肺、血液細胞、骨格筋などに含まれます。
肝疾患であれば、GOT、GPT、ALPなどの検査と共に診断に用いられます。
また、心筋梗塞、肺疾患、白血病、悪性貧血、肝炎、悪性腫瘍の時に増加します。
・ALP:肝臓で作られ、胆汁中に出される酵素。胆石、胆管の疾患
悪性腫瘍の肝転移や肝ガンの時に数値の上昇がみられます。他に骨疾患でも上昇します。
・γ―GTP:肝硬変や薬の副作用で発症する薬剤性肝障害の発見に役立ちます。
常習飲酒者とそうでない人とでは明らかな差が出ます。
・ZTT:ZTTは、主に血清中のγグロブリン量を反映しています。
慢性肝炎、肝硬変、結核、リウマチ、膠原病などの慢性炎症性疾患や
骨髄腫などの診断に役立ちます。
・タンパク分画:アルブミン、グロブリン比(A/G比)を表します。
肝硬変、栄養失調、慢性伝染病などの診断に役立ちます。
・コリンエステラーゼ:肝臓で生成され、血液中に分泌される酵素で
神経伝達物質であるアセチルコリンを分解する役割があります。
アセチルコリンは分解されないと、筋肉などが興奮したまま戻らなくなってしまうため
非常に危険な状態になります。
肝細胞が障害されると値が低下します。GOTやGPTなどの検査結果が良好であっても
コリンエステラーゼが減少している場合、詳しい検査が必要になります。
‐腎機能‐
・尿素窒素(BUN):タンパク質が体内で分解された後の老廃物で、腎臓から尿に排出されます。
腎機能が障害されると、血液中のBUNが増加し、尿中のBUNは減少します。
・クレアチニン:BUNと同様、腎臓から尿に排泄されるよう廃物の一つで
腎機能を知るための指標になります。
‐脂質代謝‐
・総コレステロール:体内に様々な形で存在するコレステロールの総計値で
動脈硬化や狭心症、心筋梗塞発症の危険度などの指標になります。
誰でも加齢とともに動脈硬化は進んでいくため、その参考となるものです。
しかし、実際にどれだけ動脈硬化が進んでいるかということは血液検査では知ることができません。
正確な状態を知るためには、体の中に器具を入れたり
微弱な電流を流したりするといった手間のかかる検査が必要となります。
・LDLコレステロール:悪玉コレステロールとも呼ばれ、血管に沈着して
動脈硬化を発生、悪化させます
正常値:70~139mg/dl
・HDLコレステロール:善玉コレステロールとも呼ばれ
体内の末梢で酸化して害をなすコレステロールを取り除き、動脈硬化などを防ぐ働きがあります。
正常値:男性40~86mg/dl、女性40~96mg/dl
・中性脂肪(トリグリセライド):体内で主に生命を維持するためにエネルギー源として利用されますが
利用後の余分な中性脂肪は主に皮下組織に貯蔵され、皮下脂肪となります。
基準値:35~149mg/dl
‐その他‐
・アミラーゼ:でんぷんの消化酵素で、膵臓と唾液腺でつくられます。
いずれかの臓器に障害があると、高値になります。
・電解質検査:ミネラルのクロール(Cl)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)などの
血清中の量を測定し、栄養状態などを調べます。
この中で、ナトリウム、カリウム、クロールは、体内の水分の状態を診るために
非常に重要な項目となります。脱水や大量出血では、これらのバランスが崩れ
浸透圧によって細胞が潰れたり、破裂したりしてしまいます。
・甲状腺機能検査:甲状腺の機能をみるために、甲状腺ホルモンであるトリヨードサイロニン(T3)
サイロキシン(T4)の血中量を測定します。
・尿酸:タンパク質が分解、吸収された後に残る老廃物の一種で、腎臓で排泄量を調整し
血液中の数値を一定に保っています。腎機能の低下や
尿酸の元になるプリン体の摂取過剰で増加します。
‐腫瘍マーカーの主な項目‐
・CEA:胎児の消化器組織だけにみられるタンパク質の一種ですが
ガン細胞が増殖している組織内からも作り出されます。主に胃や大腸、膵臓など
消化器系ガンのマーカーとして用いられます。
・CA-19-9:胆嚢や胆管、特に膵ガンの有無をチェックするのに用いられます。
・PSA(前立腺特異抗原):前立腺から分泌される生体物質で
前立腺ガンのとき血清中の含有量が上昇します。
前立腺炎や前立腺肥大症などでも上昇することがあります。
・AFP:胎児に見られる血清タンパクの一種ですが、肝ガンの腫瘍マーカーとして用いられます。
肝炎や肝硬変でも数値は上昇します。
・CRP:体の組織に急性炎症や破壊が起こった時に、血液中に現れるタンパクです。
・ASLO:溶血性連鎖球菌が産生するSLO(ストレプトリジン10)に対する抗体をASLOと言います。
溶血性連鎖球菌に感染していると、高値になります。
・RF:関節リウマチなどでみられる自己抗体の一つで
関節リウマチでも陽性となりやすいですが(70~80%)、他の自己免疫疾患
慢性肝炎などでも陽性になることがあります。
リウマチが最も発生しやすいのは、30~40代の女性です。
最先端のリウマチの治療は、進行の早い早期のうちに強めの薬で炎症を抑え
徐々に薬の強さを減らしてくといった方法です。
このブログはエルクレストで講師をしてくださっている渡辺 肇子 先生のお話を元に作成しています
サルコぺニアと肥満
2000年以降、男性では肥満者の増加傾向が鈍化
女性では肥満者の割合が減少し一方、若い女性のやせ型の割合は横ばいになっています
肥満者の割合も男性の20~60歳代では
肥満者の増加傾向がそれ以前の5年間に比べ鈍化しているそうです
また、女性の40~60歳代では、肥満者の割合が減少しています
このデータから男性はまだ肥満者が増加しているものの
女性では肥満者は幅広い年齢層で減少していると言えます
しかし、最近新たに注目されている肥満としてサルコぺニア肥満があります
少し前までは、肥満が虚血性心疾患や脳血管疾患、糖尿病などの生活習慣病を引き起こす
メカニズムについてはあまりはっきりしていませんでした
しかし、脂肪組織を構成する脂肪細胞がホルモンを分泌することが発見され
体脂肪は人体で最大の内分泌器官であるということが分かってからは
多くのメカニズムが解明されました
糖尿病については、脂肪細胞が分泌するレジスチンというホルモンが
インスリン抵抗性を持っているため、インスリンが分泌されても血糖値が下がりにくくなり
発症のリスクが高まります
また、インターロイキン1やTNF-α、PAI-1といったサイトカインも分泌され
これらが、心筋梗塞を引き起こすということも分かってきました
インターロイキン1やTNF-αは本来、炎症反応に関わる因子で
動脈の内壁に過酸化脂質を沈着させ、動脈硬化の原因になります
PAI-1は血液凝固を促進し、血栓をつくりやすくします
以上のことからも過剰な脂肪の蓄積は十分に健康を脅かすことがわかります
パワープレートは、3次元振動で効果的に筋肉を鍛え、脂肪が燃えやすい体をつくり
血行を改善して、体温を上昇させ代謝を上げます
脂肪吸引や急激なダイエットは、ホルモンバランスを崩しかねないため
安全とは言えません
やはり、きちんとした食事制限と効果的な運動を行って
筋肉量を維持し、過剰な脂肪の蓄積を抑えることが健康でいるために重要なのです!
パワープレートの優れた血流改善効果
・リンパとは
全身を循環する動脈血の血漿の一部は間質液として、毛細血管の壁を通って
組織中に漏出し、そこで組織の細胞に栄養を与え、代謝産物を取り込んだあとに
再び静脈の毛細血管壁を通って静脈に戻りますが
その一部がリンパ経を通って静脈系に戻ります
リンパ系は毛細リンパ管に始まり
鎖骨下静脈につながります
下肢、腹部、左上半身からのリンパ系は全て体の左側にある胸管に入り
右上半身からのリンパ系は、右リンパ本幹に入ります
毛細リンパ管の透過性は毛細血管より高いため、体内に侵入した異物の大部分は
リンパ系に取り込まれ、途中にあるリンパ節(全身に約300~800個存在)でリンパ球や
マクロファージによって取り除かれます
・リンパ系の機能
①体内の組織中に存在する過剰な間質液を吸収する
②体外から間質液に侵入した異物を取り除く
③間質液にある過剰なタンパク質を取り込んで循環血液に戻すことによって
間質液の浸透圧を調節する
④小腸内のリンパは消化された脂肪を吸収する
・リンパの流れ
毛細リンパ管以外のリンパ管は周りを平滑筋が覆っており
それによって若干ながら自発的に収縮します(一分間に2~6回)
また、リンパ管には多数の弁があり、リンパ管が収縮すると一定方向に流れるようになっています
このようなリンパの流れには
リンパ管の外からの力も重要な役割をしています
パワープレートは3次元振動によって骨格筋を素早く収縮させ
5分間で95%の人の血流が改善するため
冷えやむくみに悩まれている方にも非常に有効なのです
高血圧とパワープレート
血管の柔軟性が高まり、動脈硬化度が低下するというデータも出ています
カルシウムと動脈硬化
動脈硬化の重要な原因としてカルシウムがあるとおっしゃっていました
これは過剰摂取によるものではなく
動脈硬化の原因になるカルシウムは、骨に貯蔵してあるものが血液中に溶けだし
血管内壁に沈着することで起こります
体が酸性に傾くとリンパ球の能力が低下し
カルシウムにはその血液を弱酸性に戻す中和作用がありますが
血糖レベルが高い、中性脂肪コレステロールが高い、肥満、疲労などの酸性体質では
過剰にカルシウムが骨から溶解し、血中濃度が高まってしまいます
通常、役目を終えたカルシウムは再び骨に戻りますが、動物性たんぱく
脂質、糖質が多い食生活では常に血液が酸性に傾き
カルシウムが大量に必要となることから骨に戻ることができなくなり
血管壁に沈着する異所性の石灰化という現象が起こるのです
生命活動の基本は全て酵素の働きにあり
体内の数千の酵素の作用メカニズムの誘発に微量のカルシウムが必要ですが
血中カルシウム濃度が上昇しすぎると、逆に酵素作用のメカニズムに支障をきたします
そのため、血液中のカルシウム濃度が急激に上昇すると
体は恒常性を維持するために急速にカルシウムを排泄しようとすることで
体は酸性になると共に骨量が減少するという悪循環が生じます
このような状態の血管の中を流れる血液量は当然少なくなり
細胞に供給される酸素、栄養分などの低下、さらに組織に運ばれるリンパ球の数も減少します
したがって体温を上げて免疫力を上げようとしても動脈硬化がある場合
血管は拡張しづらくなっているため、本当の意味で免疫力を高めるためには
自分の血管の柔軟性が保たれているのかを常に意識して
生活していくべきであると佐藤先生はおっしゃっています
パワープレートは、3次元の振動によってストレッチ、トレーニング、マッサージを行うことができ
振動刺激が血管を拡張し、効果的に血流を促進します
定期的にパワープレートを使うことによって
血管の柔軟性が高まり、動脈硬化度が低下するというデータも出ていることから
ぜひ健康増進のためにパワープレートを習慣にしてみてはいかがでしょうか?
パワープレート導入店はこちら
冷え性を改善して美しく
今回はこの女性ホルモンと冷え症が大きく関わっていることについてお話したいと思います
・女性ホルモンの作用
① 生理を起こさせる
② コラーゲンの生成
③ 毛細血管を拡張する (頭髪に関わる毛乳頭などを含む)
④ うなはたけ(肌のうるおい、なめらかさ、ハリ、弾力、血色)に関わる
⑤メラノサイトを刺激する
生理周期が28日なのと同じように皮膚も同じ周期で入れ替わっているため
女性ホルモンの分泌がうまくできている時には、生理周期も肌の状態も良いと判断できます
・女性ホルモンを減少させてしまう要因
① 卵巣の寿命
② ストレス
司令塔である視床下部への影響
③ 冷え
ホルモンは血管に分泌されるため、冷えがあり血流が悪くなっている場合は
ホルモンがうまく運ばれません
④ 情動(愛情、美意識、欲望)の低下
エステティックのプロフェッショナルを指導していらっしゃる森征秀美先生は
美意識はオシャレをすることだけではなく自分らしさやこだわり
自分の中でこれをするとウキウキするポイント(パワースポットなど)を
見つけておくと良いということをお話されていました
パワープレートは筋力アップと血管拡張作用で自律神経を刺激し
冷えにくい体を作るとともに、ストレスホルモンを減少させ
女性ホルモンの正常な分泌をサポートします!
パワープレートで美意識を高めて、女性ホルモンの分泌量を増やして
女子力を上げましょう!
インナーユニットを鍛えて機能的で美しい体へ
骨盤底筋群は骨盤内の臓器を支えている筋肉の集まりです
多裂筋は背骨に付く細かい筋肉です
横隔膜は胸椎、肋骨、胸骨に張る筋肉で腹部と胸部の境目となり
これらが合わさって腹腔を形成しています
インナーユニットが収縮すると、腹腔の容積が小さくなり
内部に加わる腹圧が高まります
これにより内部では内臓の位置が保たれるほか
腰椎が安定し、素早く力強い動きが可能になるのです
パワープレートは3次元振動が深部の筋肉を効率良く動かし
通常のトレーニングでは鍛えることが難しいインナーユニットを
強化することできます
ダイエットとしての腹部の引き締めはもちろん
パワープレートの振動が体に与える影響
反射的に筋肉を動かしてトレーニングをしていく緊張性振動反射(Tonic Vibration Reflex)
を用いていることです
緊張性振動反射とは、振動刺激を受けた筋肉の持続的な収縮のことで
筋肉には関節を動かす筋線維である錘外筋と
筋肉の長さや収縮の速度、重力を感知するセンサーである筋紡錘の感度を調節する
錘内筋があり、パワープレートはこの筋紡錘を刺激します
筋肉に対して振動がかかると、筋紡錘は長さの変化を感知し
その刺激が求心性神経を通して脊髄に伝わり
すぐにニューロンを入れ替えて対象となる筋肉を収縮させます
この反射経路は脊髄内のみで行われているため
脳には上らないことから、意識とは関係なく筋肉が動いていることになります
パワープレートは30~50Hzという振動を用いているため
一秒間に30~50回の筋収縮が起こります
これにより、神経回路が活性化し
体のセンサーをより鋭敏にすることが可能になり
バランス感覚や筋の発火力を高めることができるのです
また、トレーニングの効率化にも寄与しているため
パワープレートトレーニング15分でジムトレーニング1時間相当の
高齢者で注意したい骨折とパワープレート
これを頚体角と言います
この角度は、年齢を重ねると重力や筋力の低下によって減少していき
骨にかかる負荷もそれに伴って増えていきます
外側部骨折と内側部骨折があり、閉経後でエストロジェンが減少した女性に多く見られます
男女の最大骨量は20~40代で
老人性認知症、持病の悪化、沈下性肺炎
全身衰弱による歩行不能などの症状に陥ってしまうこともあるため
なるべく早いうちから、支えとなる筋肉と骨、バランス能力を鍛えておく必要があります
パワープレートはこれらの3つの要素を同時に向上させることができ
Verschuerenらの研究では
股関節周辺の骨密度が1.5%増加したことに加えて、筋力や姿勢制御の改善
体脂肪の減少にも効果的であると報告しています
パワープレート独自の3次元振動によって
甘い食べ物が体を老化させる?!
それを補正し弱アルカリに戻すために骨からカルシウムを融解させ、血中pHを調整しています
正常では、再び骨に吸収されますが、持続的に酸性化するような状態が続いていると
再吸収される時間が無くなり、血管壁に沈着すると石灰化によって硬い血管になります
この現象は、本来定着すべきではない部分にカルシウムが存在していることから
異所性の石灰化と呼ばれています
私たちの体は、急激な変化を好まないため体内を一定に保とうとする
恒常性維持機構(ホメオスタシス)を持ち
血中にカルシウムが大量にある場合はそれを排出しようと腎臓に送ります
しかし、一方ではカルシウムを排出したことによって
再び体が酸性に傾くことから骨からカルシウムの融解が起こり、骨量が低下します
20代の女性の骨量は、約3分の1が平均以下しか無く
その原因の多くは甘い物の食べすぎによる体の酸化があります
パワープレートは体に高速の振動をかけることで
体にかかる重力を増すことができます!
これによって筋力と共に骨密度を高めることが可能です
これらの効果が評価されてパワープレートはNASAでも導入されているのです!
糖分の過剰摂取を控えながらパワープレートで骨密度を高めて
骨粗鬆症を防ぎましょう!
パワープレート症例 -マラソンのパフォーマンスアップ3-
脳について
大脳は進化の過程の中で新しい脳で、人間では特に発達している部分で
秩序のある行動を可能にしています
小脳は運動の細かな調整を行う部分で、筋緊張の調節、身体の平衡や姿勢の保持
運動の計画を修正して運動を微妙に調節するのに役立っています
間脳は視床と視床下部から成り、視床は複数の大型の神経核の集まりで
感覚、意識、運動に重要な部分です
視床下部は自律神経の最高中枢であると共に、体温調節、ホルモン分泌、摂食行動、情動行動を
司っています
脳幹は生命維持に最も重要な多数の機能を司っている部分で
中脳は姿勢反射と目の運動反射(瞳孔の対光反射)に関わります
橋は脳神経の核と共に排尿の中枢があります
延髄は呼吸、循環、消化など生命維持に重要な中枢があります
パワープレートトレーニングは緊張性振動反射によって
筋肉を動かします
この反射は脊髄内で行われるため、高速の筋肉運動が脳で意識されることはありません
しかし、筋肉運動によって蓄積した乳酸は、血液の監視を行っている視床下部で認識され
大量の成長ホルモンの放出命令を下垂体に出すのです
成長ホルモンの作用は
①体脂肪を減少させる
②筋肉量を増加させる
③コレステロール、血圧を低下させる
④免疫力を回復させる
⑤骨密度を高める
⑥傷の治癒を促進する
⑦ハリのある肌をつくる
⑧髪を増やす
⑨活動レベルを高く保つ
⑩視力を回復させる
⑪精力を増進させる
など多岐に渡ります
筋肉、関節、骨から中枢神経まで全身に影響を与えるパワープレートの振動刺激は
あらゆる部分で体の機能を高める作用があるのです
産後の腰痛とリラキシン
歪みによる腰痛などがあります
その大きな原因となっているのが仙腸関節です
骨盤は寛骨と仙骨という骨で形成されており
この骨同士をつないでいるのが仙腸関節です
かつて解剖学的には、この関節は不動関節と呼ばれており
線維軟骨結合によって可動性のない関節とみなされていましたが
神経筋骨格系の専門家であるカイロプラクティック世界では
この関節の微妙なサブラクセーション(歪み)が
腰痛をはじめとした多くの症状を引き起こすという多くの患者の症例から
この関節をアジャストメント(矯正)することの重要性を訴えていました
現在では、線維性の結合は加齢による退行性変性であることが認められ
可動性が認識されるようになりました
したがって、仙腸関節の可動性は年齢とともに徐々に減少しますが
女性では、月経や妊娠の際に分泌されるリラキシンというホルモンよって
胎児が産道を通りやすくするために関節を支える靭帯が弛緩します
この度合いが過剰になるとゆるみや歪みが起こりやすくなります
ホルモンが分泌されることは生理現象のため仕方のないことですが
自分でできるゆるみや歪みの克服法が骨盤の筋力アップです
パワープレートは3次元の振動が筋肉を動かすため
力強く骨盤をサポートしている大きい筋肉から
深層にある細かな補助をしている小さい筋肉まで容易に鍛えることができます
またこれらの筋肉に力が入るポージングをとれば、自分自身は動く必要がないので
しばらく運動をしていなかった方にも負担が少なくトレーニングを行うことができます
もちろん産後の女性に限らず、同じような症状が出ている方にもおススメなので
ぜひ体験してみてください
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老化に伴う体の変化について
大きく分けると、遺伝子によってあらかじめ決められた過程であるという説と
様々な環境因子によってうけた障害や、老廃物の蓄積によって起こるという2つの説があります
老化に影響を与える環境因子として酸素、栄養、放射線、温度、運動、ストレスなどが含まれます
65歳以上を高齢者とすると、その生理機能の特徴として
①種々の機能の加齢変化
高齢者の様々な生r機能は加齢に伴い、一般に低下する傾向がありますが
各機能の加齢変化が同じ速さで一様に進むのではなく
各機能ごとに異なる速度で進んでいきます
80歳における種々の生理機能の30代に対する低下の度合いは
神経の活動電位の伝導速度が85%低下し、腎血流量や最大呼吸量(最大換気能力)は
それぞれ50~60%と著しい機能低下が認められます
②個体間のばらつきの増大
おのおのの生理機能には個体差がありますが、そのばらつきの範囲は高齢者になるほど増大します
生理機能の多くは20代前半にピークに達し、その後徐々に機能が低下します
しかし、同じ80代でも生理機能が非常に低下した人もいれば
60代とほぼ同様に保たれている場合もあります
③ホメオスタシス機構の低下
高齢者では、環境の激変や激しい運動に対する適応能力の低下が著しくなります
成人の場合は心拍数は激しい運動時には著しく高まって
必要な臓器に十分な血流を送ることができます
高齢者の場合、軽度の運動によって心拍数はある程度高まりますが
そこで頭打ちになり、それ以上の運動に対し心臓は必要な血流を臓器に送ることができなくなります
パワープレートのは高齢者の方でも安全に運動をすることができます
その理由は特許技術の3次元振動です
前後、上下、左右にプレートが揺れることで3次元構造の人体に対して
最も適した刺激が伝わります
また、一秒間に30~50回という非常に速く、2~6mmという細かい振幅で振動するため
関節への負担がなくトレーニングを行うことができます
振動刺激が反射によって筋肉を動かすため、神経の回路が活性化し
バランス感覚や動きの速度が改善します
また骨密度の上昇やアンチエイジングホルモンである成長ホルモンの分泌が高まることが
研究により証明されています
パワープレートで老化に負けない体をつくりましょう
トレーニングとタンパク質
朝食を抜かす人の割合は、男女とも20歳代が最も多く
男性で33.0%、女性で23.2%で
脂肪エネルギー比率が30%以上の者の割合は成人男性で20.0%
女性で27.6%だったそうです
パワープレートで効率よく筋肉を動かしても、筋肉の元となる栄養補給を怠っては
筋肉は強くなれず、うまく体は引き締まりません
そこで重要な栄養素がたんぱく質です
たんぱく質は細胞の主要な構成成分であると同時に、物質代謝に必要な酵素や
生体機能の調節に必要なホルモンの材料としても重要です
一日の摂取基準は男性で70g、女性で60gとなっていますが
なかなかこの量を摂取できていないのが現状です
また、トレーニングを行って筋肉を増やそうとしている場合は
基準より多くの摂取が必要です
高齢者でもタンパク質の吸収効率が低下しているため
積極的な摂取を心がけましょう
パワープレートトレーニングは今まで使えていなかった筋肉も同時に動かすため
効率が良いのですが、その分栄養素もきちんと摂る必要があります
たんぱく質は100gあたり牛乳で約3.5g、肉類で約20g、魚で約25g含まれていて
特に多い食材がシラス干しで約40g摂取することができます
これらの食材と併用してプロテインを飲むことも非常に有効で
最近ではたんぱく質以外にもビタミンなど栄養素が添加されたものが
売られているので、炭水化物の変わりにプロテインを飲むことで
カロリーを抑えながらたんぱく質を取ることができ、トレーニングの成果を早めることができます
ダイエットは安全に行わなければ意味がありません
ですから、必要な栄養素はきちんと取って、余分なカロリー摂取は抑えることが重要なのです
超回復について
筋肉が一時的に損傷します
そのため筋肉の疼痛や不快感が生じるいわゆる筋肉痛(遅発性筋痛)が起こることがあります
以前は疲労物質である乳酸の蓄積によるものと考えられていましたが
最近の研究によると、結合組織と筋組織の損傷が同時に起こることによって
炎症反応が生じて痛覚の受容器が刺激されることが原因ではないかと考えられています
損傷後、体は筋肉の修復を始めますが、これには約24~72時間がかかります
そして筋肉は損傷前よりも強くなって生まれ変わります
これを超回復といいます
はじめのうちは筋肉痛が長く続くこともありますが、徐々に体が慣れていきます
アスリートの方や普段から運動をされている方は
今日は上半身、明日は下半身という風に一日でトレーニングする部位を分けることで
パワープレートのアクセラレーショントレーニングは、通常4割しか動かせていない筋肉を
97%使うことができ、今まで使えてなかった筋肉が使えるようになるため
通常のトレーニングに比べて非常に速く筋力をアップさせることができます!
また運動直後や就寝前、就寝後にプロテインやアミノ酸などのサプリメントを摂取すると
たんぱく質の摂取量は、身体活動レベルの低い健康な成人男女では
体重1㎏あたり0.8g(WHOでは安全摂取量として体重1㎏あたり0.83g)とされていますが
トレーニングをしている人やアスリートでは、競技やトレーニングの強度、総カロリー摂取量
健康状態によっても異なりますが、体重1㎏あたり1.2~2.0gとされています
しかし、腎機能障害、カルシウム摂取不足、水分摂取制限がある場合には
体重1㎏あたり4g以上の過剰摂取に注意が必要です
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パワープレートのマッサージ効果
圧迫は軟部組織を圧縮して受容体の神経終末ネットワークに刺激を与え
伸展は軟部組織に緊張を与え、また受容体の神経終末叢に刺激を与えます
この二つの力を使うことによって、血管束とリンパ管束の間隙が変化して
毛細血管、静脈、動脈及びリンパ管の循環に影響を与えることができ
神経の軸索反射も引き起こされます
また皮膚では表面及び深部の深部の外部受容器、腱では筋の固有受容器
そして体内の診部組織の内部受容器を刺激することができます
このような効果が最終的に達成されるには二つのメカニズムが働きます
①反射機構
手を軽く皮膚に触れると、固有受容器によって取り込まれた感覚刺激の結果
リラックスや血流の増加といった自律神経反応が起こります
②物理学的機構
マッサージの圧迫を増すと、血液とリンパ液が圧迫されていない部位に移動させられて
細胞から老廃物が漉し出されます
パワープレート三次元の高速振動は
一秒間に30~50回という速さで筋肉をマッサージし
効果的に血流を改善し、短時間での疲労回復や老廃物の除去が可能です
また、リラックス状態が持続している間は、幸福感や安心感、リラックス感など
気分を改善する神経伝達物質のセロトニンやノルアドレナリンなどが分泌されます
身体が緊張性振動反射と伸張反射のリズミカルな収縮、弛緩刺激によって
筋ポンプや循環の促進が治療のマッサージに匹敵する効果を発揮するのです
アメリカ人医師のEdmund Jacobson博士は1920年代に
不安は筋緊張に伴って生じることから、その緊張を解くことで不安も軽減することができることを
発見しました
すなわちパワープレートは、運動によるストレスの発散とマッサージによる不安の減少を
同時に行うことができる両刀使いのマシンなのです!
動物学と断食
新年最初のテーマは断食と動物学です
ダイエットに食事制限は基本中の基本ですが
そもそも一日3食というのは、誰が決めたのでしょうか?
今回は食生活に関わるこのような様々な身近な疑問について考え
食事という概念を捉え直すことによって、本来の自然な食生活をつくり
ストレスの無いダイエットを行っていければと思います
・断食の歴史
ドイツの古いことわざ
「断食で治らない病気は、他のどの治療法でも治らない」
フランスの古いことわざ
「断食はメスを使わない手術である」
アメリカの古いことわざ
「すべての薬で一番良いのは、休息と断食である」
ソクラテス、アリストテレス、プラトン等の哲学者の言葉
「断食は哲学の門である」
イエス・キリストの言葉
「病気は祈りと断食で治しなさい」
古代エジプトのことわざ
「人間は食べる量の4分の1で生き、4分の3は医者のために食べる」
お釈迦様も断食で病気を治すことを勧めています
修行の中に、断食を取り入れたものが多い理由の一つとして、断食をすると脳が啓かれると哲学者やキリストは言っており、科学的にも立証されています
断食をするとエネルギーとなるものが無いため、代わりに自身が持っている脂肪が燃やされ、ケトン体が生じることで脳の活動を鎮静化させるα波が出るとされています
・食の工業化
私たちは普段の食事で、様々な有害物質を取り込んでいます
アメリカにあるCDC(疾病対策予防センター)では212種類の有害物質を認めており
ニューヨークに住んでいる人の血液を調べると、91種類の有害物質が検出されたそうで
これらを体外に排出するには断食が最も早いと言います
1960年に起こったカネミ油症事件では
工場の廃液に含まれるPCB(ポリ塩化ビフェニール)が人体に入ることで
多くの人に神経症状(痺れ、痛み)が現れましたが
その中で断食をした人は神経障害の95.6%が治り
皮膚症状も83%改善したというデータがあります
沖縄にある自然の養鶏場では、一年中卵を産んで卵の質が悪くなったニワトリに対して、3~4日餌をやらずに断食をさせる、そうすることで卵を産む量が増え、質が良くなります
また、ウナギを運ぶ際に直前に餌を与えると多くが死に絶えてしまうのに対し、断食状態で輸送すると全てのウナギを生きた状態で運ぶことができるといいます
これは、人間を含めた動物が、歴史的に見ても常に飢餓との戦いだったため、飢餓に対しては身体の機能の最大限に発揮して立ち向かおうとすることから、生命力も最大になるために見られる現象です
飢餓状態でも血糖を保つホルモンはいくつもありますが(グルカゴン、甲状腺ホルモン、副腎ホルモン、カテコールアミン)、血糖を下げるホルモンはインスリンしかないということもその名残です
・血球(マクロファージ)は考える
血液中に存在するもの
① 赤血球
② 白血球(好中球、好酸球、好塩基球、マクロファージ)
③ リンパ球
④ 血小板
⑤ 血漿(ホルモンなどの伝達物質、ブドウ糖、アミノ酸、脂肪酸、食物の分解産物)
イカなど赤血球を持たない動物は多く、リンパ球を持たない動物もいますが
白血球を持たない動物はいません
その中で、マクロファージはもっとも基本の細胞であり、どの生物も持っています
断食をすると、マクロファージの貪食能(捕食能力)は著しく高まり、体にあるもの、または口から入ってくるものが必要か不必要かを考え、判断し食べます
ガン患者も断食をすることで、マクロファージがガンなどの異物を見つける能力を高め
免疫力を高めるという治療を行う場合があります
(マクロファージは血管内では単球と呼ばれ、貪食能はほとんどありませんが、血管外に出ると貪食能を持ちます)
食事をすると、食物の残渣をマクロファージやリンパ球が食べ
血管内に異物が残らないようにしますが、食べすぎるとマクロファージや
リンパ球自体がその処理で満腹となり
肝心な異形細胞の処理能力は極端に低下してしまいます
さらに体温が低いとリンパ球や好中球の遊走能も低下します
したがって動物は空腹になるまで食事をしないのが通常で
現代人は時間が来ると食事をするという習慣に疑問を持たずに生きていますが
本来は空腹を感じるまで食事をしなくても良いのです
日本で1日3回の食事が定着したのは明治の中ごろで、江戸時代後期に上級武士が1日3回の食事をするようになり、後に軍隊がその習慣を取り入れたと言われていますが、当時は今よりずっと日々の運動量が多かったといいます
・酵素について
酵素には2種類あり、消化酵素と代謝酵素があり、その上に潜在酵素があります
潜在酵素は消化酵素にも代謝酵素にも作用できる能力を持っていますが
食事量が多いと消化酵素ばかりが増え
代謝酵素が作れず、代謝機能(解毒、排泄)が低下しやすくなります
動物学の生理に「吸収は排泄を阻害する」という概念があり
腸は身体が吸収に傾いている時には排泄が抑制されています
夜は代謝が主で、明け方から排泄の準備に入り
老廃物の処理過程は夜から始まっているため
起床時には目やにが溜まっていたり
口の中への分泌物排泄また直腸付近までの便の送り出しも行われています
消化、吸収の際は胃、十二指腸、小腸など上部消化管に血液が集中し
排泄臓器の腎臓、大腸への血流は低下しますそのため
夜間に排泄臓器への血流の増加を図り、老廃物を処理し血液を浄化しています
したがって夜遅くに食事をとることは、身体の代謝
排泄メカニズムを阻害させる要因になってしまうのです
・「出すことが先」が真理
「出入り船」「出入り口」「出納長」「ギブ&テイク」「呼吸」など出し入れを表現する言葉は、すべて出す方が先であり、人間も同じで、まず出して(代謝、排泄)中身を空にしてそれから入れるのが本来の姿です
1日3食、高カロリーの現代人の食生活は、出し入れの考え方とは大きな隔たりがあります
出し入れの概念を本能的に理解しているのは動物だけで
人間は身体が欲していないのに、無理して食べているケースが非常に多くなっています
・1950年と2004年の日本の食生活のデータ比較
肉は9倍、卵は8倍、牛乳及び乳製品は21倍の増加、米は0.5倍、ジャガイモは0.4倍
サツマイモに至っては0.07倍の減少となっており
わずか50年で日本人の食生活は様変わりしてしまったのです
これによって大量の動物性タンパク質、動物性脂肪を摂る一方で炭水化物を減らした結果
日本人の疾病構造は欧米化しています
人間も、その人種によってその進化が異なり
農耕民族と狩猟民族とでは消化器の進化も異なります
狩猟民族は、動物性タンパク、脂肪の摂取量が多く、農耕民族に比べて
腸の長さが進化の過程で短くなっています
その理由は、動物性タンパク、脂肪が腸内で長く滞在すると腸内細菌の悪玉系が増加し
腐敗が進みやすいため
なるべく早く排泄できるように腸の長さが短くなっているといいます
・動物の食性と歯
現代人の食事を一言で言うと、動物性タンパク、動物性脂肪の摂りすぎで
特に肉類と乳製品の過剰が目立ちますが
そもそも肉は人間にとっては異例の食糧なのです
その証拠にチンパンジーやゴリラなど
人間に近いと言われている動物で肉を食べるものはいません
生き物は自分に合った食事をしますが、それに応じて歯も進化し適応します
人間の歯の総数は32本、そのうち20本が臼歯(穀物を食べる歯)
8本が門歯(果実や野菜をかじる歯)で肉を食べる犬歯は4本です
人類の生理的な食べ物は、歯の種類と本数から考えて半分以上が穀、野菜、果実が4分の1
肉類は8分の1というバランスを崩さないように食べることが理想です
8分の1以上の動物性タンパク、動物性脂肪は断食を考えます
・「いただきます」は「命」をいただくこと
白米は玄米から胚芽を取り除いたものであり、玄米を蒔くと芽が出るが
白米を蒔いても芽は出ない。つまり玄米には生命が宿っているということです
生命は科学も人智も及ばない最高のバランスであり、栄養素もきちんと備わっています
生命の宿っていない精白穀物、塩、砂糖、化学調味料などの食べ方、使い方を考えると
白砂糖には黒砂糖の持つミネラル類は全くありません
塩も砂糖も本来色がついており、搾りたての牛乳も黄色味を帯び
豆腐も真っ白ではなく、はんぺんも漂白する前は色がついています
真っ白な食品はすべて、人間が手を加え、その糧で多くの栄養素が減少しているのです
ニンジン、オレンジのフラボノイド、ブドウのポリフェノール、トマトのリコピン
イチゴのアントシアニン等、植物の色、香りの成分のほとんどが
ファイトケミカルと称される免疫賦活物質です
漢方の考え方では、白い食品は陰性食品として
体を冷やすものとされていることから
生命の宿らないものをなるべく断食するとよいです
・基礎代謝の変化
基礎代謝とは、じっとしていても生命維持のために使われるカロリーのことで
若いころと同じ摂取カロリーでいると、確実に体重増加につながり
体内で生産されている代謝酵素の生産量も年齢とともに減少します
男性 (体重68㎏) 女性
20代 1632kcal/日 20代 1200kcal
40代 1516kcal
50代 1380kcal 50代 1100kcal
60代 1305kcal
70代 1230kcal 70代 1000kcal
身体で生産されるエネルギーの6~7割が基礎代謝として消費され
残りの3~4割が活動エネルギーとして消費されると言われていますが
本来自らの基礎代謝に必要なカロリーに自分の動き方によって
変動する活動エネルギーを加えたものを自分の1日の必要摂取カロリーとしたほうが良いです
そして自分の必要摂取カロリー以上は本来断食にするべきです