WCCS inスペイン 5日目


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ロコモティブシンドロームとは運動器機能低下症候群と訳され
運動不足によって骨、筋肉が弱り、骨粗鬆症や変形性の関節症
骨折などを引き起こしやすくなる状態です
先ほどの項目に完全には当てはまらなくても
ちょっと怪しいいうような場合は、その予備軍なので若い方でも注意が必要です
そもそも人は、重力という負荷があるからこそ筋肉や骨などを維持することができるのですが
今のように便利な世の中は自分の脚で歩く機会を減らし
あえて恩恵である重力から逃げるかのようになっています
平成19年の国民生活基礎調査によると、要介護となってしまった人の原因ランキングでは
1位:脳卒中
2位:認知症
3位:老衰
4位:関節疾患
5位:骨折や転倒
となっており、病気だけでなく運動器の機能が重要であるということが分かります
重力の無い宇宙空間から帰ってきた宇宙飛行士たちは
筋肉や骨が弱り内臓の機能も低下していて、老化現象とほぼ同じ状態になります
パワープレートは体に高速の振動をかけることで、体にかかる重力を増すことができます!
しかも人体の構造と同じ3次元(前後、左右、上下)方向に振動が加わるため
関節に負担がかかりません!
また深層筋まで刺激できるため姿勢やバランス感覚も鍛えることができます
これらの効果が評価されてパワープレートはNASAでも導入されているのです!
長寿国の日本で少しでも多くの方がいつまでも自分の脚で歩けるように
この最新のトレーニングを生活の中に取り入れていってほしいと思います!
通常の筋力トレーニングは、重たいものを持って体にかかる重力を増やすことによって
筋肉により高い負荷をかけ、強くしていくのが一般的ですが
重りを持っている分、速い動きができなかったり、正しいフォームで行うことが難しいために
筋肉や関節を傷めてしまったり、重りを落としてケガをしてしまうことがあります
しかし、パワープレートの上では重りは必要ありません
物体は、加速度が上がると力が増すという法則に基づいて
人に3次元の振動をかけて加速度を上げるのです
力の要素である質量と加速度の関係を式で表すと次のようになります
F(力)=m(質量)×a(加速度)
体重70㎏の人が地球上(1G )にいる時に発生している力は
F=70㎏×9.81m/s2(1G)
=686ニュートンとなります
体に重りなどの負荷をかけておこなうレジスタンストレーニングで
60kgの重りを持って運動した場合は
質量をプラスして力を高めるために、このような式になります
F=(70kg+60㎏)×9.81m/s2
=1275ニュートン
パワープレートを使ったアクセラレーショントレーニングでは
高速の3次元振動によって体を加速させることによって、加速度を高めて
力を高めているために、このような式になります
F=70×18.3m/s2(30Hzの振動で1.8G に相当)
=1260ニュートン
このように最も強度の低い振動である30Hzでも、60㎏の重りを持っている状態と
ほとんど変わらない力を発生させることができるのです
もちろんこの状態が辛ければ、乗り方を変えることで負荷は簡単に減らすことができます。
重りで負荷をかけていないため、子供から高齢者まで安全にトレーニングを行うことができるのです。
・ホメオスタシスは健康のバロメーター
新しいことをやらない人生は衰退であり、常に挑戦していかなければ
若々しさは保てないと言い換えることができます
そのためには老化=疲労ということを頭に入れて、体力をつけて体を鍛えておく必要があります。
これはヒトの性質として、常に刺激が無ければ
脳を始めとした各器官の機能が落ちていくためです
ホメオスタシスが高ければ、どのような環境にも適応でき、疲労せずに成長していくことができます。
努力すれば体は変わりますし逆に怠れば、どんどん老化していってしまうため
毎日続けられることを見つけていく必要があります。
元気で活き活きしている時に自律神経は、活動が活発でバランスが取れている状態で
自律神経全体のエネルギー量は年齢を通してほぼ一定ですが、子供の時には
調節能力が非常に高く、交感神経と副交感神経の切り替えが活発なため、疲れ知らずなのです。
年を重ねてくると、交感神経優位の生活が続くことで、切り替えがうまくいかなくなり
活動と休息のバランスが崩れて様々な症状が出てきます。
・体性-内臓(自律神経)反射
皮膚や粘膜、筋、腱、関節からの感覚を体性感覚と総称しますが
生体に加えられた刺激は、これらの種々の感覚として意識にのぼり
行動や感情、思考などに様々な影響を与えると同時に自律機能に
種々の反射性反応を引き起こします。
その例として、寒冷刺激によって皮膚血管支配の交感神経活動が亢進して
皮膚血管が収縮し耐熱の放散を防ぐ体温調節反射などがあります。
・自律神経失調症、ホルモンのアンバランス、不定愁訴の症状
① 胸や心臓が締め付けられるような気がする。
② 動機が打って、気になる時がある
③ 息苦しくなることがある、息切れすることがある
④ 夏でも手足の冷えることがある
⑤ いつも食欲がない、異常な食欲の時がある
⑥ 吐き気があったり、吐いたりする
⑦ 胃の具合が悪い、良く下痢や便秘とする
⑧ よく頭痛がする、首や肩が凝る
⑨ 夕方になるとのぼせる、手足がだるい
⑩ 皮膚が敏感で負けやすい、蕁麻疹
⑪ 手足が震えたり、痺れたりすることがある
⑫ ちょっとした仕事でも疲れやすい
⑬ わけもなく憂鬱になる、乗り物に酔いやすい
パワープレートは、単なる筋トレマシンではありません
高速の振動によって人体を加速させ、重力の負荷を高めることによって
様々な刺激を与えることができるのです
重力による負荷が増せば、骨や筋はその負荷に耐えるためにより強靭になります
また振動刺激とプレートの不安定性が
体に備わるバランスセンサーである固有受容器を刺激して
直立二足歩行という人間だけに許された高度な平衡感覚をより高めてくれるのです
さらに全身の血流を改善や発汗の促進といった自律神経機能を改善して
体が本来持っている反応を取り戻すことによって、冷えや便秘などの不定愁訴にも効果的です
元々備わっている機能を常に最大限発揮できるように
していくためにぜひパワープレートを生活に取り入れて頂きたいと思います
・ホメオスタシス(恒常性維持機能)
若々しく、生き生きして、綺麗で魅力がある人はホメオスタシスが高い人です。
ヒトや生物が外部環境の変化に対して安定していることをホメオスタシスと言います。
自然治癒力や回復力、抵抗力や免疫力など
日々の活動での疲労消耗した心身を元の健康な状態に戻そうという生命力そのものと言えます。
若々しい人、元気な人、イキイキした人とは、この能力が高い人です。
この恒常性は、自律神経系とホルモン系(内分泌性)の働きによって保たれ
ホメオスタシスの状態は、日々変わります。
元気があるときには、楽しいことに目が行き、疲れているときにはネガティブなものに目が行きます。
自律神経系:大脳の視床下部から全身に分布される神経で
意識に関係なく働いている不随意神経です。交感神経(活性、興奮)と副交感神経(休息、鎮静)から成っており、外部環境に合わせて体をコントロールしています。
神経には、中枢から末梢に命令を伝える遠心性神経と
末梢の情報を中枢に伝える求心性神経があり、自律神経の遠心性神経には
交感神経と副交感神経、求心性神経には内臓知覚神経があります。
| 交感神経 活性、興奮、ストレス | 副交感神経 休息、快、笑い、感動 |
エネルギー エネルギー代謝
食欲 性欲(美、健全を求める欲求を含む) 血管 汗 立毛筋 心臓 胃腸 血液pH 一日の分泌変化 |
発散 酸化(酸化酵素の活性化による)、分解作用 抑制 抑制
収縮 少量で濃い 収縮 鼓動が早くなる 抑制 酸性化 昼間活発 |
蓄積 還元作用
活発 活発
拡張し、栄養運搬 多量で薄い 弛緩 鼓動遅い 活発 アルカリ化 夜間活発 |
老化は化学的に言うと、酸化であり、酸化すると物質は黒くなります。
お茶や果物など肌もそれに含まれています。交感神経はエネルギーを発散する神経のため
緊張状態が続くと乳酸が溜まり、酸化が進んでいます。副交感神経は逆にエネルギーを蓄え
還元作用のあるカルシウムの血中濃度をホルモンを介して調整することで体を弱酸性に保ちます。
したがって、活動のスイッチと休息のスイッチをきちんと分ける生活を心がけることが有効です。
内臓知覚神経の受容器は、血管壁と内臓内にあり、動脈の圧力や
胃腸、膀胱の充満度などの物理的情報や内容物の酸性度や電解質の濃度などの
化学的情報を伝えます。
このような内臓からの求心性情報の大部分は感覚として意識に上りませんが
種々の器官に反射正反応を引き起こして自律機能を調節しています。
健康な人は、内臓知覚神経が活発に働いていると言われています。
脳は、快感で活性化される臓器で、楽しいことをやっている時は
神経伝達物質であるドーパミンが放出され、さらに良い状態の時には内因性オピオイドと呼ばれる
βエンドルフィンが放出され、活性化されます。
身近なもので、内臓知覚神経の働きを高めるには、食事の時に体が今
何を欲しているのかを考えながら摂ることが有効です。
ヨーロッパの食文化では、楽しむということをとても重要視しているため
前菜やメイン、デザートなどをその時の自分の体が一番喜ぶものを選び
仲間と話をしながら無意識に内臓知覚神経を活発に働かせているのです。
そのため、一度にメニューが全て出てくる日本食と異なり
必ず一つの料理を食べ終わってから次が運ばれてくるという流れになっており
その料理により集中して食べることを重視しているのです。
普段、お弁当を食べるときなどは、食べたい料理を選ぶことができませんが
その時にもどの順番で今の自分が食べたいのかを考えながら食べることで
内臓知覚神経を働かせることができます。
また、よく噛んで食べることで口に入れた時の味と噛んで唾液と混じった時に
味が変化していくのを感じることができ、より多くの味覚情報が脳に伝わり
食事の満足感が高まります。
これによって過食を防ぎ、余分なカロリー摂取を避けることができるのです。
パワープレートによる運動習慣と食事の摂り方を工夫することで
より健康的なダイエットができると思います