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酵素の重要性

酵素の重要性

人間の体はほぼ37℃に保たれ、また細胞内のpHは常に中性に維持されています

このような条件下では、生命活動を行うための様々な化学反応が起こりにくいので

これらを効率よく行わせているのが酵素です

酵素なくしては生命はありえないと言われるほど、酵素は生命の維持にとって

重要なたんぱく質です

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・酵素について

酵素には2種類あり、消化酵素と代謝酵素があり、その上に潜在酵素があります

体中の細胞で作られる「酵素」は一種類ではなく

それぞれの場所で違う種類の「酵素」が作られているため

その種類は数千から数万種類も存在します

「酵素」の働きはある栄養素から新しい成分を作り出したり、食べたものを消化したり

何かの形を変化させて違うものを作ったりと、体の場所や動きによって様々ですが

大きく分けると消化酵素と代謝酵素に分類されます

消化酵素には、脂質であるトリグリセライドを脂肪酸と

グリセリンに分解するリパーゼ、代謝酵素にはアミノ酸と

ビタミンCからコラーゲンを作るコラーゲン合成酵素などがあります


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・体温と代謝酵素

私たちの体の体温は、平均しておよそ36.89℃です

このように人間の体は約37℃に保たれています

そもそも私たちの体はなぜ37℃なのでしょうか?

そこには体の酵素が元気に働く条件が深く関わっており、それは体の代謝機能と関係しています

代謝とは、体内で起こる化学反応のことです

毎日口にしている食事は、口や胃腸などの消化管で細かく分解され

栄養として体に吸収されています

では、消化酵素によって分解され、腸から吸収された栄養素はいったいどこに行くのでしょうか?

 吸収された栄養素は体の中で様々な形に変換され、大切な役割を果たすようになります

その役目をしているのが「代謝酵素」です


1.エネルギー生産に関わる代謝酵素 

代謝の大切な役割の一つは、エネルギーの生産です

体が動くためにはエネルギーが必要で、こうしたエネルギーのやり取りに使われるのが「ATP」

私たちは食事から摂取した成分を使って、体の酵素を使ってATPを作り出しています

解糖系とよばれるシステムでは、ブドウ糖から得られるグルコースを

ヘキソナーゼなどの酵素が分解してATPを作ります

また、TCAサイクルでは、ミトコンドリアという器官で解糖系によって作られた成分と

酸素を酵素の力で燃焼させ、たくさんのATPが生産されます


 2.タンパク質の合成に関わる代謝酵素 

体の筋肉や骨、皮膚や髪の毛や爪、免疫に関わる物質は、全てタンパク質でできています

髪はケラチンという硬質のタンパク質から構成されています

爪は皮膚の表皮が硬化してできた部分で、髪と同じくタンパク質でできています

こうしたタンパク質の合成に関わるのも酵素です

肌の美容に欠かせないコラーゲンは、ヒドロキシプロリンと

ヒドロキシリジンという特殊なアミノ酸が含まれるタンパク質です

プロリンとリジンがつながった後で、酵素の働きで特殊なアミノ酸に交感されます


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3.ホルモン合成に関わる代謝酵素 

ホルモンは、血糖値を下げるインスリンや、成長を促す成長ホルモン

性周期をコントロールする女性ホルモンや男性ホルモン、ストレスに対応するアドレナリンなど

体の状態を調整するために欠かせません

こうした様々なホルモンを作り出す時にも

適材適所でホルモン合成の代謝に関わる酵素が働いています


 4.解毒や抗酸化に関わる代謝酵素 

アルコール胃や腸から体に吸収され肝臓に運ばれます

そこで活躍するのが解毒酵素です。まずアルコール脱水素酵素でアセトアルデヒドに変換され

次に2型アルデヒド脱水素酵素とよばれる酵素で酢酸に変換されて無毒化されています

また、体内の活性酸素を除去するのはSOD(スーパオキシドジスムターゼ)や

グルタチオンペルオキシダーゼとよばれる抗酸化酵素です

他にも様々な毒素の除去に酵素が働いています


5.神経に関わる代謝酵素 

脳の中の神経細胞は、神経と神経をつなぐシナプスを介して情報を送ったり受け取ったりして

脳として「考える」「感じる」「動かす」などの働きを生み出しています

こうしたシナプスがきちんと働くためにも、特殊な酵素が働き合って脳の機能を正しく保っています

また、体のバランス維持には交感神経と副交感神経のバランス維持が大切で

この神経間の情報伝達にも酵素が欠かせません

ここで紹介した例は、体の中の酵素反応のほんの一例です

60兆個ある体の細胞の中では

無数の酵素がそれぞれに与えられた役割を日々正確に果たしてくれています

食べたものをきちんと消化酵素の力で分解し

吸収した栄養素を使って体の中で代謝酵素の力で生命活動を維持することが

日々の健康維持につながるのです。


・食べ過ぎは代謝酵素を減少させる!?

潜在酵素は消化酵素にも代謝酵素にも作用できる能力を持っていますが

食事量が多いと消化酵素ばかりが増え

代謝酵素が作れず、代謝機能(解毒、排泄)が低下しやすくなります

動物学の生理に「吸収は排泄を阻害する」という概念があり

腸は身体が吸収に傾いている時には排泄が抑制されています

夜は代謝が主で、明け方から排泄の準備に入り

老廃物の処理過程は夜から始まっているため

起床時には目やにが溜まっていたり

口の中への分泌物排泄また直腸付近までの便の送り出しも行われています

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消化、吸収の際は胃、十二指腸、小腸など上部消化管に血液が集中し

排泄臓器の腎臓、大腸への血流は低下しますそのため

夜間に排泄臓器への血流の増加を図り、老廃物を処理し血液を浄化しています

したがって夜遅くに食事をとることは、身体の代謝

排泄メカニズムを阻害させる要因になってしまうのです





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酵素の中にはたんぱく質だけで酵素活性を示すタイプと

低分子の有機化合物が結合して初めて酵素活性を示すタイプがあります

この低分子化合物を補酵素と呼び、多くはビタミンB群に由来します


結合していない酵素の状態をアポ酵素、補酵素が結合した酵素をホロ酵素と言います


補酵素の特徴

①補酵素だけでは活性が無い

②アポ酵素は弱い結合なので、容易に結合し離れることができる

③基質と結合する部位はアポ酵素の部分にあるが、触媒反応は補酵素が担う



補酵素はカロリーが無く、エネルギー源にはなりませんが生命に必要な有機物で

生体内で生命現象そのものを担っている酵素の活性を発揮するために働くことから

非常に重要な栄養素です


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一部の例外を除いてビタミンは体内で産生、合成できないので

食品から摂取する必要があります

運動によるトレーニングを行う上でのビタミンの摂取で特に重要なものとして挙げられるのが

ビタミンB群です



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豚肉、牛肉、豆類、胚芽米、オレンジ、ゴマ、レバーなどに含まれるB1は

運動の肉体疲労や神経の疲労を緩和する作用があります

鶏肉、魚肉、牛乳、ヨーグルト、チーズ、納豆、のり、卵、ブロッコリー

ほうれん草などに含まれるB2はエネルギー代謝に関わります


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鮭、サバ、イワシ、大豆、玄米、レバー、ニラなどに含まれるB6は細胞の新陳代謝に関わります



アサリ、牡蠣、ニシン、レバー、マグロ、カニなどに含まれるB12は

貧血を予防し肩こりや手足のしびれなど末梢神経の回復や健康維持に関わります

特にビタミンB2は代謝が上げる作用に加えて、健康的な肌、爪、髪の保持

皮脂分泌の抑制といった作用を持つことから

運動を始めた場合には

今まで以上にこのような栄養素摂らなければ美容を維持できなくなってしまします

B群には相乗効果があり、ここに摂った時よりも、全部一緒に摂った方が効果が大きくなります


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パワープレートトレーニングによるダイエットは

ヒトの持つ機能を最大限に発揮して運動させることができることから

非常に健康な方法ですが、通常のトレーニングの約3倍の筋肉を動かすため

効率が良い分、神経やエネルギーの消費も多くなるため

しっかりとした栄養補給が必要です


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最先端の筋力トレーニングとバランスのとれた栄養摂取が

美しい体を作る上での柱になります

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プロフィール

中込慶一
(ナカゴメケイイチ)
・出身地:東京都
・血液型:O型
・昭和61年4月7日
・日体柔整専門学校卒
・柔道整復師
・全国冷え症研究所に5年勤務ののち現在は、パワープレート東京にてインストラクターを務める
・特技:スポーツ全般 陸上
・趣味:音楽・バイクツーリング
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