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秋バテと内臓への影響

秋バテと内臓への影響

みなさん秋バテという言葉をご存知ですか?

これは、夏にエアコンの効いた部屋に長時間いたり、冷たいものを食べるといったことを

繰り返しているうちに内臓の冷えに陥る他

秋口の一日の温度変化に自律神経がついていかずに

だるさや消化不良、睡眠障害といった症状が起きてくるものをいいます


ヒトの自律神経は、一日の温度変化が7度以上になると

機能低下を起こすといわれています

その影響を特に受けやすいのが、腸です

腸は、消化した栄養素を吸収するのはもちろん、リラックスホルモンであるセロトニンや

免疫細胞の70%が集まる重要な臓器です

秋バテを防ぐためには、自律神経を安定させるために

体の深部体温を適切な温度に保つことが重要です

深部体温とは、直腸温のことで、自覚できない体の中の冷えの状態を教えてくれます

脇の下の温度では36.0~36.7℃、深部体温である直腸温は37.0~37.5℃が正常です

したがって深部体温は、わきの下の温度よりも約1度高くなければいけないのですが

秋バテの人では、この温度に差がなくなってしまうことが多くあります

秋バテの原因や症状が思い当たる方は、


①腹部深層筋の強化

筋肉は体の熱の約半分を生み出している重要な組織ですが

特に腹部の深層筋は内臓に近いため

筋肉量の低下がそのまま内臓温(深部体温)の低下につながり

強い冷えを感じやすくなります

しかし内臓の冷えの初期は自覚が薄いため

気づかぬうちに進行してしまっていて重症化していることが多いのが現状です

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筋力トレーニングや半身浴などで体の深部を冷やさないようにすると良いでしょう

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②食事の改善

私たちの身の回りにはパン、肉、生野菜、乳製品、甘いもの、食品添加物の多いもの、コーヒーといった

体を冷やす食べ物が溢れています

これらをすべて摂取しないというのは難しいですが、冷えるものを食べるのと同時に

温めるもの(ショウガ、根菜類、酢、紅茶)といったものを積極的に摂るように心がけて

バランスをとることが重要です

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③服装

頚部、腹部、足部は体温調節のセンサーとして非常に重要な部分です

ですから、夏で暑いからと言って薄着になりすぎると

電車などエアコンの効いたところに入った時に、汗をかかずに急激に体温が低下するため

自律神経が混乱し繰り返されることでそのバランスが崩れていきます

夏場では特に腹部を冷やさないようにすることが大切です

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④不規則な生活


体温調節は自律神経が行っていますが、自律神経はその名の通り

私たちの意志とは関係なく働いている神経です

その中の交感神経と副交感神経は活動時と安静時(睡眠時)で

それぞれの働きの度合いが変化しバランスをとっています

しかし、就寝時間が起床時間が毎日あまりにも違っていたり

昼夜逆転の生活の生活をしていると、本来のヒトの生活リズムに神経が乗れないため

負担がかかりうまく働くなっていきます

その結果、体温調節がうまくいかなくなり、暑いのに汗をかけなくなったり

寒いのに血管が拡張してしまってどんどん体温が奪われるといった症状が出てきてしまいます

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これらの解決策を取り入れ、多方面から自分を見つめることによって

足りないもの、改める必要があるものが分かり、対処がしやすくなると思います

内臓の冷えはただ体を冷たいと感じると言うだけでなく

代謝の低下による肥満や痛み、コリの悪化や

免疫力の低下によるガンの罹患率の上昇といった様々な症状を引き起こす危険なものです


ですからこれらの小さな努力の積み重ねが非常に重要なのです

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プロフィール

中込慶一
(ナカゴメケイイチ)
・出身地:東京都
・血液型:O型
・昭和61年4月7日
・日体柔整専門学校卒
・柔道整復師
・全国冷え症研究所に5年勤務ののち現在は、パワープレート東京にてインストラクターを務める
・特技:スポーツ全般 陸上
・趣味:音楽・バイクツーリング
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