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ストレスとピロリ菌

ストレスとピロリ菌

ピロリ菌の感染率は、若い世代では少ないですが

50歳代では6割、60~70歳代では8割近くの人が

ピロリ菌に感染していると言われています(1998年)

ピロリ菌は毒素を分泌するほか、尿素を分解する酵素を作り

尿素から分解されたアンモニアと毒素が胃壁を傷つけ

胃炎や胃潰瘍(胃は内腔から粘膜層、粘膜下層、筋層、漿膜下層、漿膜の5層に分かれ

炎症症が一番内側の粘膜層に留まっている状態をびらん又はただれ、粘膜下層まで達すると

潰瘍と呼ぶ)の原因となり、胃がんとの関係も研究されています


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・ピロリ菌の除菌治療

ピロリ菌の除菌には、2種類の抗菌薬(クラリスロマイシン、アモキシシリン)と

プロトンポンプ阻害薬(PPI)の計3種類の薬が用いられます

抗菌薬にはピロリ菌を死滅させる作用があり、PPIには胃液の分泌を抑え

抗菌薬の効き目を高める作用があります

胃酸を分泌する壁細胞にはヒスタミン、ガストリン、アセチルコリンという伝達物質の受容体があり

食べ物を見たり、食べたりする(食塊の蓄積による胃壁の拡張によって

満腹中枢が刺激される)ことによって、それぞれの物質が分泌され

受容体に結合します

受容体に結合した信号はプロトンポンプという酵素に伝わり

最終的に胃酸が分泌されるため、PPIはプロトンポンプの働きを抑えるため

胃酸の分泌が抑制されるのです


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このようなピロリ菌からの害の予防には、食事の改善とストレスの軽減が重要です

ストレスという用語は、カナダのハンス・セリエ教授が

1935年に生物学雑誌で紹介したことがはじまりです

ストレスとは、物理学でスプリングの中に生じるゆがみを表現するのと同様に

生物体内に生じたゆがみの状態を表現する抽象的な言葉です

ストレスとは様々な刺激に対する生体内の全身的、局所的防衛反応(内分泌反応)

と定義できます


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セリエのストレス理論では、脳の視床下部がストレスを感知すると

CRH(副腎皮質ホルモン放出ホルモン)を放出して

脳下垂体へストレス刺激を伝えます


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下垂体はACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を分泌して

これを受け取った副腎皮質はコルチゾールなどの副腎皮質ホルモンを

血中に放出します

この結果、血糖の上昇や免疫機能を担っているNK(ナチュラルキラー)細胞の活性が

低下して免疫力が低下します


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また視床下部が受けた刺激は自律神経を通じて副腎髄質にも伝えられ

ここからアドレナリンなどが分泌されることによって

心拍数や血圧が上がり、胃腸の働きが抑えられるなどの反応も起こります


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パワープレートはトレーニングを行うだけで、ストレスホルモンであり、長期の分泌が

海馬を委縮させると言われるコルチゾールを減少させ

代わりに脊髄への痛みの抑制効果があるセロトニンやたんぱく質合成を高めると共に

成長ホルモンやテストステロン、インスリン様成長因子などが分泌されることが分かっています

体を引き締めるだけでなく、ストレスを発散し、免疫力を高めることができる

一石二鳥のマシンなのです


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プロフィール

中込慶一
(ナカゴメケイイチ)
・出身地:東京都
・血液型:O型
・昭和61年4月7日
・日体柔整専門学校卒
・柔道整復師
・全国冷え症研究所に5年勤務ののち現在は、パワープレート東京にてインストラクターを務める
・特技:スポーツ全般 陸上
・趣味:音楽・バイクツーリング
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