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体のゆがみと筋力低下

体のゆがみと筋力低下

以前のブログで筋力検査で分かる体の状態についてお話させていただきました

徒手筋力検査で分かる筋力の状態として

1.筋肉が損傷していることで起こる筋力低下

2.廃用性萎縮(筋肉が使われないこと)による筋力低下

3.神経性萎縮(神経の障害により、命令がうまく筋肉に伝わらないこと)による筋力低下

4.関節のゆがみからくる関節位置覚の機能不全による筋力低下

5.内臓筋肉反射による内臓機能低下による筋力低下

がありますが、今回はその中で

4の関節のゆがみからくる関節位置覚の機能不全による筋力低下

について詳しくお話していきたいと思います

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関節位置覚という言葉を初めてお聞きしたという方も多いと思いますが

実は生きていく上でとても重要な役割を持っています

例えば私たちの体は、目をつぶっていても、今自分の指がどれくらい曲がっているか

腕が体のどの位置にあるかといったことを頭の中でイメージすることができます

よく考えてみると非常に不思議なことだと思いませんか?

これは、視力による体の位置の把握の他に、関節に分布している固有受容器というセンサーが

常に関節の位置の情報を脳に伝えていることで可能になっています

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もし体(関節)にゆがみがあって、元々の関節角度が変化していると

脳が考えているニュートラルな姿勢と実際の姿勢の間にズレが生じてきます

筋力検査の際に、検査する筋肉を働かせるため一定の角度に

体を維持して、ドクターがかける負荷に抵抗しなければなければいけません

しかしドクターが10の力で負荷をかけたとして、被験者は10の力で抵抗すれば

その角度を保つことができますが、関節からの固有受容器情報がズレているために

10の負荷という情報が例えば8しか伝わらなくなり、本人はその力に釣り合うように

8の筋力を発揮するように脳から命令が出ます

これでは実際に必要な10の力が出ていないため、その角度を保つことができず

筋力低下が起こってきてしまうのです

このような感覚のセンサーから脳へ行く情報と脳から筋肉へ向かう情報の

回路が正常に働かなくなってしまうのが、ゆがみの怖いところです

カイロプラクティックでは、関節に対するアジャストメント(調整)を行うことで

ゆがみを正して体の機能(神経の働き)が100%発揮できるようにしていくことができます

さらにパワープレートを使って、固有受容器を刺激するトレーニングを行うことで

良い状態を維持することができます

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脳は刺激が無ければ、機能が大幅に低下してしまいます

体には、五感と呼ばれるように多くの感覚刺激を感じるためのセンサーが備えられています

そういったものを最大限活用できるようにしていく体をカイロプラクティック、パワープレートで

つくっていければと思っています

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プロフィール

中込慶一
(ナカゴメケイイチ)
・出身地:東京都
・血液型:O型
・昭和61年4月7日
・日体柔整専門学校卒
・柔道整復師
・全国冷え症研究所に5年勤務ののち現在は、パワープレート東京にてインストラクターを務める
・特技:スポーツ全般 陸上
・趣味:音楽・バイクツーリング
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