徒手筋力検査で体の機能を測る
私たちの体は、全身に張り巡らされた神経(末梢神経)が司令塔である脳(中枢神経)の命令を
正しく各組織に伝えることによって、様々な活動を行うことができます
神経の経路には、2つの方向性があり、各組織から脳に向かって情報を伝える求心性神経と
脳から各組織に情報を伝える遠心性神経があります
例を挙げると、暑い、寒いといった感覚である温覚、痛みを感じる痛覚
触れたものを感じる触覚など外部の環境に対して感じた情報を脳に伝えるものが
求心系神経です
それに対して、物を持ち上げようという意識が働いた時に、腕の筋肉を動かそうという命令を
必要な筋肉に伝えるものが遠心性神経ということになります
この2つの神経はいわば入力と出力であり、外部の環境による刺激(入力)に対して
体が正常に反応して対応する(出力)ことができるからこそ通常の活動を行うことができるのです
このシステムの中で、脳-神経-関節、筋肉のやり取りや
機能が正常に働いているかを調べる検査が徒手筋力検査(MMT:Manual Muscle Testing)です
その方法は、ドクター(検者)が被験者に対して
検査したい筋肉が最も使われる姿勢を取らせて
負荷をかけ、その姿勢を保つことができるかを診ていくというものです
もし保つことができず、うまく筋力が発揮できない場合は以下の問題を考えることができます
1.筋肉が損傷していることで起こる筋力低下
2.廃用性萎縮(筋肉が使われないこと)による筋力低下
3.神経性萎縮(神経の障害により、命令がうまく筋肉に伝わらないこと)による筋力低下
4.関節のゆがみからくる関節位置覚の機能不全による筋力低下
5.内臓筋肉反射による内臓機能低下による筋力低下
このような問題を徒手筋力検査によって見つけ出し
2の廃用性萎縮が見つかった場合は、そのような筋のトレーニングを
パワープレートを使って行うことで、より早く機能的に使うことが可能です
日常生活、特に仕事では同じ姿勢や動きをしていることが多く
筋肉のバランスが崩れがちです
このような筋肉のバランスをトレーニングによって整えることによって
筋肉が原因で起こる肩こりや腰痛、頭痛といった症状の治療、予防になるのです!
パワープレートで調和のとれた体をつくりましょう!
2014年7月 7日(月)
カイロプラクティック|
コメント(0)|
トラックバック(0)