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姿勢が悪くなると筋肉のバランスも悪くなる!?

姿勢が悪くなると筋肉のバランスも悪くなる!?

みなさんは姿勢と筋肉バランスが密接に関わっていることをご存知ですか?

良い姿勢を定義するとすれば、それは

最小のエネルギー消費で苦痛の無い運動が可能で

なおかつ身体各部位ぶ及ぼす影響が最小で、調和がとれた状態

といえます

簡単に言えば、疲れにくく痛みやコリを極力感じない姿勢ということになります



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正しい姿勢であれば、ほとんど筋力を使わずに脊椎だけで立位のバランスを保てますが

無理な姿勢、悪い姿勢の持続は筋肉に不均衡をもたらし

体のある部分ばかりに過剰な負担(ディストレス)がかかるようになることから

局所に痛みやコリを感じるようになってしまいます

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上の図では、4種類の姿勢の中で、過剰に働いている(緊張している)筋肉を赤

逆にうまく働いていない(弱化している)筋肉を青で示したものです

このようにそれぞれの姿勢で筋バランスが崩れていることがわかると思います


筋肉弱化のタイプ

1.緊張タイプの弱化

筋肉を伸縮できなくなった、または無酸素状態のため慢性的に短くなった状態

2.ストレッチタイプの弱化

慢性的に伸びきってしまった状態は同時に無感覚状態にもなる

3.関節系障害による弱化

関節、靭帯からの侵害受容の求心性刺激を受け続けると

反射的に抑制が起こる

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〈姿勢筋(活動が過剰傾向にある筋肉)〉

・下腿三頭筋

・ハムストリングス

・内転筋

・大腿直筋

・大腿筋膜張筋

・腰筋

・脊柱起立筋

・腰方形筋

・胸筋

・上部僧帽筋

・胸鎖乳突筋

・後頭下筋群

・咀嚼筋


〈フェージック筋(活動が低下傾向にある筋肉)〉

・前脛骨筋

・大殿筋

・中殿筋

・腹直筋

・中、下部僧帽筋

・頭長筋、頚長筋

・三角筋

・顎二腹筋


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・筋肉不均衡の結果

1.関節メカニズムの変化、不規則な圧力、力の配分

筋肉のバランスが崩れると、筋肉が付着している骨を正しい位置に保つことができなくなり

関節のゆがみや機能低下の原因になります


2.制限された可動域と代償的な過可動性

ゆがみやズレを生じた関節は、可動性が減少してしまいますが

それでも全体として一定の動きを保つために

付近の関節は代償作用が生じ、過剰な動きをするようになります

こうなると、関節は不安定になり

安定させるためにさらなる筋肉の緊張が強くなるという悪循環に陥ります

3.固有受容器のインプットの変化

関節には、曲がり具合などをモニターするセンサーがあり

その情報を常に脳に送っていますが

関節のズレが生じると、その位置感覚に狂いが生じてしまいます

それによって脳からのフィードバック情報もおかしくなってしまうため

筋肉の使い方、バランス感覚に影響が出てきます

4.動作パターンのプログラミング変化

ある動作をする時には、どの局面でどの筋肉を使うのが効率的かということを

体は知っていますが、筋肉に不均衡が生じるとその運動パターンが崩れて

様々な障害の原因となります


・筋肉不均衡の検査方法

1.姿勢検査

2.歩行検査

3.動作パターン


などがあります

私がパワープレートを使ったトレーニングを指導させていただくときには

このような検査を行い、その人の筋肉バランスや動きの癖はどうなっているのかを

踏まえてメニューを組み立てています

パワープレートは全身への振動が、関節の受容器や筋肉を刺激することができるので

間違って身についてしまった姿勢や動きを正常化してくことが

より短期間で可能になります

単にダイエットするだけでなく、姿勢から美しくなることが大切だと思います!


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プロフィール

中込慶一
(ナカゴメケイイチ)
・出身地:東京都
・血液型:O型
・昭和61年4月7日
・日体柔整専門学校卒
・柔道整復師
・全国冷え症研究所に5年勤務ののち現在は、パワープレート東京にてインストラクターを務める
・特技:スポーツ全般 陸上
・趣味:音楽・バイクツーリング
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