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過剰な食欲を抑えてくれるホルモン

過剰な食欲を抑えてくれるホルモン

真夏日を超える日も増え、いよいよ夏本番ですが

暑くなると冷たいビールやアイスなどがおいしくなり

つい飲みすぎてしまったり、食べすぎてしまったりして

ダイエットをしていたはずなのに気づくと太っていたなんてことはありませんか?


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そんな時に知っておくと良いホルモンがあります

食欲を抑えるホルモンとしては、コレシストキニン(CCK)、ペプチドYY(PYY)

グルカゴン様ペプチドI(GLP-I)があります

コレシストキニンは胃の出口にある幽門括約筋を収縮させることにより

胃からの食物の移動を遅らせます

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また摂食(食欲)を強力に抑制することで知られています

ペプチドYYは、小腸で分泌され胃酸、膵臓の外分泌や胆嚢の収縮を抑制して

蠕動運動を調節することによって、摂食を抑制します

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グルカゴン様ペプチドIも、食物の消化に応じて小腸から分泌され、摂食抑制に働きます

膵臓から分泌されるエンテロスタチンも摂食抑制に働きます

これらは空腹時や摂食後すぐに起こる調節であるため

短期的な調節と言われています

長期的な調節としては、脂肪細胞から分泌されるレプチンがあります

レプチンは167個のアミノ酸からなるたんぱく質で

レプチンはエネルギーの取り込みと消費の制御に重要な役割を果たすペプチドホルモンで

食欲と代謝の調節を行っています

血液中にレプチンが流れ出して

血中のレプチン濃度が上がると、脳に対して「お腹いっぱい」という満腹信号を発信します

体脂肪の減少により、レプチンの分泌量が減ると

NPY(Neuroprptide Y)、AgRP(Agouti-rerated transcript)神経が興奮して

摂食を抑制します






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レプチンは、脂肪組織自体にも働きかけて

エネルギー代謝の増大、つまり「カロリーをエネルギーとして燃やしなさい」という指示も出すという

ダイエットに励む方には夢のようなホルモンです


ちなみにレプチンの満腹信号は、食事を始めて20~30分経ってから分泌されるため

早食いをしてしまうと効果が半減します

体内に脂肪が増えていくと、レプチンは「役割が終わった」といって減っていくのではなく

脂肪と一緒になって増えていきます


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これは、一見すると良いことのようですが、レプチンが働きかける脳の容量は変わらないので

レプチンは飽和状態になっていきます

そして、レプチンが多くなりすぎて、脳が麻痺をしてしまい

レプチンが効かなくなった状態、いわゆるレプチン抵抗性という状態になってしまうのです


満腹信号が出なくなってしまうので、いくら食べても満腹にならず

いつまでも食べてしまうことになり、次々と脂肪が溜め込まれていってしまうという

悪循環になっていくのです

slide3.JPGレプチン抵抗性による肥満の人が、減量に取り組み、脂肪が2~3%減ったとすると

レプチンの量は20%も減ってしまいます


ところが脳は、いままでレプチンが飽和状態だったのですから、急にレプチンが減ってしまうと

ものすごい空腹感に襲われることになるのです


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そして、ついに我慢が出来ずに、大食に戻ってしまうという

いわゆるリバウンドと呼ばれる状態を引き起こしてしまうのです

ですからせっかく分泌されているレプチンと上手に付き合うためにも

食事制限だけのダイエットではなく、パワープレートのような筋肉量を増やして

代謝を高めるようなものを組み込んで

内分泌器官である脂肪細胞に負担をかけるような急激なダイエットは控えて

ダイエットに取り組むことが重要です


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プロフィール

中込慶一
(ナカゴメケイイチ)
・出身地:東京都
・血液型:O型
・昭和61年4月7日
・日体柔整専門学校卒
・柔道整復師
・全国冷え症研究所に5年勤務ののち現在は、パワープレート東京にてインストラクターを務める
・特技:スポーツ全般 陸上
・趣味:音楽・バイクツーリング
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