冷え症対策セミナー ⑬ -冷え症の治療-
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
平成16年11月21日水道橋にて行われました、山口勝利先生の
講演内容をお伝えしています。
今回は「冷え症の治療」についてお話します。
前回のお話で、冷えが交感神経や副交感神経の働きに影響を与え、
それにより主要な免疫機能を持つ白血球に多大な影響を与え、
ガンなどの病気の遠因になり、また、その対処として交感神経と
副交感神経の働きを同時に改善させる処方薬が無いということを
お伝えしました。
山口先生はこの問題をクリアするために、治療器を用いて冷えを
改善しています。
交感神経の緊張を下げるのと同時に、副交感神経の働きをよくする
ことができるのです。
超短波という機器を用います。(エルクレストのボディ館でも
これを使ったトリートメントメニューがあります。)
温熱を加えるものですが、温める場所にポイントがあります。
血流量を考えると、毛細血管に流れる血流量は全体の20%だそうです。
残りの80%はAVA(動静脈吻合・皮下の動脈と静脈を結ぶ
バイパス血管のことをいいます)を通るので、AVAを開くことで
血流が良くなります。その部分を温めるのだそうです。
4千年も治らなかった冷え症が治るのです。山口先生が実践したことで
80%が改善・治癒するのです。
全国80ヶ所にある冷え症研究所で実践している治療法はやっている
こと自体は簡単だ、と山口先生はお話されています。
① 院内治療 -上記の様な機器を用いたりします。
② 自宅対策 -食事や服装の見直し、などをして改善してもらいます。
③ 対策グッズ ―柔らかい・温かい・しめつけない、が基本です。
湯たんぽであったり、絹の腹巻、毛100%のパンツなどを
冷え症対策に用います。
これで冷えを改善することができる、と山口先生。
先生自体も5ヶ月で13kg落とすダイエットをしたそうです。
実は先生、甘党でアイスクリームが大好きとのことで、
知らず知らずのうちに内臓温が下がってしまっていたとのことでした。
代謝を上げる、ということをしただけで今もリバウンド無くキープ
されているそうです。
今回は一般の方向けというより、鍼灸や整体の先生に向けた講演
でしたので、かなり専門的な言葉やお話が出てきて解りにくかった
かもしれません。
それでも、漠然とでも良いので、とにかく冷えは治るんだ、
ということがご理解いただければと思います。
この内容が少しでも皆様のお役に立ちますように。
Written by Keiko Kimura