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東洋医学でみる冬の過ごし方

東洋医学でみる冬の過ごし方

・東洋医学での冬 

東洋医学では、冬は立冬から始まり小雪、大雪、冬至、小寒、大寒を経て立春までの三ヶ月を言い

さらにこの三ヶ月は閉蔵と呼ばれます

この時の過ごし方として、環境の変化に体を合わせていくことが

健康で生活するために必要です 

素問・四気調神大論では、「人は陽を乱さないように早寝し、必ず日光を待ってから起きる。 

志を内に潜ませて隠れるようにし

私心があっても抑えるかのように気持ちを出さないような精神状態にさせる。

寒を避け、暖をとり、皮膚を外に現さず、気を外に逃さないようにする。

これは冬の気に応じて蔵を養う方法である。

これに逆らうと腎が損なわれ、春になると手足が冷えて萎えやすくなり

春の生を体に受けることが少なくなる。」と述べられています 


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・冬の養生 

冬の養生の原則は腎気(生命エネルギーが溜めているところ)を衰えさせないように注意すると共に

寒さから身を守ることが重要です 


① 寒さから身を守る:脳や心臓の血管障害が起こりやすいため

血管に負担がかからないように部屋などを温めておく 

② 腎の働きを助ける:冬は日照時間が短く、陰が強い季節のため

エネルギーを溜めることを心がける必要があり

それがうまくできなければ頻尿や膀胱炎といった症状が起きてくる 

③ 腎を保養する:根菜類(人参、大根、レンコン)を多めに摂るように心がける


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・冬の過ごし方 

① 睡眠時間をたっぷりと取る 

② 暖房が強すぎると、汗をかくとともに溜めていた気を消耗する 

③ エネルギーを蓄える季節のため無理なダイエットは避ける 

④ 特に首、足首、腰を冷やさないようにする 

⑤ 消耗の強い運動は控える 

⑥ 鍋やスープなどの温まる食事を心がける 

⑦ 風邪の流行る季節のため、柑橘類などからビタミンCを多めに摂る 



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これらのことに気を配ることは、体質改善を一番の柱としている東洋医学ならではの

健康法です

病気なってから健康について考えるのではなく

病気は普段の生活から生じているものが多いということを意識することで

心身ともに溌剌と冬を過ごせると思います


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