風邪と体の冷え
12月になり、11月とは比べ物にならないほど寒さが増してきました
私の周りでも、体調を崩している人がちらほら出てきています
今回は風邪やインフルエンザについてお話ししたいと思います
・風邪症候群とは
風邪は、1年を通じて最も罹りやすい病気です
症状は鼻、喉、気管、気管支、肺など呼吸器とその周辺の炎症で始まります
炎症が広がると喉の激しい痛み、咳、痰などが出て
こじらすと呼吸器系全体に炎症が起こり、やがて全身的な症状が起きます
遠因となる病原微生物の多くは、飛沫感染により広がります
疲労やストレスの蓄積、睡眠不足、他の病気による抵抗力の低下
不規則でバランスの悪い食事、喫煙習慣、寒さや乾燥などの誘発因子があると
発症しやすくなります
安静、保温、栄養が最良の薬と言われ、治療は薬による対症療法が中心です
・歴史の中のインフルエンザ
インフルエンザとヒトの関わりは古く
古代エジプトにはすでにインフルエンザとみられる病気の記録が残っています
最も重大な転機は、1918年から1919年にかけて発生したスペインかぜの
世界的大流行(パンデミック)です
感染者は6億人、死亡者数は2000万人~4000万人、日本では38万人とも言われています
第一世界大戦終結の遠因という人もいます
・インフルエンザウィルスの構造
A型とB型のインフルエンザウィルスの表面(エンベロープ)には
赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)の2種類の糖たんぱく質があります
A型インフルエンザには、HA、NAの抗原性の違いから
HAに15種、NAに9種の亜型があります
・風邪とメディカルハーブ
発熱や鼻水、のどの痛みなどを起こす風邪は、ほとんどがウィルスの感染です
特にインフルエンザによる感染では、症状が重くなります
体の免疫が低下していると罹りやすくなります
体温が1度下がると免疫力は30%低下すると言われており
やはり風邪やインフルエンザを防ぐ根本には
高い体温を保っておく必要があるのです
そのためには大きく分けて2つの方法があります
1.体温を上げる
運動、筋肉量を増やす、体を温めるものを食べる
2.熱を逃がさないようにする
首回り、お腹、足を特に冷やさないような服を着る
といった対処が重要です
また抵抗力を高めるためにハーブも有効です
1. エキナセアのティー
ニキビや風邪などに体の内側から抵抗力を高めます
2. エルダーフラワーのティー
3. ウスベニアオイのティー
多糖類が入っていることで粘液質で喉の腫れなどに有効です
以上のことに気を付けて、寒い冬を健康に乗り切りましょう!
2014年12月29日(月)
メディカルハーブ|
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