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2014年11月

2014年11月

便利を手に入れた代わりに手放したもの

皆さんは便利な世の中とはと訊かれた時になんと答えますか?

車はガソリンを燃やして、即ちエネルギーを消費することでより早く目的地に着くことができます

コンピューターも電気というエネルギーを使い、消費し、計算も情報を得る時間も早くなります

そのどちらもがエネルギーを使って時間を速めるものです

エアコンもそうです。 昔では暑くて能率の上がらなかった仕事も

涼しい環境下ではより多くの仕事をこなすことができます

人工照明も同じで、夜も休まず働けることは、その分社会の時間を速めることができます


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結局のところ、何をもって私たちが便利と思っているのかというと

突き詰めれば時間を速める事なのです

エネルギーを使って時間を速めることが文明の利器であり

このような社会を作り上げるために莫大なエネルギーが使われています

そのため今回は時間を環境として捉えた話をしようと思います

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・恒温動物

私たちは恒温動物です

恒温動物とは体温が一定の高さに保たれている動物のことです

体内の代謝、免疫のメカニズムが高温である方が促進されます

高温ということは要するにエンジンをかけっぱなしにしておくことで

それによって体温を一定に保ち、いつでもダッシュできる状態にしておくことと同じなのです

エンジンをかけっぱなしとはそれだけエネルギーを消費しているこということで

ダッシュできるからこそ短時間で事を成すことができる訳で

これは時間を速めていることに他ならないのです


・恒温動物は「恒時間動物」である

 精密機器や高速コンピューターは、常に温度が一定に保たれています

そしてその機能、効率を常に維持しているのです

体温を一定にして時間の速度を常に速く一定に保とうとしているのが

恒温動物であるとも言えるのです

現代人は、社会の時間を常にスピーディーであるようにいわば高速に設定しているのです

高速だからこそ少しでも遅い部分があると、たちまち渋滞が発生しますし

それ故に時間だけはきっちり守る必要があり

現代では守るべき最大の社会ルールとなっているのです

そのためにそのルールが守られなかった時にはイライラしたり、ストレスが溜まるのです

これは私たちが「恒時間動物」であるとも言えるのです


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・さらに私たちは「恒環境動物」である

私たちが恒時間動物であるというお話をしましたが

これがエスカレートすると恒環境動物に進化しつつあると言えます

気温という環境は、エアコンでいつも快適温度に保とうとしているし

いつも仕事ができるように夜も煌々と電気で明るくし

いつでもネットで世界中と繋がる環境を作り出しています。忙しいということは

時間が速いということです。エネルギーを使って環境を整え(一定の環境をつくり)

一生懸命働くと同じ時間でたくさんの製品をつくることができ

また情報をより多く集められることになりそうすると

それがお金になり儲かるということになるのです 

これを「恒環境動物」と呼んでいます

時は金なり、正にビジネスは時間を操作することなのです

一方、お金を使ってエネルギーを消費し

それによって時間を速めると限られた時間内に多くの仕事ができ

余暇が生まれてくることも事実です。 1941年のNHKの調査によれば

ビジネスマンの自由時間は、1時間であるのに対し、2005年には3時間に増えています

2時間の自由時間がエネルギーを使う危機によって生み出されたことになります

そもそも時間は生活に深く関わっているものであり

人間はまさに時間と生きていると言ってもいいのではないでしょうか

私たちが膨大なエネルギーを使い、機器を動かし

時間を速めたことはご理解いただけたと思いますが

どのくらい膨大かと言うと、年間で1人あたり、原油換算で約4000kgです

私たちが食物として食べるエネルギー量で比較してみると、実に40倍だそうです

体が使うエネルギーの40倍ものエネルギーを私達1人1人が使って時間を速めているのです

昔のことを思えばせいぜい薪を燃やしていたくらいですから

体が使う分以外のエネルギーなど微々たるものだったに違いありません


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冷え症の人がこれだけ増えている原因はたくさんあると思いますが

環境が整っている空間にいすぎることで

寒くなったら毛穴を締める、暑くなったら汗をかくといった

自分で体温を調整する機能が衰えてしまっていること

エネルギーを使って速く移動できるようになった代わりに自分の筋肉を使わなくなり

熱を作り出す力が減少してしまったということが挙げられるのではないでしょうか?

今の世の中は非常に速く進むため

こういったことについて疑問を持つ機会は少ないと思いますので

ぜひ一度立ち止まって、恒温動物である自分の体について考えて頂ければと思います


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このブログはエルクレストで専任講師をしてくださっている佐藤仁是ドクターのお話を元に

作成しています



恒温動物と現代人

私たちは恒温動物(外界の変化に関係なく体温がほとんど一定の動物)なので

暑くても寒くても、体の中で常に熱を作り出しています


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それによって生まれる熱量のことを基礎代謝または安静時代謝といいます

これは、何もしていなくても消費されるエネルギーのことで

この代謝は主なものが体温を維持するための熱産生によるエネルギー消費なのです
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恒温動物にも関わらず、最近では正常な体温である36.0~37.0度を

下回っている方も多く見られます

このように体温が低下していると、作られる熱量が少なくなっているということが言えるため

代謝は下がり、燃やせなかったエネルギーが脂肪として蓄積されてしまうのです

体温が1度下がると代謝は約13%低下すると言われており

免疫力は30%も下がると言われています

これらの熱を生み出すものとして最も関与しているのが筋肉です

運動した後は体が暖かくなりますが、これは筋肉から多くの熱が発生していることを表しています

したがって筋肉量を増やすことが冷えにくく、太りにくい体を作る上で非常に重要なのです


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体温で最も重要な深部体温と言われる体直腸の温度を高めるために

深層の腹筋郡や大きな体積を持つ大腿部分を始めとした筋力トレーニングを行うことが

スピーディーに基礎代謝を高める方法です



パワープレートについて


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からだのゆがみと冷え

冷えは自律神経を乱す最悪の要因だと言われており

内臓の働きは自律神経の副交感神経が優位な状態で行われますが

有害なストレス要因があると、交感神経が過緊張します

交感神経の緊張は内臓の働きを低下させると共に

体の疲労からの回復力を低下させてしまいます

そして何より、血管を収縮させて末端への血流が悪くなり

冷えやすくなります


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世界三大医療の一つであるカイロプラクティックでは、メリック・システムという考え方があり

脊椎の機能障害と内臓機能の関係を明らかにしました


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第1~4頸椎は脳、感覚器


第2~4頸椎は副鼻腔、鼻咽腔、第4頸椎は横隔膜、第5~6頸椎は喉頭


第5~7頸椎は甲状腺、副甲状腺


第6頸椎~第2胸椎は上肢、第7頸椎~第2胸椎は心臓


第2~4胸椎は肺、第4、5胸椎は肝臓、胆嚢

第5~8胸椎は食道、胃、十二指腸、第7~9胸椎は脾臓、膵臓

第9、10胸椎は副腎、第10~12胸椎は腎臓、空腸、回腸

第1、2腰椎は盲腸、第2、3腰椎は卵巣、子宮

第3~5腰椎は生殖器、結腸、直腸、第4、5腰椎は膀胱、前立腺

第3腰椎~第2仙椎が下肢、第1~5仙椎が肛門

というものです


autonomic24.jpg背骨には脊髄が走っており、そこから末梢神経として

筋肉や内臓などに分布していきます

したがって、背骨のゆがみは自律神経を乱し、冷えや内臓の働き

慢性的なものでは免疫力の低下といった症状が起きてきます




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色々な冷え症解消法を試したけれど、改善しきらないという方は

体のゆがみが原因になっているかもしれませんので

意識してみてしょう!


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冷えについてはこちら

 

Written by Keiichi Nakagome



リンパの機能


・リンパ液

リンパとはリンパ管内を流れる液体のことで、ほとんど全ては毛細血管から漏出し

組織間腔を流れた間質液が毛細リンパ管に入ったもの 栄養物は細胞に吸収され

細胞の代謝産物は組織間質腔に排泄されるため

リンパの組成は毛細血管から漏出したそれとは異なります


・リンパの役割

全身を循環する動脈血の血漿の一部は間質液として、毛細血管の壁を通って

組織中に漏出し、そこで組織の細胞に栄養を与え、代謝産物を取り込んだあとに

再び静脈の毛細血管壁を通って静脈に戻りますが

その一部がリンパ経を通って静脈系に戻ります

リンパ系はもう最リンパ管に始まり、集合リンパ管を経て左右の右リンパ本幹と胸管をなって

鎖骨下静脈につながります


いわば体の下水システムと言えるものです

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下肢、腹部、左上半身からのリンパ系は全て体の左側にある胸管に入り

右上半身からのリンパ系は、右リンパ本幹に入ります

もう最リンパ管の透過性は毛細血管より高いため、体内に侵入した異物の大部分は

リンパ系に取り込まれ、途中にあるリンパ節(全身に約300~800個存在)でリンパ球や

マクロファージによって取り除かれます


・リンパ系の機能

①体内の組織中に存在する過剰な間質液を吸収する

②体外から間質液に侵入した異物を取り除く

③間質液にある過剰なタンパク質を取り込んで循環血液に戻すことによって

間質液の浸透圧を調節する

④小腸内のリンパには消化された脂肪を吸収する働きがある


・リンパの流れ

毛細リンパ管以外のリンパ管は周りを平滑筋が覆っており

それによって若干ながら自発的に収縮します(一分間に2~6回)

また、リンパ管には多数の弁があり、リンパ管が収縮すると一定方向に流れるようになっています

このようなリンパの流れには骨格筋の収縮、呼吸運動、消化管運動、動脈の拍動など

リンパ管の外からの力も重要な役割をしています


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パワープレートは3次元振動によって5分間で95%の人の血流が改善するため

冷えやむくみに悩まれている方にも非常に有効です

パワープレート導入店はこちら

筋肉運動で冬の冷えを克服

運動は冷え性を改善するうえで非常に重要です

その理由は、ホメオスタシス(恒常性)の一つとして

私たちの体温を維持するために筋肉が作る熱が40%近くを占めているからです

筋収縮に伴う種々の化学反応で遊離されたエネルギーの全てが筋収縮に用いられるわけでなく

一部は熱エネルギーとなって放出されるためです


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その発生する熱は、発生する時期から初期熱回復熱に分けられます

初期熱は筋が収縮してから弛緩するまでの間に発生する熱で

回復熱は弛緩した後に発生する熱です

初期熱と回復熱の熱量はほぼ等しく

骨格筋の総重量は全体重の半分近くを占めています

特に運動時には骨格筋による産熱が最大となり

体の全産熱の約90%に達することもあります



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筋運動は筋肉を使った時だけでなく、使った後も、熱をある時間発生し続け

ポンプ作用によって血液を送り出すことから運動はとても有効な血流改善方法になるのです

パワープレートは3次元の振動が血管を効果的に拡張し

5分間で95%の人の血流が改善するというデータが出ています


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しっかりと自分の体で熱を生み出せる体をつくっていくことで

免疫力の向上や代謝の向上といった効果が期待できるので

冬の冷え対策としてとても有効です
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冷えについてはこちら

パワープレートによる末端冷え症の改善

30代女性の方の症例です

ダイエットと健康づくりのために通われていて

冷えやむくみも持っている方でした

パワープレートを始めて、2年近く経ち

現在では、筋肉量が増えて代謝が上がり、ダイエットできただけでなく

末梢の冷え感がなくなったそうです


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そしてこの方が、先日面白い報告をしてくださいました

パワープレートを始める前のことですが

ネイルをするときに今まであまり好きではなかった色があったそうです

パワープレートを始めて、久しぶりにその色のネイルをした時に

今までとは違う色になって今はその色が気に入っているということでした

末梢の血流が改善し、爪の下の皮膚の色が明るくなり

見栄えが変わったのです!


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東洋医学的な見方では、爪は血液の状態を表すバロメーターとされており

血液がサラサラで栄養が十分にあれば、爪は丈夫で

表面はツルツルとなめらかな薄いピンク色をしています

この方の場合、元々は少し紫色を帯びていたそうなので

チアノーゼのような一種の血流障害が起こっていたと考えられます


*チアノーゼ:血液中の酸素濃度が低下し

還元ヘモグロビン(酸素と結合していた酸化ヘモグロビンが

組織に酸素を放出した後のヘモグロビン)が5g/dl以上になると

皮膚や粘膜(特に爪床や口唇)が青紫色になる現象

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パワープレートは全身振動刺激(WBV:Whole Body Vibration)によって

個々の部位をトレーニングしていたとしても、全身に振動が伝わるため

血流が促進されます

これは寒い時に乾布摩擦をして体を鍛えるということに似ています

乾布摩擦では布で皮膚を刺激することで、自律神経(交感神経)の働きを高め

温度変化に対する体の調節機能を活性化しますが

パワープレートでは、振動刺激が全身に伝わることで、皮膚も振動し

同じような反応が起こると考えられます


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皮膚に分布する交感神経は、寒い時には立毛筋を収縮させて、毛穴を締めて

体温の放出を防ぎ、暑い時には汗腺から汗を出させて気化熱によって熱を放出するという

重要な役割を持っています


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今まで体温調節機能が低下して、汗がかけなかったという方も

パワープレートトレーニングを続けることでほぼ100%汗をかけるようになっています

ぜひパワープレートで自律神経を鍛えて、血流を改善し

冷えに強い体をつくっていただければと思います


自律神経と老化

神経系には、機能の中心となる中枢神経(脳、脊髄)と

それらと身体各部を連絡する末梢神経があります

末梢神経はさらに身体の運動や感覚機能を司る体性神経と

各種の自律機能を司る自律神経に分類されます




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体性神経は私たちが骨格筋を動かす時などに使っている神経で、自分の意思でコントロールができます

それに対して自律神経は、その名の通り意志とは関係なく自律的に働いている神経で

生体の恒常性(ホメオスタシス)の維持にとても重要な役割をしており

循環、呼吸、消化、代謝、分泌、体温維持、排泄、生殖などを司っています





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自律神経はさらに交感神経副交感神経に分かれており

交感神経は活動的になっている時に優位に働いている神経で

心拍数を高め、血管の平滑筋を収縮させ血圧を増大させるといった作用があるのに対し

副交感神経は安静時に優位に働き、心拍数の低下、腺分泌の亢進

内臓の平滑筋を収縮させて働きを活発にするといった作用があり

これらの拮抗作用によって、環境に合わせてバランスを調節しています


自律神経のバランスを乱す要因として、ストレスや乱れた生活リズム

不規則な食生活、運動不足、喫煙、睡眠不足が挙げられますが

忘れてはいけないのが加齢です

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実は、交感神経の働きは年を重ねてもあまり変わらないのですが

副交感神経の働きは年齢と共に低下していくため

交感神経だけが強く働くアンバランスな状態になりやすくなるのです

誰もが20代のころと比べれば、体力の衰えや

心身の不調を感じ始めますが、それと同時に副交感神経の働きも低下していくのです

副交感神経は血管を拡張して、全身の隅々まで血液を送り届ける働きがあるため

機能が低下すると、血流が悪くなり、体に十分な栄養や酸素が行きわたらなくなります

また代謝によって生じた老廃物もうまく回収できなくなり、免疫細胞がうまく動けなくなることから

冷えやむくみだけでなく、免疫力も低下していきます


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加齢は誰しも防ぐことはできませんが、普段から過剰な交感神経の緊張を鎮め

副交感神経の働きを高めることは可能です

そのためには、まず自律神経の乱れに早めに気づくことが大切です

もし好きで聞いている音楽が耳障りに感じたら

副交感神経の働きが低下しているサインです

さらに、天気が良いのに気分がすぐれない

不安感があり、それが拭いきれないときには自律神経が乱れている可能性が高いです


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このような時に副交感神経の働きを高める方法として

「ゆっくり」を意識するというものがあります

ゆっくり呼吸をする、ゆっくり歩く、ゆっくり話すといったものです

中でもゆっくりとした深い呼吸は、副交感神経を刺激する簡単で効果的な方法です

朝は、自律神経は睡眠時の休息モードから起床して

日中の活動モードに跳ね上がりやすい時です

副交感神経の働きを下げすぎないように、ゆっくりと朝食をとり

余裕をもって一日をスタートすることを心がけると自律神経が安定します

交感神経の緊張を鎮める効果的な方法として交感神経節Wブロック療法があります

全国冷え症研究所の山口勝利先生は、超短波のWブロックという画期的な方法で

交感神経の緊張をとることに成功しました




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超短波は元々、関節や筋肉を温め血流を改善し、疲労の回復や痛みの軽減を行う治療器でしたが

これを頚部と腰部にある交感神経の神経節に当てることによって

超短波の1秒間に数千万回にも及ぶ波長が交感神経のマッサージを行い

緊張をとると共に、温熱効果によって血流を改善し、内臓温を上昇させます

不定愁訴は病院で検査を行っても、自律神経の状態を測ることができないため

異常が見つからないことがほとんどです


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年齢と共に低下する副交感神経の機能を高めると同時に

漢方に学ぶ冬の過ごし方

・漢方とは

 

三大伝統医学として中医学、インドのアーユルベーダー

イスラム圏のユナニー学がありアーユルベーダーはサンスクリット語で

「生命の知恵」という意味があります

ユナニー学の元になっているのは、古代ギリシャのヒポクラテスの時代で

ヒポクラテスは医学、薬学の父と呼ばれ、2000年以上前からハーブなどを用いて

治療を行っていたが、この医学とヨーロッパの医学が融合してユナニー学が誕生し

現在の西洋医学の元にもなっています


中医学の特徴は、鍼灸、気功、食用があり、中国では昔、食医という職業があり

食事から病気を予防していたり、黄帝内経という最古の書物には

女性は7の倍数、男性は8の倍数で体が変化するといったことなどが

記してあります


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漢方は日本でつくられた言葉で、中医学を蘭方と区別するためにつけられたもので

日本最古の医学書である医心方には輸入した医学を元に

日本の風土などを考えて新しい医学をつくりあげたということが記され

その中で漢方は実際に行われていたが

明治時代に新政府によって少数派であった西洋医学が採用され

東洋医学は認められなくなりました


しかし、日中の国交が1972年に回復し

生薬を自然由来の医療として認めたことから漢方が

日本でも扱われるようになりました


漢方で東洋医学を表す言葉として以下のものがあります

 

    天神合一

  人間が自然そのもので、症候や症状を一面的に捉えるのではなく

なぜ病気になったかという本質を考えるというもので

現在でいうホリスティックに繋がる考え方です


    扶正祛邪

正気を助けて、邪気を取り除くという意味で

邪気には寒邪、燥邪、風邪、暑邪などが正気に勝ってしまうと病気になると

説いており、悪いところだけでなく

自然治癒力を助けるということの重要性を示しています


    心身一如

心と体は相互関係があり、治療法や薬だけでは病気は治らず

病気を治すのは人そのものであるという考え方

 

 

・陰陽五行説

陰陽説と五行説から成り、万物を陰と陽、五行に分けるという中国の思想を

医学に当てはめたもので、対極図に表れているように陰と陽が互いに対立し

依存し、転化するという関係があり、常に変化する相対的なものであるとしています

五行説は木、火、土、金、水に季節、感情、五臓である肝、心、脾、肺、腎を

当てはめており、木には成長という意味合いがあり、火が強い時には

体の熱が上に上ることでほてるといった症状が出て、土には受容する

変化というもので、金は静かで、清涼なもの、水は冷たく

低いところに行くといった特徴があり、これを病気の症状に当てはめています



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これらは相性関係が成り立っており、木は燃えて火を生み出し

火はものが燃えた後、土となり、土から金属が取れ、金属は冷えて水を生み出し

水は木を育てます

それに対して相手を討ち滅ぼす相克関係という関係もあり

木は土から養分を奪い取り、土は水を濁し、土砂をせき止める、火は水を消す

金属は火によって溶かされ、金属の斧は木を切り倒すというものです

 

・気血水

    

体の構成と生命エネルギーの源であり、絶えず変化し陽の性質を持つ

ものを固める(排泄や生理、内臓の位置を正常化する)、ものを変化させる

東洋医学で脈診をする時には

3本の指を使って3つの流れの浅いところと深いところ

前後の流れを左右で見ての合計14本の気の流れを診ることができます

 

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血は血液に近い意味合いで、陰の性質を持ち、全身に栄養を送り

潤すという働きがあり、血が充実していると、肌や筋肉

毛髪に潤いがあるとともに精神活動にも影響を与え

感覚を鋭くするといった作用もあります

 

    水(津液)

津液は体の中にある水分のことで、体の水分は約60%あり

臓器に含まれるもの、組織の間質液なども含まれ

全身を潤し、臓器、筋肉、粘膜、毛髪を潤し

関節の動きを滑らかにする働きがあります

東洋医学では四季を人の一生に当てはめており

春は青春と言われるように若い時を示しており冬に向かうに従って

加齢による体の機能が低下していくことを表しています

冬の臓器である腎には気を溜めておく働きがあることから

腎を充実させておくことが長生きの秘訣であるとしています

 

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長い歴史の中で作り上げられた東洋医学に基づく生活を心掛けて


冬の寒さに負けない体をつくりましょう




このブログはエルクレストで、メディカルハーブや



漢方の講師をしてくださっている渡辺 肇子 先生のお話を元に作成しています

 

冷えについてはこちら


一日の体温の変化と健康

体温には概日リズムという一日の間での変化があります

正常なリズムでは、明け方の4時に体温は最も低くなり

午後4時に最高になります

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しかし、夜更かしや不規則な生活によって自律神経が乱れていたり

運動不足によって日中にうまく体温が上がらないことが続くと

このリズムが崩れて様々な症状が出てきます


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朝に起きられなかったり、不登校になってしまう子供たちの体温の変化を見てみると

リズム自体が遅い時間にずれて、朝起きなければいけない7時前後の時間に

体温が最も下がってしまっているそうです

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これらを改善するためには、規則正しい生活と体温を上げるための筋肉を鍛えることが重要です

冷えは自律神経を乱す最大の要因と言われており

あらゆる不定愁訴を引き起こします

パワープレートで深層の腹筋群を鍛えることで、筋肉からの熱で内臓温が高まり

それに伴って脳腸ホルモンと言われるセロトニンの分泌を増やすことができます

セロトニンは精神の安定に効果があり、健康な生活に欠かせないものです

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パワープレートのアクセラレーショントレーニングで

筋肉を鍛えて内面から健康な体をつくりましょう!


冷え性へのこだわり

冷え性にお悩みの方は美容にもお悩みではないでしょうか。皮膚をキレイにするにも痩せるにも結果の出づらい人は、だいたいの方が体温が低いのです。

エルクレストでは、フェイシャルや痩身で結果の出づらい人の共通点が冷えだったことから、冷えの研究とその改善に取り組んでまいりました。問題は、ワキの温度ではなく内臓温の低下にあるのです。

エルクレストが冷え性にこだわる理由

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エルクレストでは、カウンセリングにおいて経絡ストレス度チェックと内臓温測定を行っております。

これらのチェックで、冷えのレベルと原因を突き止め、効果的なお手入れメニューを組み立てることができます。

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