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2014年11月
2014年11月
恒温動物と現代人
暑くても寒くても、体の中で常に熱を作り出しています
それによって生まれる熱量のことを基礎代謝または安静時代謝といいます
これは、何もしていなくても消費されるエネルギーのことで
この代謝は主なものが体温を維持するための熱産生によるエネルギー消費なのです
恒温動物にも関わらず、最近では正常な体温である36.0~37.0度を
下回っている方も多く見られます
このように体温が低下していると、作られる熱量が少なくなっているということが言えるため
代謝は下がり、燃やせなかったエネルギーが脂肪として蓄積されてしまうのです
体温が1度下がると代謝は約13%低下すると言われており
免疫力は30%も下がると言われています
これらの熱を生み出すものとして最も関与しているのが筋肉です
運動した後は体が暖かくなりますが、これは筋肉から多くの熱が発生していることを表しています
したがって筋肉量を増やすことが冷えにくく、太りにくい体を作る上で非常に重要なのです
体温で最も重要な深部体温と言われる体直腸の温度を高めるために
深層の腹筋郡や大きな体積を持つ大腿部分を始めとした筋力トレーニングを行うことが
スピーディーに基礎代謝を高める方法です
Written by Keiichi Nakagome
からだのゆがみと冷え
内臓の働きは自律神経の副交感神経が優位な状態で行われますが
有害なストレス要因があると、交感神経が過緊張します
交感神経の緊張は内臓の働きを低下させると共に
体の疲労からの回復力を低下させてしまいます
そして何より、血管を収縮させて末端への血流が悪くなり
冷えやすくなります
世界三大医療の一つであるカイロプラクティックでは、メリック・システムという考え方があり
脊椎の機能障害と内臓機能の関係を明らかにしました
第1~4頸椎は脳、感覚器
第2~4頸椎は副鼻腔、鼻咽腔、第4頸椎は横隔膜、第5~6頸椎は喉頭
第5~7頸椎は甲状腺、副甲状腺
第6頸椎~第2胸椎は上肢、第7頸椎~第2胸椎は心臓
第2~4胸椎は肺、第4、5胸椎は肝臓、胆嚢
第5~8胸椎は食道、胃、十二指腸、第7~9胸椎は脾臓、膵臓
第9、10胸椎は副腎、第10~12胸椎は腎臓、空腸、回腸
第1、2腰椎は盲腸、第2、3腰椎は卵巣、子宮
第3~5腰椎は生殖器、結腸、直腸、第4、5腰椎は膀胱、前立腺
第3腰椎~第2仙椎が下肢、第1~5仙椎が肛門
というものです
背骨には脊髄が走っており、そこから末梢神経として
筋肉や内臓などに分布していきます
したがって、背骨のゆがみは自律神経を乱し、冷えや内臓の働き
慢性的なものでは免疫力の低下といった症状が起きてきます
色々な冷え症解消法を試したけれど、改善しきらないという方は
体のゆがみが原因になっているかもしれませんので
意識してみてしょう!
冷えについてはこちら
Written by Keiichi Nakagome
リンパの機能
全身を循環する動脈血の血漿の一部は間質液として、毛細血管の壁を通って
組織中に漏出し、そこで組織の細胞に栄養を与え、代謝産物を取り込んだあとに
再び静脈の毛細血管壁を通って静脈に戻りますが
その一部がリンパ経を通って静脈系に戻ります
リンパ系はもう最リンパ管に始まり、集合リンパ管を経て左右の右リンパ本幹と胸管をなって
鎖骨下静脈につながります
いわば体の下水システムと言えるものです
下肢、腹部、左上半身からのリンパ系は全て体の左側にある胸管に入り
右上半身からのリンパ系は、右リンパ本幹に入ります
もう最リンパ管の透過性は毛細血管より高いため、体内に侵入した異物の大部分は
リンパ系に取り込まれ、途中にあるリンパ節(全身に約300~800個存在)でリンパ球や
マクロファージによって取り除かれます
・リンパ系の機能
①体内の組織中に存在する過剰な間質液を吸収する
②体外から間質液に侵入した異物を取り除く
③間質液にある過剰なタンパク質を取り込んで循環血液に戻すことによって
間質液の浸透圧を調節する
④小腸内のリンパには消化された脂肪を吸収する働きがある
・リンパの流れ
毛細リンパ管以外のリンパ管は周りを平滑筋が覆っており
それによって若干ながら自発的に収縮します(一分間に2~6回)
また、リンパ管には多数の弁があり、リンパ管が収縮すると一定方向に流れるようになっています
このようなリンパの流れには骨格筋の収縮、呼吸運動、消化管運動、動脈の拍動など
リンパ管の外からの力も重要な役割をしています
パワープレートは3次元振動によって5分間で95%の人の血流が改善するため
冷えやむくみに悩まれている方にも非常に有効です
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筋肉運動で冬の冷えを克服
その理由は、ホメオスタシス(恒常性)の一つとして
私たちの体温を維持するために筋肉が作る熱が40%近くを占めているからです
筋収縮に伴う種々の化学反応で遊離されたエネルギーの全てが筋収縮に用いられるわけでなく
一部は熱エネルギーとなって放出されるためです
その発生する熱は、発生する時期から初期熱と回復熱に分けられます
初期熱は筋が収縮してから弛緩するまでの間に発生する熱で
回復熱は弛緩した後に発生する熱です
初期熱と回復熱の熱量はほぼ等しく
骨格筋の総重量は全体重の半分近くを占めています
特に運動時には骨格筋による産熱が最大となり
体の全産熱の約90%に達することもあります
筋運動は筋肉を使った時だけでなく、使った後も、熱をある時間発生し続け
ポンプ作用によって血液を送り出すことから運動はとても有効な血流改善方法になるのです
パワープレートは3次元の振動が血管を効果的に拡張し
5分間で95%の人の血流が改善するというデータが出ています
しっかりと自分の体で熱を生み出せる体をつくっていくことで
免疫力の向上や代謝の向上といった効果が期待できるので
冬の冷え対策としてとても有効です
パワープレートによる末端冷え症の改善
自律神経と老化
それらと身体各部を連絡する末梢神経があります
末梢神経はさらに身体の運動や感覚機能を司る体性神経と
各種の自律機能を司る自律神経に分類されます
体性神経は私たちが骨格筋を動かす時などに使っている神経で、自分の意思でコントロールができます
それに対して自律神経は、その名の通り意志とは関係なく自律的に働いている神経で
生体の恒常性(ホメオスタシス)の維持にとても重要な役割をしており
循環、呼吸、消化、代謝、分泌、体温維持、排泄、生殖などを司っています
自律神経はさらに交感神経と副交感神経に分かれており
交感神経は活動的になっている時に優位に働いている神経で
心拍数を高め、血管の平滑筋を収縮させ血圧を増大させるといった作用があるのに対し
副交感神経は安静時に優位に働き、心拍数の低下、腺分泌の亢進
内臓の平滑筋を収縮させて働きを活発にするといった作用があり
これらの拮抗作用によって、環境に合わせてバランスを調節しています
交感神経の緊張をとることに成功しました
超短波は元々、関節や筋肉を温め血流を改善し、疲労の回復や痛みの軽減を行う治療器でしたが
これを頚部と腰部にある交感神経の神経節に当てることによって
超短波の1秒間に数千万回にも及ぶ波長が交感神経のマッサージを行い
緊張をとると共に、温熱効果によって血流を改善し、内臓温を上昇させます
不定愁訴は病院で検査を行っても、自律神経の状態を測ることができないため
異常が見つからないことがほとんどです
年齢と共に低下する副交感神経の機能を高めると同時に
漢方に学ぶ冬の過ごし方
・漢方とは
三大伝統医学として中医学、インドのアーユルベーダー
イスラム圏のユナニー学があり、アーユルベーダーはサンスクリット語で
「生命の知恵」という意味があります
ユナニー学の元になっているのは、古代ギリシャのヒポクラテスの時代で
ヒポクラテスは医学、薬学の父と呼ばれ、2000年以上前からハーブなどを用いて
治療を行っていたが、この医学とヨーロッパの医学が融合してユナニー学が誕生し
現在の西洋医学の元にもなっています
中医学の特徴は、鍼灸、気功、食用があり、中国では昔、食医という職業があり
食事から病気を予防していたり、黄帝内経という最古の書物には
女性は7の倍数、男性は8の倍数で体が変化するといったことなどが
記してあります
漢方は日本でつくられた言葉で、中医学を蘭方と区別するためにつけられたもので
日本最古の医学書である医心方には輸入した医学を元に
日本の風土などを考えて新しい医学をつくりあげたということが記され
その中で漢方は実際に行われていたが
明治時代に新政府によって少数派であった西洋医学が採用され
東洋医学は認められなくなりました
しかし、日中の国交が1972年に回復し
生薬を自然由来の医療として認めたことから漢方が
日本でも扱われるようになりました
漢方で東洋医学を表す言葉として以下のものがあります
① 天神合一
人間が自然そのもので、症候や症状を一面的に捉えるのではなく
なぜ病気になったかという本質を考えるというもので
現在でいうホリスティックに繋がる考え方です
② 扶正祛邪
正気を助けて、邪気を取り除くという意味で
邪気には寒邪、燥邪、風邪、暑邪などが正気に勝ってしまうと病気になると
説いており、悪いところだけでなく
自然治癒力を助けるということの重要性を示しています
③ 心身一如
心と体は相互関係があり、治療法や薬だけでは病気は治らず
病気を治すのは人そのものであるという考え方
・陰陽五行説
陰陽説と五行説から成り、万物を陰と陽、五行に分けるという中国の思想を
医学に当てはめたもので、対極図に表れているように陰と陽が互いに対立し
依存し、転化するという関係があり、常に変化する相対的なものであるとしています
五行説は木、火、土、金、水に季節、感情、五臓である肝、心、脾、肺、腎を
当てはめており、木には成長という意味合いがあり、火が強い時には
体の熱が上に上ることでほてるといった症状が出て、土には受容する
変化というもので、金は静かで、清涼なもの、水は冷たく
低いところに行くといった特徴があり、これを病気の症状に当てはめています
これらは相性関係が成り立っており、木は燃えて火を生み出し
火はものが燃えた後、土となり、土から金属が取れ、金属は冷えて水を生み出し
水は木を育てます
それに対して相手を討ち滅ぼす相克関係という関係もあり
木は土から養分を奪い取り、土は水を濁し、土砂をせき止める、火は水を消す
金属は火によって溶かされ、金属の斧は木を切り倒すというものです
・気血水
① 気
体の構成と生命エネルギーの源であり、絶えず変化し陽の性質を持つ
ものを固める(排泄や生理、内臓の位置を正常化する)、ものを変化させる
東洋医学で脈診をする時には
3本の指を使って3つの流れの浅いところと深いところ
前後の流れを左右で見ての合計14本の気の流れを診ることができます
② 血
血は血液に近い意味合いで、陰の性質を持ち、全身に栄養を送り
潤すという働きがあり、血が充実していると、肌や筋肉
毛髪に潤いがあるとともに精神活動にも影響を与え
感覚を鋭くするといった作用もあります
③ 水(津液)
津液は体の中にある水分のことで、体の水分は約60%あり
臓器に含まれるもの、組織の間質液なども含まれ
全身を潤し、臓器、筋肉、粘膜、毛髪を潤し
関節の動きを滑らかにする働きがあります
東洋医学では四季を人の一生に当てはめており
春は青春と言われるように若い時を示しており冬に向かうに従って
加齢による体の機能が低下していくことを表しています
冬の臓器である腎には気を溜めておく働きがあることから
腎を充実させておくことが長生きの秘訣であるとしています
長い歴史の中で作り上げられた東洋医学に基づく生活を心掛けて
冬の寒さに負けない体をつくりましょう
このブログはエルクレストで、メディカルハーブや
漢方の講師をしてくださっている渡辺 肇子 先生のお話を元に作成しています
一日の体温の変化と健康
正常なリズムでは、明け方の4時に体温は最も低くなり
午後4時に最高になります
しかし、夜更かしや不規則な生活によって自律神経が乱れていたり
運動不足によって日中にうまく体温が上がらないことが続くと
このリズムが崩れて様々な症状が出てきます
朝に起きられなかったり、不登校になってしまう子供たちの体温の変化を見てみると
リズム自体が遅い時間にずれて、朝起きなければいけない7時前後の時間に
体温が最も下がってしまっているそうです
これらを改善するためには、規則正しい生活と体温を上げるための筋肉を鍛えることが重要です
冷えは自律神経を乱す最大の要因と言われており
あらゆる不定愁訴を引き起こします
パワープレートで深層の腹筋群を鍛えることで、筋肉からの熱で内臓温が高まり
それに伴って脳腸ホルモンと言われるセロトニンの分泌を増やすことができます
セロトニンは精神の安定に効果があり、健康な生活に欠かせないものです
パワープレートのアクセラレーショントレーニングで
筋肉を鍛えて内面から健康な体をつくりましょう!
冷え性にお悩みの方は美容にもお悩みではないでしょうか。皮膚をキレイにするにも痩せるにも結果の出づらい人は、だいたいの方が体温が低いのです。
エルクレストでは、フェイシャルや痩身で結果の出づらい人の共通点が冷えだったことから、冷えの研究とその改善に取り組んでまいりました。問題は、ワキの温度ではなく内臓温の低下にあるのです。