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足先の冷えと足の形状

足先の冷えと足の形状

足部は歩行時に衝撃を吸収、分散し、身体の前方移動の支点になるための構造を持っています


実は足先の冷えの約80%は足の形状によるものだと言われています


arch 4.jpg

手の関節と比べて足の関節は可動性が低く、運動が制限されていますが

その代わりにアーチ(土踏まず)を形成することによって体重移動をスムーズにして

滑らかな歩行を可能にしています

足底アーチには以下のものがあります


①内側縦アーチ

土踏まずを形成し、歩行と密接な関係があり

踵骨、距骨、舟状骨、内側楔状骨、第一中足骨で構成されます

ここに後脛骨筋、前脛骨筋、長母指屈筋、長指屈筋といった筋肉がこれらのアーチを支えています

②外側縦アーチ

身体の側方への揺れに対して足のバランスと密接な関係があり

踵骨、立方骨、第五中足骨、で構成され、長腓骨筋、短腓骨筋といった筋肉が支えています

③前、後横アーチ

両縦アーチの間にできるアーチです



arch23.jpg
arch 7.jpg



これらのアーチには骨、関節、靭帯、筋肉の要素が巧みに組み合わさっており

足が地面に着く時の衝撃を吸収し、力を分散することを可能としています

しかし、運動不足で足底の筋肉が低下していると

アーチも低下していき、指がせり上がるような足になってしまいます


みなさんは自分の足の指を見たときに力を抜いていても第2関節が反り上がっていませんか?


fallen arch2.jpg

この状態では、筋肉のポンプが使えなくなり

指先への血流量が低下して冷えを感じるようになります

これを防ぐには、正しい靴選びや運動が大切です


correct shoes.jpg
walk212.jpg

アーチの低下は冷えだけでなく、膝などの痛みの原因になったり

疲れやすくなったりと様々な障害が出てくるので

ウォーキングやジョギングなど体に重力をかける運動を行うことが有効です


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