冷え性と睡眠
冷え症の人が眠りにつきにくいと言われますが
その理由を日本橋清州クリニックの佐藤先生
眠くなる一番の原因であるメラトニンの分泌低下と
深部体温のコントロールがうまくできていからであるとおっしゃっています
眠くなる要因として
①体の疲労物質の蓄積や体液、組織の酸性化
②メラトニンの分泌
③日照時間や自律神経の作用による深部体温の低下
が挙げられます
メラトニンは脳の松果体から分泌されるホルモンで、睡眠の質を決める重要なホルモンです
メラトニンの分泌は通常午後4時から午前4時に起こり
血中濃度は午後7時頃から上昇し始め、午前7時にはゼロなりますが
周辺の明るさで分泌量が変化し、外が暗くなっても人工照明で明るい中にいると
分泌量が低下するとともに深部体温のが低下が遅れ、睡眠が障害されやすくなります
特に夜型人間の方は、人工照明の中にいる時間が長いため
メラトニンの分泌が低下しやすいのです
手先足先が冷える末梢血管収縮型の冷え症の方もまた
末梢血管の収縮によって、末梢における熱の放散がうまくできず
深部体温が下がりにくくなり、入眠が障害されます
末梢血管の拡張はメラトニンの直接作用の他に自律神経が関与しています
ですから睡眠前に、湯たんぽや足浴で副交感神経を優位にしておくことが有効です
Written by Keiichi Nakagome
2013年9月12日(木)
体温について|
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