生活習慣病とメディカルハーブ
〈肝臓について〉
肝臓は体の中で最も大きな臓器で、右の第12肋骨付近にあり、重量は男性で1.2㎏
女性は1㎏で、体内で最も高温で赤い色をしています
沈黙の臓器と呼ばれ、85%が切除しても再生するという機能を持っています
〈肝臓の働き〉
・胆汁の生産、分泌
・血液、糖、中性脂肪の貯蔵
・アンモニア、アルコール、酸、有害物質などの解毒
・古くなった赤血球を壊す
・摂取した栄養素をエネルギーとして使える状態に作りかえる
〈プリン体と尿酸値〉
プリン体はDNAの原料やエネルギーのもとになるもので肝臓でも作られており
使いきれなかったものは尿酸として体外に排出していますが
尿酸値が7mg/dlを超えると尿酸が結晶化し発作が出てくることがあります
高尿酸血症の原因は、肝臓で作りすぎてしまう場合とうまく排泄できない場合の二つがあり
肥満のある男性がなりやすく、女性は男性の4分の1の罹患率です
プリン体は食事では肉類(特にレバーなどの内臓系)や干したもの(干しシイタケ、鰹節、煮干しなど)
に多く含まれており、アルコールも肝臓で代謝される際にプリン体がつくられます
体が酸化していると結晶ができやすくなるため、抗酸化作用を持つ食品であるわかめ、ひじき
大根などを摂るように心がけると良いそうです
〈肝臓を助けるハーブ〉
ミルクシスル(別名オオアザミ、マリアアザミ)の種やダンデライオン(タンポポの根)、ウコン
〈高尿酸に効果のあるハーブ〉
ネトルの葉はミネラルが多く含まれているため利尿作用があり
尿酸を素早く排泄する働きがあります
〈糖尿病〉
糖尿病とはインスリンの働きが悪くなっている、または出せないことによって
血糖値が高い状態が続くことで、細い血管に十分に栄養が行き渡らなくなり
網膜症、神経症、腎症といった三大合併症を引き起こすほか
傷の修復も遅れるため、容易に菌に感染してしまうといった症状が出てきます
正常な血糖値は110mg/dl以下とされていますが、日本では10人に1人が糖尿病であり
予備軍を含めると大人の6人に1人と言われています
〈高血糖に効果のあるハーブ〉
マルベリー(桑の葉)は腸の中でαグルコシダーゼという酵素の働きを阻害することで
糖が吸収されにくくなるため、食前に摂るようにします
ビルベリー、リンデン、エルダーフラワーは血行を良くする働きがあるため
毛細血管の機能を高めることができます
2013年8月27日(火)
冷えと食事|
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