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ストレスと不眠

ストレスと不眠

〈ストレスについて〉

 

人の活動は成功、失敗に関わらずある種のストレスを生み出し

日常とは違う変化がストレスとなります

 

ストレスという言葉は、元々物理の世界で「歪み」を意味するものとして使われていましたが、カナダのストレス研究の権威であったセリエ博士が、歪みを生じさせる物をストレッサー、それによって起こる反応をストレス反応と定義しました

 

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〈ストレッサーの分類〉

 

・物理化学的ストレッサー

環境によるもので花粉、騒音など

 

・生理的ストレッサー

暑い、寒い、過労といったものなど

 

・心理的、社会的ストレッサー

心に対する家庭的、社会的なストレッサー

 

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〈ストレスに対する反応〉

 

・警告期

ストレッサーへの反応の第一段階として疲れる、体調不良、肩こり、イライラが症状として起こる

 

・抵抗期

ストレスに対する抵抗によって血圧の変調、内臓の異常、血糖値の上昇、交感神経の過緊張

 

・疲弊期

抵抗期の持続によって人体が疲労し、集中力の低下、物忘れ、ストレス性の潰瘍、うつが生じてくる

 

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〈ストレス病〉

 

・うつ

抑うつ状態を主体とした感情の病気で、気分の落ち込みや意欲の低下に伴って様々な自律神経症状を引き起こす

 

・心身症

心因性のストレッサーによって身体に消化性潰瘍、本態性高血圧、過敏性腸症候群などの症状が出てくるもの

 

・神経症

心因性のストレッサーによって心に不安神経症、恐怖症、脅迫神経症といった症状が出てくるもの

 

〈ストレス対処の方法〉

 

ストレッサーは、人が成長していく中で必要不可欠なもので、有名なストレス研究者が「ストレスは人生のスパイスである」と語っているように、そのストレスに対してどう対処していくかというストレスコーピング(ストレス管理)の概念が重要です

 

・運動、会話、軽度の飲酒

・旅行、趣味

・友人、家族、上司の指示を受ける

・くつろぎ、リラクゼーションとしてヨガなど

・価値観の変化、自己改革、宗教

 

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〈ストレスとハーブ〉

 

ストレスがかかると交感神経の緊張状態が続くため

不眠や日中の眠気が起こりますが

それを鎮めるハーブとしてカモミールはリラックス効果によって入眠しやすくし

ペパーミント、レモンバームは爽快感で目が覚めやすく

組み合わせることで一日のリズムをつくっていき

自律神経の安定につながります

 

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〈不眠〉

 

不眠とは、「適切なタイミング、環境下で睡眠をとっているにもかかわらず、何らかの症状によって眠りが妨げられ、日中の活動に悪影響を及ぼすもの」

 

・入眠障害 

2時間近く眠りに入れない

 

・中途覚醒

睡眠中に何度も目が覚めてしまう

 

・熟眠障害・多夢

深く眠れない、夢を見すぎて眠りが妨げられる

 

・早期覚醒

早い時間に目が覚めてしまい、そのまま眠れない

 

・睡眠時無呼吸症候群

4050代に多く男性に圧倒的に多いが、女性も更年期が安定する50代以降になると黄体ホルモンが減少してくるのに伴って気道の筋肉にハリをつくる作用が弱くなり気道が狭くなることによって起こる

 

・ムズムズ脚症候群

感覚異常によって脚を動かしたくなる欲求にかられて睡眠が妨げられる

遺伝、鉄不足によるドーパミン生成不全が原因とされる

 

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〈不眠の対処法〉

 

・寝室に光が差し込まない工夫をする

・睡眠時間を遅くする

・起床時に日光を浴びることで体内時計をリセットする


過剰なストレスは自律神経を狂わせ、冷えや不眠の原因となります


メディカルハーブを生活に取り入れて、自律神経を安定させましょう!


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このブログはエルクレストで、メディカルハーブや漢方の講師をしてくださっている渡辺 肇子 先生のお話を元に作成しています

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