第2回エルクレスト特別講習 ⑩ 冷え症対策
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
今回も、H.18.10.25にエステティックサロンであるエルクレストで行われました、山口勝利先生の特別研修の内容をお伝えしていきます。
冷え症の種類について、改めて確認しましょう。
手先足先が冷えてしまい、冷房が苦手なタイプは梢血管収縮型になります。
お風呂でストレッチや足指じゃんけんをするように指導します。
腰から下が冷えるのは内臓温度低下型です。
どこもかしこも冷えるのが次世代型です。
うなじや腰や背中が冷えると言って来たらおかしいと思って下さい。
なぜなら、うなじや腰、背中は本来温かい所だからです。
問診で区分けすると良いと思います。
『冷え症』の治療法ですが、
①院内
②自宅対策
③対策グッズ
この3つを合わせて、からだポカポカ健康法と命名しています、と山口先生。
まずは、
①院内
超短波をかけます。
これをするにあたり一番重要なのは、「環境の設定」です。
湿度や温度、明るさや音などに気を配ることです。
環境と関連して、一番注意するのは
① 天気予報で前日と今日の温度の差が5℃以上ある時
②一日の日差変動が5℃以内
③寒冷前線が通過する時
これが当てはまる日はすごく体調が狂います。
特に冷えている人は本当におかしくなります。
お客様を、そのような日には特に良く見ておく事が重要になります。
絶対何かしらの変化があるはずです。
ですので、新聞やTVの天気予報をチェックするようにしましょう。
体温は、朝低くて昼に上がり、そして夜にまた低くなるというリズムがあります。
しかし、日差変動が少ない日は、朝と昼と比べた時に温度が上がりません。
そうすると、身体の中の温度が上がる時間帯に外気温が上がらないと自律神経が非常に乱れてしまうのです。
そういう時に吹き出物とか、花粉症といったアレルギーなどが出やすいのです。
寒冷前線というのは、これが来ると気温がすごく下がる前線です。
ぜんそくがある人は発作が出やすくなります。
こういう時は副交感神経優位の人には特にいつもよりも気遣ってあげる必要があります。
この3つが来た時は、お客様に注意をする事です。
このような日は副交感神経系の人は色々とワガママを言って来ますので、しっかりとお話を聞いてあげる事が大切です。
②自宅対策
色々とやり方はありますが、面倒でも足指の塩マッサージとしょうがの味噌汁は取り入れてやって欲しいと思います。
③対策グッズ
これは、日中はしなくても良いので、夜に腹巻をして欲しいと思います。
そして、この3つがあわせ持って初めて効果が出る、という事は忘れないでほしいのです。
繊細に見て行く事で人の気持ちをキャッチする、人の気持ちを絶対逃さない、そういうセラピストになって欲しいと思います。
今回の特別研修はこれで以上になります。
次回からは、第三回エルクレスト特別研修の内容をお伝えしていきます。
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Written by Keiko Kimura
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