第2回エルクレスト特別講習 ⑧ 冷えとデトックスの関係
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
今回も、H.18.10.25にエステティックサロンであるエルクレストで行われました、山口勝利先生の特別研修の内容をお伝えしていきます。
足の温度を測る時は必ず裸足になってもらい、5~10分置いてから足を乾いた布で構わないので拭いて下さい。
お腹も同じように乾いた布で拭いて下さい。
足首より指先の方が温度が高いのは異常です。
自律神経の乱れが強いと捉えます。
お腹のおへその上で33.5~34℃位、足先はだいたい26℃±1℃がノーマル値です。
これより低いのは冷えがあります。
自律神経的には乱れていますから、便秘や肩こり、ダイエットが出来ないなどの問題が起きて来ます。
足の甲と指先で3℃以上温度差がある人が、先の尖ったパンプスや足首を固定してしまうブーツなどを履くとお腹が一気に冷えます。
これはうっ血してしまうからです。
そして、だいたい3℃以上の温度差が出るのは足の形に問題がある場合が多いです。
例えば、足の裏にタコが出来ていたり、第2第3の指の関節が動かないなどがあります。
足の甲・足先・足関節で見るポイントは温度差です。
これが激しい人は冷えやすいといえます。
末梢血管収縮型の冷え症の場合、足先の温度が26℃±1℃より低い場合をさします。
そういう冷たさがストレスになって自律神経を乱す事になります。
内臓温度低下型というのは、お腹の温度が33.5~34℃より低い場合をいいます。
だいたいへそ上とへそ下の温度が逆転しています。
へそ上の方がへそ下より温度が低いのです。
冷え症で分類されている種類全体の半分はこの二つがほとんどです。
二つを混合している場合もあります。
次世代型の場合はお腹の温度が31.5~32℃、足の甲や足先、足の関節を全部測って30℃以上あるのをいいます。
血管運動神経が麻痺してしまっているのです。
だから不定愁訴が沢山出て来ます。
便秘や肩凝り、むくみなど数多く出てしまうので、あまりあれこれ施術をするとダメージが残りますから要注意です。
最初は慣れるまで時間を少し短くするとかして下さい。
ただやればいい、というのでは失敗します。
山口先生のようなプロでも、6ヶ月位かけて治療するそうです。
よく来る人は、2.3回で治るイメージで通って来ます。
なので、こういう人が来たら、あらかじめ改善に時間がかかる事を伝えた方が良いと思います。
セルライト型は、局所の冷えを訴えて来ます。
お尻や太ももの裏側などです。
このタイプは水分摂取が多かったり、余分な水分を溜め込んでしまっていて体外に出ないのです。
こんな人がデトックスと言いながら2�もの水を飲んでいたら大変です。
2�の水を飲むっていうのは結構大変で、男の僕でも辛い、と山口先生。
2�飲む事が出来る人と出来ない人がいますから、全ての人に2�、というのはおかしな話です。
例えばその人が自律神経の副交感神経があまりにも優位だったりダメージがあるような場合はものすごい負担になるので可哀想です。
誰かれ構わずデトックスなんてやるのはおすすめしません。
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Written by Keiko Kimura
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