第2回エルクレスト特別講習 ⑥ 著書に書かない秘密の話
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
今回も、H.18.10.25にエステティックサロンであるエルクレストで行われました、山口勝利先生の特別研修の内容をお伝えしていきます。
ここからのお話は、患者さんを数多く診て来た事で山口先生が培ってきた、
相手のタイプ、傾向を知るコツのお話です。
本にも書いてないし、どこにもこんな事載ってないし教えてないよ、と山口先生が前置きしてお話して下さいました。
それは、自律神経の傾向で患者さんやお客様を判断するのです。
もともと交感神経が緊張しているタイプは割と強い刺激に耐えられます。
反対に、副交感神経が優位の場合はどうでしょう。
タイプとしては、色白でぽちゃぽちゃとしていて、口が開いています。
日焼けに弱く、肌が弱い。
このような人が最近は増えて来ました。
それは世の中が平和だからです。
北朝鮮なんて、交感神経優位な人ばかりです。
副交感神経が優位な人は、痛みや凝り、辛さに対する感受性が鋭いのです。
だから、少しの事で大騒ぎをします。
自分の体の中にストレスを溜めておけないからです。
そして、言う事が日々違います。
交感神経優位な人はそんな事は言いませんし、しません。
ですから、施術も気をつけなければなりません。
副交感神経優位タイプは刺激を加える量を加減してから、徐々に上げていかないと問題が起こります。
初回からガツッとやってしまうと刺激が強過ぎて具合が悪くなったりおかしくなってしまい、そこから大騒ぎになります。
とにかく色んな所で色んな人にワーッと言われてしまう事になるのです。
でも、こういう人を大切にする事で、黙っていられない結果、サロンの評判を口にしてくれます。
反対に上手く扱えないと、サロンの評判を落とすし、同じようなタイプが来たらいつまでも対応が出来ません。
イメージとしては、うるさい患者さん、お客様、という感じです。
でも、そうではなくて副交感神経優位な患者さん、お客様であると捉えればコントロールしやすいと思います。
交感神経優位な人は、男子で言えばイメージはサッカーや野球部の子です。
浅黒い肌で、紫外線の影響が出ている感じです。
せっかちで、お客様でいうと、待てないタイプ。
筋肉は固く、凝りが深い傾向にあります。
反対に、副交感神経が優位なタイプは、全体的に張ってくる傾向にあります。
また、皮膚を爪などでサッとこするとみみず腫れみたいになり、しばらく痕が残ります。
このように、みみず腫れになる位皮膚に痕が残るのは心の中も同じです。
一言二言が引っかかって心に残るのです。
だから、言わずにはおれないのです。
ですから、そのような人には優しくしないといけません。
施術も優しくないとだめですし、人を見て刺激量を決めないといけないのです。
例えば、副交感神経優位な人が、
「今日は肩と背中と腰が張っていて、脚がむくんでる感じがする。」
と、施術前に言ったとします。
「はい、分かりました。」
このように答えたら、次からはその人は来ないでしょう。
副交感神経優位タイプはよく話を聞いてあげないといけないので、
「肩と背中と腰が張っていて、脚がむくんでる感じがするんですね?」
と復唱する事が大事なのです。
言われた事を復唱する事で相手は「分かってくれた!」と納得してくれます。
そうする事で、相手との信頼関係を築けられるのです。
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Written by Keiko Kimura
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