東洋医学で見る冷えとむくみ
東洋医学では、健康を保つために五臓がきちんと働いているかを指標にしており
五臓とは、中国医学でいう肝、心、脾、肺、腎を表しています
1.肝
西洋医学で言う肝臓とほぼ同義で、血液の貯蔵や再生、生理機能を司っています
2.心
全身への血流んポンプとしての意味と脳(こころ)の働きを含んでいます
3.脾
働きから考えると、西洋医学で言う胃腸に近いものを表しています
4.肺
肺は、西洋医学で言う肺以外に呼吸器全般(鼻や喉、気管支など)
さらに皮膚も含まれます
5.腎
腎は水分の代謝を司る腎臓と生命を司る生殖器を含んでいます
これらの中で、むくみに大きく関わるのは脾、心、腎です
皆さんは身体のどのあたりがむくみやすいですか?
腎臓の機能が下がっている時には、水分の代謝がうまくできなくなるので
特に顔がむくみやすくなります
心臓の機能が下がっている場合は、ポンプ作用が弱くなっているので
血液の循環がうまくいかずに、心臓から最も遠い足がむくみやすくなります
脾(胃腸)の不調によるものは、小腸、大腸での水分の吸収がうまくできなくなっているので
胃のむかつきや食欲不振、下痢気味といった症状が現れます
特に女性は、男性に比べて筋肉量が少ないため
筋収縮によるポンプがうまく使えずに血液や水分が滞留しやすいのです
またデスクワークなどで座っていることが多くなっていることも
これに拍車をかけています
また血流が悪い状態は、免疫力にも大きな影響を及ぼします
免疫に関わるリンパ球は末梢の血管である毛細血管が開いていなければ
血管外に出れず、働けなくなってしまいます
免疫のスペシャリストである日本橋清州クリニックの佐藤義之先生は
免疫に関わるリンパ球は末梢の血管である毛細血管が開いていなければ
血管外に出れず、働けなくなってしまいます
免疫のスペシャリストである日本橋清州クリニックの佐藤義之先生は
下肢の血流を高めるために
ふくらはぎのトレーニングの重要性を述べています
下腿後面(ふくらはぎ)の温度は体温より1.75度低いと言われており
軽い自転車漕ぎを30分1日2回行うと
ふくらはぎのトレーニングの重要性を述べています
下腿後面(ふくらはぎ)の温度は体温より1.75度低いと言われており
軽い自転車漕ぎを30分1日2回行うと
6週間で約0.5度上がるというデータがあるそうです
第二の心臓と言われるふくらはぎを鍛えていくことが血流の改善に非常に有効です
エスカレーターを使わずに階段を使うようにしたり
第二の心臓と言われるふくらはぎを鍛えていくことが血流の改善に非常に有効です
エスカレーターを使わずに階段を使うようにしたり
電車で立っているときに少しかかとを浮かせるようにするといった
ながら運動でもふくらはぎの筋肉は使われますし
歩く習慣をつければ、適度な有酸素運動で血管の柔軟性が高まり
心臓への負荷が減ります
また、むくみが強い時には食事や水分摂取量に気を配り
胃腸を休ませてあげることで
腎、心、脾にうまくアプローチができると思います
ぜひこれらを試してみていただき
むくみにくく、冷えにくい体をつくりましょう!
2013年6月13日(木)
冷えの原因とは|
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