第2回エルクレスト特別講習 ② 冷えへの挑戦
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
今回も、H.18.10.25にエステティックサロンであるエルクレストで行われました、山口勝利先生の特別研修の内容をお伝えしていきます。
病人がどういう人なのか?というのが分かるようになるのが冷え学という学問です。
どうやって人を見ていったら良いかということの根底、礎になる学問で、その人と成りの計算が立ってしまうのです。
データを取りながら、山口先生が構築しているのです。
例えば、自律神経のバランスを見るデータがあるとします。
それを見て、この人は治療効果が出にくいとか判断をしたりする為の学問になります。
少し難しいですが、これが理解出来ると相手のタイプが分かるようになります。
例えば、僕のようなタイプ、と山口先生が自己分析をして下さいました。
山口先生は交感神経優位なタイプなので、立ち止まっていられないとのこと。
だから2.3日仕事を休んでしまうとものすごく具合が悪くなり、動けなくなるだそうです。
どこをポイントで見るのかは後でお話します。
お客様にも、声を掛ける方法やタイミングなど、見ただけで分かるようになります。
この人はのんびり屋さんだから少し待ってもらえるとか、反対にどんどんやらないと待っていられないタイプとか、見ただけで分かるようになるのです。
ここで少し山口先生が冷えに取り組み出したきっかけをお話します。
なんで冷え症を突き詰めているの?と良く言われるそうです。
山口先生は鍼灸・整骨院をやっていて、今まで多くの方に来院してもらっていました。
その中にはどうも具合が良くならない人がいる訳です。
墨田区の下町で開業していて、せっかく来てくださったのだからどうにかしてあげたいと思ったのだそうです。
その、具合が良くならない人達は女性が比較的多くて、主訴も肩こりがひどい、背中が辛くなるからずっと座っていられない、痩せられないなど様々でした。
山口先生は山口先生なりに考えて色々と治療をしたそうです。
はりきゅうはもちろん、整体やマッサージもやれることは駆使してやったのです。
神経線維で、Aデルタ線維というのがあります。
これは痛みを伝える線維の中でも非常に太い線維です。
このAデルタ線維に強い刺激を与えると脳が痛みを感じなくさせる事が出来てしまうのですが、このようなことは今の時代、簡単に機械で出来ます。
こんな時代であっても具合が良くならない人がいるのです。
そんな患者さんが20人いたのです。
仕方がないからありとあらゆる
病院に行ってもらいました。
内科、外科、婦人科、歯科、脳外科...
でも、主たるものは何も出なかったのです。
もちろん、レントゲンには何も写らないのです。
仕方が無いので、再度問診を徹底的にしたそうです。
それで分かった事は、「全然分からない」という事でした。
そこから試行錯誤をしながら治療をしていましたが、ある時、つらつらと患者さんのカルテを見ていたら、足が冷たいとか、冷え性とか、そんな事が全員分書いてあるのに気がついたのです。
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Written by Keiko Kimura
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