エルクレスト特別講習 ④ 冷えとおしゃれの関係
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
今回も、平成18年10月11日にエルクレスト別館で行われた山口勝利先生の特別研修をお伝えしていきます。
おしゃれは足元からと言います。
ボディケアはどこからやりますか?
顔?首?背中?
なぜ足からやらないのでしょうか。
夏の時期になるとサンダル、ミュールを履きますよね。
で、ふと目をやると、かかとがひび割れていてガサガサでお手入れが出来ていない感じの方がチラホラ目につきます。
そしてそういう人に限って何故かきれいな人だったりする訳です。
山口先生は、ネイルサロンの人とも良く話をするそうですが、とにかく最近の子は足がガサガサで汚ない、と言っているのだとか。
なぜ、ガサガサで汚ないのでしょう。
それこそ、冷えているからです。
冷えることで血管が収縮してしまい、末端に栄養がいかないので肌がかさついてしまうのです。
肌荒れがひどかったり、指がささくれてしまう人も冷えています。
こうみると、『冷え』は身近で関係が深いのです。
ここで、少しお話しした事の補足をします。
免疫に関してですが、1℃下がると免疫力が30%落ちると言いました。
これは30%と37%という説があります。
東大などは30%の方を取っています。
だいたいその辺り、と考えるのが良いと思います。
あと、体温に関してですが、おへそとみぞおちの間を測り、+3℃程度が内臓温と同じくらいになります。
体内に約8cm入った所の温度です。
平均値は33.5℃~34℃。
それより低いのは冷えている証拠です。
では、足先の温度はというと、平均値は腋下の温度から-10℃位です。
冬の時期に冷え症で辛い人は足先の温度が18℃位です。
腋下温を36℃位と考えると、半分程度しかないのです。
足先の血流量が減るとお腹が冷えます。
ふつう、足は足の甲から指先まで一直線ですが、足指が反り返っている人が増えてきました。
この状態でパンプスやブーツを履くと足の指が締め付けられてしまいます。
足は、かかと→足の外側→親指の順に地面につけて、最後に親指で地面を蹴って歩くようになっています。
しかし、ブーツなどは足首をロックしてしまい、一連の動きが取れずに足先をついて歩く状態になります。
ですから、10月~3月にブーツを履く人は冷えるのです。
最近では春にもブーツを履いているのですから、年がら年中履いていれば足先に血液が行かなくなるわけです。
本来流れなければならない血液が逆流してしまうと、下腹部はうっ血し、上腹部の温度がガクッと下がってお腹はすっかり冷えてしまうのです。
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Written by Keiko Kimura
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