エルクレスト特別講習 ⑥ 冷える原因(2)-筋力の低下
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
今回も、平成18年10月11日にエルクレスト別館で行われた山口勝利先生の特別研修をお伝えしていきます。
この場合の筋力の低下とは、深層筋、腸腰筋とか、インナーマッスルと言われる所の筋力が著しく落ちる事を指します。
体を横たえて真っ直ぐにし、上半身を起こす動作を3回以上出来る人は冷えのある場合、ほぼいません。
これは難しい動作かというと、そうではありません。
70代、80代でも出来る人はいます。
筋力がないせいで、中で熱が産出出来ないのです。
そして、もう一つの筋肉、下肢筋です。
ふくらはぎとか、足の甲や足の裏にある筋肉も含みます。
ブーツ、パンプスなどは筋力が低下しやすい。
足の動きが悪い人もいます。
下肢筋と下肢関節が足指の拘縮などで固くなってしまうのです。
山口先生の診た患者さんでバスケットの女子選手がいたそうですが、やはり足の関節に問題があったそうです。
この方は生理痛がひどくて大変でした。
第2、第3指の間が動かないのです。
この足の裏の部分に、タコができている人が多いです。
対策としては、中足骨の2本目と3本目を動かすようにするのが良いです。
足のジャンケンが出来るようにする、と言えば分かりやすいでしょうか。
大事な事ですので繰り返しますが、足の指先に血液が行かなくなると下腹部がうっ血して上腹部が冷えます。
これが人の体なのです。
足先の動きが悪いとか、固い人は血流が悪く、そうすると冷えというのが起きて来ます。
常にパンプスやブーツの人は冷えてむくんでいます。
すると、冷えていない人はいないのではないかと思えて来ます。
⑶タバコ・クスリ
特に鎮痛消炎剤を常用している人、例えば頭痛持ちで常にクスリを持ち歩いているような人は気をつけて頂きたいのです。
タバコも冷やすので、喫煙される方はその分体を温める事が必要です。
自分でやるなら、食事改善か深層筋を鍛えるのが良いと思います。
エクササイズは筋肉を伸縮させる事です。
簡単なものとしては、右ヒザと左ひじをくっつける動作。
次は左ヒザと右ひじをくっつけます。
これを交互に行います。
これが、伸縮の『縮』です。
ヒザとひじをくっつけたあと手を上に伸ばせば、伸縮の『伸』です。
深層筋を鍛えるには体をねじる事が必要です。
この動作では必然的に体をねじる
形になりますから、要件は満たせる事になります。
運動をして来た人は、もっと難しいエクササイズをしてもらうのも良いかも知れませんが、運動をして来た人ばかりではないですから、運動経験者か否かを判断して下さい。
TVを見ながらでも簡単に出来るエクササイズを教える事が大切です。
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Written by Keiko Kimura