エルクレスト特別講習 ② 『冷え』の5大症状
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
今回も、平成18年10月11日にエルクレスト別館で行われた山口勝利先生の特別研修をお伝えしていきます。
「冷え」とは、
①内臓温度が低下
②低下時間帯の異常
③自律神経を乱す最大の要因
をいいます。
ここは大切です。
内臓温度は、一日の中でわずかながら変化します。
内臓温度が一番下がる時間帯は午前3:00~4:00です。
ところが、冷えの強い人はこの時間帯が朝の方にズレるのです。
例えば朝の7:00~8:00にずれてしまう。
そうすると、まずやる気が出ません。
不登校ややる気のない人、うつの人がそういう状況なのです。
そうなると、朝が来ても辛くて仕方がなく、起きられないのです。
だからこの時間帯に起きられない子供などは本当に可哀想です。
自律神経というのは雑誌でもよく取り上げられています。
自律神経も、エステと非常に深い関わりがあります。
大切な所は繰り返しお話をしていきますので、研修が終わる頃には覚えられると思います。
冷えは種類として3つ位に分けられ、冷え症は体の冷たい所が分かる、こういった事が分かってきました。
漢方の世界では4千年もの間、
「冷えは治らない」と言われてきました。
でも、現代、冷えは治ります。
本当に良くなる人がたくさんいます。
アンチエイジングが出来る時代になって来たのです。
まずは、自分が健康になってみると良いと思います。
そこからお客様方に向けて考えれば良いのではないかと思います。
山口先生の所では、スタッフは男子が多いそうですが、「健康で疲れない体」という意味で、色々と気を遣って冷え対策をしているそうです。
では、冷えがあると何が起きるのでしょうか。
冷えの5大症状です。
ここに出てくる数字は、山口先生の所で300人以上の方の、一定の条件下のもとに採ったデータが基になってはじき出された数字になります。
①代謝の低下
深部体温がたった1℃下がることで12%程度落ちます。
反対に12%の代謝を上げるというのは非常に困難です。
冷たいお茶を500ml位ぐっと飲むと一気に4℃下がります。
自分の体温があるから元に戻ります。
でも、これが生活習慣として定着すると次第に元に戻らなくなってきます。
余談ですが、現代の人は、お酒やタバコの中毒のように冷たいもの中毒の気があります。
昔の冷蔵庫は14℃程度しか冷えませんでした。
今は、冷蔵庫の冷蔵室でも1℃位まで冷えます。
この冷蔵庫でギンギンに冷やしたビールを、凍ったグラスに注いで飲むのが美味しいと感じる。
お店のお冷やで氷が入っていない事はないし、ドリンクバーには必ず氷が置いてあります。
冷たいものが日常に当たり前のようにある訳です。
冷たさがエスカレートする事で美味しいと思うようになったのです。
冷えると代謝が下がるから、太ります。
最近太っている人が多いと感じませんか?
今や洋服のサイズは10Lまであります。
通販などでも大きいサイズから売れていきます。
それは何故でしょうか。
ここに、冷えとの関連性があるのです。
お腹の温度が1℃~1.5℃下がっている人は凄く多い。
山口先生は、2℃下がっていたそうです。
代謝でいうと20~25%下がったという事ですから、これは絶対痩せられない。
山口先生の所に、冷えを訴える人はもちろん、痩せられないという人も訪ねてくるようになってきたそうです。
エステティシャンも、どうして痩せられないか知りたくてよく来るとか。
ダイエットで失敗する人、リバウンドする人は冷えているのです。
まず、冷えて困るのは太ること、と覚えて下さい。
山口先生は、冷えを自覚してからお腹の温度を上げただけで、半年で13kg程度痩せたそうです。
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Written by Keiko Kimura
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