ホメオスタシスと冷えの関係
私たちの体温は通常一定に保たれていますが
これはホメオスタシスによってコントロールされています
1865年にフランスのクロード・ベルナールは
生体を構成する細胞にとっての環境である細胞外液の状況を内部環境と呼び
内部環境が一定に保たれることが生命維持に重要であることを示唆しました
その後、1929年にアメリカのウォルター・B・キャノンは内部環境はそれほど一定のものではなく
むしろある範囲内変動すると考え、生体が外部から独立して
内部環境をある範囲内に維持するメカニズムをホメオスタシス(生体の恒常性)と呼びました
ホメオスタシスとは安定な状態を意味しますが、固定した状態を意味するのではなく
生体には数多くの感覚性あるいは求心性情報によって成り立つフィードバック調節系が存在します
①血圧と血液量の調節
②体液の電解質調節:細胞外液のpH調節、浸透圧の調節、血漿Caイオン濃度の調節
③血糖調節
④体温調節
などがあります
私たちの体温は外殻温度と核心温度に分けられ
外殻温度は皮膚温に代表され、脇の下で測る腋窩温などがあります
核心温度は脳内の温度を含めた深部体温のことを指します
口腔温や直腸温が用いられ、健康成人の口腔温は36.5~37.0℃
直腸温は37.0~37.5℃と言われています
外気の温度が低下すると皮膚表面の血管は収縮し温度が低下します
しかし脳や体感部分の核心温度の温度は変わりません
これは私たちの体の司令塔である脳と生命活動に欠かせない内臓を守るために
温度を一定に保とうとする反応です
体温調節中枢は視床下部の中の視床下野と視索前野にあり
体内の温度の変化に対して周辺の血管の温度をモニターして、温ニューロン、冷ニューロンが
一秒間に約10回の速さで信号を送っています
この情報と外気温の変化に反応する皮膚の温度受容器の情報が統合されて
体温調節として産熱や放熱が行われるのです
これはホメオスタシスによってコントロールされています
1865年にフランスのクロード・ベルナールは
生体を構成する細胞にとっての環境である細胞外液の状況を内部環境と呼び
内部環境が一定に保たれることが生命維持に重要であることを示唆しました
その後、1929年にアメリカのウォルター・B・キャノンは内部環境はそれほど一定のものではなく
むしろある範囲内変動すると考え、生体が外部から独立して
内部環境をある範囲内に維持するメカニズムをホメオスタシス(生体の恒常性)と呼びました
ホメオスタシスとは安定な状態を意味しますが、固定した状態を意味するのではなく
生体には数多くの感覚性あるいは求心性情報によって成り立つフィードバック調節系が存在します
①血圧と血液量の調節
②体液の電解質調節:細胞外液のpH調節、浸透圧の調節、血漿Caイオン濃度の調節
③血糖調節
④体温調節
などがあります
私たちの体温は外殻温度と核心温度に分けられ
外殻温度は皮膚温に代表され、脇の下で測る腋窩温などがあります
核心温度は脳内の温度を含めた深部体温のことを指します
口腔温や直腸温が用いられ、健康成人の口腔温は36.5~37.0℃
直腸温は37.0~37.5℃と言われています
外気の温度が低下すると皮膚表面の血管は収縮し温度が低下します
しかし脳や体感部分の核心温度の温度は変わりません
これは私たちの体の司令塔である脳と生命活動に欠かせない内臓を守るために
温度を一定に保とうとする反応です
体温調節中枢は視床下部の中の視床下野と視索前野にあり
体内の温度の変化に対して周辺の血管の温度をモニターして、温ニューロン、冷ニューロンが
一秒間に約10回の速さで信号を送っています
この情報と外気温の変化に反応する皮膚の温度受容器の情報が統合されて
体温調節として産熱や放熱が行われるのです
Written by Keiichi Nakagome
2013年1月 4日(金)
体温について|
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