山口先生講習会 -⑨- 身体を冷やす原因(2)
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
今回も H.18.3.12に渋谷で行われました、伊藤超短波主催の整骨院や整体の先生向けセミナーでの山口勝利先生の講演内容をお伝えして行きます。
前回は、体を冷やす原因として、⑴食事と⑵筋力についてお話しました。
今回は⑶服装等についてお伝えして行きます。
服装についてですが、1番やってはいけなのはウールのニットの上に、フリースなどの化繊素材を着たりする事です。
男性は、インナーに綿シャツなどの天然素材を着ていたりしますからまだ良いのですが。
この、ウールと化繊がこすれるだけで静電気の帯電が1万ボルトです。
そこにかかとの高い靴を履くとプラス5千ボルトです。
ちなみに1万5千ボルトは、フッとこすると火がパッと付く位の電気量です。
白衣はこすれて静電気が起きても、せいぜい55ボルトです。
静電気が、私たちの体に悪さをする事がある訳です。
特に寝具です。
寝間着と寝具が化繊×化繊のような関係だと非常に良くない。
フリースの寝間着に化繊の中へ体を入れてしまうのは問題が出てきます。
ある家政大の教授が生徒に追跡調査をしたそうです。
一組は綿やシルクなどの天然素材を着させ、もう一組はアクリルやナイロンなどの化繊素材を着させて生活をしてもらったそうです。
このふた組を何年も追跡したところ、明らかな違いが出たそうです。
血液の組成の問題、皮膚炎、冷え、情緒の問題...
これを教授会で発表しようとしたら大学側から待ったがかかってしまったのです。
家政なのに、化繊の悪口を言うのはいかがなものか、と言うことで世の中に出る機会を失わせてしまったのです。
でも、実際にはそう言うデータを取っている人がいるのです。
ユニクロもフリースばかり売っていましたが最近はシルクなどの天然素材も扱うようになってきましたよね。
ユニクロの服を作っている中国の人達が具合が悪くなったりしていた、というのを伝え聞いてはいますが、それだけ化繊ばかり着ていると冷える原因になってしまいます。
予防としては、寝ている時の服装には注意が必要ですし、インナーもなるべくなら静電気の起こりにくい綿などの天然素材にした方が良い、という事になります。
あとは、⑷過剰な冷暖房。
こういった物もすごく影響して冷えます。
他にも、鎮痛消炎剤を長く摂っている人も冷えてくると言われています。
これは、山口先生の所ではデータを取っていないので、その冷える詳細が分からないとの事です。
あとは、ストレスとか、タバコが冷える原因となります。
こうみると、
冷えていない人はいないのではないか、という事になります。
接骨院に来ている7割の患者さんにこういった現象があるのが分かってきたのです。
冷えについてはこちら
Written by Keiko Kimura
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