山口先生講習会 -⑧- 体を冷やす原因
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
今回も H.18.3.12に渋谷で行われました、伊藤超短波主催の整骨院や整体の先生向けセミナーでの山口勝利先生の講演内容をお伝えして行きます。
前回は、痛みを細分化して捉えてみる事が重要であるというお話をしました。
そして、自律神経に関係する痛みは冷えが深い関わりがあるという、冷え学の根本となる部分に触れました。
では、体を冷やす原因とは何でしょうか。
1番は食事です。
特に、肉類です。
豚、鶏などの体温は41℃位あります。
それを36℃の人間が食べれば脂分は固まります。
すると、血管内で血液がドロドロになってしまいます。
これでは冷えは取れません。
他には生野菜、果物、パン。
パンは天然酵母以外はダメ。
いわゆる膨らし粉はアルミニウムで出来ていますので、体を冷やします。
あとはスイーツ。
飲み物では、コーヒー、緑茶。
温かくても冷たくても体を冷やします。
ですから、よく話すことですが、朝にパンとコーヒー、お昼は肉類のコンビニ弁当、夕方コーヒーショップでカフェラテとスイーツ、夜はビール...
こんな生活を1ヶ月も続けていれば、体はすっかり冷えてしまいます。
反対に温めるものは温野菜や根菜を多く摂ると冷えにくい。
また、紅茶は温める飲み物です。
食べ物に限って言うと、冷たい物中毒が拡がっているように思います。
山口先生が小さかった頃は、冷蔵庫は14℃までしか冷えなかったそうです。
今は4℃です。
キンキンに冷やしたビールは冷やしたグラスで。
冷やした清涼飲料水は氷を浮かべて。
コンビニは冬でも売り場のど真ん中にアイスを置いて売っています。
何故ならアイスは冬に1番売れるからなのです。
冷たい物が美味しく感じるのが現代人なのです。
特に、禁煙した人は、氷を口に含んでガリガリやったりして冷たい物を好む傾向があります。
このように、冷やすという事を日常で行なってしまうのです。
体を冷やす原因の2番目は、筋力の低下です。
ここでいう筋力とは、深層筋などを指します。
冷えで来る患者さん、20代で腹筋が3回も出来ない人がざらだそうです。
80代の人でも出来る人がいるのに、です。
筋力がなければ、中から熱が出てこないのです。
足の筋力の低下も深い関わりがあります。
立った状態で見た時、足のアーチの低下、つまり扁平足のような形です。
こうなると、足を形成している骨同士の遊びが無くなって、動かなくなってしまうのです。
ここを改善するだけで膝の痛みが取れたりするので重要です。
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Written by Keiko Kimura
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