山口先生講習会 -④- データの種類
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
今回も H.18.3.12に渋谷で行われました、伊藤超短波主催の整骨院や整体の先生向けセミナーでの山口勝利先生の講演内容をお伝えして行きます。
前回からデータ、データと言ってきましたが、今回はそのデータとはどのようなことをして得ているのかをお伝えしていきます。
まずは、基礎代謝を計るため酸素の摂取を見る機械です。深部体温を計ったりするのですが...
医療現場では、体の中の温度を計るには直腸に8cm位体温計を入れて計ります。
実際、患者さんにそのような事は出来ないので体表面から計ります。
これは30分寝たきりになります。
他に、100gの組織に流れる血流量
を計ったりもします。
自律神経の状態も、計ります。
耳にセンサーを取り付けます。
これは心臓の拍動を読み取るものですが、アメリカ空軍の軍事用ソフトを使っています。
これは退役した軍人の突然死を起こすケースが頻発した事から開発されたものです。
交感神経が横線、副交感神経が縦線で、グラフとして自律神経の状態が示されます。
こんな患者さんがいました。
顎関節症の人で、紆余曲折があった方です。
とある歯科で、元々は虫歯が痛くて行ったそうですが、噛み合わせが悪い、という指摘を受けてその治療を始めたのです。
これが上手く行かず、様々な大学病院を回られて発症から3年で山口先生の所に来たそうです。
主訴は、ひどい肩凝り、激しい頭痛、噛み合わせの違和感、滑舌の悪さ、疲れやすい、疲労感が強い‥
なぜ顎関節症の人が山口先生の所に来たかというと、最後に行かれた10ヶ所目の病院で、
「あなたは冷え症があるからそれを治さないと治らない。」
と言われたのだそうです。
すごい説明ですよね。
簡単に言うと、自律神経のグラフ的に、日常生活を送れない位のレベルに入っている人でした。
この自律神経の状態は本当に辛いはずです。
自律神経が機能していない、つまりは寝ていても体は休まらず、起きても体は寝ている、そのような辛い状態な訳です。
でも、行った先でそれを理解してあげられないから、この人変なこと言うな、とかそういう事になるのです。
それで、納得いく答えを得るために、ドクターショッパーになってしまう。
山口先生も、一ヶ所、大学病院の教授でもある先生に紹介をしようと思って連絡を入れたのだそうです。
しかし、そのような経緯のある人は色々な意味で難しいから診れない、と断られてしまったそうです。
そのような患者さんに、週2回で3ヶ月通ってもらった所、主訴は消えたそうです。
ただ、自律神経の状態はまだノーマルまでは行っていないので週一位通院して治療を続けてもらっていたそうです。
でも、とても楽になったと言われたとの事でした。
では、何をしたのでしょう。
マッサージなどは嫌がるレベルなのでそういった事は一切しないで
超短波をあてて寝ていただけなのです。
話が逸れてしまいましたが、他に手に電極を当てて経絡の流れを読む機械や、光学顕微鏡で指先の末梢血管をみたり、体水分計や脳波計などを活用してデータを取っていたのです。
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Written by Keiko Kimura
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