山口先生講習会 -②- 冷えを知ろう 続き
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
H.18.3.12に渋谷で行われました、伊藤超短波主催の整骨院や整体の先生向けセミナーでの山口勝利先生の講演内容をお伝えして行きます。
身体を温めるという事が世の中の流行になりつつあります、と前回お話ししました。
今回は前回の「冷えを知ろう」というお話の続きです。
今回オリンピックがありましたが、ヒートショックプロテインというのを御存知ですよね。
これはスポーツ選手を診ていらっしゃる先生方が多いと思いますので良く知っているかと思います。
要は熱ショック性タンパク質の事です。
これを体の中で増やす事で、体内の疲労度や回復度がかなり早まる、という事が分かってきました。
それで、アスリート達にこのヒートショックプロテインをどのようにして増やしてやるかという事が、国内レベルで研究されています。
特に、浜松大、新潟大で盛んに行われています。
今回のオリンピックで、このヒートショックプロテインを応用させてスケートやスキーの選手に使った、というような事が言われています。
方法としては、身体を温めてヒートショックプロテインを増やし、疲労を回復させるスピードを上げたという事です。
これは、様々なデータが取られているので、今後スポーツで盛んになってくるのではないかと思います。
ですからワードとして知っておかれると良いと思います。
また、石原先生という、石原都知事のいとこの内科の先生が身体を温めればどんな病気でも治るといった内容の本を書いてベストセラーになっています。
または、新潟大の安保教授が様々な所で身体を冷やすのは良くない
と言っています。
それに、北大の先生が本を何冊も出されていたりするのです。
身体を温めるという事が大ブームになっているのです。
実際それがどういう意味をなすのか。
実際どのような効果が出るのか。
それについてお話をしていきたいと思います。
「冷え性」という言葉があります。
そして、「冷え症」と「冷え」。
これは混同されがちですが、各々の意味は違ってきます。
山口先生が研究し出した頃は今から10年以上前ですが、冷え症というのは、「性」の字を使っていました。
これは性質、体質だから仕方がないですね、というイメージでした。
広辞苑でもこの「性」の字で載っていたのです。
山口先生がNHKに出た時、「症」の字を使ってくれるようお願いした所、辞書では「性」で載っていますから、と難色を示されたそうです。
色々なことを説明し、これは病の一つの症状である、といったお話をし続けたら理解をしてもらえるようになり、「症」の字を使うようになったのです。
それから、今は冷えの時代になってきました。
冷えについてはこちら
Written by Keiko Kimura
コメントする