山口先生講習会 -①- 冷えを知ろう
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
今回から、H.18.3.12に渋谷で行われました、伊藤超短波主催の整骨院や整体の先生向けセミナーでの山口勝利先生の講演内容をお伝えして行きます。
冷えの分野というのはよくわからない部分の多い領域なのですが、最近研究が進んで少しずつ分かるようになって来ました。
マスコミにも多々色々な形で取り上げられるようになって来ました。
7年前位からテレビで冷えの話をしたりするようになりましたが、最初は流行り物的な扱いでした。
それが毎年依頼があり、様々なメディアに出ています。
昨年(平成18年現在)は最も多かったと思います。
雑誌だけで40誌以上です。
それは何を意味するかというと、冷えの専門家がいないという事なのです。
冷えの事を話しておられる先生なども出ていたりしますが、だいたいは漢方の先生で、データを集計、分析をしているという訳ではありません。
漢方の本に書いてある事をそのまま説明しているだけ、という感じです。
山口先生はそうではなく、必ず患者さんのデータを1人だいたい1時間半位かけて取ります。
ですから、年間で考えると相当量のデータを取っているという事になります。
これで、全国に分室が105ヶ所(平成18年3月現在)ある訳ですからそのデータ量は半端じゃありません。
それを踏まえると、どうも今まで知っていた冷え症とか、冷えの分野とか言っていたものが根底から覆されるようなことがたくさん出て来ました。
自律神経の事がどうしても関わってきますが、そういったものを客観的にどのように捉えて行ったら良いか、あるいは治療院内でどのように簡単に検査していったら良いか、という事で山口先生の所でのやり方を紹介していこうと思います。
本当に多くの人が冷えで悩んでいるのは事実です。
でも、その窓口がないのです。
そのような話を聞いてあげる、もしくは対応してあげる窓口がないので迷っている方を大変多く感じられるのです。
いい加減な知識ではなくしっかりとした知識を持って頂きたいと思います。
整骨院の先生などはイメージが掴みにくいかもしれません。
ここに「肝炎はからだを温めれば治る」という、婦人科の医師が書かれている本があります。(マキノ出版社)
この本を読まれると良いと思います。
婦人科の先生が肝炎の患者さんの血液からB型とC型の肝炎に感染してしまった。
恐ろしい事に、肝炎の患者さんは300万人位いると言われています。
東京の人口は1200万人ですから、そう考えると、その中にこの300万人がいたら大変な訳です。
肝炎の患者さんというのは、かなり問題になっていることなのですが...
この先生は、開業医ではなく勤務医だったので、自分の勤めていた病院に入院し、様々な検査を受け、様々な化学療法を受けたが一向に良くならない。
しかも、看護師さん達が、先生はもう回復しないで死んでしまうのではないか、と裏で話をしているのを聞いてしまったりしていたのです。
結局2年位入院していたが、どんどん症状が悪くなっていったそうです。
ある時、このままではダメだ、という事で自分で色々とやり始めたそうです。
結果的にはからだを温めたことで肝炎の数値が安定、良好な状態になったという内容なのですが。
からだを温めるという事が世の中の流行、キーワードになりつつあるのです。
冷えについてはこちら
Written by Keiko Kimura
コメントする