四つ木治療院セミナー -⑮- 冷えた身体
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
H.18.1.15に行われました四ツ木治療院でのセミナーをお伝えしていきます。
このセミナーは整骨院や鍼灸の先生方に向けた内容になります。
どうしても専門的な言葉が出て来たりしますので、なるべく分かりやすくしてお伝えしていきます。
前回、お腹の「冷え」の確認の仕方を簡単にお伝えしました。
それでは、その「冷え」を確認した時、身体では何が起きているのでしょうか。
①代謝が落ちる
1℃で、12%落ちます。
12%の代謝を上げるのは相当な運動をしないといけないのですが、代謝が下がる時はストンと落ちます。
そうなった時、太るのです。
②免疫力が下がる
1℃で30%落ちます。
これも、各大学でデータが出ています。
③自律神経が乱れる
自律神経が乱れて困るのは、痛覚が敏感になる事です。
痛みの感受性が高まるのです。
冷えがある人は痛みが取れにくいという事なのです。
④内臓の働きが悪くなる
特に胃腸・膵臓・肝臓などは影響が大きい。
腸の働きが悪くなれば便秘になるし、消化吸収が悪くなれば下痢にもなります。
肝臓が悪くなって疲れやすくなるし、腎臓の機能が落ちてむくんできたり...
このような事が現実問題として起きているのです。
改善症例が多く挙がってくるのは
糖尿病です。
糖尿病などは、温めるとすぐに改善が見られます。
分室の先生でも、自分の糖尿病を超短波をあてて治したという方が何人かいます。
他にも、肝炎の数値改善例も良く挙がってきます。
⑤うつになる
冷えがあるとうつ傾向になり、元気が出ません。
上記の五つを併せ持った状態を『老化』と言います。
だから、アンチエイジングをしたいなら深部体温を上げなければなりません。
老化を具体的に言うと、例えば皮膚のツヤや潤いがなくなり、クマが出来てかかとはガサガサ、爪も割れてくる。
こうなりたいという人はあまりいないと思います。
老化したくない人はお腹を温めることです。
そもそもお腹の中というのは本来は温かい所です。
そのお腹の温度が下がると、自律神経は特に乱れやすくなります。
そうすると痛みを感じやすくなるし、血行も悪くなる。
「冷え」を考えるのに、大事な所です。
私たちにとって一番重要な、「痛みと冷えの関係性」です。
接骨業務の中で、この冷えを緩和させるということが大切になって来るのです。
一日100名以上超短波をあてていますが、痛みに対してのアプローチの仕方として超短波は有効です。
歩けないほど痛がっていた人が、帰りは自力で歩いて帰ったり、痛くて身体が曲がったまま真っ直ぐに出来ない人が、真っ直ぐに身体を伸ばせたり、そういう事が普通に起きるのです。
だからこそ、冷えというのはすごく重要な事になるのです。
冷えについてはこちら
Written by Keiko Kimura
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