水分の摂りすぎに要注意
夏の暑い日になると、熱中症の予防のためについ水分を摂りすぎてしまうことがありますが
これが冷えや食中毒といった思わぬ悪影響を及ぼすことがあります
・冷え
暑いからといって、冷たい飲み物を大量に飲むと
免疫細胞の70%が集まる腸の温度が急激に低下し
内臓温低下型の冷え性になりやすくなります
・食中毒
水分の大量摂取は、強酸である胃酸が薄まり、食中毒菌の殺菌能力が低下します
これにより菌が腸にまで到達し、炎症を起こします
〈特に気をつけなければならない菌〉
①カンピロバクター
グラム陰性のらせん状桿菌で感染型食中毒、敗血症、髄膜炎を引き起こします
症状として全身倦怠感、頭痛、筋肉痛、発熱、痙攣性腹痛、下痢があります
②サルモネラ属菌
サルモネラ・チィフィ、サルモネラ・パラチフス、サルモネラ・エンテリティジス
サルモネラ・ティフィムリウスといった種類があり
軽微な胃腸炎(急激な水様下痢、微熱、頭痛、腹痛、吐き気、嘔吐)から
チフス性疾患(敗血症を示し、全身倦怠感、食欲不振、悪寒
高熱、昏睡状態、腸管系熱性疾患、下痢、腹痛、頭痛、髄膜炎、呼吸器系疾患
心臓病、骨髄炎)といった様々なタイプの感染症を起こします
③出血性大腸菌O-157
ベロ毒素が侵入して傷害し、終結性下痢を起こすのが特徴で
この毒素は、細胞のたんぱく質合成を阻害する作用があります
100個以下の細胞数で感染が成立するため、二次感染が起こりやすくなります
また、酸耐性能が高く、胃酸によって傷害されず腸管に到達しやすく
大腸、腎臓、脳が標的臓器で大腸では出血性大腸炎、腎臓では溶血性尿毒症症候群
脳では急性脳炎を引き起こします
治療として処方された抗菌薬投与によって細菌性ウィルスが染色体上から誘発され
増殖して、毒素産生が増すと考えられています
そのため、一部の抗菌薬投与によっては患者の症状を重症化させることがあります
夏の暑さと水分の補給のバランスは非常に難しいことですが
一度に大量に摂るのではなく、こまめに摂るように心がけることで
冷えや食中毒を予防して頂ければと思います
これが冷えや食中毒といった思わぬ悪影響を及ぼすことがあります
・冷え
暑いからといって、冷たい飲み物を大量に飲むと
免疫細胞の70%が集まる腸の温度が急激に低下し
内臓温低下型の冷え性になりやすくなります
・食中毒
水分の大量摂取は、強酸である胃酸が薄まり、食中毒菌の殺菌能力が低下します
これにより菌が腸にまで到達し、炎症を起こします
〈特に気をつけなければならない菌〉
①カンピロバクター
グラム陰性のらせん状桿菌で感染型食中毒、敗血症、髄膜炎を引き起こします
症状として全身倦怠感、頭痛、筋肉痛、発熱、痙攣性腹痛、下痢があります
②サルモネラ属菌
サルモネラ・チィフィ、サルモネラ・パラチフス、サルモネラ・エンテリティジス
サルモネラ・ティフィムリウスといった種類があり
軽微な胃腸炎(急激な水様下痢、微熱、頭痛、腹痛、吐き気、嘔吐)から
チフス性疾患(敗血症を示し、全身倦怠感、食欲不振、悪寒
高熱、昏睡状態、腸管系熱性疾患、下痢、腹痛、頭痛、髄膜炎、呼吸器系疾患
心臓病、骨髄炎)といった様々なタイプの感染症を起こします
③出血性大腸菌O-157
ベロ毒素が侵入して傷害し、終結性下痢を起こすのが特徴で
この毒素は、細胞のたんぱく質合成を阻害する作用があります
100個以下の細胞数で感染が成立するため、二次感染が起こりやすくなります
また、酸耐性能が高く、胃酸によって傷害されず腸管に到達しやすく
大腸、腎臓、脳が標的臓器で大腸では出血性大腸炎、腎臓では溶血性尿毒症症候群
脳では急性脳炎を引き起こします
治療として処方された抗菌薬投与によって細菌性ウィルスが染色体上から誘発され
増殖して、毒素産生が増すと考えられています
そのため、一部の抗菌薬投与によっては患者の症状を重症化させることがあります
夏の暑さと水分の補給のバランスは非常に難しいことですが
一度に大量に摂るのではなく、こまめに摂るように心がけることで
冷えや食中毒を予防して頂ければと思います
Written by Keiichi Nakagome
2012年8月14日(火)
内臓温の低下について|
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