四つ木治療院セミナー -⑩- グラフが教えてくれること
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
H.18.1.15に行われました四ツ木治療院でのセミナーをお伝えしていきます。
このセミナーは整骨院や鍼灸の先生方に向けた内容になります。
どうしても専門的な言葉が出て来たりしますので、なるべく分かりやすくしてお伝えしていきます。
今回は前回ご紹介した自律神経のグラフが教えてくれることについてのお話です。
深部体温が低下していて、本当に元気のないタイプもグラフに表れます。
例えば不登校や出社拒否が多くなります。
今は大手のNTTや富士通などの色々な企業では、自分の所の社員が出社拒否になると、自社の嘱託医には診せずに様子をみて外部に委託します。
で、カウンセリングを受けさせるのです。
どうしてこんな事を知っているかというと、そのカウンセリングをしている所から何故か紹介されるので、沢山来ているからだそうです。
どうして出社拒否をするのかを聞いてみると、朝起きられない、会社に行くのが辛い、電車に乗ると下痢をしてしまい会社までたどり着けない...
学生もそうです。
昔だったら、このような自律神経の関係が解っていなかったら、
ちょっとここに座れ、と言って小一時間説教していたと思います、と山口先生は話されています。
奥さん子供もいて会社に行きたくないなんて甘えた事言うな、と。
でも今は知識がありますから、このタイプが来たら本当に大変ですね、って言うそうです。
さぞかし辛いでしょう、って。
交感神経の値がグラフ上で-20くらい下がって出ると、日常生活が出来ません。
身体が起きていても、中身は寝ている状態なのです。
だから、昼に働く神経が機能していません。寝ている状態が続いている訳です。
これは辛い。
起きるのも億劫です。
更に、寝ている時も副交感神経の働きがダウンしているから身体は休まっていない。
つまり起きている時は起きていない、寝ている時は寝ていないという最悪な状態です。
そうなると大変です。
日常生活が出来ないのは当然なのです。
『冷え』という言葉は、どうしてもこれ系の人達に影響があります。
自分の不調の原因が冷えにあるのではないかと思って来院される。
あるいは、冷えがあってこのような状態にあるのではないかと考えて来ますので、自律神経の話が出来ると分かりやすいと思います。
治療の際、グラフでみるとこういう状態なんだという事をイメージされるとやり易いのではないでしょうか。
ちなみに、薬物中毒や、鎮痛剤や消炎剤その他諸々を飲んでいる人特有のグラフの値があります。
薬物を飲んでいないのにその値が出る人は何らかの物に汚染されている場合が多い。
職場などの環境や農薬に仕事上
触れるとかがあると、同じような値が出ます。
深部体温が下がると自律神経が乱れるのでこういう現象がどうしても起きやすくなります。
だからお腹の温度が低い人はこういう状況を作り出している可能性がすごく高いということ。
この辺りを理解して頂くと冷えとのリンクが見えてくると思います。
冷え学ですね。
冷えについてはこちら
Written by Keiko Kimura
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