四つ木治療院セミナー -⑥- 対策グッズの使い方
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
今回は対策グッズの使い方についてのお話です。
今回も、H.18.1.15に行われました四ツ木治療院でのセミナーをお伝えしていきます。
前回に引き続いて、整骨院や鍼灸の先生方に向けた内容になります。
どうしても専門的な言葉が出て来たりしますので、なるべく分かりやすくしてお伝えしていきます。
色々な対策グッズを作っていますが、1番こだわっているのが着用感です。
きつ過ぎず、ゆる過ぎず、が1番こだわっている所です。
山口先生のところでは、皆従業員は腹巻をしているそうです。
風を引かないようにするためです。
お腹は温めていないと絶対だめ。
人間はお腹が温まっていないとだめ。
そういう意味でもお腹を温めるのが基本になります。
その時、きついものを着けると逆に効果が出ません。
対策グッズの腹巻ですが、新しいタイプのものについてはわざとナミナミに縫ってありますが、これは手縫いでは出来ません。
機械で縫わないと無理なのでやってくれる所を探しました。
ボディーウォーマーは二枚折りで使うことが出来ます。
締め付けず、糸の含有量を増やしたというものです。
分室の先生方最優先にしていますが、生産が追いつきません。
寒くてしょうがないという人にはスパッツを用意しています。
ここで、対策グッズの最強の使い方をお伝えしましょう。
とにかく寒くて寒くて仕方がない、という最悪の方用の着方です。
スパッツの上に、毛100%のウールのパンツを重ねばきして頂きたい。
さらに、シルクの腹巻をして、その上から毛の腹巻をしてもらいます。
素材は100%天然素材というのがポイントです。
この重ね着、普通なら暑くて仕方がありません。
スキーに行っても大丈夫です。
すごく温かくて着ぶくれ感がありません。
これは最強ですよ。
そこまでいかない人は腹巻で。
女性にはボディーウォーマーがオススメです。
丈が長いので、すっぽり覆うことが出来ます。
妊婦さんや授乳をしないといけないお母さんは特に良いです。
上から下までカバー出来ます。
あと、締め付け感がありません。
どこまで使えるかと聞かれるが、妊婦さんでも大丈夫なように作ってあります。
良く伸びるように作られています。
まずはお腹を守らないとだめ、ということが冷え学で分かってきました。
お腹の温度が下がると前にもお話しした通り、まず代謝が落ちます。
免疫力もガクンと落ちます。1℃で約30%です。
それは腸内に体の免疫細胞があるからです。
自律神経の働きが乱れます。
自律神経の働きが乱れるとどういう事が起きるかというと、1番最初に起きるのは痛みの感受性が高まるということです。
痛みを感じやすくなります。
どういう事かと言うと、1の凝りや痛みを20にも30にも受け止めてしまうのです。
痛みの原因は、痛みの感受性が鋭くなるからとも言えます。
整形外科医と話をしていた時の話です。
この外科医は膝の専門医で、手術は年間に何百症例を超える、腕が良いと評判の先生です。
ある時、膝の手術で完璧な手術をしたそうです。
関節も保ったし、どこにも問題がない手術だったにも関わらず、痛みが抜けない患者さんがいたそうです。
なぜ痛みが抜けないのか分からない、と先生。
それに対し山口先生は、痛みの感受性が高まっているだけで、
自律神経のトラブルがあるからだ、と伝えたら妙に納得されていたとか。
自分が今まで治せなかった理由が分かってきた、と言っていたそうです。
冷えについてはこちら
Written by Keiko Kimura
コメントする