四つ木治療院セミナー -⑤- 体ポカポカ治療法(1)
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
今回も、H.18.1.15に行われました四ツ木治療院でのセミナーをお伝えしていきます。
前回に引き続いて、整骨院や鍼灸の先生方に向けた内容になります。
どうしても専門的な言葉が出て来たりしますので、なるべく分かりやすくしてお伝えしていきます。
「体ポカポカ治療法」と看板で謳っています。
これは3つの事が合わさって初めて出来る治療法です。
3つとは、
①院内での治療
②自宅対策
③対策グッズ
の事ですが、この部分も分室の先生方と認識がずれるポイントになります。
だいたい、②と③が抜けている場合が多い。
最初から3つがセットだとお話をしています。
ですので、どれが欠けてもダメです。
特に自宅対策は、次世代型の人は必ずやらないと効果が出ません。
この場合は、「こする」ことを自宅でしてもらうのです。
体表面の血流が多いので、これをこすらないと意味がありません。
また、服装も重要でそのような人達は、化繊(アクリルやナイロンなど)の洋服を着ていたら絶対良くなりません。
一番注意するのは寝具です。
寝間着の素材がフリースとかはよくある話です。
この前に来た患者さんも寝間着はフリースだと言うので、何故着るのか聞いてみたら温かいから、と言われました。
実はフリースはそんなに温かくないのです。
触った感じは温かい感じがしますが、テストで調べたところ、そんなに温度が上昇しませんでした。
そして、化繊を使っていると逆に交感神経を刺激して良くならないということが起きて来ます。
若杉先生の本にも書いてありますが、「化繊の靴下を履くと化繊が交感神経を刺激して、交感神経が緊張状態を引き起こす」のです。
これは山口先生もびっくりしたそうです。
慈恵医大の元教授の先生がそのように本の中に書いている訳です。
なのでこの先生は、ウールの靴下しか絶対履かない、と断言しているそうです。
その位、自宅対策が重要になるのです。
次世代型の冷え症の場合は、こする。
あと、どんな冷え症の方も、塩で足指のマッサージはやって頂きたい。
塩の足もみマッサージは、山口先生の所の患者さんには全員やってもらうよう指導しているそうです。
しょうがの味噌汁、あとは酢です。
今まで酢は身体を冷やすとずいぶん言われて来ました。
しかし、実際テストをすると必ず温まります。
1時間半~2時間後に血流量が増すというデータが取れています。
摂り方にポイントがあります。
お湯割にするのです。
酢の種類は何でも構いません。
家で使っている酢で十分です。
飲みにくいと感じるなら、黒酢やもろみ酢などは比較的飲みやすいと思います。
70℃のお湯70ccに、大さじ1、2杯の酢を入れてかき混ぜます。
そこにハチミツを入れると飲みやすくなります。
注意点は、空腹時に飲まないこと。そして身体が温まっている時に飲むこと。
起きがけに飲む事や、冷えた酢はNGです。お湯割りである事が必要です。
これらは実験をした上でのお話です。
塩でのマッサージ、しょうがの味噌汁、酢、この位はやるよう指導して下さい。
冷え症でなくても、例えば腰痛やヒザが痛くても同じです。
冷え症だから、ということはありません。
来た患者さんには全員、やってもらうようにすると良いと思います。
冷えについてはこちら
Written by Keiko Kimura
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