冷えと酵素活性
活性エネルギーを減少させて、より少ないエネルギーで反応を起こすことができます
酵素には至適pH、至適温度があり、酵素作用はその酵素の働く環境のpH、温度によって
著しい影響を受けます
極端に酸性かアルカリ性の条件下では変性を起こし
酵素としての働き(酵素活性)は失われますが、あるpHでは酵素活性が最大になります
至適pHは酵素の種類によって異なります
酵素名と至適pH
・α-アミラーゼ 6.9
・トリプシン 8.0
・キモトリプシン 8.0
・エラスターゼ 8.8
・胃リパーゼ 5.0
・膵リパーゼ
・ペプシン 1.5~2.0
また大部分の酵素は50℃以上で活性を失いますが
変性しない温度条件下では、温度が10度上がると酵素の反応速度は2倍になります
反応速度あるいは酵素活性の最大となる温度をその酵素の至適温度と呼び
多くの場合40℃前後で最も高まります
したがって低体温の人の場合、酵素の活性は低下し
様々な体の反応が低下してしまうのです
消化管では消化不良によって栄養が十分に吸収されなくなったり
下痢や便秘を引き起こしやすくなるのです
酵素なくして生命はあり得ないと言われるほど、重要な役割を持つ酵素を
しっかりと働かせるためにも冷えない体をつくることが大切なのです!
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written by nakagome keiichi