四つ木治療院セミナー -①ー 冷え学
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
今回から、H.18.1.15に行われました四ツ木治療院でのセミナーをお伝えしていきます。
前回に引き続いて、整骨院や鍼灸の先生方に向けた内容になります。
どうしても専門的な言葉が出て来たりしますので、なるべく分かりやすくしてお伝えしていきます。
ここの所、冷えの話が多岐に渡って色々な事で出ています。
その中でも最近、医者向けの講習会の機会が非常に増えています。
特に整形外科や内科が多く、呼ばれて行くことが多くなりました。
たいがい、内容に非常に驚かれて、診療に取り入れたい、治療の一環としてやらせてもらいたい、そのような話を頂きます。
今年は特に、「冷え」のことでマスコミに取り上げられる事が多いように思います。
山口先生は99年からTVに出ていますが、05年までの6年間で100回は出ているし、雑誌などでも多く扱われました。
去年は30誌以上で取り扱われました。
冷えに対して、かなりの関心があるということは間違いありません。
整骨院や鍼灸に通われている人の70%は冷えを持っています。
ただ、自覚のない人が多い。
冷えとは無縁と思っている人が実は冷えていたりします。
これが結局、痛みの原因だったりすることが良くあるのです。
山口先生の所では研究所と言っているので毎日データ取りをしています。
1人につき平均2~3時間、長いと8時間かけてデータを取るというような事をしています。
その中で70%の人に冷えがある。
不定愁訴を訴えてくる人はほぼ全員に冷えがあります。
そもそも「冷え」とは何でしょうか?
それは深部体温の低下のことです。
これは体表面から予測できます。
これを、『冷え学』という学問にしました。
冷えや冷え症というあいまいなことではなく、学問と捉える良いと思います。
最新のデータをみながら冷え学とは何なのかを学んでいきます。
深部体温の低下が体の中にどういった事が起きてくるのか、またその方法論についてお話していきます。
冷えに対する方法論で、分室で認識がズレてしまうので、統一するために年に二回は必ず講習で見直しをしています。
では、冷えに対する方法論ですが、現状いちばん扱いやすくて効果が高いのが超短波です。
超短波はパッドを使用しますが、そのパッドの選択が一番重要です。
これを誤ると効果が出ません。
あと、刺激量が重要です。
出力=刺激量と捉えられていますが、これは違います。
当てる部位数=刺激量と捉えて下さい。
この療法を行うにあたり、『星状神経節ブロック療法』の本はバイブルとして必ず読んで頂きたい本ですので紹介しておきます。
Wブロックといって、喉元とお腹にパッドを当てるやり方をしていますが、最初からそのやり方だと刺激が多くなります。
最初はどちらか一方だけで行った方が効果が上がります。
冬はお腹だけでやると特に良い効果が得られます。
体のポジションは横向きがリラックスして良いです。
これは温熱療法になりますが、あくまでも変わるのは温感であり出力は変わりません。
初診からフルで施術すると、だるくなりやすいです。
だるくなるのはある意味良いことです。
体がきちんと反応するということだからなのですが、やはりちょっと刺激量が多過ぎるのです。
それで、眠れなくなった、だるくなったと言われる方も出てくる訳です。
当てる部位を減らすというのがすごく良いと思います。
冷えについてはこちら
Written by Keiko Kimura
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