痛みと冷えの関係 -⑧- 症例のお話
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
鍼灸院や整骨院などの先生方が対象の内容ですが、なるべくわかり易くお伝えしていきます。
今回は症例のお話です。
山口先生の所で録ったデータです。
20年間背屈(足の甲側に足首を曲げる動作)が出来ない人です。
これは、交通事故に三回遭遇しているためです。
20年間色々な病院、整形外科、鍼、鍼灸はもちろん整体も良いと言われた所には行ったそうです。
脊椎損傷のきらいがあり、手術が出来ないという状態で来院されました。
きっかけは、たまたま妹さんが山口先生の院の近くに住んでいたので、ここはどうだ、という事で北海道からはるばる来られたそうです。
超短波を当てただけでマッサージも何もしていないのに、曲げ伸ばしが出来るように改善が見られました。
本人もこれ以上はないという位、驚かれていました。
他にも、数ヶ月腕が上がらなかった方が超短波を当てただけで腕が上がるようになったりしています。
山口先生の院で治療を受けていた患者さんで脊柱間狭窄(脊髄神経の通り道が狭くなっている為に、痺れや痛みが歩行時などに出る)とヘルニアを併発している方がいました。
主訴は歩行時に腰から足にかけて痛くなるというもので、自発痛はありませんでした。
この方がある日、山口先生の顔を見てポロポロ泣き始めたそうです。
山口先生はびっくりして一体どうしたのか聞いた所、新小岩に脊柱の手術に関してアメリカで最新技術を学んで来た医者がいるという事を聞きつけ、受診したとの事。
その医者に手術をすれば治る、と言われてそれを信じてしまった。
80歳という高齢にも関わらず、本人は手術に期待をしてしまったのです。
それが手術を受けて反対に痛みが悪化、痛みが非常に増えてしまったのです。
交感神経の話そのものになってしまいました。
痛みが酷すぎて、1日に坐薬を3つ使わないといられない。
自発痛が出て、寝ていても痛い。
もちろん、痛みが酷くて歩けない。
あまりに辛いので、手術をした先生に良くなると聞いたのになぜ痛みが酷くなるのか?と聞いた所、
もう一度手術をすれば痛みが取れる、と言われたそうです。
前にも言いましたが、この方は80 歳です。
80歳の方に二度の手術を勧めますか?
それで山口先生に泣きついてきた訳です。
それから約3週間でそんなに痛みもなく散歩が出来るまでに回復し、自発痛も減りました。
軽いマッサージや鍼なども必要に応じて行ったものの、ほとんど超短波と座位でのマッサージのみでした。
80歳の方に泣かれる、というのはなかなかないので山口先生もショックを受けたそうです。
なぜ、手術を受けたのか?
その方に聞いてみたところ、ここの先生が紹介してくれたと言われたのです。
きっかけを作ったのは山口先生の従業員、スタッフでした。
そのスタッフに対して山口先生、本当にものすごく叱ったそうです。
そのスタッフは、山口先生の所で働いているのにもかかわらず、整形外科にかぶれた所があって、施術の限界を発見するようなことに意義を感じているような人だったようです。
山口先生の目が届かない所でそういう話をしてしまったのです。
実際、この患者さんは毎日来ているそうですが、日常生活にほとんど支障も出ず良くなっているそうです。
赤ちゃんが何人か、写真で紹介されました。
山口先生のもとで不妊治療を行った方々の赤ちゃんです。
その中の1人を指して、この赤ちゃんの所は、絶対子供は出来ないと言われた人なんです、と山口先生。
夫婦ともダメ、と言われていて、
特に奥さんの方が卵子が元気になってもだめと言われていたのです。
山口先生の所に半年間、週に1,2回通ったら子供を授かったのです。
こういう事が体の中で起きるのが自律神経を整えるという事なのだと思います。
そしてこのような事が山口先生の院では普通に行われているのです。
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Written by Keiko Kimura
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