獲得免疫について
以前のブログでご紹介した自然免疫を異物が突破してしまった時に働く機構が獲得免疫です
この機構はリンパ球が働く抵抗性で、宿主(人間)の免疫系鎖坊と病原体が接触した後に
獲得した抵抗状態で、通常は接触した病原体を排除するように働きます
そして後々までにその病原体を記憶しており
そのあと同じ微生物で病気が起こるのを阻止してくれます
そして応答様式によって液性免疫と細胞性免疫に分かれます
液性免疫はB細胞が分泌する抗体が主体となって異物を排除する反応で
一方の細胞性免疫亜はキラーT細胞やマクロファージといった細胞たちが主体となって
抗原を排除する反応です
・B細胞について
B細胞がつくられる組織は生物種によって様々ですが、ヒトでは骨髄でつくられ
アンテナのような抗体分子を細胞表面に備えた細胞で
このアンテナ(抗原レセプター)で抗原分子をキャッチし、細胞内に取り込み消化します
消化した抗原断片を個人標識である
MHC(Major Histocompatibility gene Complex:主要組織適合遺伝子複合体)分子と
結合させもう一度細胞表面に提示します
そしてT細胞が細胞表面に持つレセプターでこの抗原断片を見つけ出し
T細胞が分泌するインターロイキンを使ってB細胞に指令を出します
その指令を受けてB細胞はプラズマ細胞(形質細胞)となり
抗体である免疫グロブリンを産生します
・T細胞について
T細胞は循環リンパ球の80~90%を占め、骨髄で産生されたT前駆細胞が
胸線でT細胞へと分化成熟することでつくられます
また細胞表面の生化学的マーカー(CD)によって大まかに2種類に分けられます
①CD4陽性T細胞(ヘルパーT細胞)
細胞表面のクラスⅡMHCと抗原ペプチドの複合体を認識します
②CD8抗原を表面に持つT細胞(キラーT 細胞、細胞傷害性T細胞)
CD8陽性T細胞は、細胞表面のクラスⅠMHCと抗原の複合体を認識します
その他のT細胞として、NK細胞、NK‐T細胞、胸線外分化T細胞があり
NK細胞は毎日3000~5000個できていると言われるガン細胞を攻撃していますが
活性は副交感神経の支配下にあるため、ストレスで活性は低下します
また冷えは、血管を収縮させ今まで挙げてきたリンパ球の移動を妨げるため
体温が1℃下がると活性が40%も低下してしまいます
これらの体の防御機能をきちんと働かせるためにも
①大腰筋などの深層筋を鍛えて、発熱量を高める
②コーヒー、パン、清涼飲料水、冷たいビールなどの体を冷やす食べ物を減らし
根菜類、ショウガ、紅茶など体を温めるものを多めに摂るようにする
③お腹や首を冷やさないような服装を心がける
④きちんとした休息をとる
といった習慣をつけて体の機能が働くようにしておくことが重要なのです
この機構はリンパ球が働く抵抗性で、宿主(人間)の免疫系鎖坊と病原体が接触した後に
獲得した抵抗状態で、通常は接触した病原体を排除するように働きます
そして後々までにその病原体を記憶しており
そのあと同じ微生物で病気が起こるのを阻止してくれます
そして応答様式によって液性免疫と細胞性免疫に分かれます
液性免疫はB細胞が分泌する抗体が主体となって異物を排除する反応で
一方の細胞性免疫亜はキラーT細胞やマクロファージといった細胞たちが主体となって
抗原を排除する反応です
・B細胞について
B細胞がつくられる組織は生物種によって様々ですが、ヒトでは骨髄でつくられ
アンテナのような抗体分子を細胞表面に備えた細胞で
このアンテナ(抗原レセプター)で抗原分子をキャッチし、細胞内に取り込み消化します
消化した抗原断片を個人標識である
MHC(Major Histocompatibility gene Complex:主要組織適合遺伝子複合体)分子と
結合させもう一度細胞表面に提示します
そしてT細胞が細胞表面に持つレセプターでこの抗原断片を見つけ出し
T細胞が分泌するインターロイキンを使ってB細胞に指令を出します
その指令を受けてB細胞はプラズマ細胞(形質細胞)となり
抗体である免疫グロブリンを産生します
・T細胞について
T細胞は循環リンパ球の80~90%を占め、骨髄で産生されたT前駆細胞が
胸線でT細胞へと分化成熟することでつくられます
また細胞表面の生化学的マーカー(CD)によって大まかに2種類に分けられます
①CD4陽性T細胞(ヘルパーT細胞)
細胞表面のクラスⅡMHCと抗原ペプチドの複合体を認識します
②CD8抗原を表面に持つT細胞(キラーT 細胞、細胞傷害性T細胞)
CD8陽性T細胞は、細胞表面のクラスⅠMHCと抗原の複合体を認識します
その他のT細胞として、NK細胞、NK‐T細胞、胸線外分化T細胞があり
NK細胞は毎日3000~5000個できていると言われるガン細胞を攻撃していますが
活性は副交感神経の支配下にあるため、ストレスで活性は低下します
また冷えは、血管を収縮させ今まで挙げてきたリンパ球の移動を妨げるため
体温が1℃下がると活性が40%も低下してしまいます
これらの体の防御機能をきちんと働かせるためにも
①大腰筋などの深層筋を鍛えて、発熱量を高める
②コーヒー、パン、清涼飲料水、冷たいビールなどの体を冷やす食べ物を減らし
根菜類、ショウガ、紅茶など体を温めるものを多めに摂るようにする
③お腹や首を冷やさないような服装を心がける
④きちんとした休息をとる
といった習慣をつけて体の機能が働くようにしておくことが重要なのです
Written by Keiichi Nakagome
2012年5月15日(火)
冷えと免疫力|
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