冷えの傾向と対策 -⑧- 内臓温度が下がると困ること
代々木公園店美顔店元店長の木村です。
今回も平成17年5月16日中野サンプラザにて開催されました
イトーレーター販売代理店会議で行われた山口勝利先生の
講演をお伝えしていきます。
内臓温度が下がると困ること。
⑴「太る」。
⑵「免疫力が下がる」。
色々な大学で研究していますが、だいたい1℃で30%位下がります。
花粉症の方が増えているのが良い例です。
花粉症の方に内臓温度を上げる治療をすると、とても効果が高いのです。
ですから、風邪がずっと治らない、原因不明のアレルギーが出た等、そのような不調が出てくるようになります。
⑶「自律神経が乱れる」。
自律神経が乱れて1番困ることは、「痛み」や「コリ」が感じ易くなる事なのです。
なかなか痛みが取れない、肩のコリがひどい、生理痛が強くなってきた...
このような不調のひとつの原因として自律神経の乱れが挙げられます。
⑷「内臓の働きが悪くなる」。
肝臓、腎臓が悪いというのは冷えの病です。糖尿病などもそうです。
その中でも1番困るのは胃腸の働きが悪くなる事です。
これが起こると、驚く事に「ボケ」やすくなるのです。
アメリカではアルツハイマーの患者さんに、胃腸薬を投与して治療します。
これは脳と腸が直接的な連絡を持つという事が分かってきたからです。
腸の働きを良くすると、脳に指令が行って脳が活性化する、というデータが出ているのです。
これを腸脳連絡といいます。
一見関係なさそうな「ボケ」に対しても、非常に影響があるという事が分かるかと思います。
⑸「うつになる」。
夏に身体を冷やした人は、秋から冬にかけてうつ傾向になります。
元気がなくなってやる気が出ない。
このような事が起きるというのがやっと分かってきました。
前に「37.2℃の医学」の話をしました。
人の体温が37.2℃より低くなってしまっている事が分かっていないのです。
体温を下げる薬は沢山あります。
でも、体温を上げる薬はありません。
そこが立ち遅れているのです。
以上この5つ全てが合わさった時に起こるのが「老化」です。
アンチエイジングをいくら頑張っても、内臓温が下がっていては意味がありません。
むしろ、老化を早めてしまうという事が山口先生の研究で分かってきたのです。
今回で、平成17年5月16日中野サンプラザにて開催されました、イトーレーター販売代理店会議で行われた山口勝利先生の講演のお話はおしまいです。
次回も山口勝利先生の講演のお話をしていきますので、お楽しみに!
冷えについてはこちら
Written by Keiko Kimura
コメントする