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冷えの傾向と対策 -⑦- 内臓温度の低下

冷えの傾向と対策 -⑦- 内臓温度の低下

代々木公園店美顔店元店長の木村です。

 

 

今回は平成17年5月16日中野サンプラザにて開催されました

 

イトーレーター販売代理店会議で行われた山口勝利先生の

 

講演をお伝えしていきます



前回までにお話した事を、復習しながらお話したいと思います。

「冷え」とは内臓温度が下がる事です。

内臓温度が下がった事を調べるのに、ICUなどで使う「深部温度計」のお話をしました。

でも、ここまで専門的な機械を普段使う必要はありません。

身体の表面温度を計る「皮膚温度計」という物を使います。



image.jpeg



体温計ではありませんので注意して下さい。

これで体温を計ると内臓温度が予測できます。

山口先生の分室ではこれを使用して治療を行っています。

このようなものがない時はおへそを挟んで、上と下に手を置いて下さい。
食後すぐ、入浴直後は避けて下さいね。

普通はおへその上の方が温度が高いのですが、おへその下の方が温度が高い時は冷えている証拠。

深部温度が下がっているという事になります。

内臓温度が下がっているとどういう事が起こるのでしょう。

「代謝が落ちる」のです。

1℃で約12%代謝が落ちるのですが、12%代謝を上げるとなるとこれはもう、大変な運動量が必要になってきます。容易な事ではありません。




image(1).jpeg



なのに、たかだか1℃、体内温度が下がっただけで12%もの代謝が落ちてしまうのです。

しかも、温度を下げるのはとても簡単です。

例えば、キンキンに冷えたビール
を一気に飲めば、直腸温度は4℃下がります。
アイスも同様です。

ちなみに、山口先生はハーゲンダッツのアイスクリームが大好きで、自身のダイエットの時も毎日欠かさず食べていたそうです。

それでも痩せられる、きちんとダイエットが出来たのは超短波で深部温度を上げていたからです。

何故温度が下がるという現象が起こるのでしょう。

これは冷たいもの中毒というもの
が関わっています。

例えば、昔は冷蔵庫は14℃位までしか冷えませんでした。

でも、今の冷蔵庫は4℃まで冷えます。
この冷蔵庫で、冷たく冷やしたビールを冷たくしたグラスに注ぐ必要があるのでしょうか。
冷たく冷やした清涼飲料水に、氷を浮かべて飲む必要があるのでしょうか。

冷たいものって気持ちが良いのです。
真冬でも、コンビニでアイスもが飛ぶように売れています。

時代が冷たいものに寄っているというのは確かだと思います。

あとは、食事です。

油ものや、肉類は身体を冷やします。




image(2).jpeg



血液がドロドロになるからです。

豚、鶏、牛は体温が高くて40℃を超えます。
その体温の肉を、平熱が36℃の人間が摂れば、血中で脂が固まるのです。

深層筋という身体の内部の筋力も関係があります。

この筋力が低下する事で冷えの原因になってくるのです。

山口先生の所に来る20代の人で、あおむけに寝て上半身を起こすといったような腹筋体操が出来ない、という方はたくさんいるそうです。

...少しお話がそれましたが、次回は内臓温度が低下すると困る事をお伝えします。



冷えについてはこちら

Written by Keiko Kimura



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